かねてより入浴してみたいと思っていた「晩成温泉(ばんせいおんせん)」へ行ってきました。十勝の大樹町(たいきちょう)にあるこの温泉はちょっと変わった泉質のようです。どんな温泉なのか楽しみですね。さっそく中へ入ってみましょう。
いきなり浴室が登場して既に入浴しちゃっているようです。浴室へ入った途端、薬のような匂いが漂っていました。薬と言っても塩素系薬剤の匂いだけではなくて、うがい薬のような匂いを強く感じます。湯船は循環加温塩素消毒されているのですが、ヨード臭が強くて塩素の匂いはそれほど気になりませんでした。赤茶色のお湯が特徴的ですね。
さて、気になる泉質ですが、こちらの温泉(No.259-004)は成分総計10,790ミリグラムの食塩泉となっていて、ヨウ素イオンや臭素イオン、アンモニウムイオンが豊富に含まれています。苦しょっぱい味のするとても濃い温泉となっていました。俗に言う「ヨード泉」と呼ばれるだけあって、何だかうがい薬に浸かっているような気分になりますが嫌な感じではありません。浴後は肌が多少ベタつくような感じもあったのですが、時間が経つとサラサラになる良泉でした。これは一度入っておくべきですね。
浴室からデッキに出られるようになっていて、火照ったカラダを冷ますコトができるようになっています。ボクはこのスペースが気に入って何度も出たり入ったりしました。全裸で太平洋を眺めるというのも気分が良いモノです。浴室内にはサウナがあって、その横には水風呂もあるのですが、水風呂の水は水道水でした。晩成温泉の温泉は源泉温度18℃の冷鉱泉なので、源泉の水風呂があれば良いのになぁと思いましたね。
入浴後は建物周辺を探索してみました。かつてはキャンプ場もあったようですが、現在はキャンプ等はできないようです。奥には
ドッグランコーナーがあり、
源泉小屋と思われる建物もありました。
海岸の方へ行くと祠がありました。海の方を向いているので
海の守り神なのでしょう。ココから振り返ると晩成温泉のオープンデッキが丸見えでした。
晩成温泉を後にして帯広市へ向かうため細い道へ入ったところ、
ナウマン象発掘跡地というのがありました。この辺の道路(国道336号線)はナウマン国道と呼ばれていて何でナウマンなのかなぁと思っていたのですが、ココでナウマン象の化石が発見されたコトがその由来だったのですね。
忠類ナウマン象発掘産状模型というのが展示されていました。はるか昔、北海道の大地を巨大なナウマン象が闊歩していたのかと思うと、何だかロマンティックですよね。さて、やっと訪問できた晩成温泉ですが、予想通りの濃ゆいヨード泉で、行ってみて良かったなぁと思いました。成分的に見ても良く効く温泉なのですが、あの匂いを嗅ぐだけでも精神的に効く感じがします。特徴のある温泉が好きな方には是非ともオススメしたいところですね。
★晩成温泉(ばんせいおんせん)
場所 : 北海道広尾郡大樹町晩成2番地
電話 : 01558-7-8161
料金 : 500円
営業 : 09:00-21:00(4月~9月は08:00-21:00)
休業 : 火曜日(4月~9月は無休)
泉質 : 食塩泉(弱アルカリ性高張性冷鉱泉)
成分 : 成分総計10,790ミリグラム(Na-Cl)
泉源 : No.259-004(晩成温泉)
備考 : シャンプー等あり・ドライヤーあり・休憩所あり・食堂あり
感想 : ★★★★☆
釣りダー
釣りダー
よし
ひさを
かわちゃん
米谷
ちゃっぴー
ちゃっぴー
えむご
こに