遠軽町(えんがるちょう)にある
「瀬戸瀬温泉ホテル」へ行ってきました。国道333号線の瀬戸瀬地区から道道493号線(奥瀬戸瀬瀬戸瀬停車場線)へと入り、9キロメートルほど行くと瀬戸瀬温泉ホテルの建物が見えてきました。山奥にある鄙びた温泉宿といった佇まいで、今年で創業から52年目を迎えたそうです。建物前には
2つの池があって、夏に訪問した時には
魚が泳いでいました。よく見ると少し離れた
森の中にも謎の池があったりします。
温泉犬も居ました。
今回は宿泊での利用です。まずはフロントでチェックイン手続きをして、
二階の客室へと向かいました。瀬戸瀬温泉は素泊まりのみとなっているので、
自炊用の台所があります。ボクは自炊しませんでしたが、こういうところで自炊体験してみるのもオモシロいと思います。
こちらが
今回宿泊する客室です。
シンプルな和室で落ち着きますね。部屋には
テレビの他、空の冷蔵庫や扇風機などが設置されていました。山奥なのでテレビは衛星放送しか映りません。こういうところではテレビなど見ずに静かに過ごす方が良いでしょう。携帯電話も圏外なので邪魔が入るコトもありません。さっそく
お茶をいただきましたが、このお茶がとても美味しかったですね。もしかしてこのお湯は温泉水なのかな? 湯飲みが
「セトセ」オリジナルで感動しました。
浴衣に着替えて
浴場へとやってきました。浴衣もオリジナルで
「セトセ」の文字が入っています。写真は
男湯の脱衣所です。出入口のところに
とてもレトロな体重計が設置されていました。試しに載っかってみたところ
12.8貫のようです。まぁまぁかな?(謎)
扇風機と1分10円で使えるドライヤーも設置されていました。背後には
水洗トイレがあります。
こちらが瀬戸瀬温泉の浴室です。やっとこの写真を撮影するコトができました。もう何度も瀬戸瀬温泉には来ているのですが、タイミングが悪かったりして撮影できずにいました。気が付くとココの写真を撮り始めてから既に4年も経過していたりして・・・。この写真がボクの頭の中にある瀬戸瀬温泉のイメージそのものです。この天井の高さが良いのですよね。
ケロリンの桶の音などが「カポーン」と響き渡ります。ココでそんな音を聞くだけでもココロが癒されますよ。
浴室の中央にヒョウタン形をした特徴的な湯船があります。
中央にある湯口から温泉が注がれていました。湯温を計ってみると
41℃ほどで、ぬるめな感じとなっています。向こう側の壁際には
掛け湯用の貯湯槽がありました。
貯湯槽の前には鏡があるので、昔はこちらが洗い場だったのかもしれません。壁には
掻き混ぜヘラのようなモノがかけられていました。
こちらは洗い場です。シンプルな洗い場で後から付けたようなシャワーもありました。シャワーやカランから出てくるお湯も当然のように温泉となっています。洗い場にはシャンプーやボディーソープが備えられていました。
さっそく入浴してみました。肌触りのやわらかい浴感で、とても落ち着く感じのするお湯です。この温泉(No.134-001)の泉質は成分総計154ミリグラムの単純泉で、pH値が9.3もあります。成分総計だけを見ると大したコトないように思われるかもしれませんが、これが大したコトあるお湯なのですよ~。成分的には
シケレベツ温泉とほぼ同じという興味深い研究報告もあります。
湯船のお湯はタイルを伝わって浴槽の外へと溢れ出していきます。この光景が最高ですよね。もう、見ているだけで溜め息が出てきます。今回はゆっくりと貸切で瀬戸瀬温泉のお湯を堪能するコトができました。
入浴後は休憩所があるのでゆっくりできます。何だか雰囲気の良い休憩所ですよね。隣には
自動販売機コーナがあり、
雑誌等も置いてありました。以前は
「地ビール」のPOPが壁に貼られていたのですが、今回はありませんでした。この地ビールは「せとせ」という銘柄で、瀬戸瀬温泉の温泉水を使用して作られているのだそうです。テーブルの上には
温泉入浴法などの冊子が置いてあって、温泉へのこだわりが感じられました。窓際には
洗面台があるのですが、ココは蛇口から温泉が出てくる
飲泉所となっていたりします。
コップに温泉を汲んで飲んでみると、少し甘みの感じられる美味しい温泉でした。
部屋へ戻ってきました。
布団敷きはセルフサービスとなっています。
押し入れから布団を出して敷いて
寝ましょう。窓際に手洗い場がありますが、
トイレは共同となっていました。日帰り入浴は8時から20時までとなっていて、20時から21時までが浴室清掃となっています。清掃時間以外は
夜中でも自由に浴室を利用するコトができました。翌朝は10時にチェックアウトして、同じ瀬戸瀬にある寒河江鉱泉というのを探索してみました。現在、
寒河江公園のある
湧別川沿いには、かつて「瀬戸瀬鉱泉浴場」というのがあったそうです。鉄分を含有する泉質だったようなので、そんな兆候でも発見できるかなぁと思っていたのですが、よく分かりませんでした。話が戻りますが、瀬戸瀬温泉の付近にも自然湧出している温泉があるようなので、森の中を歩けばそんな場所を見つけられるのかも知れません。
★瀬戸瀬温泉 セトセ温泉ホテル(せとせおんせん せとせおんせんほてる)
場所 : 北海道紋別郡遠軽町湯の里
電話 : 0158-44-2021
料金 : 500円
営業 : 08:00-20:00
休業 : 水曜日
宿泊 : 13:00-10:00(素泊まりのみ)
泉質 : 単純泉(アルカリ性低張性高温泉)
成分 : 成分総計154ミリグラム(Na-SO4・CO2)
泉源 : No.134-001(瀬戸瀬温泉)
備考 : 無料休憩室あり・シャンプー等あり・ドライヤー有料・携帯圏外
感想 : ★★★★☆
釣りダー
釣りダー
よし
ひさを
かわちゃん
米谷
ちゃっぴー
ちゃっぴー
えむご
こに