ある日、道南の森町(もりまち)へ行ってきました。写真中央に写っている山は駒ヶ岳(こまがだけ)です。この山を見るとホントに道南へ来たなぁーって感じがします。
今回やってきたのは濁川温泉(にごりかわおんせん)です。この濁川地区は地熱地帯として有名で、北海道唯一の地熱発電所があります。地熱を利用した農業が盛んな地域でもあり、発電所から畑等へ蒸気を送るパイプラインが張り巡らされていました。
今回は濁川温泉の入口にある「温泉旅館 美完成」へ立ち寄ってみました。旅館の前には
見事な源泉塔があって圧巻です。こぼれ湯が横の川へと流れていました。濁川にはこのような
特徴的な源泉塔があちこちにあって興味深いです。
受付で入浴料金400円を支払って
大浴場へとやってきました。写真は内湯です。どうやらボクが本日の一番風呂のようですね。椅子や桶がキレイに並んでいるのを見ると、なんだか落ち着きます。いつも片づけてから写真撮ったりしていますから・・・。
洗い場にあるのは石鹸だけでシンプルな感じでした。
掛け湯をして入浴してみました。あぁ~、良いお湯ですね! 濁川温泉らしいウグイス色のお湯で、湯温もちょうど良い感じでした。濁川温泉へ浸かるのは3年ぶりだったりします。今回は長万部までの予定だったのですが、わざわざ濁川まで足を延ばして良かったなぁ。
露天風呂もありました。濁川温泉で露天風呂へ入るのは今回が初めてです。しかし、この露天風呂のお湯はなかなか熱いです。温度計をクルマに忘れてきたので湯温は計れなかったのですが、体感で45℃くらいでしょうか? ボクが興味を示している部分に
湯口があって、新鮮な温泉が注がれていました。
露天風呂のお湯は
黄土色な感じで、若干の濁りもあります。長万部の温泉に似ている感じで、素晴らしい油臭もあるのですが、舐めてみると長万部ほどの塩味はなかったです。温泉分析書によると、この温泉(No.475-090)の泉質は成分総計3,082ミリグラムの含食塩重曹泉で、炭酸水素イオンが豊富に含まれているとのコトでした。
いやぁ~、
露天風呂の熱さはなかなかでしたねー。
脱衣所には写真のような休憩台があるので、扇風機を回して休憩させていただきました。膝から下が真っ赤です(笑) 休憩後はゆっくりと内湯へ浸かりました。館内には
休憩所があって、そこで食事もできるようです。濁川温泉は200年以上の歴史があり、地区内には170以上の源泉井(廃井等含む)があります。資料によると、そのほとんどが農業用として利用されているようでした。掘削深度は100メートルから200メートルくらいが多いようで、自然湧出泉も存在するようです。掘れば温泉が出てくるといった感じですね。温泉を浴用や雑用水として利用している家庭も多く、
周囲を探索すると興味深い小屋や湯流れがあちこちに見受けられました。
犬用の温泉なんていうのもあるのですよ。
★濁川温泉 温泉旅館 美完成(にごりかわおんせん おんせんりょかん みかんせい)
場所 : 北海道茅部郡森町濁川90の3
電話 : 01374-7-3822
料金 : 400円
営業 : 10:00-21:00
休業 : 木曜日
宿泊 : 不明
泉質 : 含食塩重曹泉(中性低張性高温泉)
成分 : 成分総計3,082ミリグラム(Na-HCO3・Cl)
泉源 : No.475-090(源泉名記載なし)
備考 : 休憩所あり・食事処あり・シャンプー等なし
感想 : ★★★★☆
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