じゅん☆ブログ

2008年04月の記事一覧
2008/04/29
羅臼岳登山道
今回紹介するのは羅臼町(らうすちょう)の山奥にある「湯の沢 上流の湯」です。
羅臼岳の登山道沿いに湯の沢が流れていて、付近には無数の源泉湧出孔が存在しています。昨年の冬にも訪問しているのですが、今回は雪解けの進んだ春の訪問となりました。
登山道を進む
登山道が見えているので、案外楽に進んで行くコトができました。この付近は泉源地帯となっていて、ところどころ硫化水素臭が漂っています。春の散策は気分が良いのですが、そろそろヒグマの活動が活発になる時期なので、注意しながら探索しましょう。
湯の沢上流の湯
登山道をしばらく進んだ崖の下に豪快な泉源地帯が見えてきました。ココが「湯の沢 上流の湯」です。さっそく崖を下ってみるコトにします。
湧出孔No.88~No.89
斜面からモクモクと湯煙が立ち昇っていて、辺りには硫化水素臭が漂っていました。泉源部分の崖が見事なオレンジ色になっていて、その崖下の沢沿いに湯船のような石囲いも見えます。
泉源地帯
こちらは斜面の上にある源泉湧出孔付近です。白い部分とオレンジ色の部分があって、双方からとても熱そうな温泉が相当量湧出していました。それぞれ泉質が異なるようです。知床の大自然の中で黙々と湧き出す温泉は何だか魅力的な感じがしました。
湯温計測
白くなっている源泉湧出孔部分で湯温を計ってみました。やはりかなり高温な温泉で、その湯温は76℃もありました。この湧出孔からは硫黄泉らしきお湯が湧き出していて、硫化水素臭が漂っています。もう一方の湧出孔からは含重曹食塩泉らしきお湯が湧き出していました。
源泉湧出孔と湯船
湧き出した温泉が崖を流れて行って、その下にある岩で囲まれた湯船へ注がれるようになっていました。よく見ると昨年とは湯船の位置が微妙に変わっているようです。
湯船
こちらが湯船です。さっそく入浴してみようかと思ったのですが、湯船の右半分は高温、左半分は低温という何とも難しい状態になっていて、そのままでは入浴できそうもありません。ドカシー(ビニールシート)を敷いて湯温を安定させてみるコトにしました。
入浴♪(その1)
ドカシーをセッティングしてしばらくすると、良い感じにお湯が溜まってきました。そのままでは熱すぎるので、沢の水を引き込んで湯温を調整します。何とか入浴できそうな状態になったので入浴してみるコトにしました。上から流れてくるお湯が熱くて、時々飛び上がったりもしましたが、どうにか入浴するコトができました。
入浴♪(その2)
今回はドカシー湯船の作り方が中途半端で快適とは言えませんでしたが、それなりに楽しむコトはできました。いかにして湯温を調節するかがココで入浴を楽しむ際のポイントですね。湯船の横を湯の沢が流れていて、良い景観を楽しむコトができました。
湯の沢上流の湯全景
この場所は羅臼岳登山道から丸見えなので、シーズン中に入浴していると熱い眼差しを感じるかもしれません(笑) また、ヒグマの生息地帯でもあるので、訪問時には十分な警戒も必要となります。一昨年には近くにある羅臼温泉野営場でヒグマが目撃されています。事故に注意して野湯を楽しみましょう。

●羅臼温泉 湯の沢上流の湯(らうすおんせん ゆのさわじょうりゅうのゆ)
  場所 : 北海道目梨郡羅臼町湯の沢国有林 【地図】 【閲覧】
  料金 : 無料
  営業 : 24時間
  休み : 年中無休
  泉質 : 重曹硫黄食塩泉
  備考 : 要装備
  感想 : ★★★★☆
2008/04/28
羅臼町役場温泉スタンド
今回紹介するのはちょっと変わった温泉です。ココはあまり知られていない場所だと思うのですが、羅臼町役場の庁舎裏に温泉があります。温泉といっても貯湯タンクがあって、そこの蛇口から温泉水が出るようになっているものです。
カランをひねると温泉が出てくる
こちらが貯湯タンクです。レバーを回すと温泉が出てきます。いわゆる温泉スタンドなのですが、ココは無料で利用するコトができ、ポリタンクなどに入れて自由に持ち帰っても良いそうです。この温泉は役場庁舎内の暖房にも利用されているとのコトです。
温泉スタンド
さっそく温泉を出してみました。しばらく使われていないのか最初のうちは黒いお湯が出ていましたが、しばらく出しっぱなしにしていると透明になってきました。このお湯は、羅臼町湯の沢にある泉源から引湯しているモノとのコトです。
手湯♪
ホントはココでスッポンポンになり全身で浴びてみたいところなのですが、公共の場ですから手湯でガマンです(笑) 泉質は食塩硫化水素泉で、硫化水素臭がしました。この温泉は肌がスベスベになります。
くつろぐエゾシカ
役場の敷地内でエゾシカが草を食べていました。羅臼町内ではエゾシカが当然のように町中を散歩していてビックリします。役場裏の川原にも沢山のエゾシカが集っていました。

★羅臼町役場の湯(らうすちょうやくばのゆ)
 場所 : 北海道目梨郡羅臼町栄町100番地83
 料金 : 無料
 営業 : 24時間
 休業 : 年中無休
 泉質 : 食塩硫化水素泉(中性低張性高温泉)
 成分 : 成分総計1,854ミリグラム(含S-Na-Cl(H2S型))
 泉源 : No.129-002・No.129-032・No.129-0XX(羅臼温泉1・4・5号井混合)
 備考 : 要入れ物
 感想 : ★★★☆☆
2008/04/27
シリコトルの湯探索
然別峡野湯群特集も今回で最後になります。最後に紹介するのは初登場の「シリコトルの湯」です。前回紹介した
「タマゴの湯」の上部にあります。
崖の上へ
ドロドロにぬかるんだ崖を登って行くと、温泉らしき湯流れがあちらこちらに見られました。上の方は丘になっているようですね。何かあるのでしょうか?
湿地帯
丘の上へ到着しました。この場所には何も無くて湿地帯のようになっています。雪も積もっていないので、この付近一帯の地中が高温帯になっていて、ところどころから微量の温泉が湧出しているようでした。掘ったら温泉が湧き出してきそうな感じですが、源泉温度が低そうなので実用的ではないでしょう。(ココは国立公園内なので勝手に掘ってはいけません!)
シリコトルの湯
シリコトルの湯はどこかと探していたら手前の方にありました。ユウヤンベツ川を見下ろすコトができる最高の場所にあるのですが、目の前に倒木があるため視界が遮られています。
湯船
こちらが湯船です。緑藻が大量に繁殖していてかなり凄まじい感じです。湯温を計ってみたところ37℃ありました。入浴してみようかとも思ったのですが、湯船の中に未知の生物とかいそうな雰囲気だったので、今回はやめておきました。かなり気合いを入れて掃除しないと快適に浸かるコトはできないでしょうね。

●然別峡 シリコトルの湯(しかりべつきょう しりことるのゆ)
  場所 : 北海道河東郡鹿追町瓜幕然別峡 【地図】 【閲覧】
  料金 : 無料
  営業 : 24時間
  休み : 年中無休
  泉質 : 含重曹食塩泉
  備考 : 藻が凄い
  感想 : ★★☆☆☆
2008/04/26
鹿の湯からさらに上流へ
鹿の湯からさらに上流にも源泉湧出地帯があるとのコトなので、今回は崖沿いを上流へと進んでみました。増水期にはルートが水没するため到達困難となりますが、今回は川の水量が少なかったので容易に進むコトができました。
源泉地帯
源泉地帯へ到着しました。付近ではいたるところから温泉が湧き出しているようで、湯流れの跡や源泉湧出孔を多数確認できました。川へ突きだした岩盤部分に丸い水溜まりのようなモノがありますね。
タマゴの湯
ココが「タマゴの湯」と呼ばれている場所です。少し上に源泉湧出孔があって、ぬるい温泉が丸い窪みへと注がれていました。湯溜まりが丸いコトからタマゴの湯と名付けられたそうです。
湯温計測
湯船の温度を計ってみると25℃しかありませんでした。そして湯船というか湯溜まりも浅いモノで尻湯するのが精一杯といった感じです。藻などもあって独特な臭気が漂っていました。
入浴♪
せっかくなので頑張って尻湯してみました(笑) 最近は誰も利用していないのか、かなりドブ臭い感じでした・・・。ココへ入浴する場合は徹底的に掃除してから入るコトをオススメします。写真は少し掃除をして、さらに夫婦の湯Bからバケツにお湯を汲んできて入浴したモノです。中途半端な掃除ではドブ臭さも消えず入浴後も大変でした・・・。

●然別峡 タマゴの湯(しかりべつきょう たまごのゆ)
  場所 : 北海道河東郡鹿追町瓜幕然別峡 【地図】 【閲覧】
  料金 : 無料
  営業 : 24時間
  休み : 年中無休
  泉質 : 含重曹食塩泉
  備考 : 混尻
  感想 : ★★☆☆☆
2008/04/24
夫婦の湯B
前回紹介した
「鹿の湯」のスグ横にあるのが、今回紹介する「夫婦の湯(めおとのゆ)」です。夫婦の湯には2つの湯船があって写真は「夫婦の湯B」と呼ばれている湯船です。この湯船に注がれるお湯は源泉温度が50℃以上あり、とても高温になっています。今回も50℃近くの湯温だったのですが、持参したバケツに川の水を汲んで薄めてみました。
入浴♪(その1)
湯船が小さいのでそれほど苦労するコトもなく適温にできました。今回は夫婦の湯Bへ初入浴です。目の前にある源泉湧出孔から熱いお湯が絶え間なく流れ出していました。この湯船は入浴しながら間近に川を見るコトができてイイですね。
夫婦の湯A
そしてこちらが崖側にある「夫婦の湯A」です。崖下にポッカリと洞窟のように存在する湯船で、上部には落石防止用のネットが取り付けられていました。
入浴♪(その2)
さっそく入浴しました。奥に見える源泉湧出孔から温泉が湧き出してきています。この湯船はいつ入っても適温で快適な感じです。湯船の深さが70センチメートルほどあり、然別峡野湯群の中では一番深めな湯船となっています。
入浴♪(その3)
ココはボクのお気に入りな場所の一つです。やはり誰も居ないこの時季がイイですね。のんびりと浸かっていたいところなのですが、この日はすでにかなりな数の温泉に浸かっていたので、もうグッタリと疲れてきました(笑) しかし、次回はさらにこの上流を目指します!

●然別峡 夫婦の湯(しかりべつきょう めおとのゆ)
  場所 : 北海道河東郡鹿追町瓜幕然別峡 【地図】 【閲覧】
  料金 : 無料
  営業 : 24時間
  休み : 年中無休
  泉質 : 含重曹食塩泉
  備考 : 混浴
  感想 : ★★★★☆
2008/04/22
鹿の湯へ続く道
初春の然別峡野湯群探索も終盤となってきました。今回紹介するのは然別峡野営場側にある「鹿の湯」です。
菅野温泉の近くにあるので宿から浴衣姿で入浴しに来る方もいるのですが、春と言ってもまだ積雪があり歩くのに苦労している様子でした。
鹿の湯
こちらが鹿の湯です。ユウヤンベツ川沿いに丸いコンクリート製の浴槽があって湧き出した温泉が注がれています。ココからの眺めがとてもキレイですね。
湯船
湯船の中には藻が浮かんでいました。夏場はキャンプ場利用者などで賑わう鹿の湯ですが、冬は訪れる人も少なく掃除も行われていません。
湯温計測
湯船の温度を計ってみると38℃とぬるめになっていました。雪の残る時季だと少々寒いかもしれませんね。泉質は含重曹食塩泉で湯船の中にも源泉湧出孔があるようですが、そのほとんどは次回紹介する「夫婦の湯」からの引湯のようです。
入浴♪
さっそく入浴してみました。かなりぬるい感じですが、スグ横にある夫婦の湯はかなり熱いので交互に入るとイイかもしれません。夏場は結構混み合うらしい鹿の湯ですが、この時季は広い湯船を独占できるのでイイですね。次回はお気に入りな「夫婦の湯」を紹介します。

●然別峡 鹿の湯(しかりべつきょう しかのゆ)
  場所 : 北海道河東郡鹿追町瓜幕然別峡 【地図】 【閲覧】
  料金 : 無料
  営業 : 24時間
  休み : 年中無休
  泉質 : 含重曹食塩泉
  備考 : 混浴
  感想 : ★★★☆☆
2008/04/20
ピラの湯
今回紹介するのは然別峡にある「ピラの湯」です。何度かこのブログにも登場していますが、ボクのお気に入りな野湯の一つです。場所が少し分かりづらいのですが、ご覧のように切り立った崖の下にあります。ちなみに「ピラ」とはアイヌ語で「崖」を意味するコトバです。
温泉分析書
ピラの湯へ下りて行く急な坂道の途中に石造りの温泉分析書が置いてあります。なぜこのようなモノが置いてあるのかは不明ですが、温泉分析書のある野湯というのも珍しいでしょうね。
3つの湯船
こちらがピラの湯の湯船です。
昨年訪問した時は2つになっていた湯船ですが、今回は再び3つになっていました。源泉湧出孔は奥にあるので奥へ行くほど湯船の温度が高くなっています。
源泉湧出孔
こちらが源泉湧出孔です。周囲にはいくつかの源泉湧出孔があって、湯船よりも高い位置から温泉が湧き出し豪快に湯船へと注がれていました。この豪快さがピラの湯の醍醐味なのだと思います。然別峡野湯群では一番豪快な湧き出し方でしょうね。
湯温計測
源泉湧出孔付近は飛沫が凄いので、少し離れたところで湯温を計ってみました。やはり相当熱いお湯で湯温は50℃もあります。ある資料によるとピラの湯の源泉温度は45℃と記されているので、最近になって源泉温度が上昇してきているのかもしれません。
入浴♪(その1)
源泉湧出孔から一番離れている湯船に入浴してみました。湯船横に脱いだ服などを置いておける木の棒があって便利でした。昨年は無かったので誰かがどこかから持ってきたのだと思われます。湯船の中には藻が繁殖していましたが、何とか無事に入浴するコトができました。
上の湯
こちらは数メートル離れたところにある湯船です。前回もそうでしたが今回も藻が繁殖していて凄い状態ですね。2メートルほど上の崖から温泉が湧き出しこの湯船へと注がれていました。
湯温計測
藻がポカポカと浮いていますが、せっかくなのでお湯の温度を計ってみました。こちらの湯船は43℃と入浴するにはちょうど良い湯温となっています。これだけ適温だと入浴しないワケにはいきませんね(笑) ココにも脱衣用の木の枝が設置されていました。
入浴♪(その2)
藻をすくって湯船の外へ流しながら入浴してみました。こちらの湯船へ浸かるのは久しぶりな感じです。上部の崖から流れてきた温泉が絶え間なく注がれていました。
入浴♪(その3)
先ほどまで藻でいっぱいだった湯船もかなりキレイになりました。この湯船は少し小高い場所にあるので眺めが良いですね。ユーヤンベツ川の流れを見ながらのんびりと入浴するコトができました。泉質は弱食塩泉とのコトですが、少し硫黄分も混ざっているような感じです。
ピラの湯全景
背後に迫る崖が迫力ありますよね。横を流れるユーヤンベツ川もちょうどピラの湯の前で湾曲していて変化のある流れを見せてくれます。今年はぜひ秋にも訪問してみたいなぁと思っているのですが、紅葉の秋はどんな景色を楽しませてくれるのでしょう?

●然別峡 ピラの湯(しかりべつきょう ぴらのゆ)
  場所 : 北海道河東郡鹿追町瓜幕然別峡国有林 【地図】 【閲覧】
  料金 : 無料
  営業 : 24時間
  休み : 年中無休
  泉質 : 弱食塩泉
  備考 : 混浴
  感想 : ★★★★☆

2008/04/18
対岸の湯(セセクの湯)
今週も然別峡特集が続いていますが、ホントにココは野湯のデパートみたいな場所です。さて、今回紹介するのは前回紹介した
「崖下の湯」の向かいにある「対岸の湯」です。ココへ行くにはユーヤンベツ川を渡らなければならず、今までは対岸から眺めるだけだったのですが、今回は川を渡ってみるコトにしました。
対岸の湯全景
半裸状態でユーヤンベツ川を渡って対岸へとたどり着きました。裸足で川へ入ったので凄く冷たかったです。川の向こうにチニカの湯や崖下の湯があります。
湯船
こちらが対岸の湯の湯船です。近くで見るとなかなか立派な湯船で驚きました。深さも結構あるようなので快適に入浴できそうです。
湯温計測
さっそく入浴してみようと思って手を入れてみると、凄く熱いのでビックリしました。お湯の温度を計測してみると55℃もあります。このままでは入浴できそうもありませんが、今回はマイバケツを持参していたので、川の水を汲んで薄めるコトにしました。
入浴♪(その1)
良い湯加減になったところで入浴してみました。湯船が広いので、写真のような感じに寝っ転がると全身浴を楽しむコトもできます。ボクの手がある辺りに源泉湧出孔があって、熱い温泉が湧き出してきていました。
入浴♪(その2)
泉質は含硫黄食塩泉かと思われますが、崖下の湯のような濁り湯ではなくて透明な感じのお湯です。源泉湧出孔部分には白い沈殿物が見られて硫化水素臭が漂っていました。
湯船2と湯船3
下流側には更に2つの湯船が存在するのですが、藻が繁殖していたりして快適に入浴できそうな状態ではありませんでした。メインの湯船が熱すぎて浸かれない時に尻湯でもするのにイイかもしれません。
入浴♪(その3)
しばらく浸かっていると湯温が上がってくるので、何度か川水で加水しながら初春の然別峡を楽しみました。対岸の湯へ入浴するのは今回が初めてだったのですが、ココも景観が良くて素晴らしい温泉ですね。川を渡らなければならないマニアックな野湯でした。

●然別峡 対岸の湯(しかりべつきょう たいがんのゆ)
  場所 : 北海道河東郡鹿追町瓜幕然別峡国有林 【地図】 【閲覧】
  料金 : 無料
  営業 : 24時間
  休み : 年中無休
  泉質 : 含硫黄食塩泉
  備考 : 混浴
  感想 : ★★★★☆
2008/04/16
がけ下の湯
今回紹介するのは前回紹介した
チニカの湯のスグ近くにある「崖下の湯」です。今回は湯船を見た途端、「おーっ!」と驚きの声をあげてしまいました。そこには素晴らしい乳白色なお湯をたたえた湯船が存在していたのです。
湯船
このお湯の色を見てください! 素晴らしいですよね。昨年訪問した時はほとんど透明なお湯だったのですが、今回は見事な乳白色となっていました。崖下の湯の泉質は含硫黄食塩泉らしいのですが、この泉質というのは様々な要素によって白濁したり透明になったりするようです。
埋められた湯船
昨年頃まで崖下の湯には3つの湯船が存在していたのですが、今回は他の2つが埋められていました。人為的に埋めたような感じですが、なぜそうしたのかは不明です。
メノコの湯
こちらは崖下の湯の上部にある「メノコの湯」です。湯船にお湯は溜まっていませんでしたが、涸れてしまったワケではなくて、引湯ホースを通して下へ垂れ流されていました。昔はメノコの湯がメインだったのですが、最近は崖下の湯がメインとなった感じですね。
入浴♪(その1)
さっそく崖下の湯へ入浴してみました。硫黄の香りが心地良く、他の然別峡野湯群とはちょっと違った感じです。ボクは白濁した温泉が大好きなのです♪
源泉湧出孔
お湯は崖下にある穴の奥から湧き出してきていました。崖にはいくつかの穴が開いていて、それぞれの穴から温泉が湧き出してきているようでした。
湯温計測
湧き出してくる温泉の温度を計ってみたところ、45℃~50℃ほどの高温泉でした。湧出孔付近には硫黄成分と思われる白い沈殿物が見られました。
入浴♪(その2)
然別峡でこんな白濁湯に浸かるコトができるとは思ってもいなかったので、今回はかなり気分が良かったです。写真は崖下の湯にある一番大きな穴です。まるで洞窟の入口みたいだなぁと思って入浴していたのですが、入浴しながら観察しているとこの穴は奥へと続いているではないですか! ボクは穴があったら入りたくなってしまう性格なので、この洞窟を探索してみるコトにしました。しかし、硫黄泉の近くにある洞窟というのは高濃度の硫化水素が充満しているコトもあるので大変危険です。思いっきり深呼吸をして息を止めて潜入してみました。洞窟内部では温泉が湧き出していて、湯面よりも高い位置にボクが一人入るコトができるくらいの空間がポッカリと存在しています。硫化水素ガスの有無は不明ですが、熱気が凄くてスチームサウナのような空間でした。その時の様子を動画にしましたのでご覧頂ければと思います。

●然別峡 崖下の湯(しかりべつきょう がけしたのゆ)
  場所 : 北海道河東郡鹿追町瓜幕然別峡国有林 【地図】 【閲覧】
  料金 : 無料
  営業 : 24時間
  休み : 年中無休
  泉質 : 含硫黄食塩泉
  備考 : 混浴
  感想 : ★★★★★

2008/04/14
チニカの湯
前回紹介した
「ダム下の湯」からユーヤンベツ川沿いに歩いて行くと「チニカの湯」へたどり着きました。ココは毎年訪れるたびにその様子が変化していてオモシロい野湯です。昨年訪れた時よりもコンパクトになったような気がしました。
湯船
こちらがチニカの湯の湯船です。何だか水色のお湯が溜まっていてキレイな感じですね。この時季にこれだけお湯がキレイだというコトは、誰かが掃除してくれているのだと思います。藻なども浮いていなくて快適に入浴できそうな感じです。
脱衣所
湯船の横には木の枝で作られた洋服掛けがありました。この辺りが脱衣所といった感じなのでしょう。ありがたく使わせていただいてスッポンポンになりました。
入浴♪(その1)
さっそく入浴しました。ホントにキレイなお湯です。前回の記事がウソのようですね(笑) 泉質は重曹硼酸食塩泉とのコトですが、硫黄分も混ざっているような感じでした。
湯温計測
お湯の温度を計ってみたところ43℃と快適な湯温になっていました。源泉温度は57.6℃あって、湯船底の湧出孔から熱い源泉が湧き出してきています。
湯温調節バルブ
ユーヤンベツ川から引かれている加水ホースの先にバルブが取り付けられていて、水の量を自由に調節するコトができるようになっています。このバルブ方式はとても便利ですね。
入浴♪(その2)
湯船が広くてイイですね。深さも太股の上くらいまであるので快適です。スグ横にはユーヤンベツ川が流れていて景観も抜群です。こだわりの感じられる湯船に感動しながらのんびりと入浴させていただきました。
チニカの湯全景
もっと入浴していたかったのですが、他の野湯も探索しておきたいので、そろそろチニカの湯を後にしましょう。湯船の周りにはバケツや風呂桶があったり、奥の方にはホースや電動ポンプのようなモノまで置かれていて、かなり本格的な感じがしました。

●然別峡 チニカの湯(ペニチカの湯)
  場所 : 北海道河東郡鹿追町瓜幕然別峡国有林 【地図】 【閲覧】
  料金 : 無料
  営業 : 24時間
  休み : 年中無休
  泉質 : 重曹硼酸食塩泉
  備考 : 混浴
  感想 : ★★★★☆
2008/04/12
然別峡ダム
今回紹介するのは然別峡ダムの横にある「ダム下の湯」です。ボクの愛読書
「北海道無料100秘湯」では「名なしの湯」として紹介されていますが、最近は「ダム下の湯」という呼び名が主流になっているようです。
高所から望むダム下の湯
高いところから見るとその位置関係が分かりやすいですね。然別峡ダムの下流側に広場のような場所があって、その中央部にダム下の湯があります。
ダム下の湯A
こちらがダム下の湯です。以前に訪問した時よりも立派になっていて驚きました。ご覧のようにすぐ目の前に然別峡ダムがあって良い眺めを楽しめます。
脱衣所
湯船の横にはこんなモノまでありました。脱いだ服などを掛けておける木の枝と切り株で作った椅子です。器用な人がいるものだなぁと感心してしまいました。
湯船
こちらが湯船です。周りに平らな石が敷き詰められてかなり立派なモノとなっていました。湯船底には排水用のパイプが取り付けられて掃除しやすくなっています。訪問時は排水口からお湯が抜けていたので、近くにあった木の枝で排水口に栓をしてお湯を溜めてみました。
入浴♪(その1)
一時間ほどで入浴できるくらいのお湯が溜まったので入浴してみました。沈んでいた藻が浮かんできたりもしましたが、なかなか快適に入浴するコトができました。
泉源
ダム下の湯のお湯は湯船から1メートルほど離れた岩の間から湧き出してきています。ちょうど写真の足の先に泉源があって、湧出部分がオレンジ色に染まっていました。
湯温計測
源泉湧出部分の湯温を計ってみると52℃もありました。湯船へ注がれるまでにちょうど良い湯温になるようです。お湯は無色透明で泉質は重曹硼酸食塩泉とのコトです。
ダム下の湯B
ダム下の湯の数メートル先にもう一つの源泉湧出場所があります。便宜上「ダム下の湯B」としておきましょう。ココには黄土色のお湯が溜まっているのですが、藻などが浮いていてちょっと入浴するには汚いかなぁといった感じです。
湯温計測
ダム下の湯Bの温度を計ってみたところ31℃とぬるめでした。浮いている藻(葉っぱ)が何とも言えない感じですね。泉質はよく分かりませんが、おそらく最初に紹介したダム下の湯Aと同じかと思われます。お湯は湯船の底から湧き出しているようでした。
入浴♪(その2)
意を決してダム下の湯Bへ入浴してみました。その様子はまるで肥溜めに落ちてしまった可哀想な人みたいです(笑) 浴感は生ぬるいお湯が何とも言えず気持ち悪い感じでした。こちらの湯船はマニアな方以外にはオススメできない感じですね。早々にお湯から上がりました・・・。

●然別峡 ダム下の湯(しかりべつきょう だむしたのゆ)
  場所 : 北海道河東郡鹿追町瓜幕然別峡国有林 【地図】 【閲覧】
  料金 : 無料
  営業 : 24時間
  休み : 年中無休
  泉質 : 重曹硼酸食塩泉
  備考 : 混浴
  感想 : ★★★☆☆
2008/04/10
マクペカの湯へ続く廃道
鹿追町(しかおいちょう)の然別峡にある「マクペカの湯」へ行ってきました。このブログには初登場の野湯ですが、それは今までその場所が分からなかったためなのです(笑) 雪のある時季であれば見つけられるかなぁと思って探索に出かけました。
雪のない謎の場所
スノーシューを装備して進みましたが、春先の雪というのは底が溶けて空洞になっていたりするのでズボズボと埋まります。スキーの方が良さそうですが、倒木が多いのでそうもいきません。何回も埋まりながらウロウロしていると目の前に雪のない空間が現れました。どうしてこの場所だけ雪が無いのでしょう? これは怪しい感じですね。水の流れたような跡もあります。
倒木の下には・・・
その雪のない場所の中央に倒木がありました。よく見るとその倒木の下に岩が規則正しく並べられているような気がします。何だか引湯ホースのようなモノも見えますね。もしかしたらココがマクペカの湯かもしれません。さっそく駆け寄ってみました。
マクペカの湯を発見!
まさかこんなところに!と思うような場所にマクペカの湯はありました。他の然別峡野湯群とは全く異なる雰囲気ですね。昔、この辺りに営林署の宿舎があって、職員用の浴槽が設置されていたのだそうです。営林署の宿舎が廃止された後も秘湯愛好家によって浴槽が設置されたりもしたのですが、国立公園内というコトもあって撤去されたようです。そして現在はこんな自然な状態となっています。
湯船跡?
せっかくマクペカの湯を発見したのですが、湯船の中に肝心なお湯がありません。近くに
泉源らしき場所もあるのですが、泥状になっていて温泉の湧出は見られませんでした。温泉が涸れてしまったのかなぁとも思ったのですが、付近の様子から見ておそらく泉源が埋まってしまっているのではないかと思われます。掘ったら温泉が出てくるのかもしれませんが、そういうコトはプロの方にまかせておきましょう(謎) いつか入浴できたらイイなぁと思います。

●然別峡 マクペカの湯(しかりべつきょう まくぺかのゆ)
  場所 : 北海道河東郡鹿追町瓜幕然別峡国有林 【地図】 【閲覧】
  料金 : 無料
  営業 : 24時間
  休み : 年中無休
  泉質 : 重曹硼酸食塩泉
  備考 : 入浴不可
  感想 : ★☆☆☆☆
2008/04/08
春の然別峡
今回から2週間くらいの予定で春の然別峡野湯群を紹介したいと思います。然別峡探索には欠かせない町道然別峡峰越線を東へ進んで行くと、いでゆ橋を越えた辺りから今にも崩れてきそうな崖地帯が続きます。ホントにいつ崖崩れが発生しても不思議ではない危険な状態なので、近い内にこの林道も閉鎖されてしまうかもしれません。
新マクペカの湯
最初に登場する野湯は町道然別峡峰越線の少し奥にある「新マクペカの湯」です。ココは然別峡ダムと次回紹介するマクペカの湯の中間くらいにあります。
湧き出す温泉
道路脇のコンクリートブロックの下から温泉が湧き出して、それらしい色になっていました。以前からこの場所は知っていたのですが、今回はココに「新マクペカの湯」という名が付けられているコトを知ったので再調査です。
湯溜まり
下の方にオレンジ色の湯溜まりができていて、小川のようになって流れていました。キレイなオレンジ色ですよね。泉質は重曹硼酸食塩泉のようです。
湯温計測
残念なのはこの湯流れの湯温が19℃しかないコトです。然別峡にはこんな感じの冷泉があちこちに見られますが、ココは名前が付いていたというコトで今回取り上げてみました。熱い夏場であれば尻湯をしてみるのも一興かもしれません(笑)

●然別峡 新マクペカの湯(しかりべつきょう しんまくぺかのゆ)
  場所 : 北海道河東郡鹿追町瓜幕然別峡国有林 
【地図】 【閲覧】
  料金 : 無料
  営業 : 24時間
  休み : 年中無休
  泉質 : 重曹硼酸食塩泉
  備考 : 冷泉
  感想 : ★☆☆☆☆
2008/04/05
滝見の湯
前回からの続きになりますが、冬の知床を探索してたどり着いたのは、このブログにも数回登場している「滝見の湯」です。昨年は割れていた赤い看板も写真のように補修されていました。
滝見の湯を発見!
雪の中にポッカリと雪の無い部分があって、そこにはなみなみと温泉をたたえた滝見の湯がありました。冬でも源泉が注がれていて温泉を楽しむコトができます。
湯船
こちらが滝見の湯の湯船です。冬場は掃除されていないので木の葉などが湯船の中に沈んでいたりしますが、手で掻き出せば快適に入浴することができそうです。
入浴♪(その1)
さっそく入浴してみました。このコンパクトな湯船がボクのお気に入りです。湯船へ入ると沈んでいた葉っぱが浮かんでくるので、手ですくって湯船の外へ出しました。
タヌキちゃん
滝見の湯を守っているタヌキちゃんも元気そうでした。このタヌキちゃんが居るのと居ないのとでは、ココの印象も随分と変わってくるコトでしょうね。存在感のあるタヌキちゃんです。
顔アップ
タヌキちゃんの顔のアップです。ヘの字の口元が何とも言えない感じですね。無表情のような感じもするのですが、どことなく愛嬌のあるような不思議な顔をしています。
逞しいイチモツ
顔に似合わずアソコは凄いです(笑) ちょうどその巨大なイチモツの先っぽから温泉が出る仕組みになっていて、この温泉を造った人の遊び心がうかがえます。
入浴♪(その2)
ココへ来たらいつもこんな感じでボーっと入浴しています。泉質は含重曹食塩泉で、かなり効く温泉なので時々水分の補給をしながらのんびりと楽しみました。
湯温計測
少し浸かっていると汗がダラダラと出てきます。湯温を計ってみたところ45℃~47℃ほどあり、この時期としてはなかなか熱めとなっていました。
入浴♪(その3)
立ち上がると遠くに「ひぐまの滝」が見えました。この温泉が滝見の湯と呼ばれる由来となった滝です。タヌキちゃんは立ち上がったボクの方を見てギョッとしているようでした。何か変なモノでも見えたのでしょうか?(謎)
滝見の湯全景
やはり冬に訪れる滝見の湯は最高ですね。この日は2時間以上お湯に浸かって結構グッタリしましたが、本物の温泉を堪能するコトができて大満足でした♪ 素晴らしい温泉を提供してくださっている方々に感謝の気持ちで一杯です。

●滝見の湯(たきみのゆ)
  場所 : 北海道斜里郡斜里町岩尾別温泉 【地図】 【閲覧】
  料金 : 無料
  営業 : 24時間
  休み : 年中無休(11月~4月は通行止)
  泉質 : 含重曹食塩泉
  備考 : 混浴?
  感想 : ★★★★☆
2008/04/04
奇岩と流氷
今回は斜里町(しゃりちょう)のウトロ探検記です。探検と言っても大したモノではありませんが、沢山の流氷が見られたので紹介しようと思います。
宇登呂海岸と流氷
ウトロの海岸沿いに流氷がビッシリと接岸していました。遠くには海が見えているのですが、こうして見ると水平線の彼方まで流氷が続いているように見えますね。
流氷
流氷の底に見えるエメラルドグリーンになっている部分がボクは好きです。ウトロにはこの流氷の上を歩いたり海へ潜るツアーがあって、この日も何組かのグループが
流氷の上を歩いたりしていました。一般の方が流氷上を歩くのは大変危険なのでガイドの人と一緒に歩きましょう。
プユニ岬
ウトロの町外れにある「プユニ岬」からの眺めです。見事な景色ですね。下で流氷ウォークをしている人々の声がココまで聞こえてきました。
岩尾別へ
プユニ岬を越えて岩尾別方面へ向かいます。知床峠側は冬期通行止なのですが、岩尾別方面は昼間限定(08:00~18:00)で通行可能です。
岩尾別温泉入口
さて、目的地の入口へ到着しました。沢山のエゾシカたちがお出迎えです(笑) この辺りの鹿軍団にはいつも驚かされます。ココから4キロメートルほど先になる岩尾別温泉まで徒歩で向かうコトにしましょう。
エゾシカ♂
格好いいエゾシカがこちらを見たまま固まっていました。まぁ、当日のボクの格好を見たらエゾシカでなくても固まるコトでしょう。今回は半袖、長靴、バケツ、スノーシュー、ショートスキー、サングラス・・・という何とも言えない装備です(笑) 長靴は秀岳荘というところで作っているゴムスキー長靴というモノで、スキーを装備するコトができるオモシロいアイテムです。
ロータリー除雪車
しかし今回は心強い助っ人がいたので、そんな装備は不要でした。向こうにホテル地の涯が見えてきましたね。この辺りの崖下に温泉っぽい湧出を発見しました。とりあえず「岩宇別川の湯」というコトにしておきます(笑)
滝見の湯
さて、今回の目的地「滝見の湯」へ到着しました。昨年の冬にも訪れたのですが、毎年訪れたくなるような良い温泉です。次回は「岩尾別温泉 滝見の湯(冬)」を紹介します。
2008/04/02
羅臼町全景
冬の羅臼野湯めぐりの番外編として羅臼の町をプラプラした記録を紹介しようと思います。写真は羅臼国後展望塔(望郷台)という場所から見た羅臼町全景です。羅臼港や押し寄せた流氷を一望できてなかなか良い眺めですよね。
知床連山
反対側を見ると遠くに羅臼岳を初めとする知床連山が見えました。手前の谷間の辺りが湯の沢地区でボクの大好きな野湯があちこちにあります。
おじろ橋から
こちらは羅臼港の近くにある「おじろ橋」からの眺めです。ココから見る羅臼岳の雄姿がとても美しいです。橋の下には羅臼川が流れていて、秋になると鮭が遡上してきます。
羅臼川
ボーっと景色を眺めていると何かが川に現れました! 何かと思ったらエゾシカでした。どうして冬の川にエゾシカがいるのでしょう?
エゾシカ
立派な角をたくわえた雄のエゾシカですね。真っ白なシッポが可愛いです(笑) この後、このエゾシカは対岸へと渡りきりました。対岸には別なエゾシカが居て、仲間の元へ行くために川渡りをしたようです。足、冷たくないのでしょうかね?
純の番屋
こちらは町外れにある
「純の番屋」付近です。夏場は観光客向けの食堂になっていますが、冬期間は営業していません。
流氷
純の番屋前の海岸にも流氷がありました。今年は昨年とは比較にならないほど沢山の流氷がやってきたようです。そろそろ流氷の季節も終わろうとしています。
源泉塔
そんな海岸沿いをプラプラしていると、海岸から湯煙が昇っていて硫化水素臭の漂う場所を発見しました。消波ブロックの間にどこからか流れてきた温泉が注がれているようです。湯元を探していると写真のような興味深い場所を発見しました。
源泉貯湯槽のような所から水色のケースへ温泉が注がれていました。何だかこういうのがあると浴槽に見えてしまいますね。ボクの見たところ、この温泉は羅臼町の3号井から供給されている含食塩硫黄泉のようです。今度、許可をもらって浸かってみようかな(笑)