じゅん☆ブログ

2008年07月の記事一覧
2008/07/30
白樺橋からの眺め
倶知安町(くっちゃんちょう)の山奥にある変わった温泉の探索へ行ってきました。
ニセコ林道の入口を見つけて奥へ進んで行くと、今回の目的地である白樺橋という小さな橋がありました。その橋の欄干から川の方を覗き込むと何やら凄い光景となっています。
パイプから放出される温泉
橋の欄干に沿って引かれている謎のパイプから勢い良く液体が放出されていて、その下にある岩場が茶色く染まっていました。どうやらこの放出されている液体は温泉のようです。さっそく下へ行って探索してみるコトにしました。
硫黄川と茶色の岩場
ちょうど橋の横が道のようになっていたので、案外楽に橋の下へ来るコトができました。温泉成分で岩場がオレンジ色になっていて凄いですね。相当濃い温泉なのでしょうか? 横には硫黄川というのが流れています。この川は以前から気になっていたのですが、その流域にこんな場所があったとは驚きでした。
入浴♪
さっそく温泉を浴びてみるコトにしました。お湯はかなりぬるい感じです。アブみたいなのがいるので落ち着いて浴びていられませんでしたが、それでもなかなか楽しい温泉でした。こんな辺鄙な場所なので、訪れる人もほとんど居ないだろうなぁと思っていたのですが、付近は山菜取りの名所らしくかなり沢山の人々が訪れていました。もし浴びてみようという方がいたら、他人に目撃されないようにご注意ください(笑)
硫黄川白樺橋の湯全景
このお湯はもともと林道の先にある温泉宿で利用されていたモノらしいのですが、現在は休業していて、この源泉も未利用となっているようです。周辺はニセコと呼ばれていて、沢山の温泉地やスキー場があり一大観光地となっています。

●硫黄川白樺橋の湯(いおうがわしらかばばしのゆ)
  場所 : 北海道虻田郡倶知安町花園 【地図】 【閲覧】
  料金 : 無料
  営業 : 24時間
  休み : 年中無休
  泉質 : 含芒硝土類炭酸鉄泉
  備考 : 藪蚊多い
  感想 : ★★★☆☆

2008/07/29
幌加美里別温泉
前回紹介した芽登温泉の近くに、謎の温泉があるとの情報を温泉旅がらすさんのところで聞きつけ急遽訪問してきました。場所等は温泉旅がらすさんのブログを参照していただくとして、やってきたのは写真のような場所です。すぐ近くには美里別川が流れていました。
謎の温泉ホース
池のようなところの地面から謎のホースがニョキっと出ていて、そのホースの先から温泉が湧出していました。周囲には微かに硫化水素臭が漂っているので、泉質は硫黄泉かと思われます。
手湯♪
その湧き出してくる温泉に触れてみると、生暖かい感じがしました。ホースの土中部分はパイプになっているので、以前にボーリング等を行った跡なのかもしれません。池の端の方ではポコポコと自然湧出している温泉も確認できました。
湯温計測
温泉の温度を計ってみたところちょうど30℃でした。泉質的には芽登温泉のそれに似ているような感じもしますが、源泉温度はかなり低いですね。この源泉温度の低さが未利用のまま放置されている原因かもしれません。
入浴♪
ちょっと入浴してみるコトにしました。こういうタイプの野湯は初めてですね。ホースはある程度自由に動かすコトができるので、シャワーみたいにして浴びたりしました。ツルツルする良質な硫黄泉で、未利用なのがもったいない感じです。どうしてこんなところで湧いているのか不思議な温泉でした。

★幌加美里別温泉(ほろかびりべつおんせん)
 場所 : 北海道足寄郡足寄町喜登牛
 料金 : 無料
 営業 : 24時間
 休業 : 年中無休
 泉質 : 単純硫黄泉
 成分 : 不明
 泉源 : 自然湧出
 備考 : 藪蚊多い・熊出没注意
 感想 : ★★★★☆
2008/07/27
芽登温泉
足寄町(あしょろちょう)の山奥にある
「芽登温泉(めとうおんせん)」へ行ってきました。足寄町から置戸町へと抜ける道道88号線を北上して行くと、芽登糠南林道の入口があります。ココから未舗装の林道を4キロメートル程行くと、芽登温泉がありました。赤い屋根に白地で「芽登温泉」と書かれていて目を惹きますね。さっそく中へ入ってみましょう。
ロビー
受付で日帰り入浴料金500円を支払って、中へと入って行きました。ロビーには応接セットみたいなのがあって、座って休めるようになっています。
日本秘湯を守る会
浴室へ向かうと見覚えのある提灯がありました。この芽登温泉は「日本秘湯を守る会」の会員宿なのですね。いつかこの会員宿めぐりをやってみたいです。
脱衣所
こちらは男湯の脱衣所です。もっと鄙びた雰囲気かと思っていたのですが、新しい感じでビックリしました。ボクは鄙びた感じの方が好きなのですが、「古い=汚い」とか言う人もいるようなので、商売的にはこういう感じの方が都合が良いのでしょう。脱衣所には年季の入った温泉分析書が掲示されていました。
男湯の内湯
こちらは男湯の内湯です。この浴室も新しい感じですね。大きな窓があってとても開放感があります。洗い場にはシャンプー、ボディーソープ等が設置されていました。
混浴大露天風呂へ
内湯のドアから露天風呂へ行くコトができるようになっていました。この露天風呂が芽登温泉の目玉と言っても良いでしょう。大きな円形状の湯船で、大自然の開放感を満喫しながら温泉を楽しむコトができます。そしてこの露天風呂は最近では珍しくなりつつある混浴となっています。
入浴♪(その1)
さっそく入浴してみました。横にある湯口からチョロチョロと温泉が注がれています。もちろん源泉かけ流しです。泉質は単純硫黄泉とのコトですが、お湯は白濁しているワケではなく無色透明で、心地良い硫黄の香りが漂っていました。コップが置いてあったのでちょっとだけ飲んでみたところ、微硫黄味といった感じでした。
入浴♪(その2)
源泉温度が60℃近くある高温泉なのですが、上手く湯温調節しているようで、露天風呂は長湯向きな湯温となっていました。混浴露天風呂とのコトでしたが、残念ながら?入ってくるのはオジさんばかりでした・・・(笑) 女性専用の露天風呂もあるのだそうです。

★芽登温泉 芽登温泉ホテル(めとうおんせん めとうおんせんほてる)
 場所 : 北海道足寄郡足寄町芽登2979
 電話 : 0156-26-2119
 料金 : 500円
 営業 : 10:30-20:00
 休業 : 年中無休
 宿泊 : 15:00-10:00
 泉質 : 単純泉(アルカリ性低張性高温泉)
 成分 : 成分総計247ミリグラム(Na-CO3・SO4・HCO3)
 泉源 : 自然湧出(湯元1号と湯元2号の混合泉)
 備考 : シャンプー等あり・ドライヤーあり・鍵付きロッカーあり
 感想 : ★★★☆☆
2008/07/26
町民健康増進センター 足寄温泉
足寄町(あしょろちょう)の郊外にある「町民健康増進センター 足寄温泉」へ行ってきました。
入口から男女に分かれていて、共同浴場っぽい雰囲気のある日帰り入浴施設です。地元の人を中心に人気のある温泉のようで、なかなか写真撮影が難しい場所なのですが、今回やっと記事にするコトができました。
休憩所
中へ入って行くと靴箱があって、その先休憩スペースがありました。休憩スペースには入浴券自動券売機や飲み物の自動販売機が設置されていました。漫画本なども置いてあります。入浴料金は大人300円(後に350円に値上げ)となっていて、回数券や年間パスもあるようでした。さっそく入浴券を購入して中へ入ってみましょう。
番台
入口の扉を開けると番台がありました。番台形式は貴重な存在となりましたが、やはり趣があってイイですよね。こちらの番台ではタオルやシャンプーを販売しているようです。番台のオバちゃんに入浴券を渡して脱衣所へと向かいました。というか、もう番台の横が脱衣所なのです。
脱衣所
こちらが脱衣所の様子です。かなり沢山の脱衣カゴが用意してあって、40人くらい一度に入るコトができそうな感じとなっていました。窓の外が駐車場になっているので、そこの窓が開いていると駐車場から丸見え状態です(笑) 脱衣所内には温泉分析書と温泉分析書別表が掲示されていました。
ロッテアイスクリーム
番台の横にはアイスクリームの入った冷凍庫がありました。どれでも一個100円とのコトです。湯上がり後に食べたら、冷たくて美味しいんだろうなぁ~。
浴室への扉
さて、いよいよスッポンポンになって浴室へ向かおうとしたら、浴室前の扉に何やら注意事項がいろいろと書かれています。その中に「その筋の達しによりタオルは浴槽の中に入れないで下さい」というのがありました。その筋ってまさか・・・(謎)
浴室全景
こちらは浴室全景です。かなり広い浴室ですよね。これならホントに40人同時に入浴できそうな気もします。中央の大きな浴槽が主浴槽、右側の小さな浴槽が泡風呂(ジャグジー)となっています。手前には洗い場がありました。
洗い場
こちらは洗い場の様子です。この右側にも同じような洗い場がありました。利用者のマナーが良くて、桶とか椅子とか出しっぱなしになっていたりしません。洗い場のカランやシャワーから出るお湯も温泉となっていました。
源泉かけ流し
湯船には黄色っぽいお湯がドバドバと注がれ、湯船のフチからドバドバとかけ流されていました。この足寄温泉は湯量が豊富で、毎分1,580リットルもの温泉が湧出しているのだそうです。湯温はぬるめなのですが、浸かっているうちに汗がドバドバと出てきました。
入浴♪
さっそく入浴してみました。ツルツルするモール泉系な浴感です。しかもこの大きな湯船一杯に源泉が注がれ、かけ流されているのですから気分も爽快ですね。
湯口
湯船の中央に特徴的なシンボルの湯口があって、そこからドバドバと豪快に源泉が注がれていました。泉質は弱食塩泉とのコトですが、この湯口に近づくと微かに硫黄の香りがします。足寄温泉はボク的にいつも多くの人で混み合っている印象なのですが、今回は少しの間だけ独占するコトができてラッキーでした。300円(後に350円に値上げ)で豪快なかけ流しを堪能できる良い温泉です。
【注:足寄温泉は平成29年10月25日をもって閉館しました・・・】

★町民健康増進センター あしょろ温泉(あしょろおんせん)
 場所 : 北海道足寄郡足寄町郊南1丁目12−31
 電話 : 0156-25-4133
 料金 : 350円(1年間有効会員券40,000円)
 営業 : 11:00-22:00
 休業 : 年中無休
 泉質 : 弱食塩泉(中性低張性高温泉)
 成分 : 成分総計2,221ミリグラム(Na-Cl)
 泉源 : No.219-002(あしょろ温泉)
 備考 : 2017年10月25日をもって閉館(解体済)
 感想 : ★★★★☆
2008/07/25
しれとこねぷた
斜里町(しゃりちょう)で開催されている「第26回 しれとこ斜里ねぷた」を見に行ってきました。今年は7月25日と26日の2日間に渡って開催されています。友好都市である青森県弘前市との文化交流により伝授された勇壮なお祭りです。
勇壮な扇ねぷた
とてもキレイなねぷたの行列が町内を練り歩きました。ねぷたの重量は最大で3トンにもなるそうで、引く人々も気合いが入っています。今夜は時々雨が降ったりもしていたのですが、お祭りが始まる頃には雨も上がり、沿道は沢山の見物客で賑わっていました。(画像クリックで拡大)
しれとこ斜里ねぷた
大小15基あまりのねぷたが行進するのですが、大きいモノになると高さが8メートルほどもあり電線に接触してしまう恐れがあるため、電線持ち上げ係みたいな人が居て、持ち上げた電線の下を巨大なねぷたが通過していました。北海道でねぷたを見られるなんてボクは最近まで知りませんでした。お祭りを見た後は斜里温泉へ立ち寄って温泉を楽しんできました。(画像クリックで拡大)
2008/07/23
DO!Fit!ひがし北海道版
ISBN:9784915746468
北海道も夏の観光シーズン真っ只中といった感じですが、道外から観光にいらっしゃる方々はなかなかどこを巡ったら良いのか迷うモノと思われます。そんな時にオススメなのが観光ガイドブックなワケですが、今回紹介する「DO!Fit!ひがし北海道」という観光ガイドブックは紹介する地域を道東地区に絞ったモノでより内容の濃いモノとなっています。
知床羅臼セセキ温泉
ただいま発売中の2008年版に、実はボクが登場していたりします。今回は知床の羅臼町(らうすちょう)にある有名な露天風呂
「セセキ温泉」の取材に同行させていただきました。このセセキ温泉は満潮になると水没してしまうため、入浴時間の限られている珍しい温泉です。
ボクの写した写真が使われています!
この「DO!Fit!ひがし北海道」には過去にも載ったコトがあるのですが、今回はなんとボクの撮影した写真が記事中で使われています。自分の写した写真が雑誌に載るのなんて初めての経験なので感動しました(笑) 興味のある方はぜひ買って読んでみてくださいね♪
2008/07/22
温泉ホテル ベルサイユ 108号室
中標津町(なかしべつちょう)にある「温泉ホテル ベルサイユ」へ行ってきました。このブログにも
何度か登場しているお馴染みの温泉ラブホテルなのですが、今回は108号室(セーヌ)へ宿泊してみました。この部屋はシンプルな造りで集中できそうな雰囲気です(謎) ベッド後方の壁が不自然だなぁと思ったら、もともと鏡張りだったところに後から壁紙を貼ったようです。なぜこの鏡は封印されてしまったのでしょうか?
部屋の内部
二人で腰掛けてテレビなどを楽しめるようにソファーもありました。壁には自動精算用の機械が設置されています。その横には湯沸かし用のポットと電子レンジなどが設置されていました。
ラブホノート
ベッドの枕元にはラブホノートが置いてありました。その横にはコンドームが用意してあります。ココはパワーのある温泉なためか、コンドームも3つ用意してあってパワフルな感じです。
脱衣所から浴室へ
奥にはトイレと洗面所(脱衣所)があります。脱衣所にある扉を開けると浴室になっていました。扉には温泉分析書が掲示してあります。入室した際にお湯を出しておいたので湯船にお湯が溜まったようです。ココの温泉は源泉温度が46.4℃あり、蛇口をひねると源泉温度そのままのお湯が出てきます。少々熱いので等張性の源泉そのままを楽しみたい場合は、水を入れずに冷ましてから入るのがポイントです。
湯船
こちらが湯船です。紺色の湯船なのでお湯の色がよく分かりませんが、無色透明な食塩泉です。シャワーも設置されていますが、シャワーのお湯は温泉ではありませんでした。
入浴♪
さっそく入浴しました。ちょっと熱めですが、効くぅ~っと言った感じで良いですね。お湯を舐めてみるとかなりしょっぱい感じです。塩分濃度の高い良質な食塩泉ですね。食塩泉らしい香りを楽しみながら入浴するコトができました。定番の黄金スケベ椅子も置いてありますね。
就寝♪
温泉を楽しんだ後はお酒を飲んで爆睡です。ベッドサイドにはエッチグッズ自動販売機なんかもあるので、たまに買ってみると変化があってイイかもしれません(謎)
激震マウス君
こちらは無料でお試しできる「激震マウス君」というグッズです。本格派電動マッサージ機とのコトですが、その用途はあんなコトやこんなコトなど様々なようです(謎) 「肩にキク!腰にキク!××にキク!」というキャッチコピーが付いていました。

★温泉ホテル ベルサイユ(おんせんほてる べるさいゆ)
 場所 : 北海道標津郡中標津町俵橋11線北3
 電話 : 0153-73-2345
 宿泊 : 5770円(23:00-09:00)
 休憩 : 4200円(18:00-23:00)(2時間)
 割時 : 3150円(03:00-18:00)
 延長 : 520円(30分)
 泉質 : 食塩泉(弱アルカリ性高張性高温泉)
 成分 : 成分総計10,060ミリグラム(Na-Cl)
 泉源 : No.163-003(天祿の湯)
 備考 : 自動精算制
 感想 : ★★★★☆
2008/07/15
祝梅温泉入口
千歳市(ちとせし)のとんでもないところにある「祝梅温泉(しゅくばいおんせん)」へ行ってきました。ココは場所がわかりづらいというコトで有名ですが、写真右に写っている巨大なボーリングピンが目印です。さっそく敷地内へ入って行きましょう。
復活した祝梅温泉
敷地の奥に写真のような建物がありました。ココが祝梅温泉です。一見したところココが温泉だとは思えないような雰囲気ですが、入口上部に
祝梅温泉の看板が掛けられています。
火災の痕
この祝梅温泉ですが、今年の1月に火災が発生して全焼してしまうというアクシデントがありました。先ほどの建物はその後、再建されたモノです。建物の横には無惨に焼け落ちた建物の残骸が残されていました。
建物の中へ
今回は祝梅温泉が再開されたとの情報を入手して訪問したのですが、果たしてホントに再開されたのでしょうか? 恐る恐る薄暗い建物の中へ入ってみました。内部は人の気配が無いのですが、良く見ると奥のソファーにおばぁちゃんが座っていました。営業しているとのコトなので、入浴料金300円を支払って浴室へ向かいました。
男湯の脱衣所
こちらは男湯の脱衣所です。建て直されたばかりなのでかなり新しい雰囲気です。衣服を置いておける脱衣棚も作られていました。
畳敷きの休憩所
部屋の片隅には畳が敷かれて休憩できるスペースが作られていました。入浴後にゴロンと寝転がって休憩したら気持ち良さそうですね。
浴室入口
こちらは浴室の入口です。浴室は少し低い場所にあるため階段を下りていくようになっています。この雰囲気は以前と同じですね。さっそく浴室へ行ってみましょう。
浴室
こちらが浴室です。浴室は火災の難を逃れたため以前と同じ状態を保っています。火事でどうなってしまったのか心配だったのですが、この浴室を見てホッとしました。
洗い場
タイル張りで趣のある洗い場も健在です。ボイラーはまだ付いていないので、カランからはぬるい温泉が出てきていました。外に大きな煙突が置いてあったので、もうすぐボイラーを設置するのかもしれません。
湯船
こちらは湯船です。何だか真っ黒なお湯で底が見えないのですが、ココのお湯はこういう色なのです。さっそく入浴してみましょう。
入浴♪
温泉の香りはあまり感じられませんでしたが、モール泉のような感じのお湯で、とてもツルツル感のあるモノでした。泉質は重曹泉で源泉温度が低いため加温していますが、源泉かけ流しで利用されています。入浴後に脱衣所の窓から外を見ているとネコのロッキーがニャーオニャーオ鳴きながら歩いていました。

★祝梅温泉(しゅくばいおんせん)
 場所 : 北海道千歳市祝梅2142の7
 電話 : 0123-29-2222
 料金 : 350円
 営業 : 14:00-21:00
 休業 : 水曜日・お盆・年末年始
 泉質 : 含重曹食塩泉(アルカリ性低張性冷鉱泉)
 成分 : 成分総計1,130ミリグラム(Na-Cl・HCO3)
 泉源 : No.431-013(祝梅温泉)
 備考 : シャンプー等なし・ドライヤーなし
 感想 : ★★★★☆
2008/07/13
ふるっぷ温泉 仮設浴場
喜茂別町(きもべつちょう)にある「ふるっぷ温泉 仮設浴場」へ行ってきました。国道230号線と国道276号線が交わる交差点の近くに町民公園というのがあります。その入口付近に写真のような味のある看板がありました。さっそく矢印の方向へ行ってみましょう。
きもべつ ふるっぷ温泉
しばらく行くと奥の方に写真のようなプレハブの建物がありました。ココが「ふるっぷ温泉 仮設浴場」です。クルマが停まっていないので空いているのかなと思ったら、今年度より
営業時間が変更されたようです。午後3時からの営業なので訪問時は注意しましょう。
脱衣所
建物の中へ入ると受付があるので入浴料金200円を支払います。200円は安いですね。中には小さな休憩所があって入浴後に休めるようになっています。ドリンクの自動販売機もありました。写真は男性側脱衣所です。脱衣カゴが16個も置いてあるのですが、小さな施設なので16人も一緒に入ったら大変なコトになりそうです。
男湯の浴室
こちらが浴室です。たいへんシンプルな浴室ですが仮設にしては立派で驚きました。衛生管理のため塩素系薬剤を使用しているとの掲示があったので、塩素臭が漂っているのかなぁと心配していたのですが、塩素臭が気になる感じはしませんでした。
浴室の様子
洗い場は4つあってシャワーも付いています。浴室の隅には休憩用のベンチがありました。シャンプー等は設置されていないので必要な方は持参しましょう。
湯船
こちらは湯船です。光の加減で良くわかりませんが黄緑色のような感じのお湯でした。平成8年の営業開始当初は源泉かけ流しで運用していましたが、その後、湯量、泉温ともに低下してしまい、現在は加水+加温によりかろうじて営業しているといった感じになっています。
湯口
こちらの湯口から温泉が注がれています。なかなか熱めに加温されているようでした。もともと源泉温度は49℃ほどあったようですが、現在は39℃ほどになってしまっているようです。加水によって温泉成分自体も希釈されてしまい、1キログラム中の溶存物質量におけるナトリウムイオンが1,628ミリグラムから337ミリグラムに、塩素イオンが3,303ミリグラムから786ミリグラムになるなど極端に低下してしまっているようです。
入浴♪
入浴した感じは良く温まる良いお湯でした。前述した湯量等の問題もあるのですが、仮設浴場の施設自体の老朽化もあり、この「ふるっぷ温泉 仮設浴場」は廃止の方向へ向かっているようです。おそらく今年度中に休業となってしまうでしょう。とても残念ではありますが、昨今の原油高騰の影響もあるようで仕方ないのでしょうね・・・。

★ふるっぷ温泉 仮設浴場(ふるっぷおんせん かせつよくじょう)
 場所 : 北海道虻田郡喜茂別町相川89番地1
 電話 : 0136-33-3980
 料金 : 200円
 営業 : 15:00-20:00
 休業 : 月曜日
 泉質 : 含塩化土類食塩泉(弱アルカリ性低張性高温泉)
 成分 : 蒸発残留物5,942ミリグラム(Na・Ca-Cl)
 泉源 : No.439-016(ふるっぷ温泉)
 備考 : 2009年3月31日をもって廃業(解体済)
 感想 : ★★★★☆
2008/07/10
ブルーホテル OCTA A802
札幌市(さっぽろし)にある温泉付きラブホテル「ブルーホテル OCTA」へ行ってきました。このブログへの登場は2回目となります。前回は
スライディングラブチェアのある部屋でしたが、今回はどんな部屋なのでしょうか? さっそく室内を見ていきましょう。
ジュニアスィート
今回宿泊したのはジュニアスィートルームのA802号室です。ラブホテルというと窓が遮光されていて悶々とした淫靡な雰囲気が漂っているイメージがあったのですが、デザイナーによって設計されたこの部屋は窓の面積がとても多くて驚きました。横のクローゼット内にはスロットマシーンやドリンク自動販売機、エッチグッズ自動販売機などが収納されています。ポットやグラス、電子レンジ等も揃っていました。冷蔵庫の中にはサービスドリンクが入っています。
窓からの夜景(その1)
ココは最上階の8階にある部屋なので眺めも抜群です。スイッチを押すと自動でカーテンが開閉する豪華な造りとなっていました。窓の外には札幌市の素晴らしい夜景が広がっています。スグそばにJRの高架橋があって沢山の列車が行き来していました。
窓からの夜景(その2)
こちらは東の方角です。目の前に遮るモノが無いので良い眺めですよね。遠くに札幌テレビ塔やJRタワーが見えました。こんなに素晴らしい夜景を見られるとは思ってもいなかったのでとても感動しました。
部屋の奥には洗面所とトイレ、そして浴室があります。このスペースも凄く豪華な雰囲気でビックリです。洗面台がきちんと二人分用意されていました。仲良く並んで顔を洗えますね(笑) タオルアメニティー類も一通り揃っていて全く不自由はありません。
広大な浴室
その洗面所の後ろ側はガラス張りになっていて、ガラスの向こう側が広大な浴室となっていました。ホントに広い浴室でビックリです!
浴室
こちらが浴室です。今まで入ったラブホテルの中では一番広い浴室だと思います。浴室にも窓があって入浴しながら夜景を楽しむコトができるようになっていました。先ほどお湯を出しておいたので、そろそろ入浴できそうな感じです。
入浴♪(その1)
さっそく入浴してみました。札幌の夜景を見ながら入る温泉もなかなか良いですね。横にはテレビも付いています。洗い場にはシャンプーなどの他、泡の入浴剤も置いてありました。
ローションマット
横の一段高くなった謎の空間には白いマットが2枚置いてありました。こんな風に敷いて寝転がったりして遊ぶためのモノらしいです。石鹸とかでアワアワにして遊ぶとオモシロそうですが、とても滑りやすいので滑って転ばないように注意しましょう。部屋の自動販売機でローションを販売しているので必要な方はどうぞ(笑)
入浴♪(その2)
浴槽に付いているスイッチを押すと浴槽内の照明が点灯してレインボー風呂になりました。自動的に浴室内の照明が暗くなるのでムードが高まりますね(笑) もう一つの別なスイッチを押すとジャグジー風呂になりました。備え付けのバブル入浴剤を入れるとアワアワになります。
食事
お風呂に入った後はお腹が空いたので食事をオーダーしてみました。多機能リモコンを使ってテレビで注文する仕組みです。10分ほどで食事が運ばれて来ました。食事の受け渡しは対面ですが、従業員の方はドアの影にスッと隠れるのでオモシロいです。お茶漬けのゴハンがモチモチした感じでちょっと変でしたが、ダシは美味しかったです。なによりも冷たい生ビールが美味しかったぁ♪ その後も追加でグレープフルーツサワーや無料サービスのぶっかけうどんをオーダーして満足しました。ココはフードメニューが充実していて良いですね。
眠らない街
寝る前に再び夜景観賞です。あぁ、やっぱり札幌はイイなぁ~。昔のコトを考えながらちょっと物思いにふけってみました・・・(謎) いろいろな思い出がこの街には眠っています。
枕とハグハグ♪
遊び疲れたのでもう寝ます。札幌の夜景を背に眠るなんてなかなかできませんね。ダブルサイズの大きなベッドが心地良いです。枕元にはティッシュボックスやコンドームはもちろんですが、耳栓やアイマスク、ストッキングまであってビックリです。耳栓を使う人はいるのだろうか? ココも枕元のスイッチ一つでムード照明が点いたりしてオモシロいです。窓から見える明け方の景色もキレイでした。
オクタ温泉
朝になって再びお風呂へ入ろうとしたところ、湯船のお湯の色を見て驚きました。こんなキレイな色をした温泉だったのですね。今までは暗いところでしか見たコトがなかったので気が付きませんでしたが、薄い笹濁り色をしたキレイなお湯です。
朝風呂
札幌の朝の景色を眺めながら入る温泉も最高ですね。通勤時間帯になると頻繁に列車が行き来していました。昨夜は気が付かなかったのですが、窓から札幌競馬場も見えたりします。このオクタ温泉の泉質は含重曹食塩泉で、源泉温度が低いため加温されていますが、源泉かけ流しで利用されているようです。
朝食
今回は宿泊予約をしての利用だったので予約特典の朝食サービスがありました。チェックイン時に指定した時刻にブルーホテル自慢の焼きたてパン洋食セットが運ばれてきました。パンはふわふわの焼きたてでとても美味しかったです。
客室全景
今回はWeb限定スタッフプランというコトでこの豪華な部屋を5,910円で利用するコトができました。前回宿泊した同じグレードの部屋は24,000円もしましたから、これはもう破格ですね♪ ブルーホテルOCTAへ行くのであればWebで宿泊予約をしてから行くのが賢い利用方法といえます。たまにはこんな場所で豪華な気分を味わうのもイイですね♪

★Blue Hotel OCTA(ぶるーほてるおくた)
 場所 : 北海道札幌市中央区北15条西19丁目34の7
 電話 : 011-738-2466
 宿泊 : 5980-36500円(19:00-12:00(平日・日祝)/ 21:00-10:00)
 休憩 : 3680-18000円(3~5時間)
 割引 : 3980-19000円(06:00-19:00 / 12:00-21:00)
 延長 : 1000-3000円(30分)
 泉質 : 含重曹食塩泉(弱アルカリ性低張性低温泉)
 成分 : 蒸発残留物2,062ミリグラム(Na-Cl・HCO3)
 泉源 : No.421-041(オクタ温泉)
 設備 : 電子レンジ・ポット・冷蔵庫・カラオケ・無線LAN
 備考 : 自動宿泊制・カード利用可
 感想 : ★★★★☆
2008/07/08
上部露天風呂へ
前回からの続きになりますが、今回紹介するのは奥十勝滝の上にある「湯の滝温泉 上部露天風呂」です。一見すると登るのが大変そうな場所なのですが、下部露天風呂の横に登り口があってロープが張ってあったりします。滑り落ちないように注意しながら登って行きましょう。
泉源Cの湯流れ
ココからだと対岸の崖の上にある泉源Cが良く見えますね。見事な湯流れなので源泉湧出孔を見てみたい気もしますが、危なそうなのでやめておきましょう。
奥十勝滝
真横を豪快に滝が流れています。この滝はもともと無名の滝らしいのですが、表 正彦さんが奥十勝滝というピッタリな名前を付けてくださいました。
奥十勝滝の上へ
ココを登ると奥十勝滝の上に出るようです。滝の横にオレンジ色の湯流れがあって温泉の存在を知らせてくれています。よく見ると上部に湯煙が立ち昇っていました。
上部からの眺め
無事に滝の上へ出ました。最後の斜面は滑りやすいので要注意です。滝の上から下を眺めてみました。ところどころにオレンジ色の湯流れがあって、素晴らしい景色となっています。
新得町湯の滝 上部露天風呂
そしてその登り切ったところに赤茶色の湯溜まりがありました。ココが今回の目的地である「新得町湯の滝 上部露天風呂」です。湯船中央の源泉湧出孔からボコボコと勢い良く温泉が湧き出してきています。この湧き出し方は凄いですね。一見の価値アリです。
入浴♪
さっそく入浴してみました。底からボコボコと湧き出してくる温泉が心地良い感じです。湯船自体はそんなに深いモノではないのですが、湧出孔部分だけポッカリと穴が空いていて深くなっていました。
天然ジャグジー
少し入浴を楽しんで湯船から上がるとカラダがドロドロになっていたので、そのまま下部露天風呂へ移動して再び打たせ湯を楽しんで帰るコトにしました。しかし、ちょっと時間を忘れて遊んでいたので、この時すでに時刻は18時近くとなっていました。急いでカバの沢川を下り始めましたが、左足の膝が痛くなってしまってなかなか先に進みません。そうこうしているうちに辺りが薄暗くなってきています。夕暮れになるとヒグマが活動を始めると言われています・・・。ヤバいなぁと思いながらなんとか19時に奥十勝橋へ戻るコトができました。

●新得町湯の滝 上部露天風呂(しんとくちょうゆのたき じょうぶろてんぶろ)
  場所 : 北海道上川郡新得町屈足トムラウシ 【地図】 【閲覧】
  料金 : 無料
  営業 : 24時間
  休み : 年中無休
  泉質 : 芒硝重曹泉
  備考 : 混浴
  感想 : ★★★★☆

2008/07/06
シートカチ林道
今回紹介するのは新得町(しんとくちょう)の山奥にある秘湯「湯の滝温泉」です。トムラウシ温泉とヌプントムラウシ温泉の分岐点である曙橋の近くにシートカチ林道の入口があります。ココから林道へ入り秘奥の滝方面へ向かって行きます。
奥十勝橋
途中、通行止の箇所があり遠回りするコトになりましたが、なんとか入渓ポイントである「奥十勝橋」へ到着しました。カーナビゲーションに橋の名称まで表示されていたので、ココまでは余裕で到達できました。近くにクルマを停め、いよいよ沢遡行開始です。
シイ十勝川下流へ
まず、奥十勝橋の下を流れるシイ十勝川へ入り下流へと進みます。この辺りは十勝川の源流部にかなり近い感じですね。長靴装備で大丈夫かと思っていたのですが、意外と深いので端の方を慎重に進んで行きます。
カバの沢川
100メートルほど進むと左側から小さな沢が合流していました。この小さな沢が今回の目的地へと続く「カバの沢川」です。岩がゴロゴロしていてなかなか歩きづらそうな沢のようですね。
あちこちに温泉兆候が
予想ではナメ床が多くて楽勝かな?なんて思っていたのですが、思っていたよりも歩きづらくて何度もへこたれそうになります。ココは完全防水仕様で来るべきでした。しかし、すぐに温泉兆候らしき
冷泉の湧出があちこちに現れてきてワクワクしてきました。また、時々現れる歩きやすいナメ床でホッとしたりしながら、さらにカバの沢川上流を目指します。
標高680メートル地点
もうそろそろ着くかなぁと思っていたら目の前に大きな岩が出現しました。この岩は目印になる岩なのですが、何の目印かというと中間地点の目印なのです。あぁ、まだやっと半分かぁ・・・ この後は黙々と進んだので写真はありません(笑)
湯の滝温泉へ到着!
入渓してから1時間ほどで目的地である湯の滝温泉へ到着しました。中央奥に見える滝が奥十勝滝、その左側の崖にはオレンジ色の温泉湧出があって、いくつもの筋状の流れとなっていました。左上部の急斜面上にも温泉湧出孔(泉源C)が確認できオレンジ色の湯流れができていました。この一帯の雰囲気は圧巻で凄いの一言ですね。
源泉湧出孔
対岸に凄い場所があるので渡ってみました。周囲が温泉成分によってオレンジ色になっていて湯気が立ち昇っています。これは凄そうですね! さっそく探索を開始しました。
湯温計測
まず流れている温泉の温度を計ってみるコトにしました。結果は41℃とかなり良い感じの湯温です。横にある斜面上には源泉温度39℃の泉源Bがあって、木の枝に誰かが残していったと思われるブルーシートが掛けられていました。
入浴♪(その1)
まず、下段で見つけた湯溜まりで入浴してみました。ちょっとぬるめでドロドロした感じの湯船なのですが、ココからの眺めが見事です。目の前にナメ状の緩やかな流れが見られてとても満足できました。今回の目的はココの上段にある露天風呂なので、ハダカのままそちらへ行ってみるコトにしましょう。
湯の滝温泉 下部露天風呂
こちらが今回の目的である「湯の滝温泉 下部露天風呂」です。そのただならぬ雰囲気に初めて訪れた人は唖然とするコトでしょう。
湯船(その1)
上部にある泉源Aから湧き出した大量の温泉が下にある湯船へと注がれています。ちょっと高いところから注がれているので打たせ湯とかして遊べそうな感じですね。
湯船(その2)
この見事な湯船は誰が造ってくれたモノなのでしょうね? 時の経過によりかなり浅くなってきているようですが、普通ならどろどろになってしまう野湯を快適なモノにしてくれています。さっそく服をぬいで・・・ あっ、もう脱いでいました(笑)
入浴♪(その2)
さっそく入浴しました。ご覧のようにかなり浅い感じなのですが、打たせ湯のようにして浴びていると、もう永遠にこうしていたいくらい心地の良いお湯です。寝転がったりもできますが、ちょっとムリがあります(笑) 泉質は芒硝重曹泉で舐めてみると甘い感じがしました。しっかりと全身浴できるワケではないのですが、かなり好印象な温泉となりました。次回は上部露天風呂を紹介しようと思います。

●新得町湯の滝 下部露天風呂(しんとくちょうゆのたき かぶろてんぶろ)
  場所 : 北海道上川郡新得町屈足トムラウシ 【地図】 【閲覧】
  料金 : 無料
  営業 : 24時間
  休み : 年中無休
  泉質 : 芒硝重曹泉
  備考 : 混浴
  感想 : ★★★★★

2008/07/03
ユートムラウシ林道
今回紹介するのは、東大雪山麓にある幻の秘湯「西沢温泉」です。トムラウシ温泉の
東大雪荘前にある分岐点から、ユートムラウシ林道を進んで行きます。この辺の林道は、まるで迷路のようになっていて凄い感じです。まぁ、ちょっと迷ってみるのもオモシロいでしょう。
キタキツネ
道中にはこんな可愛らしいキタキツネがいました。クルマで近寄っても逃げるコトもなく、随分と人に懐いているようです。こんなカワイイ顔で見つめられると、何か食べ物を与えたくなりますが、野生動物にエサを与えてはいけません。目印の十勝ダムトムラウシ雨量観測所を過ぎると道が荒れてきて、ウワサに聞いていたヒグマの糞も、あちこちで見られるようになってきました・・・。
崩落した林道
東大雪荘の分岐から12.6キロメートルほど来たところで、林道が崩落していました。近くには西沢の沢第1号治山ダムというのがあって、目的地が近い雰囲気です。近くにクルマを停め装備を整えて林道を歩いて行くと、崖崩れのポイントがありました。ココから崖を下って行きます。
西沢温泉を発見!
かなり急な崖でしたが笹などが生い茂っていないため、思ったよりも下りやすい感じです。やがて付近に温泉兆候が見られ始め、その先に写真のような広場が現れました。ココが今回の目的地である「西沢温泉」です。風向きによっては、かなり強い硫化水素臭を感じるコトができました。
トムラウシボッケ
付近はボッケ地帯となっていて、地獄谷のような雰囲気となっていました。あちこちから温泉が湧き出しているようです。さっそく探索してみましょう。
噴気孔
こちらは噴気孔部分です。シューっという音とともに、赤茶けた岩肌から硫化水素ガスらしきモノが噴出していました。ガスの濃度等は不明ですが、硫化水素ガスは毒性が強いので、あまり近づいて観察すると危険かもしれません。
硫黄泉の湯溜まり
そこからさらに下の方へ行くと、写真のような湯溜まりを発見しました。底から硫黄泉が湧き出しているようです。湯温を計ってみると87℃もありました。これではとても入浴できる感じではありませんね。温泉タマゴを作るにはイイ場所かもしれません。
湧き出す温泉
こちらの湧出孔からは、勢い良く高温の温泉が湧き出してきていました。先ほどの湧出孔と違い周囲が茶色っぽくなっているのは、微妙に泉質が違うためなのでしょうか? これだけ湧出温度の高い場所ばかりだと、入浴するのは大変そうですね。
下流の湯溜まり
入浴ポイントを探して湯流れを辿っていたところ、下流側に良さそうな湯溜まりを発見しました。底に湧出孔があって、プクプクと温泉が湧き出してきています。横から沢水らしきモノが流入しているようです。さっそく湯温を計ってみたところ、湯船の湯温は47℃前後となっていました。さすがに湧出孔の真上は激熱ですが、その場所を避ければ何とか入浴できそうな感じです。
足湯♪
試しに足湯をしてみるコトにしました。湯船の横に平らな岩があって、座るのにちょうど良い感じです。この場所にはアリの巣があるようで、沢山のアリが活動していました。アリのいるところって良くヒグマが出るのですよね・・・。なかなか良い足湯でしたが、やはり物足りないので入浴してみるコトにしましょう。(すでにハダカだったりしますが・・・)
入浴♪
なんとか浸かるコトに成功しました。これでもかなりお尻が熱くて我慢しています(笑) 穴を掘って沢水を沢山引き込めば、良い温泉ができあがるのでしょうが、ココは国立公園の特別地域内で、そういった行為が法律によって禁じられています。かつて、付近には秘湯愛好家によって造られた「さわなか温泉」と呼ばれる立派な入浴施設があったのですが、国立公園内の無許可建造物というコトで、撤去されてしまったのだそうです。付近を探索してみましたが、その頃の面影は皆無となっていました。西沢温泉はクルマでかなり近くまで行くコトができるので、場所さえ分かれば到達は容易と言えますが、付近はヒグマの生息地となっているので十分な警戒が必要です。

●西沢温泉(にしざわおんせん)
  場所 : 北海道上川郡新得町屈足トムラウシ 【地図】 【閲覧】
  料金 : 無料
  営業 : 24時間
  休み : 年中無休
  泉質 : 単純泉
  備考 : ヒグマ出没注意!
  感想 : ★★★☆☆

2008/07/01
国民宿舎 東大雪荘入口
新得町(しんとくちょう)にあるトムラウシ温泉へ行ってきました。前回まで特集していたヌプントムラウシ温泉の近くにある温泉地なのですが、ぐるっと回り込んで来なければならないので、ヌプントムラウシ温泉から20キロメートル以上の距離があります。その行程のほとんどは砂利道なので結構な時間がかかりました。
噴泉塔公園
そのトムラウシ温泉には「国民宿舎 東大雪荘」があり、その200メートルほど手前に噴泉塔公園があります。この付近は東大雪荘の泉源地帯となっていて、あちこちから熱い温泉が湧き出してきていました。
泉源地帯
泉源地帯は高温の温泉が湧き出していて危険なので立入禁止となっています。写真中央にあるのが噴泉塔で、奥に見える建物が東大雪荘です。
噴泉塔と湧出孔
こちらが噴泉塔です。噴泉のように噴き出す温泉の中に含まれている炭酸石炭が空気に触れるコトによって堆積し、このような尖塔が自然と形成されたのだそうです。
源泉湧出孔
その噴泉塔付近の地面からゴツゴツと高温の温泉が湧き出してきていました。付近には硫黄のニオイが立ち込めています。
湯温計測
遊歩道上で温泉の湧出している場所を発見したので、さっそく湯温を計ってみました。みるみるうちに湯温が上昇して最終的には83℃となりました。ヌプントムラウシ温泉と同様にかなりの高温泉ですね。
源泉貯湯槽
付近には東大雪荘の源泉貯湯槽がありました。隙間から湯気が出ていて近づくと硫化水素臭が漂っていました。その横に屋根付きの源泉貯湯槽らしきモノもありましたが、中身は空っぽでした。
湯流れ
噴泉塔公園で湧き出した温泉は小川となってユウトムラウシ川へと注がれているようです。川の方はどうなっているのでしょう? さっそく探索してみるコトにしました。
合流部
小川を辿って行くとユウトムラウシ川と合流していました。昔はこの辺に湯船らしきモノがあったようなのですが、現在は無くなってしまったようです。
湯温計測
その合流部分で湯温を計測してみたところ59℃もあります。ココで足湯でもしようかと思ったのですが、ちょっと熱すぎてムリっぽいです。ドカシーを持ってくれば簡易湯船を作成できそうな感じでしたが、人通りのある場所なので今回はやめておきました。
トムラウシ噴泉塔
こんな尖塔が自然にできてしまうなんて凄いですよね。現在のところこの尖塔は1メートルほどの高さまで成長していますが、果たして今後この尖塔はどこまで成長するのでしょうか? 自然の創り出すモノは凄いですよね。噴泉塔公園内には蛇塚やトムラウシ温泉神社、トムラウシ山登山口がありました。

●トムラウシ噴泉塔の湯(とむらうしふんせんとうのゆ)
  場所 : 北海道上川郡新得町屈足トムラウシ 
【地図】 【閲覧】
  料金 : 無料
  営業 : 24時間
  休み : 年中無休
  泉質 : 重曹硫黄食塩泉
  備考 : ヤケド注意!
  感想 : ★★☆☆☆