じゅん☆ブログ

上ノ国町国民温泉保養センター 2012.11.20
上ノ国町国民温泉保養センター
上ノ国町(かみのくにちょう)にある「上ノ国町国民温泉保養センター」へ行ってきました。この辺は以前にも近くにある「天の川の湯」「湯ノ岱神社の湯」を探索しているのですが、施設系の温泉へ入るのは初めてだったりします。
男湯の脱衣所
日帰り入浴料金は350円となっていました。写真は男湯の脱衣所です。薄暗くて無機質な感じが良いですよね。洗面台には無料で利用できるドライヤーが設置されていました。温泉ハシゴをしていると、髪の毛がボサボサになってくるのでありがたいです。
浴室の様子
浴室へと入りました。赤茶けた床の色が印象的な感じですね。湯船が3つあって手前が42℃の高温湯、真ん中が38℃の中温湯、奥が35℃の低温湯となっていました。廊下に掲示されている温泉分析書や資料によると、こちらの温泉では2本の泉源を利用していて、1号泉は掘削深度170メートルの自噴泉で源泉温度が33.7℃、2号泉は掘削深度1,000メートルの自噴泉で源泉温度が39℃となっています。
低温湯(35℃)
ボクが一番気に入ったのは奥にある35℃のジャグジー湯船です。この湯船は小さいので入ってしまえば他の人が入ってくるコトはまずありません。いつまで入っていてものぼせないし、最高の湯船でした。湯口からは明らかに二種類のお湯が出ていて、湯口向かって右側がおそらく1号泉、左側がおそらく2号泉かと思われます。湯口付近のお湯を手にすくって飲んでみると、1号泉と思われるぬるい方が炭酸味が強い感じでした。炭酸味と微妙な甘味が特徴的なお湯ですね。
見事な造形(その1)
床の造形も見事なモノがありました。これはカルシウム分が多いからなのでしょうね。どうしてこういう模様ができるのか不思議に思いました。奥の方に見えているのは打たせ湯です。打たせ湯の造形もかなり素晴らしいモノとなっていました。
見事な造形(その2)
こちらは湯船のフチにできていた析出物の造形です。どうしてこういう奇怪な模様になるのでしょう? 普通にオーバーフローして流れているのですから、ツルンと滑らかな感じになってもイイと思うのですが、これが自然の造形美というモノなのでしょうね。見ているだけで幸せな気持ちになってくる光景でした。
入浴♪
今回はほとんどの時間、35℃のジャグジー湯船で過ごしていました。温泉のジャグジーってボクは否定派なのですが、この湯船のジャグジーはアリですね。湯船の表面をよく見ていると、ジャグジーのお湯がパチパチと湯面で弾けていました。泉質は含土類食塩泉で、いわゆる炭酸泉と言われるモノです。湯口付近で手をかざしていると素晴らしい気泡が手にまとわり付いてきました。もちろん源泉かけ流しで、塩素なんかは入っておりません。1号泉と2号泉はほぼ同じ泉質と言えますが、温泉分析書を見比べてみるとマグネシウムイオンの含有量が結構違っていたりして興味深い部分もあります。
塩素なんか入っていません
42℃の湯舟は加水と加温を行っているようですが、加水しているのは言われないと分からないレベルでしょうね。湯口付近を触っていたら掌がオレンジ色になってしまいました。さて、上ノ国町国民温泉保養センターですが、炭酸泉のシュワシュワ感が素晴らしい源泉かけ流しの「本物の温泉」でした。こういう感覚はなかなか体験できないと思うので貴重な温泉だと言えるでしょう。湯ノ岱温泉は炭酸成分が凄そうだなぁと「天の川の湯」へ浸かった時に思っていましたが、今回はその裏付けが取れた感じです。

★湯ノ岱温泉 上ノ国町国民温泉保養センター
 場所 : 北海道檜山郡上ノ国町湯ノ岱517の5
 電話 : 0139-56-3147
 料金 : 350円
 営業 : 10:00-20:00
 休業 : 第一・第三月曜日・年末年始
 泉質 : 含土類食塩泉(中性低張性温泉)
 成分 : 成分総計5,951ミリグラム・4,978ミリグラム(Na・Ca-Cl・HCO3)
 泉源 : No.483-001(湯ノ岱温泉1号井)・No.483-002(湯ノ岱温泉2号井)
 備考 : シャンプー等なし・ドライヤーあり・休憩所あり・食堂あり
 感想 : ★★★★☆
  
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