じゅん☆ブログ

2008年02月の記事一覧
2008/02/29
山峡の仙境 ホロカ温泉旅館
上士幌町(かみしほろちょう)の山奥、幌加温泉にある「ホロカ温泉旅館」へ行ってきました。ちょっと洋風なこの建物は1956年に改築されたそうで、半世紀の風格が感じられますね。すぐ隣には
「鹿の谷」という温泉旅館もありました。
ホロカ温泉旅館 男湯
入浴料金を支払い、さっそく浴室へと向かいました。写真は男湯の浴室です。この床の状態を見てください! 温泉の成分が長い年月をかけて堆積し、見事な造形美となっていました。まるで鍾乳洞のような感じです。大きな湯船が硫黄泉、奥の小さな湯船が含硼酸重曹食塩泉となっていました。
打たせ湯
手前側にも小さな湯船があって、打たせ湯を楽しめるようになっていました。この湯船から溢れ出た温泉が床へと流れ出し、長い年月をかけて見事な析出物の床を形成したのでしょうね。
入浴♪(その1)
さっそく打たせ湯の湯船へ浸かってみました。この湯船のお湯はかなり熱めです。こうやって見ると析出物の凄さが分かりやすいですね。ココの床はゴツゴツしているのですが、結構滑りやすいので注意しましょう。それにしてもホントに見事な造形美ですね。
硫黄泉
こちらは一番広い硫黄泉の湯船です。湯船の周りに白い析出物がありました。お湯は透明な感じでもちろん源泉かけ流しです。透明な硫黄泉って鮮度が高いのかなぁと思います。湯船の深さもあるのでゆったりと浸かるコトができました。
含硼酸重曹食塩泉
こちらの扇形の湯船は含硼酸重曹食塩泉の湯船です。女湯の方には硫黄泉の湯船が無く食塩泉の湯船が1つあるだけのようです。
湯口の析出物
湯口に温泉成分が固まって凄いコトになっていますね。浴室内にカランなどは無く、温泉だけがひたすら湯船へと注がれていました。
入浴♪(その2)
食塩泉の湯船へ浸かってみました。このお湯は胃腸病や神経痛に特効があるそうです。2種類の泉質を堪能し豪快な床の析出物も見られてとても満足できました。道路を挟んだユーウンナイ川沿いにホロカ温泉の湯治棟があって、かつてその川沿いに無料で利用できる幌加温泉露天風呂というのがあったのですが、台風の際に湯船が破壊されてしまい現在は廃止されてしまいました。この川の上流にはいくつかの源泉湧出口があるようなので、機会があったらホロカ温泉に宿泊してじっくりと探索してみたいなぁと思っています。(※ホロカ温泉旅館は現在休館中です)

★幌加温泉 ホロカ温泉旅館(ほろかおんせん ほろかおんせんりょかん)
 場所 : 北海道河東郡上士幌町幌加番外地
 電話 : 01564-4-2167
 料金 : 300円
 営業 : 08:30-16:00
 休業 : 年中無休
 宿泊 : 要問い合わせ
 泉質 : 含硼酸重曹食塩泉(中性低張性高温泉)
 成分 : 成分総計3,113ミリグラム(Na-Cl・HCO3)
 泉源 : 自然湧出(幌加温泉)
 備考 : 2011年1月13日をもって閉館
 感想 : ★★★★☆
2008/02/27
ユトルクシュナイ林道入口
そろそろ然別峡へ行きたいなぁと思い資料を整理していたら、昨年の夏に「シリオパの湯」へ訪問した時の写真が出てきました。シリオパの湯は
以前にも記事にしているのですが、入浴するのは今回が初めてです。さっそく通行止のゲートを越えて目的地へ向かいました。
ユトルクシュナイ林道
このユトルクシュナイ林道は総延長が2キロメートル程あるのですが、現在は通年通行止となっているようでした。何だかヒグマが出てきそうな雰囲気でちょっと怖いです。
シリオパの湯
通行止のゲートから200メートルほどでシリオパの湯が見えてきました。前回来た時もそうでしたが、今回も湯船はヘドロ状になっていて簡単には入浴できない感じでした。
温泉の排水口
今回の目的地はその少し先にある温泉の流れる排水口です。シリオパの湯にはいくつかの泉源があり、上の方にある泉源から湧き出した温泉が、この排水口を通ってユトルクシュナイ川へとかけ流されています。
排水口
排水口へ近づくと周囲が温泉の成分でオレンジ色に変色しているのを確認できました。この排水口を辿って行くと源泉谷のような場所があります。
湯壺
排水口から滝のように流れる温泉によって湯壺のようなモノができていました。前回訪問時は湯温が低くて入浴するのを断念したのですが、今回は気温も高いので入浴できそうです。
入浴♪
念願のシリオパの湯初入浴です。排水溝から流れてくる温泉は結構な勢いがあって気持ち良い感じがしました。寝そべると水飛沫が発生してオモシロいです。底にはオレンジ色の成分が沈殿していてお尻がオレンジ色になってしまいました。
シリオパの湯全景
排水口などは人工的なモノですが、雰囲気そのものは野趣溢れる感じがしました。全身浴というワケにはいきませんでしたが、こういう感じも野湯らしくてボクは好きですね。

●然別峡 シリオパの湯(しかりべつきょう しりおぱのゆ)
  場所 : 北海道河東郡鹿追町瓜幕然別峡国有林 【地図】 【閲覧】
  料金 : 無料
  営業 : 24時間
  休み : 年中無休
  泉質 : 重曹硼酸食塩泉
  備考 : 元のシリオパの湯は入浴困難
  感想 : ★★★☆☆
2008/02/25
鹿ノ子ダム
置戸町(おけとちょう)の山奥にある「鹿の湯」へ行ってきました。まず置戸市街から鹿ノ子ダムへと向かいます。20キロメートルほどで鹿ノ子ダムへ到着しました。
おけと湖
そのままダムを通過します。ダムの上を道路が通っているので素晴らしい景色を見るコトができました。写真は鹿ノ子ダムから見たおけと湖です。ダムにより堰き止められてできた人造湖で、周囲が13.4キロメートルほどあるそうです。
おけと湖温泉
さらに進むとおけと湖温泉「おけと悠林館」が見えてきました。ココはボク好みな泉質の温泉だったのですが、残念ながら現在は閉鎖されています。過去に
入浴した記事があるのでそちらをご覧いただければと思います。
旭林道
やがて道はダートとなり写真のような林道の分岐にたどり着きました。左へ行くと糠平、直進すると富士見(国道39号線)へ抜けるようです。ココから直進の旭林道へ入って上ホロカトコロナイ川沿いに進みます。
鹿の湯
3キロメートルほど行くと少し大きな砂防ダムがあります。その砂防ダムを過ぎて脇道を川原へ下りて行くと沼が現れます。この沼が鹿の湯とのコトです。遠くには鹿の群れが見えました。
土管から温泉が
沼の中央に土管のようなモノが埋められていて、ブクブクと温泉が湧き出してきていました。触ってみたところぬるい感じです。資料によると源泉温度26.4℃の重曹食塩泉とのコトです。
沼と林
鹿の湯の背後には林が広がっていて、近くにコンクリート製の何かがあります。さっそく調べてみましょう。
浴槽跡
昔、この場所には営林署の浴用施設があったようで、このコンクリート遺構はその浴槽跡のようです。よく見るとタイル張りになっていますね。ぜひともこの温泉を加熱して入浴してみたいものですが、かなり大がかりなコトになってしまうでしょうね。

●上ホロカトコロ温泉 鹿の湯(かみほろかところおんせん しかのゆ)
  場所 : 北海道常呂郡置戸町常元 【地図】 【閲覧】
  料金 : 無料
  営業 : 24時間
  休み : 年中無休
  泉質 : 重曹食塩泉(アルカリ性低張性低温泉)
  備考 : ぬるい
  感想 : ★☆☆☆☆
2008/02/24
共楽旅館の入口
白老町(しらおいちょう)にある「共楽旅館」へ行ってきました。国道36号線沿いの海側にあります。建物の前に
「入浴200エン」と書かれた大きな看板があるので訪問時の目印になるかと思います。旅館に併設して食事処がありました。写真は旅館側の入口です。ボロボロの暖簾がかけられていますが、果たして営業しているのでしょうか?
共楽旅館の内部
さっそく中へ入ろうと思ったらドアが開きません。営業していないのかと思ったらドアの立て付けが悪いだけでした。中へ入ると食堂の方から御主人がやってきました。入浴料金200円を支払って浴室へ向かいます。
男湯の脱衣所
こちらは男湯の脱衣所です。体重計やバケツ、長いホースなどが置いてありました。このホースは何に使うのだろう? そんなコトを考えながら服を脱いで浴室の扉を開けます。
男湯
こちらが共楽旅館の浴室です。扉を開けた途端、モウモウと湯煙が押し寄せてきました。こういう湯煙に満ちた写真も温泉らしくてイイですね。冬期の温泉めぐりも大好きなのですが、カメラのレンズが曇るので写真撮影が大変です(笑)
洗い場
洗い場は4つあってシャワー付きの場所もあります。一応、石鹸などが置いてありますが、いつもあるとは限らないので必要な方は持参しましょう。
源泉かけ流し
温泉は写真の蛇口から注がれています。加水や加温、循環、消毒をしていない源泉かけ流しのお湯です。脱衣所前の廊下に保健所の確認シールが掲示されていました。
入浴♪(その1)
さっそく入浴しました。温泉分析書の掲示は確認できませんでしたが、手書きの張り紙によると泉質は硫化水素泉とのコトです。お湯は無色透明でツルツルする感じがします。試しに飲泉してみたところ硫黄の風味がしました。
入浴♪(その2)
他に誰も入浴していなかったので、のびのびと入浴するコトができました。お湯の温度は43℃ほどでちょうど良いのですが、浴室内の湿度が高いので汗がダラダラと出てきます。息抜きに浴室の窓を開けるとそこには太平洋が広がっていました。宿泊もできるのでジンギスカンを食べてビールでも飲みながら入浴したら最高でしょうね。

★虎杖浜温泉 共楽旅館(こじょうはまおんせん きょうらくりょかん)
 場所 : 北海道白老郡白老町竹浦129
 電話 : 0144-87-2435
 料金 : 200円
 営業 : 09:00-21:00
 休業 : 年中無休
 泉質 : 食塩泉(アルカリ性低張性高温泉)
 成分 : 成分総計1,041グラム(Na-Cl)
 泉源 : No.461-040(柏透温泉組合)
 備考 : 2009年1月頃廃業
 感想 : ★★★★☆

2008/02/23
長流川と蟠渓温泉
先月、壮瞥町蟠渓温泉(そうべつちょうばんけいおんせん)へ行ってきました。目的はこの長流川(おさるがわ)沿いにある無料露天風呂「オサル湯」です。
冬のオサル湯
冬期に蟠渓を訪れるのは初めてだったりします。このオサル湯は冬でも訪れる人が多いらしく、川岸までの道ができていました。写真はオサル湯の湯船です。川の水量が多い時は水没してしまうのですが、今回はその姿を現していました。
入浴♪(その1)
この川原にはいくつか湯船が存在するのですが、
他の湯船は水没していたので一番大きい湯船へ入浴してみました。以前訪れた時、この湯船は湯温が50℃以上あって入浴できなかったのですが、今回は適温となっていてすんなり入浴するコトができました。
入浴♪(その2)
この湯船は長流川が氾濫した際に岩などが入り込んで浅くなってしまったのですが、それらも取り除かれ元の姿に戻ったようです。岩に頭を乗せカラダを伸ばして入浴すると快適でした。お湯は無色透明で泉質は石膏泉です。冬でも良く温まる良いお湯でした。
夕暮れ
到着した時刻も遅かったためか、入浴し終わる頃には辺りが薄暗くなっていました。こんな薄暗い中で入浴するのも無料露天風呂の醍醐味ですよね。冬でも利用しやすい野湯でした。

●蟠渓温泉 オサル湯(ばんけいおんせん おさるゆ)
  場所 : 北海道有珠郡壮瞥町蟠渓 【地図】 【閲覧】
  料金 : 無料
  営業 : 24時間
  休み : 年中無休
  泉質 : 石膏泉
  備考 : 混浴
  感想 : ★★★★☆
2008/02/19
ホテル多美
白老町竹浦(しらおいちょうたけうら)にある「ホテル多美」へ行ってきました。ココは竹浦のラブホテル街から少し離れた国道36号線沿いにある温泉ラブホテルです。建物には温泉マークが付いていて、入口にも
天然温泉と書かれた看板が立てられていました。一体どんなお風呂があるのでしょうね? ワクワクしながら中へと入って行きました。
ホテル多美の客室
一階がガレージで二階が客室となっていました。ガレージにクルマを停め、勝手に中へ入って行くと二階へと続く赤い階段があります。階段を上り部屋へ入ると写真のような感じになっていました。これはなかなか渋い感じの部屋ですね。奥にはベッドルームがチラリと見えました。
室内の様子
室内には不自然な洗面台があってオモシロいです。ドライヤーも設置されていました。冷蔵庫の中にはビールなど(有料)が冷えています。手前にはテレビや電気ポットが置かれていました。部屋の奥には水洗トイレと浴室、エッチな雰囲気のベッドルームがあります。
レトロな自動販売機
そして冷蔵庫の上に自動販売機が置かれていました。何を販売しているのかというと、高級スキンと大人のおもちゃ(リング、イボなど)です。必要な方は小銭を用意して行きましょう。それにしてもこの自動販売機は貴重な一品ですね。シールの文字が薄くなり読めなくなってしまったようで、上からマジックで書き直してありました(笑) その横にはお茶セットが置いてあります。
寝室
こちらはベッドルームです。枕元にはティッシュが2箱も置いてあって準備万端です。横のステンドグラスの向こう側が浴室となっていて、浴室の照明を点けておくとキレイに見えます。
浴室
そして、こちらが浴室です。期待通りのタイル張りな浴室で感動しました。竹浦温泉にはタイル浴槽が似合いますね。常時かけ流し方式ではありませんが、お湯を出しっぱなしにすれば常時かけ流しです。蛇口をひねると45℃くらいの温泉が出てきます。
浴槽鳥瞰図
浴槽を真上から見てみました。なかなか変わった形の浴槽ですよね。湯口付近のお湯は少し濁っているような感じがしました。この温泉は空気に触れると濁るのかもしれません。近隣のホテルで蛇口にホースを付けているのはこのためかもしれませんね。
入浴♪(その1)
良い感じにお湯が溜まったので入浴してみました。入った直後はとてもツルツル感があります。温泉分析書等の掲示は無いのですが、ある資料によると、この温泉(No.461-051)の泉質は蒸発残留物1,140ミリグラムの含重曹食塩泉で、pH値は8.4とのコトでした。
源泉かけ流し
湯船の溝から温泉が溢れてかけ流されていきます。タイル浴槽ならではの美しい光景ですね。洗い場にはシャンプーやボディソープが備え付けられていて、シャワーもありました。
入浴♪(その1)
はぁ~、気持ちイイですねぇ~♪ ココのお湯も竹浦温泉の良い香りがします。お湯の色は無色ですが若干濁っているような感じもしました。少し舐めってみましたが味は無味です。湯上がり後はカラダがスベスベな感じになりました。
就寝♪
温泉を楽しんだ後はグッスリ寝ます。建物の造りが古いためか室内が寒かったのですが、温泉に入って布団をかぶってしまえばポカポカとしてとても暖かく眠るコトができました。ベッドルームにはピンク色のムードランプが付いていてエッチな雰囲気です。今回は窓から景色を見られるかなと思って国道側の部屋へ入ったのですが、これは失敗でした。というのも国道を走るクルマの騒音が結構聞こえてきて騒々しかったのです。訪問する際は国道から離れている部屋をオススメします。ラブホテル街から離れているホテルなので、なかなか穴場かもしれません。なお、利用料金はチェックアウト時にフロントへ電話すると、ホテルの方がガレージの前まで集金に来てくれます。

★竹浦温泉 ホテル多美(たけうらおんせん ほてるたみ)
 場所 : 北海道白老郡白老町竹浦121
 電話 : 0144-87-2755
 宿泊 : 5500円(22:00-10:00)
 休憩 : 3500円(10:00-22:00・2時間)
 割引 : 3500円(08:00-17:00・最長5時間)
 延長 : 500円(1時間)
 泉質 : 含重曹食塩泉(弱アルカリ性低張性高温泉)
 成分 : 蒸発残留物1,140(Na-Cl・HCO3)
 泉源 : No.461-051(源泉名不明)
 設備 : 電子レンジ無し・コンドーム有料
 備考 : 2018年頃廃業・・・
 感想 : ★★★★☆
2008/02/16
天然温泉 ホテルやまだ
白老町竹浦(しらおいちょうたけうら)にある「ホテルやまだ」へ行ってきました。何だか普通の民家のような感じですが、横の方にガレージ付きの部屋が5つあって、ココがラブホテルだというコトを物語っています。入口には宿泊料金を記した看板が設置されているので、利用する際に戸惑うコトも少ないでしょう。「天然温泉」の表示がワクワクしますね。さっそく潜入してみましょう。
和室へ潜入
客室はそれぞれ独立した建物となっていて、1階がガレージ、2階が部屋となっています。今回は和室と表示された部屋へ入ってみました。玄関の扉を開けると
可愛いスリッパが2組並べられています。そのスリッパを履いて階段を上って行くと写真のような客室となっていました。
綺麗な室内
室内は何度か改装されているようでとてもキレイです。冷蔵庫の中には飲み物(有料)が揃っています。お茶セットもあるのですが、どうしてかポットや湯沸かし器はありませんでした(謎) 壁にご案内が貼ってあったので読んでみると、入室した際はフロントまでご連絡くださいと書いてあります。さっそく電話してみると休憩か宿泊かを聞かれ、料金は前金制とのコトでホテルの方が玄関まで集金に来ました。
洗面所
奥には洗面台があります。ドライヤーやハブラシなどが備えられていました。左側には水洗トイレ、右側には浴室があります。タオル類が無いなぁと思ったら手前のクローゼット内に置いてありました。この洗面所とトイレは床暖が効いていて快適です。
浴室
こちらが浴室です。かなり広い浴室でビックリしました。竹浦の温泉ラブホテルの中では一番立派な浴室だと思います。湯船の周りに岩が配置されて岩風呂風となっていました。
蛇口から天然温泉が
ココのお風呂は竹浦温泉によくある常時かけ流し式ではなく、湯船に温泉を溜めて入浴する方式です。蛇口をひねると45℃ほどある温泉が出てきました。
入浴♪(その1)
さっそく入浴しました。お湯は無色透明無味な感じです。浴感はツルツルする感じでとても心地良いモノでした。そして竹浦温泉の良い香り、もう最高です! ボクはこの香りを求めて何度も遠い白老まで来ているのです(笑) ココのお湯は気のせいか、海藻系の香りもしました。横にあるシャワーやカランのお湯も温泉のようです。
ツルツルな浴感♪
温泉分析書の掲示は確認できませんでしたが、部屋の壁に貼ってあったご案内によると加水、加温、循環、消毒を一切行っていない源泉かけ流しの弱食塩泉とのコトでした。ある資料によると、この温泉(No.461-057)は蒸発残留物が1,171ミリグラム、pH値が8.2とのコトです。
洗い場
洗い場がとても広いですね。これだけのスペースがあると寝っ転がったり腹筋運動をしたりいろいろできそうな感じです(謎) 湯船にお湯をいっぱい張って入浴すると、ザバーっと溢れ出たお湯が、この洗い場一面に広がって贅沢な気分になれます(笑)
入浴♪(その2)
やっぱり竹浦温泉はイイですね。旅の疲れも癒されてのんびりと入浴するコトができました。ラブホテルの温泉は気兼ねなく自由に入浴できるのでお気に入りです。普通の温泉でこういう写真はなかなか撮れませんからね(笑)
就寝♪
温泉を満喫した後はお酒を飲んで寝ます。畳の上に直に布団が敷かれているのは落ち着きますね。枕元にはティッシュなどが置かれていました。翌朝、部屋の窓を開けると向こうに太平洋が見えました。なんとも気持ちの良い朝です。

★竹浦温泉 ホテルやまだ(たけうらおんせん ほてるやまだ)
 場所 : 北海道白老郡白老町竹浦111
 電話 : 0144-87-4215
 宿泊 : 5300円(22:00-10:00)
 休憩 : 3300円(10:00-24:00・2時間)
 割引 : 3300円(10:00-15:00・平日のみ)
 延長 : 700円(1時間)
 泉質 : 単純泉(アルカリ性低張性高温泉)
 成分 : 成分総計997ミリグラム(Na-Cl・HCO3)
 泉源 : No.461-057(125号井)
 設備 : 電子レンジ無し
 備考 : 2014年7月末日をもって廃業しました(解体済)
 感想 : ★★★★☆
2008/02/15
滝の湯温泉
雪あかりの路
「手宮線会場」を抜けて小樽運河の方へ歩いて行くと「瀧の湯温泉」というのがありました。入ってみたかったのですがタオルが無かったのでやめておきました。資料によると冷泉の沸かし湯とのコトです。今度、小樽の銭湯めぐりをする時に立ち寄ってみたいと思います。
寿司屋通り
この辺りは「寿司屋通り」と呼ばれていて沢山のお寿司屋さんが軒を連ねています。品物も良さそうですが値段もなかなかイイです。見ているとヨダレが出てくるので立ち去りました(笑)
小樽市指定歴史的建造物
やはりライトアップされた歴史的建造物は美しいですね。こちらは堺町にある旧金子元三郎商店です。1887年に建築された木骨石造の建物で、店先に雪だるまが飾られていました。
ゆでたてかに三昧
こちらの店先にはボイルしたカニやトウキビが販売されていました。カニ味噌付きで美味しそうです。日本酒でも飲みながら食べたら寒さも吹き飛ぶでしょうね(笑)
K'sBLOWING堺町工房
そんな堺町の一角にガラス工房がありました。小樽といえばガラス細工も有名ですね。こちらの工房では2500円ほどで吹きガラスの制作を体験するコトができます。通りから丸見えで見物人が多いので恥ずかしいかもしれませんが、貴重な体験ができると思います。
大同倉庫
小樽運河の方へ戻ってきました。冬の小樽散策もなかなか楽しいですね。夜は昼とは違った趣があると思いました。今度は暖かい夏に訪問して、歴史のある小樽の街をじっくり散策したいと思います。
2008/02/14
堺町の招き猫
小樽雪あかりの路を見たあとで街を散策しているとあちこちにチャンドルが灯されていました。写真は堺町の商店前にいた雪の招き猫です。頭の上に乗っているミカンがカワイイですね。
小樽出世前広場
そんな堺町の一角にオモシロそうな通りを発見しました。小樽出世前広場と名付けられたこの通りは、昭和初期のレトロな小樽の街並みを再現させたモノなのだそうです。
昔・生活道具館
通りへ入っていくと昔・生活道具館というのがありました。大正から昭和時代に使われていた生活道具が展示されているようです。
昔・生活道具館の内部
ちょっと中へ入ってみました。館内は無料で見学するコトができます。実際に使ったコトは無いのですが、見ていると懐かしくなるような生活雑貨が沢山展示されていました。
バラック横丁
通りの突き当たりにはバラック横丁と呼ばれる飲食店の長屋がありました。立喰い寿司屋さんなどが営業しているようです。
ポチの家
この小樽出世前広場は3年ほど前から造られ始めたそうです。ボクは街をプラプラしていて偶然発見したのですが、小樽の新名所として発展していくとイイですね。
2008/02/13
旧安田銀行小樽支店
小樽の街を歩いていたら何やらとても美しい建物を発見しました。
この辺りは何回か通ったコトがあるので、おそらく以前にも見たコトがあると思うのですが、こうしてライトアップされていると美しさが増しますね。思わず立ち止まって写真撮影をしました。
小樽市指定歴史的建造物
この建物は小樽市の歴史的建造物に指定されている「旧安田銀行小樽支店」です。ギリシャの建築様式を用いて1930年に建築されたモノで、鉄筋コンクリート造りの重量感溢れる円柱が特徴的です。
特徴的な円柱
こうして下から眺めると圧倒的な存在感がありますね。細部の造りも丁寧で素晴らしいです。駅前通り拡幅の際にはこのままの状態で11メートルも曳家したのだそうです。現在は花ごころという和食レストランが入っています。
2008/02/12
小樽運河会場
今回で10回目を迎える
「第10回小樽雪あかりの路」を見に行ってきました。小樽の街のあちこちにチャンドルが灯っていてとてもキレイなイベントです。イベント初日に小樽へ到着し、さっそく小樽運河会場へ向かいましたが、もの凄い人出なので手宮線会場へ行くコトにしました。
手宮線会場
小樽駅の方へ向かって少し歩くと手宮線会場があります。旧手宮線の路線上にキャンドルの路ができていて幻想的で写真のようなトンネルもあります。チューブ滑り台のアトラクションもあって沢山の子供たちで賑わっていました。ボクも滑ってみたかったのですが・・・(笑)
スノートンネル
誰も居ない雪あかりのトンネルを写したかったのですが、人が多くこれが精一杯です。余談ですが、この手宮線というのは北海道最初の鉄道だったのです。1880年に手宮~札幌間が開通しました。現在は廃線となり、その跡地は遊歩道となっています。
沢山のキャンドル
沢山のキャンドルが並べられていました。いろいろな形をしていてオモシロいですね。
キャンドル
中にはロウソクの炎がユラユラと揺れていました。ボランティアの人々が時々見回ってロウソクを交換したりしています。
串団子?
こちらは串団子のようなオブジェクトですね。光と影のシルエットが何とも良い雰囲気です。
やさしい光
ロウソクのやさしい光が心地良いですね。手宮線会場もかなり混雑してきました。写真撮影も一苦労です。
小さな雪だるま
小さな雪だるまさんもいました。手とかが木の枝でできていてとてもカワイイです。
キャンドルタワー
初めて訪れた小樽雪あかりの路「手宮線会場」でしたが、小樽運河会場とはまた違った趣があると思いました。会場内にはアイスバーもあってドリンクを楽しむコトができます。小樽市内には他にもいくつかの会場があるようなので、今度めぐってみたいなぁと思いました。なお、小樽運河会場に関しては過去記事「小樽雪あかりの路(前編)」で紹介しているので、そちらもご覧いただければと思います。
2008/02/07
源泉ホース
冬の硫黄山を探検して辿り着いたのは「硫黄山温泉」です。ご覧のように山の中腹から引湯ホースが出ていて温泉がかけ流されています。お湯の出ている辺りは硫黄成分によってキレイなレモン色になっていました。
温泉を溜める
湯船のところまで引湯ホースが導かれていて、温泉を溜めるコトができるようになっています。チョロチョロと少しずつ見事に黄白色の温泉が溜まっていきました。
温泉が溜まった♪
今回は足湯でもできればイイなぁと思って訪れたのですが、ビニールシート湯船が残っていたおかげで全身浴ができそうです。なかなかイイ感じにお湯が溜まってきました。
入浴♪
というコトで、ようやく入浴するコトができました。山の上なので風があって結構寒いのですが、お湯に浸かってしまえば温かくて快適です。ココはホントに景色が素晴らしいですね。昔はこの場所にプラスチック製の浴槽が設置されていたらしいのですが、自然公園法の関係で撤去されたものと思われます。
手がシワシワに・・・
気分良く1時間ほど入浴していたら、手の皮がシワシワになってしまいました。これは効いていそうですね(笑) 泉質はかなり濃い感じの硫黄明礬泉で、硫化水素臭がしばらくカラダに残りました。また、ココは北海道一番の強酸性泉なので、肌の弱い人が長時間浸かっていると悲惨なコトになるかもしれません。試しにお湯を少し飲んでみたところ、スゴく酸っぱかったです。

●硫黄山温泉(いおうざんおんせん)
  場所 : 北海道川上郡弟子屈町跡佐登 【地図】 【閲覧】
  料金 : 無料
  営業 : 24時間
  休み : 年中無休
  泉質 : 硫黄明礬泉
  備考 : 混浴
  感想 : ★★★★★
2008/02/05
回転ベッド&温泉付きラブホテル
何だか凄いタイトルの記事ですが、今回は先日紹介した
「温泉ホテル ベルサイユ」の続きとなります。今回はある洋室へ潜入しました。部屋へ入ると中央に真っ赤な丸い回転ベッドが設置されていました。回転ベッドを見るなんて何年ぶりでしょうか?(謎)
室内(その1)
回転ベッドは後でじっくり遊ぶコトにして室内を見てまわります。こちら側にはテレビやエッチグッズ自販機、冷蔵庫が設置されていました。そしてこの部屋にも「激震マウスくん」が置いてあります。謎の白いヒダヒダを取り付けて遊んでみたのですが、あまりの激しい振動にヒダヒダがブっ飛んでしまいました・・・。ひよっとして使い方が違うのでしょうか?
室内(その2)
こちら側には電子レンジやスロットマシーンが設置されています。壁にはやはり「ハエ叩き」が掛けられていました。手前奥には洗面所&トイレがあります。洗面所にはドライヤーやアメニティタオルやガウンなどが置いてありました。
浴室
洗面所の横に浴室へのドアがあります。ドアには温泉分析書や蛇口から温泉が出ます!という掲示がしてありました。さっそく服を脱いで入ってみると写真のような黄色いイメージの浴室でした。先日紹介した和室の浴室は凄い模様の壁でしたが、こちらはシンプルな感じですね。
蛇口から温泉が出ます!
蛇口をひねると源泉温度46.4℃の食塩泉が出てきます。加水、加温、循環等一切していない正真正銘の温泉です。動力抑揚ではなく自噴泉であるというのも特筆するべきでしょうか。温泉分析書によると一分間に約25リットルの温泉が湧出しているようです。
入浴♪
さっそく入浴しました。う~ん、気持ちイイですねぇ~♪ 入浴しているとしょっぱい感じになるようなそんな感じの浴感です(謎) 結構おいしい温泉ですが飲泉許可は取っていないので自己責任で飲みましょう。あっ!やっぱりココにもスケベ椅子が置いてありました(笑)
回転ベッドだっ!
そして入浴後は温泉よりもちょっと楽しみだった回転ベッドが待っています。こんなラブホテルっぽい回転ベッドがまだ存在していたのですねぇ。現在は新風営法の関係で新規にこういう設備を設けるコトはできないようです。これは大変貴重なアイテムですね。
回転ベッドの操作盤
枕元には「回転操作盤」などがありました。左のボタンを押すと左回転、右のボタンを押すと右回転、真ん中の赤いボタンを押すと停止するようです。もう、このボタンを押すボクを誰も止めるコトはできないでしょうね(笑)
回転したぁ~♪
はい、ボタン押しました! ゴーゴーゴーゴーゴと回転して非常にオモシロいです。右へ左へ自由自在、これ考えた人は凄いですね(笑) 回転動画も撮影したのですが、いろいろ映っていたので一般公開できないのが残念です・・・(謎)
グルグルと回転中・・・
この回転ベッドというのは非常に高価なモノらしいです。ベッドに合わせて布団も丸いのがイイですね。プラネタリウム投影機があればプラネタリウム部屋にできるのになぁとか思いました。回りながら天井を見ると天井の鏡にベッドとハダカの人が映っていました(笑)
就寝♪
あぁ、もう何だかはしゃぎすぎて疲れました。時刻はもう午前4時半を過ぎていたりします。今回も最長15時間のサービスタイム(3,150円)を利用してのんびり日帰り入浴を楽しませていただきました。なお、洋室すべてに回転ベッドがあるワケではなくて無い部屋もあります。他にも何かあるかもしれないので、今後もベルサイユの調査は続きそうです・・・♪

★温泉ホテル ベルサイユ(おんせんほてる べるさいゆ)
 場所 : 北海道標津郡中標津町俵橋11線北3
 電話 : 0153-73-2345
 宿泊 : 5770円(23:00-09:00)
 休憩 : 4200円(18:00-23:00)(2時間)
 割時 : 3150円(03:00-18:00)
 延長 : 520円(30分)
 泉質 : 食塩泉(弱アルカリ性高張性高温泉)
 成分 : 成分総計10,060ミリグラム(Na-Cl)
 泉源 : No.163-003(天祿の湯)
 備考 : 自動精算制・回転ベッドは回転しなくなりました
 感想 : ★★★★☆

2008/02/03
しかべ間歇泉公園
鹿部町(しかべちょう)にある「しかべ間歇泉公園」へ行ってきました。迫力ある間歇泉が見られるというコトなので楽しみです。入口で入園料300円を支払い園内へ入りました。
園内
園内は庭園のようになっていて左奥の岩壁のところに間歇泉、右手前の建物内には足湯がありました。眺望の館というのがあって高い位置から間歇泉の噴き上げを見るコトもできます。
足湯
こちらは足湯です。底が玉砂利になっていて気持ち良さそうですね。足湯を楽しみながら間歇泉を見るコトができるので、沢山の人々が利用していました。園内に掲示されていた温泉分析書によると、泉質は弱食塩泉で源泉温度が93.6℃もあるようです。
しかべ間欠泉
こちらが間歇泉です。大正時代に温泉掘削をしていたところ、偶然発見された日本でも珍しい間歇泉なのだそうです。100℃近くある高温の温泉が噴き出してくるため、噴出口周辺は立入禁止となっていました。上に吊されている円盤状の物体まで温泉が噴出するようです。背後にある岩壁の中は
洞窟の道という資料館になっていて間歇泉の仕組みなどを学ぶコトができます。
噴出口
この土管みたいな噴出口の地下26メートルから温泉が湧き上がってくるのだそうです。噴出口の周りが温泉成分で赤茶けていました。約10分間隔で噴出するそうなので、そろそろ出てくるかもしれません。
間歇泉が噴出!
シュワシュワシュワ~ゴーゴーゴーと不気味な音がしばらく続いた後で、突然温泉が噴き出してきました! 近くで見ているとかなり迫力があります。その噴き出した熱湯の高さは最高で15メートルにも達するそうです。余裕で上に吊してある円盤にブチ当たり、辺りに熱湯の飛沫が撒き散らされました。風の強い日はこの円盤を取り付けて、熱湯が危険な方向へ行かないように調整しているようです。どこまで上がるのか見たかったのでちょっと残念でした。
公衆浴場 亀乃湯
何度か間歇泉の噴出を見物したあとで、近くにある「公衆浴場 亀乃湯」へ立ち寄りました。今回、鹿部へ来たのはこの亀乃湯が目的だったりします。入口の自動販売機でお茶のペットボトルを買って中へ入りました。
亀乃湯の脱衣所
中は昔ながらの銭湯といった雰囲気で番台があり、床に置かれたカゴに衣服を入れて浴室へ向かうスタイルです。入浴客が複数居たため浴室内の撮影をするコトができませんでしたが、もの凄く熱いお湯を楽しむコトができました。お湯の投入方法などが興味深かったので、機会があったら再訪して記事にしたいと思っています。

★鹿部温泉 鹿部間歇泉(しかべおんせん しかべかんけつせん)
 場所 : 北海道茅部郡鹿部町鹿部18の1
 電話 : 01372-7-5655
 料金 : 300円
 営業 : 08:30-18:00(冬期は09:00-17:00)
 休み : 第4月曜日・年末年始(4月~9月は無休)
 泉質 : 弱食塩泉(弱アルカリ性低張性高温泉)
 成分 : 成分総計3,933ミリグラム(Na-Cl)
 泉源 : No.477-030(鹿部温泉 鹿部間歇泉)
 備考 : 混足
 感想 : ★★★☆☆

2008/02/02
摩周駅
ある日、弟子屈町(てしかがちょう)の
JR摩周駅へ立ち寄りました。釧網本線にあるこの駅は1990年まで弟子屈駅という名称でしたが、観光振興のために摩周駅という名称に変更されました。駅前には「ぽっぽ亭」という食堂があって、名物「摩周の豚丼」を販売しています。
摩周駅の待合室
摩周駅の中へ入りました。この駅は有人駅なので窓口や改札口があります。窓口の前には売店があってココでも名物である「摩周の豚丼」を購入するコトができます。
ホーム
有人駅なのでホームへ自由に出入りするコトはできませんが、トイレの窓からホームを見るコトができました。ホーム上にある黄色い足跡マークがオモシロいですね。
摩周駅の飲泉場
トイレの入口前に飲泉場がありました。飲泉場のある駅ってなかなか無いと思います。温泉分析書も掲示してあり、飲泉許可も得ている本格的なモノです。温泉分析書によると、泉質は成分総計2,540ミリグラムの弱食塩泉で、pH値は8.2とのコトでした。
源泉かけ流し
湯口の上に湯呑が置いてあったので飲泉してみました。この温泉は摩周温泉2号泉(No.208-047)と6号泉(No.208-053)の混合泉となっていて、源泉温度が80℃くらいあるかなり高温な温泉でした。味は温泉っぽい味です(謎)
摩周駅ポッポ湯
駅前広場には足湯があります。「摩周駅ぽっぽゆ」という愛称が付けられ地域の人々や旅行者の憩いの場となっているようです。駅の外にあるので24時間利用できるのだと思います。
ぽっぽゆの湯船
こちらが湯船です。細長い長方形の湯船で両脇に平らな石が並べられています。この石に腰掛けて足湯を楽しむワケです。寝湯とかできそうな感じですが、やってはいけません(笑)
足湯
岩の上にある穴から熱い源泉が注がれていました。湯温調節用の加水蛇口もあります。少し足湯をやってみましたが、良く温まる感じで足が楽になりました。列車を待つ合間や旅の途中に立ち寄って疲れを癒すのにイイですね。

●摩周温泉 摩周駅ぽっぽゆ(ましゅうおんせん ましゅうえきぽっぽゆ)
  場所 : 北海道川上郡弟子屈町朝日1丁目7 【地図】 【閲覧】
  料金 : 無料
  営業 : 24時間
  休み : 年中無休
  泉質 : 弱食塩泉(アルカリ性低張性高温泉)
  備考 : 混足
  感想 : ★★★☆☆
2008/02/01
新栄館の旧館
道南の森町(もりまち)にある「濁川温泉 新栄館(にごりかわおんせん しんえいかん)」へ行ってきました。濁川温泉は濁川に沿って開けたカルデラ盆地にあります。開湯は江戸時代の1,800年頃というコトで、200年以上の歴史がある温泉郷です。
旧館の浴室へ
新館にあるフロントで
入浴料金400円を支払って、旧館の浴室へと向かいました。旧館の浴室は一応、男湯というコトになっていますが、混浴も可能なようです。新館には女性専用の内湯があります。
傾いた廊下
旧館の廊下を歩いていて驚いたのは、妙に建物が傾いているコトでした。新栄館の開業は明治時代で、その頃の建物がまだ残っています。この鄙びた雰囲気は最高ですね。聞くところによると、百年くらい前に使われていた賭博用の隠し部屋もあるらしいです。廊下の突き当たりに浴室へと下りて行く階段がありました。
脱衣所
こちらは脱衣所です。気持ち程度に仕切られた2つのスペースがあるので、男用と女用の区切りだとは思うのですが、明確な区別は無いようです。古そうな大鏡の上に古びた温泉分析書が掲示されています。脱衣所の窓から外を見てみると、温泉がかけ流されて池のようになっていました。
旧館浴室(男湯)
服を脱いで浴室の扉を開けるとこの光景です。この大理石で造られた湯船は開業当初の明治時代からあるもので、温泉の析出物が堆積して見事な光景となっていました。
源泉貯湯槽
湯船脇に小さな貯湯槽があって、新鮮な源泉がココから溝を通って3つある湯船へ送られています。溝の長さがそれぞれ違っていて、湯船の温度が微妙に変わるように工夫されていました。コトバで説明しても何だかよく分からないと思いますが、実際に見てみると「おぉ~」って思いますよ。
湯治湯の雰囲気が漂う浴室
お湯は薄緑色の食塩泉でなかなか高温です。この浴室はもともと混浴だったようですが、新館に女湯ができてからは基本的に男湯となっているようです。
薄っすらと湯の花が浮いています
こちらは中温湯です。湯船をよく見るとお湯の表面に薄く油膜のようなモノが浮いていました。油臭もするのでなかなか成分の濃い温泉のようです。
入浴♪(その1)
さっそく入浴しました。この正方形の湯船は源泉から近いので一番熱いハズなのですが、この時はぬるくなっていて快適でした。しかも入浴客はボク一人だけなので写真撮りまくりです。独特な香りを楽しみながらのんびりと入浴させていただきました。
入浴♪(その2)
こんな鄙びた雰囲気の温泉はなかなか無いですよね。おそらく昔は沢山の湯治客で賑わったのでしょう。当時の様子が目の前に浮かんでくるようでした。さて、新栄館の温泉ですが、資料によると掘削井1つと自然湧出泉2つを利用しているようで、泉質は含硼酸含重曹食塩泉とのコトです。何故か泉質に関しての資料が乏しく、ボクの手元にあるのは、脱衣所で撮影してきた昭和10年の温泉分析書だけだったりします。その古文のような温泉分析書を解読してみると、「療養泉になり得るか否かの検定の為、当局に差し出したる品は、殆ど無色透明にして無臭なんたらかんたら~」、「源泉温度 攝氏一五六度」、「固形物総量 五,一七〇瓦ナリ」とか書かれているようでした。源泉温度が156℃というのは何かの間違いかなぁと思いますが、こういう古い情報からも温泉の素性というのがある程度把握できますね。
とても趣のある浴舎
見上げると屋根から光が射し込んでいました。新栄館は浴舎等の老朽化が進んでいて、建て替えるような話も聞きますが、なんとかこの湯治場的な雰囲気を残してもらいたいものですね。

★濁川温泉 新栄館(にごりかわおんせん しんえいかん)
 場所 : 北海道茅部郡森町濁川49
 電話 : 01374-7-3007
 料金 : 400円
 営業 : 08:00-21:00
 休業 : 不定休
 宿泊 : 15:00-10:00
 泉質 : 含硼酸重曹食塩泉(弱アルカリ性低張性高温泉)
 成分 : 蒸発残留物5,170ミリグラム(Na-Cl・HCO3)
 泉源 : No.475-186(源泉名不明)・自然湧出×2
 備考 : シャンプー等なし・石鹸あり・男湯は混浴可
 感想 : ★★★★☆