前回からの続きになりますが、ニセコの山奥にある硫黄川を遡行して辿り着いたのは、写真のような小滝のある場所でした。この小滝こそ探し求めていた温泉滝なのです! さっそく周辺を探索してみるコトにしましょう。
キレイな湯流れですよね。触れてみるとぬるい感じです。湯温が高いためか苔が生えて幻想的な雰囲気となっていました。ある資料によるとこの温泉の源泉温度は最も高いところで32.2℃とのコトです。滝部分の湯流れでは20~25℃くらいの湯温となっていました。硫黄川流域には褐鉄鉱の鉱床が形成されているようで、かつてこの周辺には岩雄鉱山(いわおこうざん)などの鉱山が複数存在していました。鉄やマンガンなどの鉱物が採掘されていたようです。
さっそくスッポンポンになって湯滝を登ってみました。滑る場所もあるので転ばないように注意しながら登って行きます。ぬるくて気持ち良いのですが、水飛沫が凄くて髪の毛もベチャベチャになってしまいました。
岩場に腰掛けて
打たせ湯みたいな感じで温泉を浴びると良い感じです。資料によるとpH値が3前後の酸性泉とのコトで、泉質は含芒硝土類炭酸泉かな?
KOBAN2さんの情報によると、この湯滝の上部に興味深い源泉湧出部分があるとのコトなので、さっそく登ってみるコトにしました。カメラが濡れてしまうと困るので、ビニール袋に包み
慎重に登って行きます。
湯滝を登り
藪を掻き分けて進んで行くと、ポッカリと謎の空間が広がっていました。これはなかなか不思議な感じですね。そこには温泉が流れていて湯溜まりのような感じになっていました。
空間はさらに奥へと続いています。その先には
源泉湧出孔があって温泉が湧き出していました。温度計を下に置いてきてしまったので正確な湯温は計れなかったのですが、30℃くらいはありそうな感じです。
湯溜まり部分で入浴してみました。ハダカ状態で登ってきたので楽勝です。もしココで入浴している間に置いてきた荷物が無くなってしまったら大変ですね。ハダカで帰らなければならなくなってしまいます。湯溜まりはとても浅いモノだったのですが、入浴すると言い知れぬ達成感がありました。
湯滝の上へ登るのは案外簡単なのですが、そこから逆に降りるのは少々大変でした。意外と高さのある滝なので、滑り落ちて怪我をしないように注意しましょう。沢遡行が大変で初心者向きの温泉ではありませんが、北海道の山の中にはこんな温泉もあるのですね。場所を教えてもらって資料等を調べるとなるほどなと思うのですが、こういう場所を見つけ出すというのはなかなか大変だと思います。ボクにこの場所を教えてくれた
KOBAN2さん、どうもありがとうでした♪
●岩雄鉱山跡 湯の滝(いわおこうざんあと ゆのたき)
場所 : 北海道虻田郡倶知安町花園
【地図】 【閲覧】 料金 : 無料
営業 : 24時間
休み : 年中無休
泉質 : 含芒硝土類炭酸泉
備考 : ヒグマ出没注意
感想 :
★★★★☆
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釣りダー
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