今回は廃坑探検です。浦幌町(うらほろちょう)から本別町(ほんべつちょう)へ続く道道56号線(本別浦幌線)を進んで行くと常室(つねむろ)という集落があります。その道路上に
案内標識があるので、ココから道道500号線(音別浦幌線)へと入り「炭山」を目指します。
道道500号線を進んで行くと所々に農家が点在していますが、福山(ふくやま)という集落を過ぎると民家は無くなり無人地帯となります。道路の割れ目から雑草が芽を出していて人通りの少なさを物語っていました。やがて舗装道路の
終点に廃墟が現れました。
この建物は当時、浦幌炭鉱の職員住宅として利用されていたモノらしいです。内部は2階建てのコンクリート造りとなっています。柱に貼られてる
犬の登録シールに昭和37年度と表示されているので、人が住まなくなってから45年くらい経っているのでしょうか?
廃墟から砂利道を進んで行くと
「みらいの森」というのがありました。この周辺には昔、商店街や病院、中学校や消防署といった公共施設が建ち並び賑わっていたようですが、現在はほとんど跡形も無くなっています。その先に「尺浦通洞跡地→」という看板があったので、その方向へ
森の中を進んで行きます。すると写真のようなトンネルが姿を現しました。
ココが尺浦通洞跡のようです。入口の上部には「尺浦隧道(しゃくうらずいどう)」と表示されています。隧道というのはトンネルのコトです。当時はこのトンネル内を尺別(しゃくべつ)まで石炭運搬電車が走っていたのだそうです。
トンネルの中へ入ってみましたが、やはり途中で閉塞していました。上部のコンクリートが崩れやすくなっているので危険です。こうやって暗いトンネル内から外を見ると何だか新鮮な感じがしますね。当時は採炭で活気があり、浦幌町の人口は14,000人以上だったそうです。
砂利道をさらに奥地へ進んでいくと遺構や
記念碑がありました。その先でウロウロしていると何やら青白い池を発見しました。森の中に突然現れた池。何だか神秘的な感じです。
池に沈んでいる木の枝が白くなっていて、周囲にはボクの大好きな硫化水素臭が漂っていました。どうやらこの池は硫黄成分を含んでいる冷鉱泉のようです。水に触れてみると、ツルツルスベスベな感じで、かなりpH値が高そうでした。
この水は奥でポッカリと口を開けている
坑口から湧き出してきていました。この坑口はきっと地底へ続いているに違いないと思い、
中へ入ってみましたが途中で水没していました。温度が高ければ立派な温泉になりそうですが、残念ながら水温は10℃ほどしかなく、夏でも浸かるのは大変そうな感じです。間違っても
入浴しようなどとは思わないで下さい。きっと後悔します・・・(謎)
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釣りダー
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