じゅん☆ブログ

2009年02月の記事一覧
2009/02/27
謎の建造物
ある夏の天気の良い日に、白老町森野(しらおいちょうもりの)をウロウロしていました。その何だか意外な場所で見つけたのが、この謎の建造物です。ウワサによると、この建造物の中には温泉があるとか無いとか・・・。さっそく探索してみるコトにしましょう。
内部へ
脇に
コンクリート製の階段があったので、そこから建造物内部へと入ってみました。昔は屋根があったと思われるこの建造物も、既にその役目を終えているようでボロボロになっていました。
湯船だ!
その奥にポツンと長方形の湯船がありました。湯船にはパイプからレモン色の水が注がれています。ココがウワサに聞いた御料地橋冷泉のようですね。以前は付近の住民が浴用として利用していたようですが、最近は使われるコトも無くなり、野ざらし状態となっているようです。当時使われていたと思われるバケツなどが放置されていました。
キレイな温泉
とてもキレイな温泉ですね。湯温を計ってみると28℃でした。これは低温泉という分類になりますね。もっと冷たいかと思っていたのですが、夏の暑い日にはちょうど良さそうな湯温です。泉質は推定で硫化水素泉、湯口のパイプから出てくる温泉は無色透明ですが、付着した硫黄成分によってキレイな黄色に見えます。周囲には硫化水素臭が漂っていました。
入浴♪
さっそく入浴してみました。この日はとても暑かったのですが、この硫黄低温泉はとても心地良かった記憶があります。湯船や床がタイル製の立派な造りで驚きました。このような廃墟状態になってしまっているのがもったいないですね。この付近では昭和40年頃に温泉掘削が行われ、温泉が湧出したのですが、湧出した温泉の泉温が低かったため、未利用に終わったとの記録があります。ココの温泉はその名残なのでしょうか? 頭上の柱が今にも崩れ落ちてきそうな感じで、ちょっとドキドキしながらの入浴となりました・・・(笑)

●御料地橋冷泉(ごりょうちばしれいせん)
  場所 : 北海道白老郡白老町森野 【地図】 【閲覧】
  料金 : 無料
  営業 : 24時間
  休み : 年中無休
  泉質 : 硫化水素泉
  備考 : 廃湯(現在はありません)
  感想 : ★★★★☆
2009/02/25
朝倉温泉
枝幸町歌登(えさしちょううたのぼり)にある「民宿 朝倉温泉」へ行ってきました。ココは日帰り入浴時間が午後4時からと遅めなので、あちこち寄り道をしてから向かったのですが、着いた頃にはすっかり辺りが暗くなっていました。受付で入浴料金400円を支払って浴室へと向かいます。途中には写真のような休憩処があって、サングラスをかけたシカジェット機の乗り物などのオブジェクトが目を惹きました。
脱衣所
こちらは男湯の脱衣所です。脱衣所の壁には温泉分析書などが掲示されていました。補足事項によると源泉温度が12.2℃と低いため加温しているとのコトです。ココの温泉は冷鉱泉なのですね。さて、どんな冷鉱泉なのでしょう? さっそく浴室へ入ってみるコトにしましょう。
浴室
浴室へ入りました。湯船のお湯は黄土色となっていて、ジャグジーによりブクブクとなっていました。この黄土色をしたお湯はなかなか凄そうですね。横の小さい扉の中はサウナとなっていました。壁側にはシャワー付きの洗い場が2つあります。
入浴♪
さっそく入浴してみました。後ろに沢山見えているパイプ類は加温用の設備と思われますが、このパイプが天井まで延びていて独特な感じでした。泉質は含炭酸土類重曹泉というなかなか珍しいモノで、温泉分析書(平成13年)を見ると炭酸水素イオンの数値が1,098ミリグラムと際立っていました。これはかなり凄い炭酸泉ですね。
源泉蛇口
横に源泉の出てくる蛇口がありました。さっそくドバドバと源泉を投入します。炭酸泉はちょっとぬるいくらいな方がイイでしょう。湯船の温度はみるみるうちに下がってしまいましたが、なかなか良い感じの炭酸泉でした。蛇口の近くに偶然にもコップが置いてあったので源泉を汲んで飲んでみると、シュワーっと弾ける強烈な炭酸泉でした。これは凄いなぁ~。残念だったのは隅にある水風呂の水が真水だったコトですね。コレはなんとしてでも源泉の水風呂にして欲しかったなぁ~。なかなか穴場的な素晴らしい炭酸泉の温泉民宿でした。

★歌登温泉 民宿朝倉温泉(うたのぼりおんせん みんしゅくあさくらおんせん)
 場所 : 北海道枝幸枝幸町歌登辺毛内3665の10
 電話 : 0163-68-2345
 料金 : 400円
 営業 : 16:00-21:00
 休業 : 第一日曜日(不定休)
 宿泊 : 不明
 泉質 : 含炭酸土類重曹泉(弱酸性低張性冷鉱泉)
 成分 : 成分総計3,910ミリグラム(Na・Mg-HCO3)
 泉源 : 自然湧出(朝倉温泉)
 備考 : シャンプー等あり・ドライヤー無し
 感想 : ★★★★☆
2009/02/24
コタンの湯 露天風呂
弟子屈町(てしかがちょうの)の屈斜路湖畔(くっしゃろこはん)にある「コタン温泉」へ行ってきました。この時季になると冬の使者「オオハクチョウ」がやってきます。
露天風呂の周囲に沢山の白鳥が
コタン温泉の周りでは沢山の白鳥が羽を休めていました。これからもっと沢山の仲間がココへやって来るのでしょうね。近くに住んでいる人がエサをくれるようで、ココが白鳥たちにとって人気の場所となっているようです。
白鳥オジさん
すると突然、白鳥たちが
一列に並んで丘へ上がり羽をバタつかせながら駆け出しました。何事かと思って後を追ってみると、その先には白鳥たちにエサを与えるオジさんがいました。このオジさんが声を掛けると白鳥たちが一目散に集まって来るのです。
コタン温泉と白鳥
こちらがコタン温泉の露天風呂です。夏はライダーなどが多く訪れ、人の絶えない人気の温泉なのですが、冬になると入浴する人も少なくなるようです。
湯船からの眺め
湯船のこんなに近くまで白鳥が寄ってきていますが、さすがに湯船の中まで入ってくるコトは無いようです。向かって左側が女湯で右側が男湯となっていますが、ほとんど丸見えなので混浴と言った方が良さそうですね。
入浴♪
さっそく入浴しました。コタン温泉は白鳥の居るこの時季が一番オススメです。こんな風に白鳥を見ながら温泉に入るコトができるなんてステキですよね。泉質は重曹泉で源泉温度が68.3℃もあり熱いコトが多いのですが、今回は快適な湯温でした。
白鳥とコタンの湯
こうやって見るとかなり沢山の白鳥がいますね。辺りを探索していると温泉の流れ出ているパイプを発見しました。どこかの廃湯でしょうか? ちょっと頑張れば湯船を造れそうですが、誰かに入浴しているのを見られたらハズかしいのでやめておきました(笑)
オオハクチョウ
この辺りで休んでいる白鳥たちは、かなり人間に懐いているような感じがします。カメラを向けてもそんなに逃げないので至近距離から撮影するコトができました。温泉に入りながら白鳥を撮影するのもオモシロいです。
脱衣所
コタン温泉には男女別の脱衣所があります。脱衣所内にはココの管理人である小川充洋さんが書いた利用上の注意書きがありました。無料で利用させていただくのですから、きちんとマナーを守って利用したいものですね。
露天風呂を利用する方へ
入口のところにも露天風呂についての説明書きがありました。この露天風呂は有志の方々が約一ヶ月かけて造ったとのコトです。
コタンの湯
写真は男湯と女湯を仕切っている大岩です。手前に水道水の出るカランがありました。それにしてもココの景色はホントに素晴らしいですね。ほとんど混浴な温泉なので女性の方は抵抗があるかもしれませんが、水着の着用もOKなのでぜひ白鳥を見ながら入浴してみてください。

●コタン温泉露天風呂(コタンの湯)
  場所 : 北海道川上郡弟子屈町屈斜路 【地図】 【閲覧】
  料金 : 無料
  営業 : 24時間
  休み : 年中無休
  泉質 : 重曹泉
  備考 : 男女別脱衣所あり・半混浴・水着可・禁煙・禁酒
  感想 : ★★★★☆

2009/02/21
羅臼 熊の湯
好きな温泉はどこですか?と聞かれて真っ先に思い浮かぶのは羅臼町(らうすちょう)にある「熊の湯」でしょう。もう、何百回も入浴していますがやはり熊の湯は最高です♪ ボクの好きな時間帯は混雑していない夜間です。駐車場にクルマを停めて「いで湯橋」を渡って行くと熊の湯の湯小屋が見えてきました。暗くなると電灯が点くようになっているのでとてもありがたいです。
女湯の脱衣所
小屋の手前側が
女湯でその奥が男湯となっています。こちらは女湯の脱衣所です。無料温泉としては珍しく男女別になっているので、女性の方でも利用しやすいのではないかと思います。
女湯の湯船
あまりお目にかかるコトのない女湯の内部です。男湯を半分にしたような湯船があって、その周りは壁で囲まれています。男湯のような開放感はあまり期待できませんが、屋根は無いのでそれなりに楽しめるのではないでしょうか。脇には源泉貯湯槽のようなモノがありました。
男湯の脱衣所
こちらは男湯の脱衣所です。最近変わったコトと言えば男湯の出入口に白いドアが設置されました。このドアを最初に見た時は何だか雰囲気が損なわれるなぁとか思ったのですが、風を防ぐという意味では威力を発揮しています。あと、昨年の暮れに新たに分析された温泉分析書が掲示されていました。この温泉分析書については後ほど考察したいと思います。熊の湯入浴十カ条寄付金箱は変わらずに残っていました。
洗面器置き場
最近になって洗面器置き場の看板が設置されました。使った洗面器は必ず元の場所へ戻しましょう。話が逸れますが最近、脱衣所にネズミが現れるようになりました。温泉の付近は暖かいので住み着いているようです。先日、温泉から上がって着替えていると、バスタオルの下にネズミが隠れていてブったまげました・・・!(驚) ネズミが嫌いな方は用心してください。
防雪ネット
今冬から脱衣所と露天風呂の間に防雪ネットが設置されました。さっそく先日の大嵐でその威力を発揮したようです。今までは風が吹くと脱衣所の中まで雪が入ってきてしまっていたのですが、コレでその問題も解決できそうですね。
熊の湯(男湯)
こちらが熊の湯の男湯です。円形の大きな湯船があって奥の方からホースで源泉が注がれていました。湯船の湯温を計ってみると47℃と熱めでしたが、加水ホースの水量がパワーアップしているので調節するのも容易です。ただ、熊の湯ではこのくらいの湯温が当たり前だったりしますので、地元の方がいる時はぬるくしないように気を遣いましょう。
かけ湯をしてから入浴してみました。う~ん、熱いけど気持ち良いです。泉質は含食塩硫黄泉で舐めてみるとしょっぱい感じでした。pH値が9.0もあるので足を摺り合わせるとツルツルします。硫黄の香りも良いですね~。夜は見上げる満天の星空が広がっていたりして最高です。さて、今回は熊の湯の謎について少し書いてみましょう。ボクは熊の湯のお湯は羅臼町4号井からポンプで引湯しているモノと思っていたのですが、この度、新たに掲示された温泉分析書を見ると湧出地が4号井の場所とはちょっと違っていたり、自然湧出と記されていたり、アレ?っと思う記述がいくつかありました。熊の湯にはホースから大量に出てくる源泉の他に、もう一つ別の源泉があるのですが、おそらくこの温泉分析書はそちらの源泉のモノなのではないかと思いました。二年前の記事にちょっと出ているのですが、加水バルブの横にその場所はあります。湯船に注がれているのは圧倒的に4号井の源泉の方が多いハズなのですが、4号井ではなく自然湧出している野湯の温泉分析書を掲示してくれるとは、なかなか心憎い演出だなぁと思いました。

★羅臼温泉 熊の湯(らうすおんせん くまのゆ)
 場所 : 北海道目梨郡羅臼町湯ノ沢町
 料金 : 無料
 営業 : 09:00-06:00(朝6時~9時までは清掃時間)
 休業 : 年中無休
 泉質 : 食塩硫化水素泉(中性低張性高温泉)
 成分 : 成分総計1,877ミリグラム(含S-Na-Cl(H2S型))
 泉源 : 自然湧出・No.129-032・No.129-0XX(羅臼温泉4・5号井混合)
 備考 : 男女別(男側は混浴可)・男女別脱衣所あり・飲酒禁止・水着禁止
 感想 : ★★★★★
2009/02/17
薬師神社入口
蘭越町日の出(らんこしちょうひので)にある薬師神社付近を探索しに行ってきました。ココは有名な
ニセコ薬師温泉旅館の近くにある温泉神社です。大きな鳥居には「温泉本宮薬師神社」と書かれた札が付いていました。さっそく境内を探索してみましょう。
薬師神社の社
直線の砂利道を歩いて行くと突き当たりの丘の上に薬師神社の社がありました。さっそく石段を登ってお参りしておきます。狛犬が2匹居て、謎の古木みたいなのが祀られていました。奥にもまだ建物があるので行ってみようと思ったのですが、ふと、神社横の沢を見るとオレンジ色になっている部分を発見しました。どうやら微量の温泉(冷泉)が湧出しているようです。とりあえず「薬師神社の湯」と命名しておきました。
謎の建物
神社の横にまだ道が続いていて奥に建物も見えます。手前にある小屋の中には「山彦地蔵菩薩」というのが祀られていました。さらに奥へ進んでみましょう。
旧黒沢温泉?
道はこの建物で行き止まりとなっていました。この2階建ての建物はかなり謎めいています。薬師神社の社務所かなぁと思ったのですが、雰囲気的に別荘のような感じもします。人の気配はありませんでしたが、周りがずいぶんとキレイなので誰かが管理しているのでしょう。資料によるとこの辺りには昔、昆布七湯の一つである「黒沢温泉 保楽園」というのがあったようです。黒沢温泉については謎な部分が多く詳しくは分からなかったのですが、昭和49年に建物が焼失したとの記録が残っていました。おそらくココは旧黒沢温泉の跡地なのではないでしょうか?
源泉筒
建物の裏手へ行くとこんな場所がありました。何やらマンホールのようなモノとその横にオレンジ色の水溜まり、このオレンジ色の水はどうやら温泉のようです。
温泉の流れ
まるで露天風呂のようなところに温泉が流れていました。その流れは建物のさらに裏へと続いているようです。先ほどの赤いマンホールのようなところが源泉貯湯槽になっていて、そこから溢れた温泉がこのように流れ出しているようでした。
排水溝へ流れ出す温泉
湯流れを追っていくとこんな場所もありました。温泉は建物背後にある排水溝へと流れ出して排水溝がオレンジ色に染まっています。パイプから出てくる温泉に触れてみるとぬるい感じでした。源泉温度は35℃くらいでしょう。そしてココで見たのは建物内にある立派な浴室でした。やはりココは別荘なのでしょうか?
温泉の川
排水溝を辿っていくと途中からこんな感じの小川となっていました。どこかで尻湯でもしてみたいなぁと思っていたのですが、湯温が低く、虫も沢山いたため今回は手湯のみとなりました。泉質は不明ですが、おそらく含重曹食塩泉なのではないかと思われます。ちょっと謎めいた温泉でしたが、この温泉について詳しい方がおりましたら情報提供をお待ちしております。

●黒沢温泉 薬師神社の湯(くろさわおんせん やくしじんじゃのゆ)
  場所 : 北海道磯谷郡蘭越町日の出  【地図】 【閲覧】
  料金 : 無料
  営業 : 24時間
  休み : 年中無休
  泉質 : 含重曹食塩泉
  備考 : グレーゾーン
  感想 : ★★☆☆☆
2009/02/15
ニセコ
ある天気の良い休日にボクはニセコの山中をウロウロしていました。
薬師温泉で日帰り入浴を楽しんだ後、さっそく以前から気になっていた場所へと向かいます。
廃屋の裏には・・・
ある場所に一軒の廃屋がありました。注意深く見ていないと通り過ぎてしまいそうな場所です。その廃屋の裏に探していたモノはあるようです。建物の裏手へ向かうと、何やら硫化水素臭が漂ってきました。奥に土管のようなモノが見えていて、そこから白い水が流れてきています。
奥薬師温泉
土管に刺さったパイプからドバドバと温泉が垂れ流されていました。ココに関しての詳しい情報が無いため詳細は不明ですが、横にある廃屋の浴用として使用されていた源泉井のようです。もともとこの廃屋は別荘か何かだったのかもしれませんね。
湯温計測
パイプから注がれる温泉の湯温を計ってみたところ35℃でした。薬師温泉の湯温に近い感じですが、泉質は全く異なる硫黄泉です。もう少し湯温が高ければこんな風に放置されるコトも無かったのかもしれませんね・・・。せっかくの良い温泉なのにもったいない感じがします。このパイプから出てきた温泉は湯流れとなって横の沢へと流れていました。
入浴♪
さっそく入浴してみました。湯船という感じにはなっていないのでとても浅いのですが、背中で温泉を浴びてみるとなかなか心地良い感じでした。ただ、今回は季節が悪かったです。アブみたいな虫がブンブンと飛び回っていてボクのカラダにくっついてきます。くっつくくらいなら別に構わないのですが、やっぱり血を吸ってきました・・・(痒) 虫の少ない季節となるとこの湯温ではちょっと厳しい感じもするので、その辺は難しいところですね。浸かると手やオシリが白くなって凄い感じでした。入浴後のボクはおそらく硫黄人間?のようなニオイを発していたと思われます。

●奥薬師温泉(おくやくしおんせん)
  場所 : 非公開
  料金 : 無料
  営業 : 24時間
  休み : 年中無休
  泉質 : 硫黄泉
  備考 : グレーゾーン
  感想 : ★★★☆☆
2009/02/13
虎杖浜臨海温泉 ホテルいずみ
白老町虎杖浜(しらおいちょうこじょうはま)にある
「ホテルいずみ」へ行ってきました。国道36号線の虎杖浜隧道付近に海岸の高台へと続く道があります。その道を進んで行くと写真のような建物が見えてきました。ホテルいずみの敷地はかなり広大で敷地内にパークゴルフ場や遊歩道、そして驚いたコトにポンアヨロ遺跡や虎杖浜遺跡といったモノまであったりします。
和室へチェックイン
今回は宿泊での利用だったのでフロントでチェックインを済ませ、さっそく部屋へと案内していただきました。ホテルいずみには全部で25部屋の客室があるのですが全て和室とのコトです。部屋へ入るとスグに洗面台があってその横が水洗トイレとなっていました。
窓からの素晴らしい眺め
部屋の窓を開けるとこんな素晴らしい景色が広がっていました。これは見事ですね~。室内には金庫やドライヤーフリーの冷蔵庫テレビ(有料放送あり)などが設置されています。夕食まで時間があるのでさっそく温泉へ行ってみるコトにしましょう。部屋に備え付けの浴衣と足袋を装備して浴場へと向かいます。
ホテルいずみの内湯
脱衣所から浴室へと入りました。こちらが男湯の内湯です。入るとスグに洗い場があって、その向こうが湯船となっていました。シャワー付きの洗い場にはシャンプーやボディーソープが備え付けられています。奥にはサウナ水風呂もありました。
入浴♪(その1)
さっそく入浴してみました。お湯は無色透明の食塩泉とのコトですが少し黄色みがかって見える虎杖浜温泉らしいモノです。タイル製の湯船が良い感じですね。ボクの大好きな良い香りが微かに漂っていました。奥にある窓の向こう側が露天風呂となっているようです。さっそく露天風呂へ移動してみましょう。
露天風呂へ
ホテルいずみの目玉は素晴らしい景観の露天風呂でしょう。露天へ出ると目の前に広大な緑があって、その向こうに太平洋が見えました。高台にあるのでとても眺めの良い感じとなっていました。
入浴♪(その2)
さっそく露天風呂にも入浴です。湯船に太陽の光りが注いでお湯がキラキラと輝いていました。お湯はもちろん源泉かけ流しで、源泉温度49.1℃のお湯をバルブ調節で適温にして湯船へ注いでるとのコトでした。この源泉(No.461-022)の泉質は成分総計2,322ミリグラムの食塩泉でpH値が8.2あります。ツルツル感のある良いお湯でした。
入浴♪(その3)
あぁ~、イイ気分だぁ~♪ この日は天気も快晴でホテルいずみをレポートするにはもってこいの日であったと言えます。これだけ開放感があると、ココから目の前の草原をハダカで駆け抜けて海岸まで行ってみたくなりますね(笑)
夕食♪
部屋へ戻って暮れていく空をボーっと眺めていると夕食の時間となりました。夕食は食事処に集まって食べるモノだと思っていたら、なんと部屋食とのコトでポイント高かったです。やっぱり温泉の夕食は部屋食でなければいけません。さぁ、どうですか凄く美味しそうな食事でしょう♪ さっそく食べちゃうコトにします。なお、生ビールは別料金です。
半身でも満足◆毛蟹プラン
今回は毛ガニプランとのコトで前浜で捕れた毛ガニが半身付いてきました。食べやすいように切れ目が入っています。カニだけでビール何杯もいけそうです(笑) その他には刺身の盛り合わせがあります。ボクの大好物であるホタテイカも入っていました。あと他には釜飯エビすき焼きといった美味しいモノが沢山あって大満足な夕食でした。
就寝♪
夕食後は宿の方が布団を敷いてくれたので、ゴロゴロとのんびりしてから夜の露天風呂へ行ったりしました。昼間とはまた違った雰囲気で良かったのですが、電灯に沢山の虫が集まってきて水風呂の辺りがちょっと大変なコトになっていたかも・・・。たっぷりと温泉を楽しんだ後は部屋へ戻って就寝しました。
早朝の虎杖浜
時刻は午前3時40分、なんとなく目が覚めて窓の外を見てみると、こんな景色が広がっていました。うっすらと日が昇り始めている感じの海に漁り火が沢山見えていて、なんとも幻想的な感じです。早朝の海ってなんだか大好きだったりします。
早朝の露天風呂
さっそく露天風呂へ行ってみました。露天風呂からも漁り火が見えたので、思わずポーズをとってみました。こういうシルエットの写真ってオモシロいですね。漁り火を見ながら早朝の虎杖浜温泉を楽しませていただきました。
朝食♪
朝食は食事処でいただきます。シンプルな和食で美味しくいただきました。ふと窓の外を見るとネコちゃんがこちらを見ていました。昨日は部屋から違うネコを目撃しているので、このホテルの周りに住んでいる野良猫たちなのかもしれません。ネコの居るところには良い温泉があります。10時にチェックアウトしてからちょっと気になっていた、ポンアヨロ川沿いの林道を進んでみました。終点近くにはポンアヨロ観音堂というのがあります。この観音堂には観音様が祀られているようです。観音堂の先には海岸へ降りて行くコトができる道があって、そこで行き止まりとなっていました。この海岸はちょっとした海水浴場のようになっていて、朝から沢山の人々が訪れ水辺で遊んでいました。

●虎杖浜温泉 ホテルいずみ(こじょうはまおんせん ほてるいずみ)
  場所 : 北海道白老郡白老町虎杖浜312の1 【地図】 【閲覧】
  料金 : 500円
  営業 : 12:00-20:00(土日祝は17:00まで)
  休み : 年中無休
  泉質 : 食塩泉(弱アルカリ性低張性高温泉)
  備考 : 宿泊可・シャンプー等あり・ドライヤーあり・鍵付きロッカーあり
  感想 : ★★★★☆
2009/02/11
ボツ写真
ある読者の方から普段あまり載せないような写真を見せてほしいとのご要望がありました。セルフポートレートなんかやっていると、そういう画像が日の目を見ないまま山ほど蓄積されていたりします。で、さっそくそういう写真を集めてちょっとしたモノを作ってみました。当初はコメント欄での公開予定でしたが、なかなか上手くできた感じがするので記事として公開しようと思います。例によって妙な写真が多いですから上の写真を見て「ゲッ!」っと思ったら、ココから先へは行かない方が賢明です(笑) では、下の「Enter」からお入りください。

『野湯』
『野湯』 まずは裏話野湯編です。ボクは比較的普通の人よりも多く野湯へ行っている気がするのですが、野湯の撮影というのもなかなか大変です。今回は
「阿寒川フレの湯B」でのある一コマ(四コマ)を例にお話したいと思います。ボクの写真はそのカメラアングルなどから、誰か別にカメラマン(カメラウーマン)でもいて撮影しているのではないかともっぱらのウワサですが、実際はそんな甘っちょろいモノでは無いのです(笑) では、写真を見ながら解説していきましょう。
①構図を決定したらカメラをセットします。どこにカメラをセットしているんだ?と思うかもしれませんが、森の中では木の枝とかが多いですね。不安定な場所なのでセッティングの指差し確認は基本です(笑) もう、カメラ何台も壊していますから・・・(泣)
②カメラのタイマーをセットしたら全裸で猛ダッシュして10秒以内に湯船へ浸かりポーズをとります。あっウソです。この距離だと10秒で湯船へ浸かってニッコリとポーズをとるコトは無理でしょう。ボクの使っているGX200というカメラにはセルフポートレートの強い味方「インターバル撮影」という機能が付いているのです。これは指定した間隔で延々とシャッターを切り続けてくれる機能で5秒から3時間の間隔を設定するコトができます。ボクはもっぱら5秒間隔で使用していますが、ココではお見せできないようなモロ画像が多数撮影されているコトも事実です(恥) しかし、この機能を授けられてからは撮影スタイルがガラっと変わりました。ちなみに初期の「じゅん☆ブログ」で使用していたカメラにはこの機能が無かったので猛ダッシュするコトもしばしばあったようです。
③野湯撮影では人工物を極力排除したいという考えから、撮影圏内は裸足で歩きます。鹿のウンコを踏んづけるコトなんて日常茶飯事です。汚いと思うかもしれませんが、それはもしかしたらあなたのココロが汚れているのかもしれませんよ~(謎)
④というコトでやっと湯船へ辿り着きました。あ~っ、掛け湯しないで入るのか!とか言わないでください。桶とか無いですから(笑) 手でジャバジャバして入るのが精一杯です。でも、足の裏に付いた鹿のウンコは洗ってから入ります。その後は湯船へ浸かりながらあっち向いたりこっち向いたり、いろいろポーズをとって撮影終了です。撮影後はもう一度ゆっくりと温泉を楽しみます♪
いかがでしたでしょうか? そんな努力の末にできあがったのがこちらの写真です。たった一枚の写真にこんなドラマがあったとは・・・(笑) そんな背景を思い浮かべながら記事を見ていただけると、ボクもウンコを踏んづけながら頑張った甲斐があります。湯船だけの撮影であれば楽勝なのですが、やれるうちは入浴シーンも載せていこうと思っています。

『ラブホ』
『ラブホ』 次は特別サービスのラブホ編です。ラブホテルの撮影というのもなかなか大変なモノがあります。そして禁断のお蔵入り画像が多数産出されるのもこのラブホテルです。撮影方法は野湯編に準拠していますが、ラブホテルの中というのは木の枝などがあまり無いので、カメラの設置場所には苦慮するコトが多いです。今回は禁断のハードディスクの中からボツ写真を4つほど引っ張り出してきました。こんな画像が何万枚も眠っているのです・・・(恐)
FileNo.1413188
これは浴室にあった俗に言う「スケベイス」に座って何やらやっている光景なのですが、カメラの設置場所が悪くアンバランスになってしまったモノです。もう少し頭上にスペースがあればトリミングして使うコトもできたのですが、この写真はボツとなってしまいました。
http://505060.blog12.fc2.com/blog-entry-467.html
FileNo.1409189
これは脱衣所でのワンシーンなのですが、何を思って撮影したのか良く覚えていません。素っ裸でバスタオルを握りしめて何をやっているのでしょう? 何のネタに使おうとその時思ったのでしょう? 後から見て意味不明な写真というのも数多くあります・・・(謎)
http://505060.blog12.fc2.com/blog-entry-617.html
FileNo.1355911
こちらは都会のラブホテルでのセクシーショットのつもりです(笑) 自分ではなかなか上手く撮れたなぁと思ったのですが、この写真を良く見るとボクの頭だけがブレているのです。頭の中がブレていると写真までブレるのかと思ったのですが、おそらく振り向くか何かした瞬間だったのでしょう。縮小すればブレが目立たないので使えそうですが、ボツとなってしまいました。
http://505060.blog12.fc2.com/blog-entry-547.html
FileNo.1413233
これはラブホテルに置いてあったアダルトグッズ?で遊んでいるシーンをイメージして撮影したモノです。この写真では偶然に字幕で隠れましたが、字幕の下にはチクビが写っていたりして、ちょっと過激とのコトなのでボツとなってしまった惜しい写真です。それにしてもこのオモチャのヒダヒダ、すぐ取れちゃうんですよね。実際にこういう風に使ってもあまり気持ち良くありません。
http://505060.blog12.fc2.com/blog-entry-550.html
さぁ~、みなさんもとんでもないモノを見せられて大変でしたね。今のところ「じゅん☆ブログ」でのラブホテルというのは「温泉ラブホテル」なのですが、ボクはラブホテル大好きなので、ゆくゆくは北海道のラブホテルというカテゴリができるかもしれませんぜ。

ニャー!
『ネコ』 最後はネコ編です。ネコったって深い意味はありません(謎) うちの実家のネコちゃんを見て和んでもらいましょう♪ えっ!ネコ嫌いな人がいるのですか!? 世の中にはとんでもない人がいるものですね。写真のネコちゃんをマウスカーソルで撫でてあげると「ニャー!」って鳴きます(ウソです) 今回の「じゅん☆ブログ」はちょっと長文だったかもしれませんが、たまにはこういうのもどうでしょうか? 非公開さんは満足していただけましたでしょうか?(笑)
2009/02/08
盤石温泉
今回紹介するのは「盤石温泉(ばんじゃくおんせん)」という秘湯です。この記事は公になるまで封印していたモノなのですが、どうやら公になったようなのでこのタイミングでの公開です。ボクが盤石温泉を知るきっかけとなった
「温泉旅がらす」さんに感謝いたします。
盤石温泉の湯小屋
ある山奥にその温泉はありました。ココが盤石温泉です。まさか、こんな場所にこんなオモシロい温泉があったとは・・・。小屋の手前には木橋があったりして秘湯感たっぷりな感じです。では、さっそく小屋の中を覗いてみましょう。
盤石温泉の脱衣所
小屋の中へ入るとこんな感じになっていました。何だか秘密基地みたいな雰囲気でワクワクしますね! なんとこの湯小屋まで電線が通っていて電力が供給されているようです。机の上には蚊取り線香などが置かれていて、中央に管理人である森岡さんの名刺が置いてありました。
浴室へ
この部屋が脱衣所のようなので、ココでスッポンポンになって浴室へと向かいます。それにしても真夏の道南は暑いですね。黙っていても汗が噴き出してきます・・・。早く温泉へ入ってサッパリしたいです。
洗濯場?
最初のドアを開けると二層式洗濯機が置いてありました。床が凄い感じになっていますが、こういう雰囲気は嫌いじゃありません。その横の扉の先が浴室のようです。
盤石温泉の浴室
こちらが盤石温泉の浴室です。ブルーシートの敷かれた浴槽が目を惹きますね。そんな浴槽が3つもあります。それはもうとても感動的な光景で、しばらくの間、「すげぇ~!すげぇ~!」と騒いでしまいました。
浴槽A
こちらは一番大きな浴槽です。無色透明な温泉がなみなみと注がれていて、その表面にはうっすらと湯の花が浮いています。なぜブルーシートを敷いているのかなぁと考えましたが、おそらくは湯船の水漏れ対策と手っ取り早く掃除するためにブルーシートを敷いているのではないのかなぁと推測しました。このお湯は藻が繁殖しやすいようです。
浴槽Bと浴槽C
こちらは小さい方の湯船です。パイプラインの仕様によって微妙に湯温が違うようですが、ボクが訪問した時はどの湯船もほとんど同じ感じでした。なお、温度計を前日の野湯探索で落としてきてしまったので湯温は未計測ですが、その湯温は43℃くらいだと思われます。
洗い場
洗い場の雰囲気もイイ感じですね~。柱に付けられた鏡がイイ味を出していました。こういう温泉を所有している森岡さんが羨ましいです。ボクも温泉付きの秘密基地が欲しいなぁ~(笑)
入浴♪(その1)
さっそく入浴させていただきました。まずは一番大きな湯船です。いやぁ~なまら気持ち良いですね~♪ はるばる遠くまでやってきた甲斐があったというモノです。この湯船は細長いのでのびのびとカラダを伸ばして入浴するコトができました。
注がれる温泉
湯口から注がれる温泉はちょうど良い感じの湯温になっていました。泉質は不明ですが、おそらくは「含何とか食塩泉」でしょう。舐めてみるとなかなかしょっぱい感じでした。かなり良質な温泉であると思われます。
入浴♪(その2)
今度は真ん中の湯船へ入浴です。この湯船が一番小さな感じですね。入浴すると溜まっていたお湯がドバーっと溢れ出て爽快です。小さい湯船も好きなのですが、やっぱり足を伸ばしてゆったりできた方がイイかな?
入浴♪(その3)
最後は左端の湯船です。この湯船は引湯パイプが長めなので他の湯船よりも若干湯温が低くなっていました。3つも湯船があるというのは、やはりオーナーのこだわりなのでしょうね。温泉へ浸からせていただいたお陰でかなりスッキリしました。
盤石温泉雑感
道南の山奥に人知れず存在する盤石温泉は秘湯感たっぷりで最高の温泉でした。その泉質も素晴らしいモノです。いつからこの温泉が存在していたのかは不明ですが、そんなに古い感じはしませんでした。入浴後に小屋の周りを探索してみると、小屋のスグ横に源泉井がありました。温泉はボーリングにより自噴しているモノと思われます。小川の方へ行くと木のベンチがありました。なお、周辺は私有地となっているので利用する際は許可を得てから立ち入りましょう。

★盤石温泉(ばんじゃくおんせん)
 場所 : 非公開
 料金 : 無料
 営業 : 24時間
 休業 : 年中無休
 泉質 : 含芒硝食塩泉
 成分 : 不明
 泉源 : No.475-215(掘削自噴)
 備考 : 要立入許可
 感想 : ★★★★★