じゅん☆ブログ

カルルス温泉 鈴木旅館 2010.08.12
登別カルルス温泉 鈴木旅館
登別市(のぼりべつし)の登別カルルス温泉郷にある「登別カルルス温泉 鈴木旅館」へ行ってきました。カルルス温泉郷は登別市内からオロフレ峠へ向かう途中にある小さな温泉郷です。鈴木旅館の建物は新しい感じなのですが、とても歴史のある旅館で創業から100年以上経っているそうです。フロントで日帰り入浴料金500円を支払ってから大浴場「有生温泉」へと向かいました。
脱衣所
脱衣所入口にある看板によると、有生(ありお)とは「生命の存在と持続」を意味する言葉とのコトでした。写真は男湯の脱衣所です。壁に大きな温泉分析書が掲示されていました。鍵付きのロッカーや洗面台もあります。洗面台にはドライヤーが備えられていました。
浴室
浴室へと入りました。いつもと違って広角撮影ではないので狭く見えるかもしれませんが、実際はなかなか広い浴室です。なお、これらの写真は2~3年前のモノなので現在は若干変わっているのかもしれません。
かぶり湯
浴室へ入るとまず「洗い湯」と呼ばれる洗い場がありました。確認はしませんでしたがカランのお湯も温泉のようです。洗い湯の横には「飲み湯」と呼ばれる飲泉所がありました。写真は「かぶり湯」です。頭からかぶると神経が安定するとのコトなので、頭からかぶっておきました。
かけ流しの温泉
湯船からお湯が溢れて贅沢にかけ流されていました。カルルス温泉郷では泉温や成分の微妙に異なる4泉源のお湯を混合して各湯宿へ配湯しているようです。調べたところ各泉源の源泉温度は44℃から72℃と幅がありました。比較的浅い箇所に泉脈があるようです。
玉の湯&気泡湯
この浴室には七つの湯があるそうで、先ほど紹介した「洗い湯」「飲み湯」「かぶり湯」の他に湯船の「玉の湯」「気泡湯」「泉の湯」、打たせ湯の「福の湯」があります。写真の手前が「玉の湯」で奥が「気泡湯」です。手前奥にはもう一つの湯船「泉の湯」がありました。
入浴♪
玉の湯へ入浴してみました。この湯船は源泉100%となっていて湯温も熱めとなっています。温泉分析書によると湯口付近の温度は44℃ほどとのコトでした。登別カルルス温泉というと何だか白濁の硫黄泉をイメージする方も多いかと思いますが、カルルス温泉のお湯は無色透明の単純泉(芒硝泉)なのです。混合泉の泉質は成分総計676ミリグラムの単純泉で、pH値は7.0となっていました。湯口の所にコップが置いてあったので飲泉してみたところ何だかよく分からない味でした。硫酸イオン(芒硝)が多く含まれているので便秘に効果があるのかと思われます。
古来から伝わる木枕
さて、謎の物体が登場しました。これは木枕と呼ばれているモノで、洗い場の上に積んであります。この木枕を木床に置いて横たわり素肌にタオルを掛け、その上から温泉を掛けてくつろぐ入浴方法が、鈴木旅館の前身である寿館時代からの伝統となっているようです。
木枕と木床
さっそく寝ころがってみました。タオルを掛けた方がサウナ効果を期待できるのですが、そのまま寝ころがっても木床には湯船から溢れ出した温泉が流れているので心地よい感じです。気持ちよくて寝てしまいそうでしたが、このままの姿で眠ってしまうとちょっと恥ずかしいですね。
打たせ湯
何だか首でも吊っているかのように見えますが、こちらは打たせ湯の「福の湯」です。気泡湯のお湯を循環させて打たせ湯に利用しているとのコトでした。今回は2回目の訪問でしたが、前回できなかった木枕も体験するコトができて大変満足しました。カルルス温泉は登別温泉の硫黄泉とはまた違った泉質を楽しめるオススメの温泉郷です。
休憩室
入浴後は日帰り入浴専用の休憩室があるのでゆったりするコトができました。休憩室では生ビールを注文するコトもできるようです。伝統のある旅館で落ち着く和室もあるとのコトなので、今度はぜひ宿泊で利用してみたい温泉宿でした。

★カルルス温泉 鈴木旅館(かるるすおんせん すずきりょかん)
 場所 : 北海道登別市カルルス町12番地
 電話 : 0143-84-2285 
 料金 : 500円
 営業 : 13:00-20:00
 休業 : 年中無休
 宿泊 : 14:00-10:00
 泉質 : 単純泉(中性低張性高温泉)
 成分 : 成分総計676ミリグラム(Ca・Na-SO4)
 泉源 : No.451-033(日野4号)・No.451-034(日野3号)
    : No.451-036(日野1号)・No.451-038(日野新2号)
 備考 : シャンプー等あり・ドライヤーあり・休憩所あり
 感想 : ★★★★☆
  

Comment
秘湯といった雰囲気ですね!
「ありお温泉」とは、なかなか洒落た名前ですね。
ショッピングモールを思い出しました。笑

以前に「かめやカルルス館」に泊まったことがありますが、
透明できれいなお湯でしたね~。
宿名が度々変わっているようですが今も営業しているのでしょうか…

かえる | 2010/08/12 23:01
首つりには笑いました!「打たせ湯」でしたね~
ホントに首吊っている様に見えるところが・・・ちと怖いです(笑)
コチラ、露天風呂はないのですか?!
はっく | 2010/08/13 00:28
カルルス温泉ですね♪
私も2ヶ所くらい行ったことがあります、
たしか鈴木旅館さんと山静館さんだったとおもいます。
有生温泉というと、どこか本州の温泉みたいですね☆

うさぎ | 2010/08/13 00:30
★かえるさん
アリオって美遊菜の湯があったところですね(笑)
http://505060.blog12.fc2.com/blog-entry-179.html
美遊菜の湯って今はスポーツクラブか何かになっているのでしょうか?
 
かめやカルルス館はこの訪問時には「湯の宿あうれ」となっていました
2年前は営業していましたが、現在どうなっているのかは不明です
お湯は鈴木旅館と同じハズなのですが
ちょっと謎もあります・・・(謎)
じゅん☆ | 2010/08/13 01:57
★はっくさん
首吊っているように見えるでしょ?
足も何だかうっすらと消えているし・・・
これ、確か足元に10cmくらいお湯が溜まっていて
そのお湯が隣の気泡湯へ流れていた気がします
露天風呂は残念ながらありませんでした
じゅん☆ | 2010/08/13 01:58
★うさぎさん
カルルス温泉です!
温泉宿がかたまっていてオモシロい場所ですよね
意外と歴史のある温泉地で驚きました
じゅん☆ | 2010/08/13 01:58
はじめまして。いつも楽しくブログ拝見しています!
じゅんさんの温泉に対する情熱にいつも心打たれております^^
札幌在住ですが、登別は何年も行っていないので近々行きたいな~と思っています。
お盆休みには(再来週位に休むつもりですが)島牧村の温泉巡りをしようと思っています。
これからもブログ頑張ってください!
わこん | 2010/08/13 08:12
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- | 2010/08/14 13:47
へぇ~木枕を使ったそんな入浴方法があるんですか~
温泉に行くと時々オヤジが仰向けになって寝ていて
ヘンなものが目に入っちゃうコトがあります
オイオイ前ぐらい隠して寝ろよなぁ~って感じ・・・
じゅん☆さんももう少しでそうなりかけちゃったんですね(笑)
イヤー本当に首吊りに見えますよ
怖いというか何というかオモロイ写真でんな~(笑)
新之助 | 2010/08/15 07:07
カルルス温泉ですか(^u^)いいですね~。

かけ流しも贅沢だし、お湯の見た目がタイプです。7つも湯(浴槽?)があるなんてなんだかかんの温泉を思い出しました。「寝転がって」のお写真ナイスです☆ じゅんさんもこの写真を取るために再訪問したのでしょう。
なんだかすごく落ち着きそうな旅館ですね。登別温泉にはかろうじて入ったことありますが、カルルス温泉は入ったことがないので、ますます行ってみたくなりましたー。
おみ | 2010/08/16 07:01
★わこんさん
はじめまして!
コメントありがとうです♪
ボクも登別へはしばらく行っていないような気がします
ホントはお盆休みに行こうかと思っていたのですが
あまりに暑いのでやめておきました・・・
島牧方面は大雨の被害が甚大だったようですが
どんな様子でしたか?
じゅん☆ | 2010/08/17 21:32
★非公開(2010/08/14 13:47)さん
露出度というか風呂入る時はスッポンポンですから・・・(笑)
アップでは見ない方が良いですよ~
じゅん☆ | 2010/08/17 21:32
★新之助さん
このスタイルが伝統なのですね♪
変なモノを目に入れちゃうのですか!?
何でもかんでも入れないでください(笑)
打たせ湯の写真は心霊写真っぽいので
お盆時期を狙っていたのです・・・(嘘)
じゅん☆ | 2010/08/17 21:33
★おみさん
浴槽は3つなのですが、その他に4つ
「飲み湯」「洗い湯」「かけ湯」「打たせ湯」があるのです
初訪問の時はカメラの設定が高感度モードになっていて
撮った写真全部、ノイズ乗りまくりだったのでした・・・
じゅん☆ | 2010/08/17 21:34
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- | 2012/09/05 10:02
★非公開(2012/09/05 10:02)さん
こんばんは~♪
おぉ、良いところへ泊まりましたねー
ボクも7月にカルルス温泉へ行ったのですが
今回は別なところへ泊まりました
登別の鬼花火とか行ってきたので
近いうちに記事にしようと思っております
登別というと白濁湯のイメージなのですが
カルルス温泉は無色透明な単純泉となっていて興味深いですよね
じゅん☆ | 2012/09/05 19:55
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- | 2012/09/06 07:55
★非公開(2012/09/06 07:55)さん
こんばんは~♪
いやぁ、驚きました!
ボクはホテル岩井に泊まったんですよぉー
カルルス温泉で宿泊すると外湯めぐりできるんですよね
支笏湖にはまだ課題が残っていてゴムボートまで用意したのですが
湖なのに波が高くて断念した経緯があったりします(謎)
いつか課題をクリアのできるだろうか・・・
じゅん☆ | 2012/09/06 22:01
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- | 2012/09/07 09:41
★非公開(2012/09/07 09:41)さん
そうなのです
ホテル岩井へ偶然に宿泊したのですよー
突然思いついての急な感じでしたが
チェックインの一時間前にじゃらんで予約して
部屋食プランで宿泊できたので驚きでしたねー
疲れていたので外湯めぐりはしなかったのですが
夜の鬼花火には連れて行ってもらったので良かったです
季節は過ぎてしまいましたが
これから花火大会の記事とか目白押しになる予定ですので
お楽しみに♪
http://505060.blog12.fc2.com/blog-entry-681.html
支笏湖は結構波がありますよね
ウワサではトマリの湯とオコタン温泉の間に
舟でしか行けないような温泉があるらしいのですよぉ
それでゴムボート探索計画を練ったのですが
波がありすぎて怖くなってやめたのでした
ココでバラしたというコトは
ボク自身、もう行く気無いんだなぁ・・・
誰か行ってきてください(笑)
じゅん☆ | 2012/09/09 23:20
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- | 2012/09/11 12:46
★非公開(2012/09/11 12:46)さん
こんばんは~♪
じゃらんで当日宿泊はポイント高かったです
ホントは札幌へ行こうと思っていたのですが
札幌まで行ったら疲れていただろうなぁ~
夜には登別温泉まで連れて行ってくれて
ベストなポジションで鬼花火を見るコトができました
おっかない鬼の写真が撮れたので
そのうち記事にしたいですねー
 
トマリの湯は幻の野湯となっていますが
ボクが行ったのは紛れもなくトマリの湯でした
この写真イイよなぁ~(笑)
http://blog-imgs-24.fc2.com/5/0/5/505060/0905231209.jpg
じゅん☆ | 2012/09/12 21:22
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