じゅん☆ブログ

2009年01月の記事一覧
2009/01/30
トーヨーグランドホテル
中標津町(なかしべつちょう)にある
「トーヨーグランドホテル」へ行ってきました。町の中にあるシティーホテルです。日帰り入浴の場合は裏の入口から入りますが、今回は宿泊してみました。
シングルルーム
こちらはトーヨーグランドホテルのシングルルームです。シングルなので狭いのですが、出張等で利用するには必要十分な感じですね。
客室装備
ポットや水、ドライヤーなど一通りのモノが揃えられていました。奥にはトイレ一体型ユニットバスもあります。
炉ばた 開陽台
食事は基本的に一階のバイキングレストランでいただきますが、ホテル内には炉ばたやスナックもあるので宴会等での利用も可能です。
休憩所
浴室へ向かってみるコトにしました。こちらは浴室手前にある休憩所です。座椅子も用意されているのでお風呂上がりにゆっくりできますね。近くにはマッサージコーナーもありました。
男湯大浴場
こちらは男湯の大浴場です。奥にはジャグジー風呂もありましたが、ジャグジー風呂と水風呂以外は源泉かけ流しとのコトです。ただ、夏場は湯温調節のために加水しているようでした。奥に見える小さな湯船が水風呂でその隣がサウナとなっています。
露天風呂
こちらは露天風呂です。遠くには標津川が流れていました。お湯はスベスベな感じ(pH値8.3)で泉質は弱食塩泉です。とても清潔で良い感じでした。
入浴♪
おまけで夜の露天風呂です。夜の露天風呂は昼間とはまったく違う雰囲気で良いですね。周辺には開陽台などの観光スポットがあるので、旅の中継点として中標津町へ泊まるのも良いかもしれません。

★トーヨーグランドホテル(とーよーぐらんどほてる)
 場所 : 北海道標津郡中標津町東20条北1丁目
 電話 : 0153-73-1234
 料金 : 550円
 営業 : 10:00-23:00
 休業 : 年中無休
 宿泊 : 14:00-11:00
 泉質 : 弱食塩泉(弱アルカリ性低張性高温泉)
 成分 : 成分総計2,656ミリグラム(Na-Cl)
 泉源 : No.162-007(トーヨーグランドホテル温泉)
 備考 : シャンプー等あり・ドライヤーあり・サウナあり
 感想 : ★★★★☆
2009/01/27
花の湯温泉
白老町虎杖浜(しらおいちょうこじょうはま)にある「花の湯温泉」へ行ってきました。数年前の忌まわしい事件は抜きにして今回は素晴らしい温泉を紹介していこうと思います。
フロント
中へ入るとフロントがありました。受付のおねえさんに入浴料金500円を支払って脱衣所へと向かいます。ココには家族風呂(50分1,200円)もあるのですが、今回は初訪問なので一般浴室を利用するコトにします。
脱衣所
こちらは脱衣所です。シンプルな脱衣所ですがコインロッカーが設置されていました。壁には
渋い感じの温泉成分表が掲示されています。さっそく服を脱いで浴室へ入ってみましょう。
浴室
こちらが浴室です。湯船のお湯は黄色い感じに見えますが、お湯自体は無色透明で浴槽のタイルが温泉成分により黄色く変色しているようです。
湯温計測
湯船の温度を計ってみると40℃とぬるめな感じになっていました。源泉温度は48.1℃とのコトなので、おそらくバルブ調節により湯温調節されているのだと思います。お湯は浴槽横の蛇口に付けられたホースから直接湯船へと注がれていました。
洗い場
浴室内はかなりキレイな感じで、強力な換気扇が稼働しているので写真撮影がとても楽でした。シャワー付きの洗い場にはシャンプーやボディソープが備え付けられています。
入浴♪
さっそく入浴してみました。お湯が透き通っていてとてもキレイです。源泉かけ流しなので湯船のフチから温泉が流れ出していました。今回は他に誰も入浴していなかったので、のびのびと長湯させていただきました。
二階休憩場
花の湯のオモシロいところはこれからです。外の看板にさりげなく「24時間営業」と書かれているとおり、ココは24時間年中無休で営業しているのです。朝6時から翌朝6時までが一営業日となっていて、その時間内であれば500円で滞在するコトができます。これはなかなかオモシロいですよね。一応400円で毛布の貸し出し(また貸し禁止)もやっているので、本気で宿泊するコトもできちゃったりします。枕代わりなのか座布団も用意されていますが一人2枚までとなっていました。広い場所だと落ち着かない人のためにちょっと薄暗い部屋も用意されています。飲み物・カップメンの持ち込みはご遠慮下さいとのコトですが、無料のお茶が用意されていました。フードメニューも貼ってあるのですが、ボクが訪問した時はやっていない感じでした。あるいは休憩場で寝ていたオジさんが調理人なのかもしれませんが・・・。なお、一時間以内の外出はOKとのコトです。いつか宿泊してみたい気のする温泉でした。

●虎杖浜温泉 花の湯温泉(こじょうはまおんせん はなのゆおんせん)
  場所 : 北海道白老郡白老町字虎杖浜40 【地図】 【閲覧】
  料金 : 500円
  営業 : 24時間
  休み : 年中無休
  泉質 : 弱食塩泉(弱アルカリ性低張性高温泉)
  源泉 : 虎杖浜第41温泉
  備考 : 宿泊可・シャンプー等あり・鍵付きロッカーあり・家族風呂あり
  感想 : ★★★★☆
2009/01/25
宮内温泉旅館
島牧村(しままきむら)にある「宮内温泉旅館(ぐうないおんせんりょかん)」へ行ってきました。以前に紹介した
「泊川河鹿の湯」へ行く途中にある温泉宿です。国道229号線から道道836号線(島牧美利河線)へと入り、泊川沿いを4キロメートルほど行ったところにあります。
宮内温泉旅館内部
中へ入ると写真のような感じになっています。しばらくすると横の受付から御主人が出てきたので、入浴料金450円を支払い脱衣所へと向かいました。
宮内温泉の内湯
こちらが宮内温泉の男湯です。内湯には湯船が2つあって左側が中温湯、右側が高温湯となっていました。横には露天風呂出入口があって、窓の向こう側が露天風呂となっているようです。
洗い場の様子
浴室は脱衣所から丸見えという昔ながらのスタイルとなっていました。洗い場の数以上に椅子や桶が用意してあってオモシロいです。シャンプーやボディーソープも備え付けられていました。
入浴♪(内湯)
さっそく入浴してみました。この湯船は湯口が近いので熱めとなっています。温泉色に染まった湯口からお湯が注がれていました。資料によると湯量はかなり豊富なようです。洗い場側に表面が結晶っぽくなっている謎の石が置いてありました。
宮内温泉の露天風呂
内湯も良いのですが、こういう天気の良い日はやはり露天風呂ですね。露天風呂出入口のドアを開けると狭い通路があって露天風呂へと続いています。その先には写真のような四角い露天風呂がありました。
入浴♪(露天)
さっそく入浴してみました。こうやって見るとお湯の色がとてもキレイですね! 泉質は含重曹芒硝泉で横のパイプからバルブ調節によりチョロチョロと注がれています。溢れたお湯はそのまま掛け流されていました。ココからの景色はそれほど良いというワケでもないのですが、森が広がっているので清々しい気分になります。湯船の脇に咲いている可愛らしいタンポポを眺めながらのんびりと入浴するコトができました。
宮内温泉の源泉小屋
帰り際、旅館の片隅に源泉小屋を発見しました。横には湯流れも確認できます。宮内温泉は江戸時代に発見された歴史のある温泉で、病気になった「象の花子」が湯治に来たコトでも知られています。当時は旅館の脇に象専用の湯小屋を建てて、5年間ほど花子が湯治していたとのコトです。

★宮内温泉旅館(ぐうないおんせんりょかん)
 場所 : 北海道島牧郡島牧村泊431
 電話 : 0136-75-6320
 料金 : 500円
 営業 : 10:00-21:00
 休業 : 年中無休
 宿泊 : 15:00-10:00
 泉質 : 含芒硝重曹泉(中性低張性高温泉)
 成分 : 成分総計1,335ミリグラム(Na-HCO3・SO4)
 泉源 : No.436-005(宮内温泉3号井)
 備考 : シャンプー等あり
 感想 : ★★★★☆
2009/01/21
ヨーロッパ民芸館 あし湯
いつだったか弟子屈町(てしかがちょう)にある
ヨーロッパ民芸館(欧羅巴民藝館)の足湯へ立ち寄りました。ヨーロッパ民芸館はヨーロッパのアンティークな家具などを展示していて、弟子屈の観光名所の一つだったのですが、何年か前に閉館してしまったようです。
あし湯
そのヨーロッパ民芸館の一角にポツンと「あし湯」があります。現在もお湯が注がれていて向かいには道の駅(摩周温泉)もあるのですが、この足湯を利用する人は少ないようです。
湯船
こちらが湯船です。楕円形の大きな湯船で思わず全身浴してしまいたくなってしまいそうな感じですが、入浴禁止と掲示されていました(笑) この湯船は牛乳タンクを再利用して造られたのだそうです。
足湯♪
さっそく足湯してみました。お湯はパイプからチョロチョロと注がれています。ちょっとぬるめな感じでしたが源泉かけ流しの良いお湯でした。泉質は弱食塩泉かと思ったのですが単純泉とのコトです。
源泉塔
足湯のスグ横には黄緑色の源泉塔がありました。源泉塔の裏側にはコップの吊された蛇口なんかもあって興味深いのですが、温泉は出てこないようです。温泉を汲んで持ち帰るコトも禁止されているので、まったりと足湯だけを楽しみましょう。

●弟子屈ヨーロッパ民芸館 あし湯(てしかがよーろっぱみんげいかん あしゆ)
  場所 : 北海道川上郡弟子屈町湯ノ島3丁目5の12 【地図】 【閲覧】
  料金 : 無料
  営業 : 24時間
  休み : 年中無休
  泉質 : 単純泉
  備考 : 混足
  感想 : ★★☆☆☆
2009/01/19
温泉旅館味幸園
標茶町(しべちゃちょう)にある「標茶温泉 味幸園」へ行ってきました。このブログに標茶の温泉が登場するのは初めてですね。場所がちょっと分かりづらいのですが、
道路にある看板を頼りになんとか辿り着くコトができました。何だかシンプルで飾り気のない外観ですね。入口の看板が無ければココが旅館だとは分からないかもしれません。さっそく中へ入ってみましょう。
味幸園内部
中へ入るとこんな感じになっていました。想像していたよりもかなりキレイな感じです。横の受付で日帰り入浴料金400円を支払って浴室へと向かいます。
脱衣所
こちらは男湯の脱衣所です。換気が悪いのかちょっと蒸せたようなニオイが気になりますが、さっさと服を脱いで浴室へ行ってみましょう。
道東一の天然温泉
浴室へ入ろうと思ってふと壁を見るとこんなボードが掛けられていました。道東一の温泉とは相当自信があるのですね。その横には温泉分析書も掲示されていました。
浴室(大浴槽)
こちらが浴室です。予想通り凄い湿度で写真を撮るのも一苦労でした。ライオンの湯口からコーヒー色をした温泉がドバドバと注がれています。
浴室(小浴槽)
こちらは小さい湯船です。ボクはこちらの湯船がすっかり気に入ってしまい、ずっとココに浸かっていました。こうやって見ると誰も居なくて空いている温泉のように見えますが、常連客が多いようでこれらの写真を撮るのも相当苦労しました。
源泉かけ流し
このお湯の色は見事ですね。成分総計770ミリグラムの単純泉なのですが、数値では計り知れない見事なモール泉です。pH値が9.2あって、ツルツル&ヌルヌルな感じの浴感で感動しました。湯使いはもちろん源泉かけ流しです。ライオンの湯口の上にコップが置いてあったので試しに飲泉してみたところ、微かに硫黄っぽい味がしました。
休憩室
入浴後は休憩室があるのでゆっくりできます。ロビーでアイスクリームを販売しているので買って食べるのも良いですね。牛乳の自動販売機があってコーヒー牛乳やフルーツ牛乳も売っていました。

★標茶温泉 味幸園(しべちゃおんせん あじこうえん)
 場所 : 北海道川上郡標茶町オソツベツ原野下御卒別628
 電話 : 0154-85-2482
 料金 : 400円
 営業 : 10:00-21:00
 休業 : 第3木曜日
 宿泊 : 不明
 泉質 : 単純泉(アルカリ性低張性高温泉)
 成分 : 成分総計770ミリグラム
 泉源 : No.223-003(温泉旅館 味幸園)
 備考 : シャンプー等なし・休憩室あり
 感想 : ★★★★☆
2009/01/17
道道223号線
上川町(かみかわちょう)にある愛山渓温泉へ行ってきました。国道39号線の上川町東雲から道道223号線(愛山渓上川線)へと入ります。入口の
愛山渓ドライブイン横に愛山渓温泉の看板がありました。ココから19キロメートルもあるようです。道道へ入ると東雲ホタルの園というのがありました。どうやらこの辺りにはホタルがいるようですね。さらに進むと何やら見慣れない警告標識がありました。近づくいてみると熊出没注意の警告標識です。これは珍しいですね。
↑愛山渓温泉 9km
最初は二車線だった道もいつの間にか中央線が無くなり道幅が狭くなってきました。途中、安足間川沿いに進む林道の分岐があるのですが、その林道を進むと旭川にある21世紀の森へ出るらしいです。通ったコトはありませんが、かなり過酷な林道とのコトです。
愛山渓温泉 愛山渓倶楽部
そんな道の終点に愛山渓温泉がありました。ココは登山の季節になると大雪山系登山の拠点として沢山の登山者で賑わいます。建物の先には登山道へと続く林道がありました。登山から戻った人のために靴洗い場というのもあります。ボクは本格的な登山というのは経験したコトが無いのですが、いつかやってみたい気もしますね。
愛山渓温泉 足湯
建物の裏手にひっそりと足湯がありました。一応無料の足湯なのですが、協力金の募金缶が設置されていました。足湯と書かれた看板の下にはしっかりと温泉分析書が掲示されています。まずは足湯を試してみるコトにしましょう。
足湯の湯船
こちらが足湯の湯船です。上からランプが吊されていますね。暗くなったらランプの灯りの下で足湯できるのかもしれません。この湯船はもともと入浴用の露天風呂だったらしいのですが、現在は足湯として利用されています。
湯温計測
足湯の湯温を計ってみたところ36℃とぬるめになっていました。この温泉の源泉温度は45.8℃とのコトです。お湯は横のパイプからチョロチョロと注がれていました。
足湯♪
さっそく足湯してみました。湯船の底がヌルヌルでビックリです! 滑って転ばないように注意しましょう。以前来た時には足湯の目隠しみたいなのはなかったのですが、今回は目隠しみたいな板が設置されていました。思わず全身浴してみようかと思っちゃいましたが、それはマズいとのコトなのでやめておきました(笑)
愛山渓倶楽部
全身浴するために愛山渓倶楽部の中へと入りました。受付で日帰り入浴料金500円を支払って中へと進みます。ロビーのようなところには大きな薪ストーブがありました。入浴後はココでゆっくりと休んでいくコトができます。
脱衣所
ロビーから少し階段を下りたところに脱衣所がありました。鍵付きのロッカーがあるので安心ですね。前回来た時は登山時期でとても混雑していたのですが、今回は誰も居ないようです。さっそく浴室へ入ってみましょう。
浴室全景
こちらが男湯の浴室です。源泉かけ流しの内湯船が1つあるだけのシンプルな造りとなっています。洗い場にはシャンプー等が備えられていました。
貯湯槽
こちらは湯船の横にある貯湯槽です。源泉が少しずつ注がれていました。かけ湯用に使うお湯のようですが、その上には「温泉飲料です」と書かれた札があり、コップまで備え付けられています。これはもう飲んでみるしかないですね。
飲泉♪
さっそく温泉を飲んでみるコトにしました。備え付けのコップを使ってゴクゴクと源泉を飲んでみます。う~ん、何だか鉄っぽいような炭酸っぽいような不思議な味です。ココへ来たらぜひとも飲んでみてください。
湯船
こちらは湯船です。薄濁り色のお湯が注がれ湯船のフチから溢れ出していました。洗い場の床が赤茶色に染まっていて見事な感じです。
入浴♪
ようやく入浴できました。泉質は含正苦味重曹泉というこのブログ初登場のモノです。温泉分析書を見るとやはり炭酸水素イオンが多く含まれているようですね。分析書にはほとんど無味と記載されていますが結構なお味でした(笑) 良く温まるので登山の疲れも癒えるコトでしょう。

●愛山渓温泉 愛山渓倶楽部(あいざんけいおんせん あいざんけいくらぶ)
  場所 : 北海道上川郡上川町愛山渓 【地図】 【閲覧】
  料金 : 500円
  営業 : 10:00-20:00
  休み : 10月下旬~4月下旬
  泉質 : 含正苦味重曹泉(中性低張性高温泉)
  備考 : 宿泊可・鍵付きロッカーあり・シャンプー等あり・休憩室あり
  感想 : ★★★★☆
2009/01/15
TSURUI NORTHERN VILLAGE HOTEL TAITO
鶴居村(つるいむら)にある
「ホテルTAITO」へ行ってきました。鶴居村というコトでホテルの入口にはタンチョウヅルの置物があります。ホテルTAITOの温泉は美人の湯というコトで有名なのですが、果たしてどんなお湯なのでしょう? さっそく中へ入ってみました。
「温泉力」
フロントで日帰り入浴料金500円を支払って脱衣所へと向かい、さっそく浴室へ入りました。内湯には三角形の浴槽があって源泉がドバドバと投入されています。横にはサウナと水風呂もありました。
凄い色のモール泉!
こちらの方向から見るとお湯の色が良く分かりますね。茶褐色をしたこのお湯はいわゆるモール泉で鶴居村の温泉は特にツルツル度が高いというコトで評判です。湯口付近には白い泡が浮いていて凄い感じです。根拠は無いのですが、泡の出るモール泉って良いのですよねぇ~。
露天風呂
こちらは露天風呂です。内湯よりも湯温が低くなっていて長湯向きとなっています。さっそく入浴してみると、その凄いツルツル感に驚きました。温泉分析書によると泉質は含重曹食塩泉でそのpH値は9.19とのコトです。数値以上の感動があります。
五右衛門釜風呂
そしてこちらがホテルTAITOでボクが一番気に入った五右衛門露天風呂です。湯船が小さいのでお湯がより一層新鮮に感じられます。ホントにツルツル感が凄くてとても気に入りました。モール泉らしくお湯も良い香りがして心地良かったです。お部屋がステキな感じなので、今度は宿泊で利用してみたい温泉宿でした。

★鶴居村温泉 ホテルTAITO(つるいむらおんせん ほてるたいと)
 場所 : 北海道阿寒郡鶴居村鶴居西1丁目5
 電話 : 0154-64-3111
 料金 : 500円
 営業 : 11:00-22:00(日祝日は10:00-22:00)
 休業 : 年中無休
 宿泊 : 15:00-10:00
 泉質 : 含重曹食塩泉(アルカリ性低張性高温泉)
 成分 : 成分総計1,149ミリグラム(Na-Cl・HCO3)
 泉源 : No.222-004(鶴居村温泉 美人の湯)
 備考 : 鍵ロッカーあり・シャンプー等あり・ドライヤーあり・休憩室あり
 感想 : ★★★★☆
2009/01/13
湯元虎杖荘が閉館
こういう形で紹介するコトになろうとは思ってもいなかったのですが、昨年末に残念な情報が入ってきました。白老町虎杖浜(しらおいちょうこじょうはま)にある「湯元 虎杖荘」が平成20年11月14日をもって閉館してしまったのだそうです。
虎杖荘外観
ココへは閉館する半年ほど前に訪れていたのですが、その時に撮影した写真があまり鮮明に撮れていなかったので、そのうち再訪問して撮り直そうと思っていたところでした。
フロント
中へ入ると大きな招き猫が出迎えてくれましたが、フロントには誰も居ません。白老らしい宿だなぁと思いながら少し待っていると、二階から従業員の方が下りてきました。日帰り入浴料金を支払って中へと入ります。
ゲームコーナー
ロビーには子供の遊び道具が沢山置いてある休憩所のような場所やゲームコーナーがありました。何だか懐かしい感じのゲーム機が並んでいましたが、電源は入っていませんでした。
休憩所
とても広い休憩所があります。飲み物の持ち込みは禁止となっていますが、無料のお茶とドリンクの自動販売機が設置されていました。
浴場入口
こちらはトイレのようにも見えますが、浴場の入口となっています。壁に貼ってある紙には一般的な注意事項が書かれていました。
脱衣所
男湯の脱衣所です。ちょっと変わった脱衣カゴの他に鍵付きのロッカーも設置されています。では、さっそく浴場へと入ってみましょう。
浴場へ
浴場へ入って行くと目の前に柱があったりして、ちょっと変わった造りです。この柱は目隠し代わりなのかもしれませんね。その柱の横に小さな湯船があるのですが、おそらく掛け湯や上がり湯用のモノと思われます。
洗い場
こちらは洗い場です。昔の銭湯のような感じの洗い場で良い雰囲気ですね。シャンプー等も設置されていました。蛇口からは当然のように温泉が出てきます。別の場所にある洗い場にはシャワーが付いていました。
湯船1
この浴場には大きな湯船が2つあります。こちらはヒョウタンのような形をした湯船です。これだけ大きな湯船にガンガンと温泉が注がれてかけ流されているのですから、その湯量の豊富さが想像できますね。温泉分析書によると湧出量は1分間に3,600リットルとのコトです。
湯船2
こちらはもう一つの大きな湯船です。先ほどの湯船よりも少し湯温が低くなっています。この湯船には寝湯が付いていて、奥にある岩の間からドバドバと源泉が注がれていました。
溢れ出す温泉
これだけ豪快にかけ流されていると気分がイイですね。こんなに流して温泉が涸れてしまわないのかと心配になってしまいますが・・・(笑)
入浴♪
ココでは寝湯が気に入りました。近くにあるアヨロ温泉にもイイ寝湯があるのですが、こうやって浸かっていると本当に眠ってしまいそうになります。泉質は含食塩硫化水素泉で舐めてみると少し甘い硫黄味といった感じがしました。
浴場全景
屋根が高く開放感のある浴場でした。こんなに良い温泉旅館が廃業してしまうとは残念でなりません・・・。今後、建物や温泉がどうなってしまうのか気になるところです。

●虎杖浜温泉 湯元虎杖荘(こじょうはまおんせん ゆもとこじょうそう)
  場所 : 北海道白老郡白老町虎杖浜49 
【地図】 【閲覧】
  料金 : 450円
  営業 : 09:00-21:00
  休み : 年中無休
  泉質 : 含食塩硫化水素泉(弱アルカリ性低張性高温泉)
  備考 : 平成20年11月14日をもって閉館
  感想 : ★★★★☆
2009/01/11
日吉温泉入口の第一ゲート
今年最初の野湯というコトで、夕張市(ゆうばりし)の山奥にある「日吉の湯」を探索しに行ってきました。
ゆうばりユーパロの湯の近くにある林道から山の中へと入っていきます。前回訪問した時はちょうどこの通行止ゲートを設置している最中でしたが、アレから数ヶ月、ゲートのポールが外されていてちょっと様子が変わったようです。
第二通行止ゲート
急斜面を登って少し行くと第二のゲートがありました。このゲートのポールは設置されたままなのですが、ココにあったという立入禁止の看板が撤去されていました。どうして通行止になったのかとか、なぜ立入禁止になったのかという話は面倒なのでしません。
分岐点
林道内は結構な積雪なのですが、かなり多くの人が訪れている様子で雪の上に道ができていました。これはとても歩きやすいですね。今回はスノーシューを装備してきましたが30分ほどで温泉の分岐点へ到着しました。左側の奥にポツンと見えるのが日吉夕張市1号泉源の源泉小屋です。右側の道を下って行くと目的地の日吉温泉があります。
日吉の湯全景
こちらが日吉の湯です。夕張の山奥にこんな場所があったとは驚きですね。かなり大規模な湯船で、これだけのモノを造るのは相当な労力を要したコトでしょう。日吉の湯と書かれた看板や切り株の椅子、デッキブラシや温度計まで置いてありました。
大きな湯船
砂防ダム側にあるメインの湯船です。温泉に含まれる鉄分の影響なのか周りの岩などが赤茶色に変色していました。温泉の周囲では微かに薬品っぽい香りがするのですが、おそらく温泉成分によるニオイなのでしょう。
小さな湯船(足湯)
こちらは下流側にある小さな湯船です。メインの湯船から溢れ出たお湯がココへ注がれるようになっていました。この湯船から溢れたお湯は横を流れる川へとかけ流されています。
入浴♪(その1)
まずは小さい方の湯船へ浸かってみるコトにしました。浅い湯船なのですが、寝湯のような体勢で浸かると良い感じです。ただ、湯温が低めなのでやっぱり大きい湯船へ行ってみましょう。
大きい湯船
やはりこちらの方が深さもあるので快適に浸かるコトができそうですね。ただいまの気温はマイナス10℃くらいです。ハダカでウロウロしていると寒いので早速浸かってみるコトにしましょう。
湯温計測
湯船に浸かりながら温泉の温度を計ってみました。温泉は湯中のパイプから注がれていて、パイプ付近での泉温は39℃です。ちょっとぬるめな感じですが、しばらく浸かっているとカラダが温まってきました。資料によるとこの温泉の源泉温度は40.4℃とのコトです。
入浴♪(その2)
湯気が凄くて撮影するのも大変です。湯船の近くに砂防ダムがあって、その水音がとても心地良い感じでした。夏なら水遊びもできそうな感じです。大きな湯船の水深は太股辺りまであって、かなり本格的に作成されていました。一時は取り壊されかけたこの湯船ですが、こういう感じで復活してくれて個人的にとてもうれしく思います。
入浴♪(その3)
ココへ来るにあたって場所の下調べは入念に行ってきたのですが、温泉の下調べはぜんぜんしていませんでした。しかし、ココのお湯はかなり凄い! お湯自体は無色透明で舐めてみるとかなりしょっぱいです。調べてみたところ成分総計が20,000ミリグラム以上ある高張性の強食塩泉であるというコトが分かりました。なるほどカラダがふわぁ~っと浮くワケですね。誰も居なかったので2時間ほどのんびりさせていただきました。野湯というにはちょっと立派過ぎますが、今年最初の野湯に相応しい温泉でした。

●夕張温泉 日吉の湯(ゆうばりおんせん ひよしのゆ)
  場所 : 北海道夕張市日吉 【地図】 【閲覧】
  料金 : 無料
  営業 : 24時間
  休み : 年中無休
  泉質 : 含塩化土類強食塩泉(中性高張性温泉)
  備考 : 湯船は取り壊されました・・・
  感想 : ★★★★☆

2009/01/06
高田温泉の離れ湯
ある天気の良い日に島牧村(しままきむら)にある高田旅館の源泉小屋へ行ってきました。国道229号線の少し脇に
「旅館たかだ」があります。ウワサの源泉小屋は少し離れた畑の中にあるのですが、高田旅館の所有地なので立入許可をもらってから向かいましょう。気だての良い女将さんに許可をいただき、ちょっと意外な林道を進んで行くと物置のような小屋がありました。ココが幻と言われている高田温泉です。中央が浴舎で右側が源泉小屋となっています。
脱衣所
扉を開けて浴舎の中へと入って行きます。扉を開けたらスグに浴槽があるのかなぁと思っていたのですが、意外にもこんなに広い脱衣所があって、その先が浴室になっているようです。浴舎の扉には鍵が付いているので女性でも安心して入浴できそうですね。屋根の隙間から外の光りが射し込んでいてイイ雰囲気です。旅館タカダのロゴ入りタオルが干してありました。
高田温泉の浴室
こちらが浴室です。中央にタイル張りの浴槽があって、その周りにはバケツやら桶やらいろいろと置いてありました。横には白いポリバスがあるのですが、このポリバス外にある加温設備と繋がっています。源泉温度が低いため、加温して利用するコトもあるようです。
タイル張りの湯船
この浴槽はイイ感じですね。源泉小屋へ繋がっているパイプから温泉が湯船へと注がれていました。高田旅館の女将さんが「この小屋は汚いかもしれないよー」と言っていましたが、そんな汚い感じは無く、こんなステキな温泉を残しておいてくれてありがとう!といった感じです。
湯温計測
パイプから出てくる温泉の温度を計ってみると35℃でした。少しぬるめな湯温ですが、この訪問時は真夏だったので、むしろこのくらいの温度の方が心地良いと言えます。資料によると源泉温度は41.7℃となっているのですが、北海道南西沖地震発生後に湯温が低下したようです。
入浴♪(その1)
さっそく入浴してみました。微かに硫化水素臭の漂う良泉で、泉質は単純泉かと思いましたが、含芒硝食塩泉のようです。湯口のお湯を少し舐めてみましたが、特に味はしませんでした。
溢れ出る温泉
湯船から溢れ出た温泉が惜しげも無くかけ流されていきます。こういうタイルの浴槽から溢れ出す温泉の光景って大好きです。
入浴♪(その2)
とても透明度の高い温泉ですよね。湯温も心地良くてずっと入っていたい気分になります。今回は貸切状態だったので、一時間ほど写真を撮ったり入浴したり楽しませていただきました。また近くへ行くコトがあったら立ち寄ってみたい温泉です。

★永豊温泉(ながとよおんせん)
 場所 : 北海道島牧郡島牧村永豊町
 料金 : 無料
 営業 : 24時間
 休業 : 年中無休
 泉質 : 含芒硝食塩泉(アルカリ性低張性高温泉)
 成分 : 成分総計3,870ミリグラム(Na-Cl・SO4)
 泉源 : No.436-001(永豊温泉)
 備考 : 私有地内につき要立入許可
 感想 : ★★★★☆
2009/01/04
北見温泉 ポンユ三光荘
北見市留辺蘂町(きたみしるべしべちょう)にある
「北見温泉 ポンユ三光荘」へ行ってきました。国道39号線沿いにある大正時代開湯の歴史ある温泉宿です。
ぽんゆ
入浴料金を支払って脱衣所へと向かいます。「ぽんゆ」と書かれた暖簾が良い感じですね。ポンユとはアイヌ語で「小さい湯の出る所」という意味で、明治時代にはアイヌの人達がこの辺りにササ小屋を建てて温泉を利用していたと伝えられています。その後、屯田兵だった河原田さんがカボチャと引き換えに権利を譲り受け温泉宿を造ったのがポンユ温泉の始まりです。
脱衣所
こちらは脱衣所です。今回は朝一番に入ったので誰も居ません。ココのお湯は評判が良いので普段は結構混んでいるコトが多いようです。さっそく浴室へ入ってみましょう。
浴室へ
浴室へ入ると「すべります、ご注意!」と書かれた看板がありました。ココの温泉はツルツルして滑りやすいので転倒する人がいるのでしょう。素っ裸で転ぶほど恥ずかしいコトはないので注意して進んで行きます。
洗い場
洗い場の数も多く広い浴室となっていました。洗い場にはシャンプーやボディーソープ等が備え付けられています。さっそくかけ湯をして入浴してみましょう。
泉質の違う湯船
湯船は2つあるのですが、それぞれ源泉が異なるので泉質も若干違います。手前の湯船はあつ湯で奥がぬる湯となっています。その奥には打たせ湯もありました。
ぬる湯の湯口
ぬる湯の湯口近くで入浴してみるとツルツルして素晴らしい浴感です。ぬる湯(ポンユ1号井)は38℃となっていて、あつ湯(ポンユ3号井)は42℃となっていました。泉質は単純泉とのコトですが、この泉質はそう単純ではないようです。微かに硫化水素臭も感じられました。
入浴♪
成分総計は392ミリグラム(ポンユ3号井)で、温泉分析書を見ても水素イオン濃度(pH値)が高いかなぁくらいしか思わないのですが、入ってみると素晴らしいお湯でビックリします。成分的にはポンユ1号井のお湯よりもポンユ3号井のお湯の方が成分もpH値も高いのですが、なぜか浴感はポンユ1号井のお湯の方が良かったりします。やはり温泉というのは数値では表すコトのできない部分が多いのだなぁと思いました。

★北見温泉 ポンユ三光荘(きたみおんせん ぽんゆさんこうそう)
 場所 : 北海道北見市留辺蘂町泉360
 電話 : 0157-42-2288
 料金 : 500円
 営業 : 09:00-21:30
 休業 : 年中無休
 宿泊 : 15:00-10:00
 泉質 : 単純泉(アルカリ性低張性温泉)
    : 単純泉(アルカリ性低張性高温泉)
 成分 : 成分総計356ミリグラム(Na-Cl・SO4)
    : 成分総計392ミリグラム(Na-Cl・SO4)
 泉源 : No.146-002(ポン湯1号井)
    : No.146-004(ポン湯3号井)
 備考 : 鍵付きロッカーあり・シャンプー等あり・ドライヤーあり・有料休憩室あり
 感想 : ★★★★☆