道南の知内温泉郷へやって来ました。知内町内を走る国道228号線を南下して行くと知内温泉郷の入口があります。ココから国道を離れ知内温泉へと向かって行きました。
少し行くと写真のような藁葺き屋根の建物がありました。玄関の上に「さらしな」と書かれた木の看板があります。ココは「さらしな山田屋」という蕎麦屋さんです。手作りのそば、うどんがいろいろと評判で雑誌などでも紹介されています。
しばらく行くとT字路があります。左へ行くとユートピア和楽園があるのですが、ココは右へと行きます。やがて大きな橋
「湯の元橋」が見えてきました。橋の上にヒグマの糞のようなモノが落ちていましたが、おそらく気のせいでしょう・・・。
営林の湯入口は湯の元橋の手前にあります。橋の手前左側にある細い林道をクルマで進んでみると、途中で大規模な崖崩れが発生していて林道ごと崩れ去っていました。仕方なく徒歩で進みますが、歩くのも危険な感じで恐る恐る進んで行きます。上を見ると
今にも崩れてきそうな木の根があってゾッとしました。
営林の湯へ訪問するのは今回が初めてなので、どこにあるのかルートがさっぱりわかりません。事前に収集しておいた情報を基に
見当を付けた獣道のようなところを進んで行きます。ご覧のように道だか藪だか分からない状態で、わずかに踏み跡があるかなぁといった感じでした。
温泉の気配もぜんぜん無いので、ホントにこの道で良いのだろうかと半信半疑になりながら進んで行くと、突然、目の前にそれは姿を現しました。ココが今回の目的地である「営林の湯」のようです。もう、汗だくなので早く温泉へ入りたいですね。
こちらが湯船です。もともとは営林署の施設へ温泉を供給するための集湯槽だったらしいのですが、その施設が取り壊された後もこの集湯槽だけは残されて、
湯船として利用されているようです。かつては秘湯マニアの方々が頻繁に訪れていたようですが、周囲の状況からすると、最近は訪れる人もほとんど居ないようです。
お湯は湯船に付いているパイプから注がれていました。触ってみるとかなり熱めです。昨年訪れた
「知内温泉 展望台の湯」よりは低い湯温のようですが、それでも48℃くらいありそうな感じです。
幸い湯船の横に
小さな沢が流れていて、そこで水を汲むコトができるようになっていました。さっそく置いてあった桶を使って沢水加水を始めます。
適温となったところで入浴してみました。湯船に蜘蛛の巣とか張っていてなかなか大変でしたが、
入ってみるとなかなか良い感じの温泉です。知内の温泉へゆっくりと浸かったのは今回が初めてで感動しました。泉質は重炭酸土類食塩泉でなかなか濃い感じの温泉です。
営林の湯は徐々に自然へ還っているようなそんな感じの野湯でした。今回、知内まで来たのは営林の湯を見つけるコトが目的だったので、無事に入浴できてホッとしました。知内温泉郷は山の中に源泉湧出孔が点在しているオモシロい場所なので、またいつか訪問して付近を探索したいなぁと思います。
★知内温泉 営林の湯(しりうちおんせん えいりんのゆ)
場所 : 北海道上磯郡知内町湯ノ里
料金 : 無料
営業 : 24時間
休業 : 年中無休
泉質 : 含重曹食塩泉(中性低張性高温泉)
成分 : 成分総計2,937ミリグラム(Na-Cl・HCO3)
泉源 : 自然湧出
備考 : 要虫除けスプレー
感想 : ★★★★☆
釣りダー
釣りダー
よし
ひさを
かわちゃん
米谷
ちゃっぴー
ちゃっぴー
えむご
こに