じゅん☆ブログ

矢櫃温泉(矢櫃冷泉)【厚沢部】
矢櫃林道入口
厚沢部町(あっさぶちょう)の山奥にある「矢櫃温泉(やびつおんせん)」へ行ってきました。何だか分かりづらい矢櫃林道入口から景勝地矢櫃峡渓谷へと向かって行きます。
矢櫃林道入口に何やら気になる看板がありました。「積雪の場合は除雪をしてお湯を汲んで下さい」と書かれた謎の看板。お湯?と思って付近を探索すると謎の木枠がありました。この場所の詳細については不明なのですが、おそらく過去に温泉スタンドのようなものがあったのだと思われます。川へ延びる排湯管も確認できましたが、温泉の出ている気配はありませんでした。
矢櫃温泉
10分ほど林道を走ると道路脇に突然、写真のような場所が現れました。ココが矢櫃温泉のようです。さっそく探索してみるコトにしましょう。
温泉分析書
脇に「矢櫃温泉の効能」と書かれた看板がありました。それによると矢櫃温泉は単純硫黄冷鉱泉で糖尿病や痛風、便秘に効果があるとのコトです。付近には硫化水素臭が漂っていました。
湯温計測
パイプからチョロチョロと温泉が流れ出していたので、とりあえず湯温を計ってみると20℃ありました。資料によると源泉温度は20.4℃とのコトです。
ポリバス?
何やらフタがしてあったので開けてみると、小さなポリバスが埋め込まれていました。このポリバスが源泉貯湯槽のようになっていて先ほどのパイプと繋がっています。中には透明度の高い温泉が溜まっていて、硫黄泉らしく白いユラユラが揺れていました。
飲泉可?
飲泉用と思われるコップが備え付けられていました。ただし、飲泉する場合は先ほどの源泉貯湯槽の所にある湯口から新鮮なお湯を汲んだ方が良いかもしれません。
入浴♪
というコトで入浴してみました。よくある硫黄冷鉱泉な感じで冷たくて気持ち良いです。湯口のお湯はツルツル感たっぷりでした。資料によると蒸発残留物総計637ミリグラム、pH値7.6とのコトです。湧かしたら良いお湯になりそうですね。この場所は景勝地へ続く林道脇にあり、シーズン中はクルマの往来もあるので、こんな風に入浴する際は細心の注意が必要です。あっ、普通の人はこんなところで入浴しないですね(笑)

★矢櫃温泉(やびつおんせん)
 場所 : 北海道檜山郡厚沢部町城丘67の2
 料金 : 無料
 営業 : 24時間
 休業 : 年中無休
 泉質 : 単純硫黄冷鉱泉(弱アルカリ性低張性冷鉱泉)
 成分 : 成分総計973ミリグラム(含S-Na-HCO3(H2S型))
 泉源 : 自然湧出(矢櫃温泉)
 備考 : 温泉スタンド
 感想 : ★★★★☆


  
2009/09/20 00:00 | Trackback (1) | Comment (16)