芦別市(あしべつし)にある「芦別鉱山跡の湯」を探索しに行ってきました。正確には芦別鉱山ではないのですが、便宜上、芦別鉱山と表記しておきます。道中には鉱山鉄道(三井鉱山芦別専用鉄道)の
アーチ橋といった貴重な遺構も複数存在していて興味深い感じでした。
分かる人にはスグ分かるのですが、分からない人には相当分かりづらい場所にその湯流れはありました。下の方に何やら怪しい緑色をした水が流れていて、微弱な硫化水素臭が漂っています。さっそく装備を整えて探索してみるコトにしましょう。
雰囲気的にはかなり以前に紹介した
浦幌炭鉱跡の様子と似ている感じです。鉱山跡地にはこういった場所が結構あったりするのですが、大抵は泉温が10℃ほどの冷鉱泉なのであまり足が向かなかったりします。しかし、最近はこういった旧坑水にも興味が出てきたので今後、いくつか登場するのかもしれません。
坑口はコンクリート閉塞壁により封鎖されていました。上部に銘板跡のようなモノがありますが文字は読み取れません。坑口の左下部から何やら青白い水が湧き出しているようです。
硫化水素臭の発生源はこの場所でした。ちょうど坑口の左下隅から相当量の冷鉱泉が湧出しています。湧出という表現は語弊があるのかもしれませんが、ホントにココから湧き出しているかのようにボコボコと勢い良く流れ出していました。
湧き出している冷鉱泉の温度を計ってみると10℃でした。タイトルには「湯」と書きましたが、これはもう湯ではなくて完全な「水」ですね(笑) 今回は装備を整えてきてしまいましたから、おそらくこの後は・・・。
まずは、足から入浴です♪ いや、音符マークを付けている場合じゃありません。水温10℃というのは入浴するとかいうレベルの温度ではないですね。数秒で足がビリビリと痺れてきて堪らず湯船から飛び出しました! これは
楓温泉での入浴を思い出しますねー。
何度か出たり入ったりしていると、慣れてきたのか感覚が麻痺してきたのか、お尻まで浸かるコトができるようになりました。まぁ、見てもらえば分かるかと思いますが相当に冷たいです。身も心も縮こまります・・・(冷) 泉質は推定で含食塩重曹硫黄泉、
ある方からタイミングよく提供された資料によると、蒸発残留物は1,409ミリグラム、pH値は7.1とのコトです。いやぁ~、それにしても冷たかったですねー。何でワザワザこんなところでスッポンポンになって入浴しなければならないのでしょう? それは何か得られるモノがあるからなのかもしれません。やってみないと分からないコトって結構あるのです・・・(謎)
●芦別鉱山跡の湯(あしべつこうざんあとのゆ)
場所 : 非公開
料金 : 無料
営業 : 24時間
休み : 年中無休
泉質 : 含食塩重曹硫黄泉(中性低張性冷鉱泉)
備考 : 麻痺注意!
感想 : ★★★☆☆
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