泊村(とまりむら)にある盃温泉郷(さかずきおんせんきょう)へ行ってきました。盃温泉は100年以上の歴史があり、かつては高島の湯と呼ばれ地元の漁師等に親しまれていたようです。写真は盃温泉の入口にある
茂岩弁天橋で、
沖にある弁天島へ渡るコトができます。付近はニセコ積丹小樽海岸国定公園に指定されているので天気が良いと最高なのですが、この日は曇りでちょっと残念でした。
国道229号線(雷電国道)から数十メートルのところに盃温泉郷があります。付近には数軒の温泉宿がありました。今回立ち寄ったのはこの地区では一番古い「茂岩温泉ホテル」です。何だか営業しているのか心配になってしまうような外観でしたが、人の気配があるのでどうやら営業しているようですね。さっそく中へ入ってみましょう。
受付で日帰り入浴料金400円を支払って脱衣所へとやってきました。シンプルで鄙びた感じが良いですね。脱衣所の壁には
天然温泉の銘板や
入湯税の案内が掲示されていました。
温泉分析書別表も掲示されていて、それによるとココの温泉は盃温泉4・5・6号井の混合泉とのコトです。
手書きの補足案内があって、春先は加温、夏場は加水する場合があるとのコトでした。
サッポロ★ビールの鏡も良い感じで、浴室入口には
アニマル柄のマットが敷いてあったりします。それでは
浴室へ入ってみましょう。
浴室へ入りました。うわぁ~、湯気が凄いです。こういう浴室は大好きなのですが撮影者泣かせですね。
内湯一つのみのシンプルな浴室で横には
シャワー付きの洗い場が3つありました。違う場所には
風呂桶や椅子が並べて置いてあります。
湯船の温度を計ってみると42℃となっていました。混合泉(No.417-009・No.417-010・No.417-013)の源泉温度は45.9℃とのコトです。泉質は成分総計1,572ミリグラムの含芒硝石膏泉で、pH値は8.3くらいあります。お湯は湯船底の注湯口から湯船へ直接注がれていました。
さっそく入浴してみました。入浴すると湯船からお湯が溢れ出します。石膏泉らしいしっとりとした浴感で、とても落ち着く感じがしました。
窓際に扉があるので
開けてみると、その先は
女湯となっていて驚きました。不用意にあちこち開けてはいけません。
茂岩温泉ホテルは空いていて良いですね。ボクが入浴している間、他に入浴客が来るコトはありませんでした。経営者側からすると混んだ方がうれしいのだと思いますが、ボクは誰も居ない温泉でのんびりするのが大好きなので、茂岩温泉ホテルは大変気に入りました。
こういうかけ流しの温泉はイイですね。湯船から溢れ出すお湯の光景を眺めているだけで落ち着きます。時々
寝転がったりして淡々とかけ流される温泉を楽しませていただきました。ボクと入れ替わりで地元の方らしき人が入ってきました。やはり地元の方は良いお湯が分かっているようですね。この後は国道229号線を南下し島牧村へと向かいましたが、途中には
泊原子力発電所があります。原発周辺の海岸にも温泉の湧いている場所があるらしいのですが、広すぎてどこなのかは分かりませんでした。それにしても温泉の湧いているような場所に原発造っても大丈夫なのでしょうか?
★盃温泉 茂岩温泉ホテル(さかずきおんせん もいわおんせんほてる)
場所 : 北海道古宇郡泊村興志内村茂岩45の1
電話 : 0135-75-2106
料金 : 400円
営業 : 08:00-20:00
休業 : 年中無休
宿泊 : 15:00-10:00
泉質 : 含芒硝石膏泉(弱アルカリ性低張性高温泉)
成分 : 成分総計1,548ミリグラム(Na・Ca-SO4)
泉源 : No.417-009・No.417-010・No.417-013(盃温泉4・5・6号井の混合泉)
備考 : シャンプー等あり・ドライヤー無し
感想 : ★★★★☆
釣りダー
釣りダー
よし
ひさを
かわちゃん
米谷
ちゃっぴー
ちゃっぴー
えむご
こに