小樽市(おたるし)にある赤岩海岸へ行ってきました。赤岩峠の駐車場から小道を下りていくと写真のような鳥居があります。ココには「竜神の水」と呼ばれる湧き水がありました。何かの御利益があるらしく
お賽銭が置いてあったりします。
小道は海岸まで続いているのですが、ところどころ崖崩れによって埋まっています。昔はこの辺りの海岸一帯にいくつもの道があったようですが、最近は崖崩れの危険があるため立入禁止になっているところが多いようです。つい最近も近くの塩谷海岸で大規模な崖崩れがありました。
15分ほどで海岸へ辿り着きました。それにしてもこの辺りは見事な景色ですね。付近には何かの
基礎部分らしき石垣が残っていました。ココから海岸を西へ進んで行きますが、付近には
今にも崩れてきそうな岩がこちらを窺っているので用心して進みましょう。
10分ほどで特徴的な岩を越えました。この岩は青い岩塔と呼ばれている岩のようです。この辺りの海岸線は国定公園に指定されていて、このような奇岩や絶壁が見所となっています。
3分ほどで何やらただならぬ気配の場所が見えてきました。岩場から何かが湧き出しているようで、その周りが真っ赤になっています。この辺りが今回の目的地である赤岩温泉跡のようです。
上部にある噴泉丘から流れ出した温泉の成分によって岩場が真っ赤に染まっていました。かなりな濃度の鉄泉と思われます。この色は凄いですね。湯温を計ってみると
11℃でした。う~ん、これは冷たそうというか冷たいですね・・・。
さっそく入浴してみました。入浴してねぇじゃねぇか!とか思うかもしれませんが、ボクにとってはこれが立派な入浴なのです。お尻は意外と冷たさに強いようで大丈夫なのですが、
足を浸けると冷たすぎて悲鳴を上げました。当時はこの冷鉱泉を湧かして利用していたのでしょうね。
この冷泉はそのまま日本海へと流れ出していました。近くに大きな黄色い浮き玉が落ちていたので持ってきて記念撮影です。別に深い意味はありません・・・(謎)
時刻は午後6時を過ぎました。そろそろ帰るコトにしましょう。海鳥たちも隊列を組んで巣へと帰って行くようでした。海岸には
変わった石が落ちていたりしてオモシロいです。
この海岸は夕日もキレイですねー。付近には
他にも冷泉の湧出場所があったりしてなかなか戻るに戻れない状況だったりします。そうこうしているうちに事件は起きました。なんと、先ほど通って来たハズの場所が海になっています。「しまった!潮が満ちてきたんだ・・・」 ボクは焦りました。岩をよじ登って先を急ぎますが今度は下りてきたはずの小道が見つかりません・・・。そうこうしているうちに辺りは暗くなってきます。結局はボクの勘違いで戻り過ぎていただけだったのですが、どんどん潮が満ちてくる錯覚というのは結構恐ろしいモノですね。一時間ほど海岸を右往左往した挙げ句、なんとか戻るルートを見つけるコトができました。
崖を戻り始める頃には
すっかり暗くなっていました。まぁ、この辺りにはヒグマは居ないと思うのですが、独りだとちょっと心細いですね。駐車場へ着く頃には真っ暗になってしまいました・・・。クルマへ戻り着替えて少し休んでから小樽市内へ向けて出発です。途中で
意外な夜景スポットを見つけてちょっと得した気分でした。
●赤岩温泉(あかいわおんせん)
場所 : 北海道小樽市赤岩
【地図】 【閲覧】 料金 : 無料
営業 : 24時間
休み : 年中無休
泉質 : 鉄泉
備考 : 崖崩れ注意!
感想 :
★★★☆☆
釣りダー
釣りダー
よし
ひさを
かわちゃん
米谷
ちゃっぴー
ちゃっぴー
えむご
こに