じゅん☆ブログ

2009年03月の記事一覧
2009/03/29
登山道から見下ろす湯の沢
前回に引き続き羅臼町(らうすちょう)の湯の沢探検記です。湯の沢にはいくつかの入浴ポイントがあるのですが、それぞれ無名のようなので勝手に名前を付けてしまいました。今回紹介するのは「湯の沢 中流の湯」です。登山道を歩いていると眼下に湯煙が見えてきました。この付近が中流の湯です。さっそく沢へ降りてみましょう。
湯の沢 中流の湯
湯の沢へと降りてきました。背後に数ヶ所の源泉湧出孔があって、そこから湧き出した大量の温泉が湯の沢へと流れ出していました。
湯船
湧き出した温泉の流れと湯の沢の流れが合流する部分にこんな場所がありました。これはもう立派な湯船ですね。結構な深さもあり、大人一人がちょうど浸かるコトができるくらいの大きさがあります。手を入れてみるとぬるめな感じです。
入浴♪(その1)
さっそく衣服を脱ぎ捨て入浴してみました。冬の野湯では素早さがポイントです(笑) 湯船内の湯温は40℃くらいでしょうか? 頭の上の方から温泉が流れてきていて、左肩の方から沢水が流れてきています。
湯温計測
頭の上から流れてくる温泉の温度を計ってみると46℃くらいありました。沢水の水量が多いためか湯船内はかなりぬるくなっていますが、なんとか浸かるコトができて良かったです。
入浴♪(その2)
足の方はかなりぬるいのですが、頭の方が熱いのでそれほど気にはなりませんでした。ココへ初めて来たのは4年前だったでしょうか? やはり素晴らしい場所ですね。
入浴♪(その3)
湯船の中には落ち葉の残骸などが浮いていたのですが、写真で見るとこの透明感でビックリしました。ココではこの入浴体勢がオススメです。流れてくる温泉の香りがイイのですよー。野湯って感じがします。泉質は含重曹食塩泉のようで、源泉湧出孔から距離があるので飲泉はしませんでしたが、おそらく甘いような味がする温泉だと思います。
入浴♪(その4)
ぬるめだったので結構長湯したようです。気が付いたら沢へ入って5時間経っていました。この辺りはオモシロいのでアッと言う間に時間が過ぎてしまいます。ホントはもう少し下流の方も探索する予定だったのですが、今回の探索はこれでおしまいとなりました。また、暖かくなったら訪問してみたいと思います。

●羅臼温泉 湯の沢 中流の湯
  場所 : 北海道目梨郡羅臼町湯の沢国有林 【地図】 【閲覧】
  料金 : 無料
  営業 : 24時間
  休み : 年中無休
  泉質 : 含重曹食塩泉
  備考 : 要装備
  感想 : ★★★★☆

2009/03/25
湯の沢上流の湯
羅臼町(らうすちょう)にある「湯の沢 上流の湯」へ行ってきました。この辺りは湯の沢屈指の源泉湧出孔群となっています。真冬でもオレンジ色の斜面を剥き出しにした岩場から相当な量の温泉が湧出して湯の沢へと流れ出していました。
斜面の源泉湧出孔群
斜面には目視で数えただけでも5ヶ所の源泉湧出孔が存在していて、高温の温泉が湧き出していました。興味深いのはそれぞれの湧出孔がこれだけ近接しているにも関わらず、泉質の違いが確認できるコトです。オレンジ色になっているところもあれば緑色になっているところもあり、その横では白くなっているところもあったりします。分析したワケではないので確証はありませんが、おそらく微妙に泉質が違うのだと思われます。この現象はなかなかオモシロいですね。
湯温計測(源泉湧出孔)
一番湯温の高そうな源泉湧出孔で湯温を計ってみたところ81℃もありました。この辺りの温泉はかなりな高温泉ですね。この湧出孔からは硫黄泉がドクドクと湧き出していました。
川原の湯船
それらの湧出孔から湧き出した温泉が湯の沢へと流れ出しているのですが、その川原にはこんなオモシロそうな場所がありました。周囲を岩で囲まれた一見ただの水溜まりですが、これは明らかに湯船ですよね。流れてきた温泉が上手く注がれるようになっていました。
湯温計測(湯船)
その湯船の温度を計ってみると41℃になっていました。これはもう入浴して下さいと言っているようなモノです(笑) 
前回訪問した時は湯温の調節が難しくてドカシーを敷いて入浴したのですが、今回はそのままの野湯を堪能できそうな感じです。
入浴♪(その1)
さっそく入浴してみました。ココでの生入浴は初めてかもしれませんね! 湯船内には温度ムラがあるのですが、手で掻き混ぜればそれなりに入浴できる感じでした。やはりドカシー無しで浸かった方が野湯らしくて良いですね。
源泉が流れてくる
足元の隙間から高温の源泉が流れてきています。その湯温は50℃以上あるので、この足の辺りはとても熱いのです。ジャバジャバと掻き混ぜながら久々の野湯らしい野湯を楽しませていただきました。
入浴♪(その2)
こういう温泉を体験したコトの無い方は、何をやっているのだと思うかもしれませんが、本物の野湯とはこういうモノだとボクは思っています。沢水でかなり加水しているワケですが、それでも入浴後は肌がスベスベするような感じがしました。やっぱり野湯はオモシロいですね♪

●羅臼温泉 湯の沢 上流の湯
  場所 : 北海道目梨郡羅臼町湯の沢国有林 【地図】 【閲覧】
  料金 : 無料
  営業 : 24時間
  休み : 年中無休
  泉質 : 重曹硫黄食塩泉
  備考 : 要装備
  感想 : ★★★★☆

2009/03/23
木隠れの滝
羅臼町(らうすちょう)にある湯の沢を探索しに行ってきました。
熊の湯にクルマを停め、羅臼岳登山道へと入ります。今回はいったん湯の沢の上流へと進み、そこから下流側へと下ってくるプランです。羅臼岳登山道を数キロメートル進むと木隠れの滝というのがありました。木々の向こう側に落差数メートルの滝が見えますね。この辺りから探索開始です。
エゾシカの楽園?
木隠れの滝の手前に冬でも雪の積もらない空間がありました。付近には温泉湧出孔が数ヶ所あって、その周りは地熱で暖かいため雪が積もらないようです。こういう場所には野生動物が水や草を求めてやってきます。付近にはエゾシカのウンコがポロポロと沢山落ちていました。
源泉湧出孔
湯流れがあったので辿っていくと、奥の方に源泉湧出孔がありました。周囲には硫化水素臭が漂っています。湯の沢周辺は広範囲に温泉兆候が見られてとてもオモシロい場所です。
湯温計測
源泉湧出孔部分で湯温を計ってみたところ68℃もありました。周囲には白いユラユラがあるので硫黄泉と思われます。ただ、湧出量が少ないので入浴するとなると大変そうです。
湯船!?
どこか入浴できそうな良い場所はないかと探索したところ、沢の横に何やら湯船のような場所を発見しました。おっ!と思って近づくと、横の岩場から微量の温泉が湧き出しているようです。しかし、その湯船に手を入れてみると冷たく(15℃)入浴は無理っぽい感じでした。もう少し温泉の湧出量が多ければかなり良い秘湯になるのですが、今回は手湯のみとなってしまいました・・・。

●木隠れの湯(こがくれのゆ)
  場所 : 北海道目梨郡羅臼町湯の沢国有林 【地図】 【閲覧】
  料金 : 無料
  営業 : 24時間
  休み : 年中無休
  泉質 : 硫黄泉
  備考 : 要装備
  感想 : ★★☆☆☆
2009/03/21
温泉ホテルベルサイユ
中標津町(なかしべつちょう)にある「温泉ホテル ベルサイユ」へ行ってきました。今回は回転ベッドのある110号室へ入ってみました。この部屋は
一年ほど前の記事で紹介済なのですが、再訪問シリーズというコトで再登場です。
室内の様子
一年の間にいろいろと微妙に変わっていますね。まず、スロットマシーンの機種が変わっていました。そして以前は違う場所にあったエッチグッズ自動販売機が、こちら側に移設されています。ポットも新しくなっていますね。
新しいマシンが!
あっ! 以前にエッチグッズ自動販売機のあった場所に新しいマシンが設置されています。Step Boyというエクササイズマシンのようです。後で試してみましょう。テレビの上にはビデオデッキとDVDプレイヤー、下には冷蔵庫が設置されていました。
回転ベッド
こちらはこの部屋の目玉?である回転ベッドです。円形のベッドカバーがカワイイですね。こういう感じの回転ベッドはもう製造されいないでしょうから。貴重な一品であると思います。こちらもあとでジックリと体感してみましょう。
洗面台&脱衣所
さっそくお風呂へ向かいました。こちらは脱衣所兼洗面所です。横にはトイレがあります。ドライヤーが新しいモノに取り替えられていました。先日入った和室のドライヤーも爆発しそうな感じだったので、そろそろ交換時期なのだと思います。さっそく服を脱いで浴室へ入ってみましょう。
浴室の扉
浴室の扉には温泉分析書とともに源泉100%の温泉です!と書かれたポスターが貼られていました。その扉を開けると写真のような浴室となっています。この部屋はトイレや浴室が黄色で統一されていますね。
浴室全景
浴室全体の様子を上から撮ってみました。白と黄色のタイル張りで明るい感じの浴室ですね。横の窓からは客室内が見えちゃったりします。入室時にお湯を出しておいたので湯船からお湯が溢れ出していました。さっそく入浴してみましょう。
入浴♪
入浴すると湯船から豪快にお湯が溢れ出て、スケベ椅子がドーっと流れていっちゃいました(笑) 湯温は47℃くらいあってかなり熱めなのですが、なんとか加水せずに入浴できました。ココのお湯は成分総計が9,740ミリグラムある等張性の温泉(平成12年分析)なので、加水してしまうともったいないですからね。泉質は無色透明な食塩泉で、しばらく入っているとグワァ~っと温まりました。洗い場にはスケベ椅子の他にシャワーも設置されています。
エクササイズ♪
入浴後はエクササイズに挑戦です。この新しく設置されたマシンは、足踏みしながら腰をクネクネさせるコトによって腰のくびれを作る効果があるようです。
回転ベッドへ
さて、次のマシンは回転ベッドです。操作パネルの上にある「ベルサイユ」と書かれたハート型の箱にはコンドームが3個入っていました。回転操作盤にある左のボタンを押すと左回転、右のボタンを押すと右回転、中央の赤いボタンを押すと停止するようになっています。
回転ベッド♪
回転ベッドってオモシロいですね~。どうして回りながらエッチとかしなければならないのかは謎ですが、昔はラブホテルといえば回転ベッドというくらい流行したようです。この世には回転しながら上下に動く凄い回転ベッドもあるらしいですね。いずれにしてもラブホテルのこういう意外な仕掛けというのは非日常的でボクは大好きです♪

★温泉ホテル ベルサイユ(おんせんほてる べるさいゆ)
 場所 : 北海道標津郡中標津町俵橋11線北3
 電話 : 0153-73-2345
 宿泊 : 5770円(23:00-09:00)
 休憩 : 4200円(18:00-23:00)(2時間)
 割時 : 3150円(03:00-18:00)
 延長 : 520円(30分)
 泉質 : 食塩泉(弱アルカリ性高張性高温泉)
 成分 : 成分総計10,060ミリグラム(Na-Cl)
 泉源 : No.163-003(天祿の湯)
 備考 : 自動精算制・回転ベッドは回転しなくなりました
 感想 : ★★★★☆

2009/03/17
旧展望台下の湯
弟子屈町(てしかがちょう)の和琴半島(わことはんとう)にある「旧展望台下の湯」へ行ってきました。ココは和琴半島の奥にあるコトから和琴奥の湯と呼ばれていたりもします。自然探勝路を外れて湖岸へ向かって行くと旧展望台下の湯が見えてきました。ココはいつ来ても良い眺めの場所ですね。
白鳥
少し離れた湖上では白鳥が優雅に泳いでいました。こういう光景が見られるのもこの時期ならではでしょうね。さっそく湖岸にある湯船へ行ってみるコトにしました。
湯船
こちらが旧展望台下の湯の湯船です。淡いオレンジ色の岩に囲まれた湯船が魅力的ですね。しかし、湯船に砂が溜まってかなり浅くなっています。湯船の中を歩いてみると何だか変な感触とともにボコボコとガスのようなモノが湧いてきました。ココは冬に来るといつもこんな感じです。
湯船と白鳥
湯船の湯温も20℃から30℃といった感じでしょうか。ホントはこんな景色を眺めながらのんびりと温泉へ浸かりたかったのですが、残念ながらちょっとムリな感じです。白鳥たちが不思議そうにこちらの様子を窺っていました。
湯温計測
奥から源泉の流れ出てくる岩場で湯温を計ってみると49℃もありました。湯温は良い感じなのですが、湯量が夏に比べると激減しています。湯量が豊富であれば冬でも入浴できそうな感じなのですが、何故か冬になると湯量が減少するようです。どうしてなのでしょうね・・・?
湧き出す温泉
岩場の奥の方から源泉が湧き出してきています。この辺りも温泉成分によって岩がオレンジ色に染まっていますね。ちょっと岩場へ潜り込んでもっと奥の方を見てみましょう。
足湯♪
こちらは初公開、旧展望台下の湯の源泉湧出孔部分です。試しに足湯を試みましたが当然のように激熱です。でも、なんだかそれが気持ち良くてしばし熱い足湯を楽しみました。
白鳥たち
白鳥たちは終始遠巻きにボクの不審な行動を観察しているかのようでした。できればこの白鳥たちを眺めながら全身浴を楽しみたかったですね。こういう素晴らしい場所を残してくれている弟子屈町の方々に感謝いたします。

●旧展望台の湯(和琴奥の湯)
  場所 : 北海道川上郡弟子屈町屈斜路和琴半島 
【地図】 【閲覧】
  料金 : 無料
  営業 : 24時間
  休み : 年中無休
  泉質 : 不明
  備考 : 混浴
  感想 : ★★★☆☆
2009/03/15
ポンプ小屋の湯
前回紹介した「和琴初の湯」の近くにあるのが、この「ポンプ小屋の湯」です。文献等で紹介されたコトもあり知られた温泉ではあるのですが、最近は入浴ポイントも埋没していてあまりオモシロい感じではありません。今回もお蔵入りする予定でしたが、過去記事を見るとこの場所も結構変化しているのだなぁと思い、変わり行くポンプ小屋の湯の資料として載せておくコトにしました。
ポンプ小屋周辺
ポンプ小屋周辺の湖岸ではあちこちから温泉が湧き出しています。冬に行くと湯煙が昇っているのでどこから湧出しているのか分かりやすいです。
湖岸の湯溜まり
この辺りは4年くらい前に
初めて足湯をした場所です。周辺は地熱で暖かいため、虫が沢山いたりします。虫が多いコトから「和琴ムシの湯」と呼ばれていたりもしますが、ココ数年はそんなに虫が多いという感じはしません。
湯温計測
湯溜まりの温度を計ってみると34℃ほどありました。湖水が混ざっているので低めな感じですが、局所的には60℃近くあったりします。過去に入浴した際はなかなか大変だったコトを思い出しました。湯中では藻が繁殖していて、謎の生物の卵のようなモノも見られました。生命の泉といった感じです。
引湯管
昨年訪問した時は、このポンプ小屋のポンプは停止していたのですが、今回は再び稼働していました。引湯パイプがどこかへと続いています。ある情報によると、ココのお湯は和琴半島入口にある「湖心荘」へ引湯されているとのコトでした。ずいぶん遠くから引湯しているのですね。

●ポンプ小屋の湯(和琴ムシの湯)
  場所 : 北海道川上郡弟子屈町屈斜路和琴半島 【地図】 【閲覧】
  料金 : 無料
  営業 : 24時間
  休み : 年中無休
  泉質 : 単純泉
  備考 : 浅い
  感想 : ★★☆☆☆
2009/03/13
和琴初の湯
前回紹介した
和琴共同浴場から湖岸を歩いて行くと湯煙の立ち昇っている場所がありました。この辺りは和琴半島の始まり部分であるコトから「和琴初の湯」と呼ばれています。
謎の建造物跡
湖岸にコンクリート製の基礎部分が残されていました。昔、この場所には何か建造物あったようですね。ボクは温泉を汲み上げていたポンプ小屋の跡なのではないかと思っているのですが、今となっては知る術もありません。
湯温計測
その基礎部分の周囲は特に湯煙が凄いので、湧き出している温泉の湯温を計測してみました。みるみるうちに湯温が上昇していき、最終的には50℃に達しました。穴を掘ったら良い温泉ができそうですね(笑)
湧出地帯
この辺りも温泉が湧き出していて良い湯加減となっていました。でも、冬場に浸かるのはちょっと辛そうです。今回は病み上がりだったので見学だけに留めておきました。
岩場から温泉が湧出
こちらは少し先の方にある岩場の湧出場所です。岩場から湧き出す温泉の湯温を計ってみると33℃ありました。この辺りではよく白鳥が羽を休めていたりします。人目につかない場所なので安心できるのでしょう。ココから少し行くとポンプ小屋の湯があります。

●和琴初の湯(わことはつのゆ)
  場所 : 北海道川上郡弟子屈町屈斜路和琴半島 【地図】 【閲覧】
  料金 : 無料
  営業 : 24時間
  休み : 年中無休
  泉質 : 不明
  備考 : 混浴
  感想 : ★★☆☆☆
2009/03/11
和琴半島へ
弟子屈町(てしかがちょう)の和琴半島(わことはんとう)にある「和琴共同浴場」へ行ってきました。ココは和琴半島の自然探勝路脇にある無料の混浴温泉です。
和琴共同浴場
無料の温泉といっても
立派な湯小屋の中に温泉があるので、天候に関わらず入浴するコトが可能です。おやっ? 湯小屋の壁に「和琴共同浴場」と書かれた板が取り付けられていますね。昨年までは無かったモノです。
脱衣所
湯小屋の中へ入ると脱衣所がありました。棚もある立派な脱衣所です。棚の上には旅ノートが置いてあって、ココを訪れた人達が感想などを綴っていました。浴室入口には利用上の注意事項が掲示されているので、良く読んでから入りましょう。
湯船
浴室へ入りました。こちらが和琴共同浴場の湯船です。湯船の底から透明なお湯がこんこんと湧き出している足元自噴の温泉です。混浴なので湯船は一つしかありません。
入浴♪(その1)
さっそく入浴してみました。太陽の光がスポットライトのように湯船を照らしていて心地良い感じです。あれっ? そういえばボクのお気に入りだった掻き混ぜ棒が見当たりません。撮影の小道具として重宝していたのですが、どこへ行ってしまったのでしょう・・・?
湯温計測
ココのお湯は熱いコトが多いのですが、今回は掻き混ぜる必要も無さそうです。湯温を計ってみたところ40℃でした。屈斜路湖の水位によって湯温が変わるらしく湯温調節弁のような板もあるのですが、良く分かりませんでした。説明書きによると板を外すと湯温が上昇するようです。
入浴♪(その2)
泉質は単純泉でホントに透明度の高い温泉です。湯船の底は砂状になっていて手前側にはスノコ板が沈められていました。スノコ板がちょっとボロボロになっていたので、玉砂利なんかを敷いても良いと思うのですがどうなのでしょう。
入浴♪(その3)
雪や雨が降っていても快適に入浴できるというのはありがたいですね。しかもタダですから(笑) 和琴半島内では一番入浴しやすい温泉だと思いますが、もの凄く熱いコトもよくあるのでヤケドしないようにご注意ください。ちなみに浴室の隅に釜が置いてあって、熱いときはその釜に温泉を入れて冷ましてから入浴するという方法もあるようです。

★和琴共同浴場(わこときょうどうよくじょう)
 場所 : 北海道川上郡弟子屈町屈斜路和琴半島
 料金 : 無料
 営業 : 24時間
 休業 : 年中無休
 泉質 : 単純泉(弱アルカリ性低張性高温泉)
 成分 : 不明
 泉源 : 自然湧出
 備考 : 混浴・脱衣所あり・鍵付き
 感想 : ★★★★☆
2009/03/09
コタン共同浴場外観
弟子屈町屈斜路湖畔(てしかがちょうくっしゃろこはん)にある「コタン共同浴場」へ行ってきました。ココは以前に紹介した
「コタン温泉」のスグ近くにある町営の共同浴場です。特に案内看板等があるワケでもなく、知る人ぞ知る温泉といった感じとなっていました。さっそく中へ入ってみるコトにしましょう。
コタン共同浴場の内部
中へ入ると受付がありました。受付前の壁には温泉分析書等が掲示されています。管理人室にオバさんがいるので入浴料金200円を支払って脱衣所へ向かいました。それにしても入浴料金が200円というのは安いですよね。数年前までは150円だったのですが、最近値上げしたようです。200円でも最近の銭湯料金の半額以下ですからビックリですよね。
脱衣所
こちらは男湯の脱衣所です。以前はガムテープで補修したボロボロの椅子が置いてあったのですが、新しい椅子に変わっていました。脱衣所から浴室内が見える造りになっています。
男湯の浴室
浴室へ入りました。浴室には少し小さめの湯船が一つだけあります。浴槽のフチが赤茶けていてイイ感じになっていました。浴室内は湯煙でモンモンとしていて撮影するのも一苦労です。
湯口
お湯は右側の蛇口から注がれていました。適温に保つため加水しているとの表示がありましたが、この蛇口からは源泉が注がれているので出しっぱなしにすれば源泉かけ流しです。ただし、この温泉の源泉温度は68.3℃もあるので、湯張り時には左側の蛇口から水を出して加水しているのだと思われます。
かけ流される温泉
湯船から溢れたお湯はこの溝を通って洗い場の床へと流されていました。温泉の成分によって茶色くゴツゴツした感じになっていますね。
洗い場
横には昔ながらな感じの洗い場がありました。シャワー等は無くあるのは鏡とカランだけです。そしてこのカランからは当然のように温泉が出てきました。
入浴♪
この温泉の最大の特徴はその油臭でしょう。油臭というと何だか臭いのではないかと思われるかもしれませんが、そういうニオイではなくてとても心地の良い油臭がします。ホント、クセになりそうです(笑) もちろん入浴後にベタつくとかいうコトもなく、入浴後は肌がサラサラになる感じです。ゆっくりと深呼吸しながら存分に油臭を楽しませていただきました。

★古丹共同浴場(こたんきょうどうよくじょう)
 場所 : 北海道川上郡弟子屈町屈斜路古丹
 電話 : 015-484-2833
 料金 : 200円
 営業 : 12:00-22:00
 休業 : 水曜日
 泉質 : 重曹泉(中性低張性高温泉)
 成分 : 成分総計1,056ミリグラム(Na-HCO3)
 泉源 : No.160-007(源泉名不明)
 備考 : シャンプー等なし
 感想 : ★★★★☆
2009/03/06
岩尾別温泉 滝見の湯
前回からの続きになりますが、冬の雪道をスノーシューで1時間半近くかけて歩いた末に辿り着いたのは、「岩尾別温泉 滝見の湯」です。今年の冬は結構な積雪なので温泉がどうなっているのかちょっと心配ですね。さっそく雪山を乗り越えてみましょう。
雪を掻き分けて
ノッコリと積もった雪を掻き分けて行くと、前方に雪の無い場所が見えてきました。あそこが滝見の湯です。しばらく人が来ていないようで足跡などは見当たりませんでした。
滝見の湯を発見!
うわぁ~ありました! ココが滝見の湯です。雪の中にポッカリと湯船だけが姿を現していて不思議な感じですね。こんなに沢山の雪がある滝見の湯は初めてです。
タヌキちゃん
ココのタヌキちゃんに会うと何だかホッとします。今回は頭から顔面にかけて雪が積もっていました。雪で目隠ししているうちにハダカになって入浴してしまいましょう。
入浴♪(その1)
さっそく入浴してみました。今回は雪が多いので脱いだ服などを置いておく場所が無くてちょっと苦労しました。湯船へ入るまでは裸足で雪の上を歩いたので痛いくらいに冷たかったです・・・。しかし、いったん湯船へ入ってしまえばとても温かくて快適そのものでした。
湯温計測
湯船の底がヌルヌルになっていて滑りやすいので注意が必要でした。まずは湯温計測です。タヌキちゃんの立派なイチモツから注がれる温泉の温度は45℃ほどでした。このタヌキちゃんのイチモツを撫でてあげると何だか御利益があるらしいですよ(謎)
入浴♪(その2)
泉質は含重曹食塩泉で、舐めてみるとミネラルの多そうな薄味でした。こういう天気の良い日の雪見風呂は最高ですね。今回は湯船の周りが雪で囲まれているのでちょっとオモシロい感じでした。岩のところで何かがチョロチョロ動いているなぁと思ったらネズミです! 最近、温泉へ行くとよくネズミを見かけます。
入浴♪(その3)
太陽の光を浴びながら1時間半ほど入浴させていただきました。ココのお湯は結構効くので後半は汗だくでフラフラになっていましたが・・・(笑) 湯船から上がる時にタヌキちゃんの顔をキレイにしてあげました。今回は行きはスノーシューで帰りは長靴スキーという作戦だったのですが、長靴スキーは大失敗に終わりました・・・。もう、靴ズレするし、変な筋肉は使うしでヘトヘトになりながら岩尾別ゲートまで戻ったのでした・・・。

●滝見の湯(たきみのゆ)
  場所 : 北海道斜里郡斜里町岩尾別温泉 【地図】 【閲覧】
  料金 : 無料
  営業 : 24時間
  休み : 年中無休(11月~4月は通行止)
  泉質 : 含重曹食塩泉
  備考 : 混浴?
  感想 : ★★★★☆

この記事に関連する動画を作成しました。下の「Enter」を押すとFC2動画が現れます。再生ボタンを押してご覧ください。動画が途切れる場合は一時停止して少し待ってから再生してください。なお、再生には「Adobe Flash Player」が必要です。

2009/03/04
岩尾別への道
斜里町宇登呂(しゃりちょううとろ)の岩尾別(いわおべつ)入口へやってきました。ココから先は道道93号線(知床公園線)となっていて、冬期間は
午前8時から午後6時に限って通行するコトができます。さっそくその道路を進んでみるコトにしました。
冬の知床連山
少し進むと目の前にこんな素晴らしい光景が広がっていました。真っ白に雪を被った知床連山を目の前に見るコトができます。
岩尾別地区全景
さらに進むと眼下に岩尾別川が見えてきました。この場所からの眺めもボクは大好きです。岩尾別とはアイヌ語で「硫黄の流れる川」という意味なのだそうです。
岩尾別ゲート
岩尾別ユースホステルの前にある岩尾別ゲートへ到着しました。ココから先は全面通行止です。駐車場にクルマを停めてゴソゴソと身支度を整えます。観光客が訪れてエゾシカを撮影したりしていましたが、その傍らでスキーやスノーシューを身につけてゴソゴソやっている姿は異様に映ったコトでしょう・・・(笑)
岩尾別温泉へ
そそくさと岩尾別温泉への道へ入りました。岩尾別温泉はココから4キロメートルほど先にあります。何だか多くの人が訪れているようで道ができていました。長靴でも歩いて行けるくらい踏み固められていましたが、時々ズボっとハマったりするのでスノーシュー等を装備した方が負担軽減になるでしょう。
岩尾別温泉が見えてきた!
1時間20分ほど歩いたところで「岩尾別温泉 ホテル地の涯」が見えてきました。最近、運動不足だったのでかなりバテ気味です(笑) この辺で岩尾別川の方を見ると川岸に赤茶色の場所が見えました。おそらく温泉兆候だと思われるのですが、まだ探索には至っていません。
ホテル地の涯
冬期休業中のホテル地の涯です。その手前に雪の溶けている部分があって温泉が流れていました。これはホテル地の涯の排湯とかではなくて、この場所で自然湧出している温泉なのです。
露天風呂入口
ホテル地の涯の脇に露天風呂へと続く道がありました。ココまでは沢山の足跡が続いていたのですが、露天風呂へ向かっているのは動物の足跡だけのようで、他の足跡は登山道の方へ向かっていました。さっそく露天風呂の方へ行ってみましょう。
雪の積もった橋
途中の小川に架かる木橋です。ノッコリと雪が積もっていますね。時々野生動物が利用しているようでした。ココはスノーシューを履いたまま慎重に渡って行きます。
湯気の昇る川
良く見ると川から湯気が昇っていました。温泉でも湧いていそうな感じですが、おそらくあの場所から流れてきた温泉の影響でしょう。
三段の湯(冬)
うぉ~、雪が積もっています。この場所には「三段の湯」があるのですが、冬期間は温泉が止められているのでご覧のような感じになっていました。
滝見の湯へ
今回目指すのはもちろんこの奥にある「滝見の湯」です。近年は毎年冬季に訪れているお気に入りな秘湯なのですが、今年はどんな感じなのでしょう? 次回へ続きます・・・。
2009/03/02
この先 海 危険
やっと天気の良い週末になったので海へ行ってきました。網走市(あばしりし)の海岸線を走っていると清々しい感じです。今日はココから斜里町(しゃりちょう)へと向かいました。
鱒浦漁港
ココは網走市の外れにある鱒浦漁港(ますうらぎょこう)です。漁港の沖には流氷も見えましたがそれ程でもないですね。違う場所へ行ってみましょう。
ウトロ海岸
信じられない法定速度でアッと言う間に斜里町ウトロへ到着しました。この辺りまで来ると海岸にビッシリと流氷が接岸していました。昔はこういう光景って当たり前でしたが、最近は見るコトが少ない場所に住んでいるので懐かしい感じです。
流氷
うわぁ~流氷だぁ!とか思いそうな光景ですが、何かおかしな感じがします。とても乗って遊ぼうなどという気にはなれない代物です。自然が発する無言の警告とでも言うのでしょうか・・・(謎)
プユニ岬
あれよあれよという間にプユニ岬までやって来ました。やはりココからの眺めは素晴らしいですね。下の海岸ではこの時期恒例の流氷ダイビングをやっています。流氷の下ってどんな感じなのでしょうね? とても興味がありますが寒そうなので潜ってみたいとは思いません(笑)
夜間通行止め
プユニ岬を過ぎて知床自然センター付近まで来ました。知床自然センターを過ぎて左折すると今回の目的地である岩尾別へと続く道があります。
次回へ続くかも・・・