ある日、ニセコ方面の探索へ行ってきました。今回の探索のきっかけは
KOBAN2さんからいただいた
「宝の地図」です。林道を進んで行くと見覚えのある橋が見えてきました。
この橋は「白樺橋」という橋で、欄干部には引湯管が通っていて排水口から温泉がシャワーのように硫黄川へと流されていました。温泉と言っても湯温が低いので、この温泉シャワーを浴びるにはそれなりの覚悟が必要です。詳しくは過去記事の
「硫黄川白樺橋の湯」をご覧ください。
さて、今回の目的地はこの登山道の先にあるようです。それほど雪は積もっていなかったのですが、歩きやすいようにスノーシューを装備して登山道へと入って行きました。
しばらくサクサクと進んで行ったのですが、注意深く観察していると、登山道の脇に何やらパイプのようなモノが通っていました。このパイプは今回の目的地である小川温泉跡から延びている引湯管のようです。周辺には他にも
温泉関連と思われる設備がありました。
途中には破損したパイプがあってそこから温泉のようなモノが漏れ出していました。このお湯は白樺橋の先まで引湯されているようなのですが、これだけ破損していてもお湯が通っているというコトは何かバックアップルートのようなモノがあるのでしょうか? 漏れ出しているお湯の温度を計ってみると
23℃ほどありました。
さらに進むと
雪の溶けている場所があり、そこから登山道を外れて硫黄川の方へ進んで行くと、手前に何か見えてきました。
そこには利用されなくなった源泉貯湯槽のようなモノが2つありました。
中を覗いてみると水が溜まっていましたが、どうやらその水は温泉ではないようです。
川の方へ行ってみると川岸からオレンジ色の温泉が湧き出し、硫黄川へと流れ出していました。なかなか見事な光景でしたが、湯温が低く気温も低い日だったので今回は手湯のみとしておきました。この温泉の泉質は含芒硝土類炭酸鉄泉とのコトです。かつては引湯先にある温泉施設で利用されていたのですが、現在はその温泉施設も廃業状態で、この温泉は利用されるコト無くただただ川へと流されています。とても良く効きそうな泉質の温泉なのにもったいないなぁと思いました。
★小川温泉跡(おがわおんせんあと)
場所 : 北海道虻田郡倶知安町花園
料金 : 無料
営業 : 24時間
休業 : 年中無休
泉質 : 含芒硝土類炭酸鉄泉
成分 : 不明
泉源 : 自然湧出
備考 : 冷たい
感想 : ★★☆☆☆
釣りダー
釣りダー
よし
ひさを
かわちゃん
米谷
ちゃっぴー
ちゃっぴー
えむご
こに