じゅん☆ブログ

2007年03月の記事一覧
2007/03/30
ある川を遡って行くと・・・
なんだかバレバレな感じもしますが、ある小川を遡って行くと何やらモウモウと湯気の昇っている場所がありました。これは温泉に違いありません!
ドバドバとかけ流されている温泉
近くまで来てみるとやはり温泉のようです。イイ勢いでドバドバとかけ流されていました。周囲の岩場が温泉成分によって変色し、石灰華ドームのようなモノまであります。
変色した岩場
緑色や白色に変色した岩場がイイ感じですね。相当成分の濃い温泉なのでしょう。こんな場所でこんな温泉に出逢えるなんてワクワクしますね♪
上部湧出口
さらに上の方へ行くと木の枠のところから温泉が湧き出していました。ココからパイプが地中の泉源へと続いています。この部分での湯温は60℃くらいありそうでかなり熱いです。湯口の周りが鮮明な黄緑色になっていて感動しました。
パイプの内部
パイプの蓋が開くようになっていたのでちょっと覗いてみました。何だかゴッチャリと温泉成分が固まっています。触ってみると凄く硬いです。これはパイプのメンテナンスも大変でしょうね。
すでにハダカ・・・
こんな場所の温泉に入るコトができるかなぁと思っていたのですが、
すでにハダカになっている人がいます・・・(笑) かけ流されている温泉はかなり高温なので湯温調節が大変そうです。
入浴♪
いろいろと試行錯誤した結果、結局ドカシーを使って入浴というか温泉を浴びました。お湯の飛沫がバシャバシャかかったり、川の流れが結構あったりしてちょっと大変でした。楽しそうな顔に見えるかもしれませんが作り笑顔かもしれません。
冬しか入浴できない温泉
今回はハッキリ言ってかなり寒い入浴でした。夏であれば水遊びをしながら入浴できそうな気もしますが、残念ながらココは場所的に冬の間しか入浴できません。しかも、冬場はココへ辿り着くのに歩いて1時間ほどかかります。あまり知られていない場所なので、このままそっとしておきましょう・・・。

●地の涯の湯(ちのはてのゆ)
  場所 : 非公開
  料金 : 無料
  営業 : 24時間
  休み : ?
  泉質 : 食塩泉
  備考 : 混浴
  感想 : ★★★☆☆

2007/03/27
秘境知床
前回からの続きです。冬の知床を探検して辿り着いたのは、地の涯と言われている「岩尾別温泉」です。羅臼岳への登山口があるので夏になると登山客などで賑わいますが、冬は深い雪に覆われ真に秘境知床と言える場所でしょう。そんな岩尾別温泉の奥地に「滝見の湯」という無料野天風呂があります。あの雪山の向こうにあるハズなのですが、冬でも温泉は湧いているのでしょうか?
雪の向こうに
のっこりと積もった雪を掻き分けて行くと、その中にポツンと雪の無い場所が現れました。あっ! タヌキちゃんの姿が見えます。そしてそのタヌキちゃんの前には丸い湯船があって、なみなみと温泉が注がれていました。
冬の滝見の湯
いつかは来ようと思っていた冬の滝見の湯にやっと訪れるコトができました。1時間以上歩いてきて温泉が無かったらガッカリだなぁと思っていましたが、ウワサ通り冬でも温泉が湧いていてちょっと感動でした(笑)
逞しい源泉口
タヌキちゃんの立派なイチモツから脈々と源泉が注がれています。夏場だと少し熱めに感じる湯温なのですが、この時期だとちょうど良い感じです。湯船に藻が浮いていたので入浴するために取り除きました。
入浴♪
あぁ~、苦労して辿り着いた温泉は格別ですねー(笑) ココの泉質は含重曹食塩泉です。湯口のお湯をペロペロ舐めてみたところ微かにしょっぱいような感じでした。
湯船からの眺め
雪が積もっていて湯船から滝を見るのは容易ではありませんが、上を見上げるとこんなステキな光景が広がっていました。空の色などを見ていると秘境知床にも少しずつ春が近づいてきているなぁという感じがしました。
のんびり入浴♪
とても気持ち良くて1時間以上浸かっていました。携帯電話の電波も届かない誰にも邪魔されない場所で自分だけの贅沢なひと時です。自然の感じ方というのは人それぞれいろいろあるかと思いますが、これがボクなりの自然の感じ方です。それはもう最高なのです。
温泉神 タヌキちゃん
次回、番外編を紹介しようかと思っていますが、今回の探検で今冬の温泉巡りは終わりかなぁと思っています。今冬は道東の薫別とか硫黄山とか川北など冬に行ってみたいなぁと思っていた温泉を制覇するコトができました。ボクの行動力もなかなかなモノだなぁと驚きましたが、それ以上に北海道の自然の素晴らしさを再認識するコトができたと思います。

●滝見の湯(たきみのゆ)
  場所 : 北海道斜里郡斜里町岩尾別温泉 【地図】 【閲覧】
  料金 : 無料
  営業 : 24時間
  休み : 年中無休(11月~4月は通行止)
  泉質 : 含重曹食塩泉
  備考 : 混浴?
  感想 : ★★★★★
2007/03/25
冬の知床連山
さて、今冬を締めくくるために冬の知床へ行ってきました。
知床自然センターから岩尾別への道には通行止のゲートがあるのですが、冬期間は08:00~18:00の間だけ開放されていて岩尾別ユースホステルまで通行するコトができます。途中で見た知床連山の雄姿が見事でした。
冬の岩尾別
岩尾別地区が見えてきました。ココからの眺めも大好きです。下には岩尾別川が流れていますね。まだ、路面の一部に雪が残っていて凍結している部分もあるので注意しながら進んで行きます。
岩尾別ゲート
岩尾別ゲートへ到着するとエゾシカが出迎えてくれました。ココの手前の広場にクルマを停めて身支度を整えます。もう、この辺りではヒグマの目撃情報があります。冬眠から目覚めたヒグマがちらほらと出没しているようなので注意が必要です。
応援団?
なんだか視線を感じるなぁと思ったら沢山のエゾシカたちがこちらを警戒していました。この辺りにいる鹿の数は尋常ではないですね。まるで鹿公園のようです。
序盤は楽しい♪
今回の目的地、もう分かっている方もいるかと思いますが、今冬の目標の一つであった岩尾別温泉へと向かっています。それにしてもエゾシカって凄い走破能力ですよね。あの体重で雪深い道を走り抜けたり、急勾配な崖を上ったり下ったり・・・ 何度見ても驚きます。
雪がどっさり積もっている
最初のうちは気分良く歩いていましたが、後半になるとやはり疲れまくっていました。ず~っと緩やかな上り坂になっているのですが、それが少しずつ効いてきた感じです。こんなに雪の深い場所もあります。1.5メートルくらいの積雪でしょうか。
雪崩注意!
この日の雪質もスノーシューにとっては厳しいモノでした。雪が柔らかくて深く沈み込むのでとても疲れます。来年は山スキーを買って使い分けようかと思いました。
やっと見えてきた!
そうこうしているうちに見覚えのある建物が見えてきました。この辺りまで来ると暑くて汗だくになっていて上半身ハダカで歩いていました。早く温泉に入りたい!
ホテル地の涯
冬期休業中の「ホテル地の涯」です。もの凄く雪が積もっていてホテルの1階部分が見えませんね。スノーシューで登って行けそうです(笑) 最近、このホテルの前でヒグマの足跡が発見されたそうです。右の方で何か黒いモノが動いたなぁと思ったらエゾシカでした。
露天風呂入口
あぁ、やっと着きましたね。ゲートからココまでは4キロメートルほどあります。片道50分くらいを想定していましたが1時間20分もかかってしまいました。少し休憩して記念撮影です(笑) さて、露天風呂へ行ってみましょうか。
滝見の湯へ・・・
露天風呂へ行く途中にある小さな橋が積雪で渡り難くなっていて大変でした。その先にある三段の湯は雪がドッサリと積もっていてお湯も入っていません。さらにその先にある滝見の湯を目指しました。少し歩くと滝見の湯があるハズの場所が見えてきました。事前調査では冬でも温泉が湧いていて入浴可能というコトだったのですが、果たしてあんな雪の中に温泉はあるのでしょうか? 次回へ続きます・・・ 【今回のルート】
2007/03/23
長流川 白絹の床
ある日、なんだか気がつくと北湯沢温泉へ来ていました。この辺りを流れる長流川(おさるがわ)は川底にグリーンタフと呼ばれる緑色凝灰岩が露出していて見事な金色に輝いています。
見事な金色
特に
「名水亭」の辺りがキレイですね。この緑色凝灰岩というのは火山灰が積もってできた岩石らしいのですが、自然が造りだす光景というのは見事なモノですね。
湯元 名水亭
というコトで、その長流川沿いにある巨大な温泉ホテル「湯元 名水亭」へ立ち寄りました。なんだか巨大過ぎて日帰り入浴で訪問するのは躊躇われる気もしますが、横の方にきちんと日帰り入浴専用の入口がありました。この場所には昔、国鉄胆振線の北湯沢駅があったそうなのですが、現在は跡形もありません。
大露天風呂 白絹
ココの名物は北海道最大規模を誇る大露天風呂「白絹」でしょう。湯船の大きさは150坪ほどあるそうです。プールのような温泉でちょっと感動しました。奥にある三角の塔みたいなところが野口観光1号泉源となっていて、そこから熱い温泉が流れ込んできています。内湯は激混みでしたが露天風呂は偶然誰もいなくて写真を撮るコトができました。建物内には25メートルの温泉プールもあって子供たちが泳いでいたりします。内湯、露天風呂ともに循環の塩素消毒ですがこれだけ規模が大きいと仕方ないでしょうね。露天風呂出入口のところに源泉の出るカランがあって飲泉するコトができました。
足湯
名水亭前の川岸に足湯がありました。なかなか大規模な足湯で足拭き用のタオルも置いてあります。誰もいないので寝湯でもしようかと思いましたが、僅かに残されていた理性が止めてくれました(謎) この辺りもじっくり見て周るとオモシロそうですね。今度は横山温泉の野湯やトンネル内泉源などを訪問してみたいなぁと思いました。

★北湯沢温泉 湯元 名水亭(きたゆざわおんせん ゆもと めいすいてい)
 場所 : 北海道伊達市大滝区北湯沢温泉町300の2
 電話 : 0142-68-8126
 料金 : 800円
 営業 : 10:00-20:00
 休業 : 年中無休
 宿泊 : 15:00-11:00
 泉質 : 単純泉(アルカリ性低張性高温泉)
 成分 : 成分総計818ミリグラム(Na-SO4・Cl)
 泉源 : No.451-021・No.451-042~043(大滝村第1号井・野口観光1~2号混合)
 備考 : 名水亭は緑の風リゾートきたゆざわへ改称されました
 感想 : ★★★☆☆
2007/03/21
絶景の湯宿 洞爺 湖畔亭
ある日、洞爺湖畔にある巨大温泉ホテル
「洞爺 湖畔亭(旧洞爺プリンスホテル湖畔亭)」へ立ち寄りました。エントランスには「薬壷の手湯」があります。源泉かけ流しとのコトなので飲んでも大丈夫なのかな?
湖畔亭の露天風呂
さっそく露天風呂へ来ました。こちらは小さい方の露天風呂ですね。ホントは景色の良い空中露天風呂の方へ入りたかったのですが、時間によって男女が入れ替わるようでダメでした。
檜風呂
ココで一番気持ち良かったのが露天にある丸型の檜風呂です。この湯船だけは源泉かけ流しのようでしたが、野口観光のホームページを見てみると「循環・かけ流し・塩素入り」という意味不明なコトになっています。
露天風呂からの眺め
この露天風呂は9階にあるので眺めが最高ですね。洞爺湖を一望するコトができました。泉質は洞爺湖温泉利用協同組合から供給されている含重曹石膏食塩泉です。この辺りの温泉はほとんどがこの共同源泉を利用していますね。
洞爺湖とニワトリ
洞爺湖の旅もこれでおしまいです。洞爺湖温泉は7年前の3月に発生した有珠山噴火によって大きな被害を受けましたが、火山と共に暮らす人々は見事に復興を果たしましたね。今回は「HO」のおかげで普段は行かないようないろいろな温泉へ行くコトができました。

★絶景の湯宿 洞爺湖畔亭(とうやこはんてい)
 場所 : 北海道虻田郡洞爺湖町洞爺湖温泉7の8
 電話 : 0142-75-2211
 料金 : 800円
 営業 : 11:30-17:00(露天風呂は13:30-17:00)
 休業 : 年中無休
 宿泊 : 14:30-10:00
 泉質 : 含重曹石膏食塩泉(中性低張性高温泉)
 成分 : 成分総計1,982ミリグラム(Na・Ca-HCO3・SO4・Cl)
 泉源 : No.450-0xx(洞爺6・9・12・13号、共同1~7号混合泉)
 備考 : シャンプー等あり・ドライヤーあり・サウナあり
 感想 : ★★★☆☆
2007/03/20
洞爺村温泉 ホテルトーヤサンシャイン
洞爺湖温泉街の近く、洞爺湖の北側に位置する洞爺村温泉の
「ホテルトーヤサンシャイン」へ行ってきました。洞爺村温泉は洞爺湖を見下ろせる高台にある温泉地で、洞爺湖温泉街とは違って静かな雰囲気が漂っているところでした。
内湯「岩風呂」
今回も「HO」を利用しての日帰り入浴でした。写真は男湯となっていた岩風呂です。岩風呂と展望風呂があって一日おきに男湯と女湯が入れ替わるようになっています。
岩風呂からの眺め
内湯の窓から洞爺湖を一望するコトができて感動しました。やっぱり景色を見ながら入る温泉はイイですね。誰もいなかったので広い湯船でのんびりできました。
露天風呂
開放感のある露天風呂もありました。露天風呂は別な場所にあるので一度着替えてから移動するコトになります。内湯の方が景色が良い感じでしたが、3年前にできたばかりの露天風呂なので気持ち良かったです。
入浴♪
泉質は含食塩石膏泉です。この日は少し曇り気味でしたが、それでも景色が良かったので晴れていたら素晴らしいのでしょうね。今度訪問した時には展望風呂に入ってみたいなぁと思いました。お風呂上りに飲んだ冷たい水が美味しかったです。また、ココの名物だという「サンシャインラーメン」も気になるところですね。

★ホテルトーヤサンシャイン(ほてるとーやさんしゃいん)
 場所 : 北海道虻田郡洞爺湖町洞爺199
 電話 : 0142-87-2331
 料金 : 500円
 営業 : 09:00-21:00
 休業 : 年中無休
 宿泊 : 15:00-10:00
 泉質 : 含塩化土類芒硝泉(弱アルカリ性低張性高温泉)
 成分 : 成分総計1,528ミリグラム(Na・Ca-SO4・Cl)
 泉源 : No.450-004(洞爺村2号)
 備考 : 平成25年5月で閉館しました
 感想 : ★★★☆☆
2007/03/18
洞爺湖温泉 湖畔の宿 ホテルグランドトーヤ
夏に
「HO」で巡った温泉の一つ「ホテルグランドトーヤ」を紹介しようと思います。洞爺湖畔にあるこのホテルは、全客室が洞爺湖に面していて素晴らしい景色や花火大会を楽しめます。ホームページにはいろいろな宿泊プランが紹介されていました。ホテル前に「薬師如来の手・足湯」というのがあります。洞爺湖温泉街のあちこちにこういった手湯、足湯がありました。
男湯の脱衣所
フロントでHOにスタンプを押してもらって大浴場へ向かいました。写真は男湯の脱衣所です。脱衣所内には200円で利用できるコインランドリーがありました。
大浴場
こちらは内湯の湯船です。3年ほど前に源泉かけ流し方式へと改良された湯船は三分の一くらいで仕切られ、手前がぬるめの湯、奥が熱めの湯となっています。
水風呂とサウナ
サウナもありました。ただし利用時間が17時~23時までとなっており、ボクが入浴した時は利用時間外でした。サウナを利用するコトは少ないので問題なしですけれど。
気泡風呂
小さなジャグジー風呂(気泡風呂)もありますが、こちらは水道水を沸かしたものです。源泉かけ流しの温泉があるのに水道水の風呂に入るのもアレなので入浴しませんでしたが、子供だと喜ぶかもしれませんね。
露天風呂
そしてこちらが楽しみにしていた露天風呂です。総御影石造りとのコトですが石のコトは詳しくないので良くわかりません。湯船のフチが温泉成分で茶褐色になっていてイイ感じでした。
熱湯注意
石の間から熱い温泉が注がれていました。泉質は含重曹石膏食塩泉で、洞爺湖温泉利用協同組合の管理する洞爺5・6・9・12、共同1~7号の源泉を混合して利用しています(現在は新源泉掘削により使用源泉が変更となっております)。ずいぶん沢山の源泉を混合していますね。混合の比率によって若干泉質が変化するそうです。
入浴♪
やっぱり露天風呂はイイですね♪ ホントはこの露天風呂が洞爺湖に面していれば最高なのですけれど、そうすると湖側から丸見えなので仕方無いですね。宿泊すると「湯めぐり通行手形」というのを500円で購入するコトができて、これを使うと洞爺湖温泉の6つの温泉に1回ずつ入浴できるそうです。なかなかお得な企画だと思います。

★洞爺湖温泉 ホテルグランドトーヤ(とうやこおんせん ほてるぐらんどとーや)
 場所 : 北海道虻田郡洞爺湖町洞爺湖温泉144
 電話 : 0142-75-2288
 料金 : 500円
 営業 : 13:00-21:00
 休業 : 年中無休
 宿泊 : 14:00-10:00
 泉質 : 含重曹石膏食塩泉(中性低張性高温泉)
 成分 : 成分総計1,982ミリグラム(Na・Ca-HCO3・SO4・Cl)
 泉源 : No.450-0xx(洞爺6・9・12・13号、共同1~7号混合泉)
 備考 : シャンプー等あり・ドライヤーあり・サウナあり
 感想 : ★★★★☆
2007/03/15
壮瞥温泉 湖畔荘
ある日、壮瞥町(そうべつちょう)にある
「壮瞥温泉 湖畔荘」へ立ち寄りました。ココは洞爺湖の南側、有珠山の麓にある温泉で、スグ近くには洞爺湖温泉街があります。
湖畔荘の脱衣所
日帰り入浴料金は300円と安く設定されていてうれしいですね。料金を支払って浴室へ向かいました。写真は男湯の脱衣所です。少し鄙びた雰囲気がしてイイ感じです。
湖畔荘の男湯
こちらが浴室です。とてもこじんまりとした浴室ですが、湯量に見合った大きさの湯船で好感が持てます。ココから洞爺湖が見えると良いのですが、残念ながら浴室は建物裏側にあるので洞爺湖を見るコトはできませんでした。
バルブ調整
壮瞥町温泉利用協同組合より供給されている混合泉を、バルブ調整による源泉かけ流しで利用しています。写真のように湯口は湯船の中にあるので、鮮度の高い温泉を楽しむコトができました。
洗い場
洗い場には3人分のスペースがあってシャンプーも備え付けてありました。浴室内が茶色くなっているのは温泉成分によるものだと思われます。カランのお湯も温泉となっていました。
入浴♪
さっそく入浴しました。泉質は成分総計2,898ミリグラムの含石膏食塩重曹泉で、旅の疲れを癒してくれる良質なお湯です。湯客はボク一人だけだったのでのびのびと入浴できました。
ひまわり畑
湖畔荘の近くにキレイなひまわり畑がありました。その向こうには「昭和新山」が見えますね。この火山は世界でも例を見ない私有地内にある火山なのだそうです。
向日葵
湖畔荘は宿泊も可能で、部屋の窓からは洞爺湖を眺めるコトができるそうです。貸自転車などもあるそうなので、宿泊して洞爺湖周辺やひまわり畑を散策してみるのも楽しそうですね。今度訪問する時には有珠山や昭和新山にも行ってみたいです。

★壮瞥温泉 湖畔荘(そうべつおんせん こはんそう)
 場所 : 北海道有珠郡壮瞥町壮瞥温泉73
 電話 : 0142-75-2168
 料金 : 300円
 営業 : 13:00-20:30
 休業 : 年中無休
 宿泊 : 15:00-10:00【予約】
 泉質 : 含石膏食塩重曹泉(中性低張高温泉)
 成分 : 成分総計2,898ミリグラム(Na・Ca-HCO3・SO4・Cl)
 泉源 : No.450-025・No.450-080~082(利用管理協同組合新6号・新9~11号)
 備考 : 2013年頃閉館(福祉施設へ売却済)
 感想 : ★★★★☆
2007/03/11
温泉 アサヒ湯
このブログへの登場は今年の夏頃を予定していましたが、
「北海道・源泉マニアの突撃入湯レポ」さんのブログで近日『廃業』するとの情報を聞きつけ、いてもたってもいられず急遽訪問するコトとなりました。帯広市中心部の市街地にあるこの温泉は一見普通の住宅のような佇まいですが、その中にはとんでもない泉質の温泉が隠されていました。
廃業告知の張り紙
今回は何としても写真を撮りたかったので営業30分前から待機していました。シャッターが開くと同時に中へ入りましたが既に後続の方が来ています。急いで衣服を脱ぎ捨てタオルも持たずにカメラだけ持って浴室へ向かいました。浴室のガラス戸には平成19年3月14日で廃業し閉鎖するとの悲しい張り紙が・・・
アサヒ湯 男湯
とても急いで撮影したのでノイズリダクションがなっていませんが、こちらがアサヒ湯の男湯です。コンパクトな浴室で洗い場が5つあります。シャワーやカランのお湯も温泉を使用しているとのコトです。奥の扉の先はサウナ室となっていました。
アサヒ湯 湯船
そしてこちらが湯船です。2つに分かれていて奥が水風呂、手前が温泉となっています。急いでカラダを洗って一番風呂をいただきました♪ 泉質は単純泉らしいのですがそう単純ではありません。微かに硫化水素臭のする茶色をしたこの温泉は素晴らしいモール泉で、体中が気泡に包まれるような気持ちのイイ浴感です。ホントこの泡付きはビックリですね。湯口が見当たりませんが、お湯は湯船底から注入されていて新鮮な温泉を堪能できるようになっています。
素晴らしい温泉
今回は防水カメラも持参していたので泡付き画像や入浴画像も撮りたかったのですが、入って5分もしないうちに浴室は満員となってしまいました・・・。
閉鎖後はどうなるのだろう?
その後もどんどん入浴客が訪れていました。あの狭い浴室に5人も6人も入っていると少し興ざめですが、それだけ人気のある温泉というコトなのでしょうね。
休憩所
休憩所もあってテレビや水呑場がありました。地域の人々の憩いの場となっていたのでしょう。3月13日と3月14日は感謝をこめて正午から入浴料が無料になるとのコトです。
ありがとう アサヒ湯
また一つ良い温泉が消えてしまいますね。アサヒ湯は昭和26年に開業して以来、半世紀以上にわたって親しまれてきた歴史のある銭湯です。そのモール泉は国内でもトップクラスのモノでしょう。今回は混雑していてゆっくりできなかったのが悔やまれます。ゆっくりのんびりとこの温泉を堪能したかったですね。この素晴らしい温泉の廃業はとても残念ですが、湯主さまの病気が一日も早く良くなるようにお祈りいたします。

●温泉 アサヒ湯(おんせん あさひゆ)
  場所 : 北海道帯広市東3条南14丁目19 【地図】 【閲覧】
  料金 : 380円
  営業 : 14:00-23:30(日祝日は06:00-10:00まで朝湯あり)
  休み : 第1・3木曜日
  泉質 : 単純泉(植物性モール泉)
  備考 : 平成19年3月14日をもって廃業(5ヶ月後再開)
  感想 : ★★★★★
2007/03/06
国民宿舎 桂田
前回に引き続きウトロの温泉を紹介します。今回は「国民宿舎 桂田」です。国道334号線のプユニ岬近くにある民営の国民宿舎で、目の前がオホーツク海というロケーションの良いところにあります。新鮮な魚介類を使った料理がなかなか評判なようです。建物横には「露天風呂」と書かれた湯小屋があり目を惹きます。
桂田の内湯
こちらは内湯です。とてもコンパクトな湯船で狭いなぁと思うかもしれませんが、こういうコンパクトな湯船というのは温泉を新鮮な状態で楽しめる場合が多いです。もちろん源泉かけ流しで床部分が温泉成分によって茶色くなっていました。
桂田の露天風呂
そして開放的な露天風呂です。さすがに入浴したまま海を見るコトはできませんが、立ち上がると眼前にオホーツク海が見えます。泉質は成分総計6,210ミリグラムの含重曹食塩泉で、黄土色をしたお湯が印象的でした。
知床の流氷
今の時期だとこんな冬景色を見ながら温泉に入るコトができそうなのですが、残念ながら国民宿舎桂田は夏から秋にかけての季節営業となっています。この写真は先日写してきたウトロの流氷です。今年の流氷も小粒ですね。昔は流氷飴のように青白くてゴツゴツした流氷がビッシリと接岸したものですが・・・
冬のプユニ岬
国民宿舎桂田からクルマで5分くらいの高台にある「プユニ岬」からの眺めです。ココは景色がイイですよねぇ~。夕日の名所なのですが、未だにココでの夕日を見たコトがありません。今年こそは見てみたいなぁと思っています。

★ウトロ温泉 国民宿舎 桂田(こくみんしゅくしゃ かつらだ)
 場所 : 北海道斜里郡斜里町ウトロ東361
 電話 : 0152-24-2752
 料金 : 500円
 営業 : 12:00-18:00
 休業 : 11月下旬~4月下旬
 宿泊 : 15:00-10:00
 泉質 : 含重曹食塩泉(中性低張性高温泉)
 成分 : 成分総計6,210ミリグラム(Na-Cl・HCO3)
 泉源 : No.129-030(赤澤温泉)
 備考 : 休憩所あり
 感想 : ★★★☆☆
2007/03/04
知床自然村 むらの湯
ある日、斜里町ウトロ(しゃりちょううとろ)の高台にある
「しれとこ自然村」へ行ってきました。ココは野外活動応援施設というコトで、知床を舞台としたアウトドア体験の拠点となっているところです。
むらの湯 男湯
しれとこ自然村には「むらの湯」というステキな温泉があります。入浴料金は700円と少し高めなのですが、ココの露天風呂はオホーツク海を一望できる素晴らしいロケーションなのです。
むらの湯 内湯
こちらは男湯の内湯です。2つの湯船があって、手前が低温湯、奥が高温湯となっています。この温泉(No.129-030)の泉質は、成分総計6,210ミリグラムの含重曹食塩泉で、濃い黄緑色をしたお湯の表面には薄く湯の花が浮いていました。
源泉かけ流し
源泉温度は55.3℃となっていて、湯口のお湯はかなり熱めな感じとなっていました。湯船から溢れたお湯は贅沢にかけ流されています。ボクが巡ったウトロの温泉の中では一番良質な温泉かもしれませんね。
むらの湯 露天風呂
そしてこちらが目玉の露天風呂です。岩造りで良い雰囲気となっていました。湯温もちょうど良い感じで、オホーツク海を眺めながらのんびりと浸かるコトができます。
オホーツク海を眺めながら入浴♪
高台にあるので露天風呂からの眺めが最高ですね。のんびり浸かっていると遥か向こうの海上を遊覧船が通過していきました。冬なら流氷を見るコトもできるのでしょうね。ココから見る夕日も素晴らしいとのコトです。
無料休憩所
入浴後は無料の休憩所があるのでのんびりできました。旅人の集まる場所という雰囲気がしてイイですね。休憩しながら再入浴するコトも可能なようです。3,500円で素泊まりもできるそうので、アウトドアの拠点としてもオススメです。夏場はバーベキューパーティーもあるそうですよ。
知床の冬
しれとこ自然村から下ったところにあるウトロ幌別海岸に何やら沢山の人が集まっていました。誰かが流氷に上がって遊んでいて海中に落っこちたのを捜索しているのかと思ったら、しれとこ自然村で開催している「流氷ダイビングツアー」のようです。特殊な防寒スーツを着用して真冬の海に潜るのだそうです。水中から見る流氷はどんな感じなのでしょう? きっと幻想的なのでしょうね。付近の海岸にはこんな注意書きの看板が設置されていました。知床の冬も奥が深そうですね。

★赤澤温泉 しれとこ自然村 むらの湯(あかざわおんせん)
 場所 : 北海道斜里郡斜里町ウトロ香川365
 電話 : 0152-24-3352
 料金 : 700円
 営業 : 06:00-09:00/12:00-22:00
 休業 : 年中無休
 泉質 : 含重曹食塩泉(中性低張性高温泉)
 成分 : 成分総計6,210ミリグラム(Na-Cl・HCO3)
 泉源 : No.129-030(赤澤温泉)
 備考 : 2008年11月頃から長期休業中
 感想 : ★★★★☆
2007/03/01
オホーツク温泉 翁荘
いつだったか網走市(あばしりし)にある
「オホーツク温泉 翁荘」へ立ち寄りました。以前は民宿風な建物だったのですが、数年前の火災により焼失してしまったようで、最近になってリニューアルオープンしました。(※翁荘は現在休業中です)
館内の様子
入浴料金400円を支払って館内へと入りました。脱衣所は真っすぐ進んで階段を降りた先にあります。浴後に利用できる休憩所もありました。
洗い場の様子
さっそく浴室へと入りました。脱衣所から浴室内が見える昔ながらな造りとなっています。シャワー付きの洗い場がいくつかありますが、シャンプー等は備え付けられていませんでした。
癒花の湯
浴室部分は火災を免れたようで、昔のままな雰囲気となっていました。湯船は大小二つに分けられていて、右側の大きな湯船が38℃、左側の小さな浴槽が42℃に設定されています。窓の外に森が見えていて良い雰囲気となっていました。
入浴♪
さっそく入浴してみました。脱衣所に掲示されている温泉分析書によると、こちらの温泉(No.138-005)は成分総計11,110ミリグラムの食塩泉で、源泉温度は43.4℃、pH値は7.7とのコトです。加温されていますが源泉かけ流しで運用されていました。横にある湯口の岩が良い感じですね。
翁荘の岩風呂
隣にも浴室があって、そちら側は岩風呂となっていました。大きな岩がゴロゴロしていて、思わず登ってしまいそうでしたが、「絶対あがって遊ばないで下さい」との注意書きがあるので、登って遊ばないようにしましょう。
翁荘の岩風呂
さっそく岩風呂にも入浴してみました。この岩風呂は湯温が35℃に設定されていて長湯に適しています。黄緑色な感じに見えるお湯で、湯中には湯の花が舞っていました。
混浴なのだ!
岩風呂の先にはまた扉があって、その扉を開けると浴室が・・・!? なんとそちらの浴室は女湯となっていました。この岩風呂は半混浴となっていて女湯と繋がっていたのです。この日はボク以外には誰も入浴していませんでしたが、知らないフリをして入って行ってはいけません(笑) 最近は混浴の温泉も減ってきていますから、カップルにオススメの貴重な温泉と言えますね。高張性なお湯も素晴らしく良く効きます。岩風呂が圧巻な温泉宿でした。

★オホーツク温泉 翁荘(オホーツクおんせん おぎなそう)
 場所 : 北海道網走市稲富488の21
 電話 : 0152-46-2048
 料金 : 400円
 営業 : 09:30-21:00
 休業 : 第1月曜日・火曜日
 泉質 : 食塩泉(弱アルカリ性高張性高温泉)
 成分 : 成分総計11,110ミリグラム(Na-Cl)
 泉源 : No.138-005(オホーツク温泉3号井)
 備考 : 2009年から休業中・・・
 感想 : ★★★★☆