じゅん☆ブログ

2009年05月の記事一覧
2009/05/30
浦幌留真温泉
浦幌町(うらほろちょう)にある留真温泉(るしんおんせん)へ行ってきました。
1年半ほど前に訪れた時は休業中だった留真温泉ですが、その後どうなっているのでしょうか?
留真温泉跡地
うわぁ~、かつてあった留真温泉の建物は取り壊され更地となっていました。こうなるとは分かっていましたが、実際に目の当たりにするとショックですね。横の方に何だかトイレみたいなのがあります。アレが跡地にできたという温泉スタンドでしょうか?
留真温泉の温泉スタンド
やはりココが温泉スタンドのようです。立派な囲いもあってなかなか豪華な造りですね。横には利用上の注意事項や温泉分析書が掲示されていました。
湯温計測
蛇口をひねるとホースから温泉が出てきました。洗面器が置いてあったので温泉を溜めて湯温を計ってみると29℃です。源泉温度は29.5℃とのコトなので源泉そのままな感じですね。今回は何を企んでいるのか子供用プールを持ってきました。プールに温泉が溜まるまで対岸の気になる場所を探索してみましょう。
留真温泉源泉小屋
対岸へやってきました。この小屋が気になる場所です。小屋の中からパイプが出ていて外の土管へ繋がっているのですが、その土管からただならぬ気配の水が溢れ出していました。
源泉小屋内部
小屋の中を覗いてみると井戸みたいなモノがありました。これは留真温泉の源泉井(2号井)でしょうね。普通、源泉小屋というのは施錠されているのですが、ココは扉自体が開放されていました。井戸の中にあるパイプからプクプクと温泉が湧き出していて、硫黄泉特有の白いユラユラも見られました。水深130センチメートルほどあるので子供が落ちたりしたら危険ですね。
入浴♪(その1)
ふたたび温泉スタンドの場所へ戻ると設置したプールに温泉が溜まり溢れ出していました。で、さっそく入浴です。どうしてかちょっと緊張するのですが、なかなかオモシロい光景ですね。この滑稽な雰囲気の写真を撮りたかったのですよ(笑)
入浴♪(その2)
泉質は単純硫黄泉で成分総計は164ミリグラムほどなのですが、この温泉は非常にツルツル感があります。それもそのはず、温泉分析書のpH値は9.88となっていました。この素晴らしいお湯を利用した温泉施設を平成22年までに再開させようという動きもあるようですが、果たしてどうなるのでしょう? そんなコトを考えながら水遊びというか入浴していると、遠くからクルマの音が・・・。 ゲっ! 誰か来たぁ~!

★浦幌留真温泉(温泉スタンド)
 場所 : 北海道十勝郡浦幌町留真177番地
 料金 : 無料
 営業 : 24時間
 休業 : 年中無休
 泉質 : 単純硫黄泉(アルカリ性低張性低温泉)
 成分 : 成分総計164ミリグラム(含S-Na-CO3)
 泉源 : No.244-002(浦幌留真温泉 2号井)
 備考 : 一日80リットルまで取水可
 感想 : ★★★★☆
2009/05/26
支笏湖
ある天気の良い日に千歳市(ちとせし)にある支笏湖(しこつこ)へ行ってきました。目的は支笏湖北岸にあると言われている秘湯「支笏湖トマリの湯」の探索です。しかし、このトマリの湯の情報はあまり目にしないため、ボクは既に湖底にでも沈んでいるのではないかと思い、その存在を半信半疑で向かいました。
丸駒林道入口
丸駒温泉までやってきました。この日の丸駒温泉もめちゃくちゃ繁盛しているようで、駐車場がクルマでいっぱいです。丸駒温泉、お湯は良いのですけれど人が多すぎですね・・・。そんな丸駒温泉を横目にボクは丸駒林道へと入りました。湖岸へ向かうには丸駒温泉の横を通った方が簡単そうですが、不審者と間違われても困るので、少し離れたところから湖岸を目指そうと思います。
丸駒林道から湖岸へ
丸駒林道へ入り少し進むと右手に恵庭岳滝沢登山口が見えてきました。この辺りはちょうど沢状になっているので、そこを通って行けば湖岸へ出るコトができるでしょう。登山口とは反対側の沢へ下りて支笏湖へと向かってみます。沢と言っても水は無く、水の流れたような跡だけが残っていました。地形図を見ると等高線の幅が広いので、緩やかな下りであるコトが予測できます。
支笏湖北岸
ちょっと藪の多いところもありましたが、春だったので楽勝でした。ただ、この前日に小樽の海岸でハプニングに見舞われ、既に足がガクガクになっていたコトは内緒なのですが・・・(謎) 林道から沢へ入って10分ほどで支笏湖北岸へ到達しました。支笏湖は火山の噴火によってできたカルデラ湖で、その最大水深は363メートルもあるのだそうです。水深が深いため冬期も凍りづらく、日本最北の不凍湖として知られているとのコトでした。前方に見える山は風不死岳(ふっぷしだけ)という火山です。
湖岸探索開始
そこから湖岸を探索するワケですが、湖岸には大小様々な岩があって、なかなか歩きづらいモノがあります。林の中に獣道があったりするので、そういう場所を利用しながら奥地へと進みました。藪の中で謎のカヌーを発見して思わず乗ってみようかと思いましたがやめておきました。
浜のような場所
浜のようになっている場所もありました。こういうところは歩きやすいのでホッとしますね。しかし、ココまで20分ほど歩いてきましたが温泉兆候のようなモノはまったくありません。やはりトマリの湯は幻となっているのでしょうか・・・?
トマリの湯を発見!
それから妄想の時間も含めて小一時間ほど経過したでしょうか? ボクの目の前に姿を現したのは間違いなく「支笏湖トマリの湯」でした。この温泉はのんさんから戴いた「無料温泉in北海道」という表 正彦さんの著書で紹介されているのですが、そこで紹介されている写真とまったく同じ場所です。
支笏湖トマリの湯
反対側から見たトマリの湯です。ボクがコソコソと妄想している間、一羽のカラスが木の上でジッとこちらの様子を窺っていました。トマリの湯を見つけ出すのは容易ではなかったのですが、手がかりは含土類石膏食塩泉という泉質です。おそらく温泉成分によるモノと推測される白っぽくなった石が決め手でした。
入浴♪(その1)
さっそく入浴してみました。さっそくと言ってもトマリの湯を発見してから既に一時間以上経っているのですが・・・。こんなところにもエゾシカはやって来るらしくなかなか大変です(謎) 湯船はかなり浅い感じですが、全身浴が目的ではないのでこんな感じで十分でしょう。
入浴♪(その2)
今回一番お気に入りの写真です。スグ目の前に支笏湖が広がっていて、その先にはまだ雪の残る風不死岳が見えます。このロケーションは最高ですね! ただ、トマリの湯は湯温が低めで25℃くらいしかありません。しばらく尻湯足湯を繰り返していましたが、この日は風があったのでちょっと寒い感じでした。
探求標
周辺には他にも源泉湧出孔があるらしいのですが、あまりよくわかりませんでした。写真はトマリの湯の近くに落ちていた謎の石柱です。石柱には「探求標」と刻まれていました。誰がどういう目的で作成したモノなのでしょう? なぜ湖岸に横たわっているのでしょう? また妄想の時間が始まりました・・・

●支笏湖トマリの湯(しこつことまりのゆ)
  場所 : 北海道千歳市ポロピナイ 【地図】 【閲覧】
  料金 : 無料
  営業 : 24時間
  休み : 年中無休
  泉質 : 含土類石膏食塩泉
  備考 : 混浴
  感想 : ★★★☆☆

2009/05/24
岩間温泉 上流の湯A
岩間温泉特集も今回でおしまいです。かなり沢山の湯船が存在する岩間温泉ですが、今回は
岩間の湯の上流にある湯船を紹介したいと思います。しかし、今回の訪問ではお湯がゲロゲロ状態だったため、2年前の写真を引っぱり出してきました。以下、2年前の探索記となるコトをご了承ください。写真は岩間の湯の近くにある上流の湯Aです。この湯船は円形の岩風呂でちょっと熱めでしたが良いお湯でした。
源泉湧出孔
背後の崖には無数の源泉湧出孔が存在しています。硫黄泉特有の白い湯流れが見事ですね。写真の源泉湧出孔はよく見るとタマゴが沈められていたりします。誰かが入浴後の楽しみに温泉たまごを作っているのでしょう。
温泉の湧き出す崖
岩間温泉で目を惹くのはこの温泉の湧き出す崖でしょう。2メートルほど上部の断層のような一直線の亀裂部分から温泉が湧き出していました。何らかの地殻変動でこの部分が地底からズリ上がったのでしょうか? 地学はよく分からないのですが、素人目でも不思議な光景でした。岩間温泉の名の由来は岩の間から温泉が湧き出しているから岩間なのかなぁと思っていたのですが、実は発見者が岩間さんという人で、そこから名付けられたのだそうです。
岩間温泉 上流の湯B
こちらは上流の湯Bです。ボクはこの湯船がかなりお気に入りです。岩間の湯はとても混雑していましたが、こちらはしばらくの間、湯船を独占して楽しむコトができました。
入浴♪
この湯船は浅い感じなのですが、湯温がちょうど良いので寝湯のような感じで浸かると幸せになれます。お湯の色が素晴らしいですよね。ちなみに今春の探索時はやはりゲロゲロになっていて快適に入浴できる状態ではなかったです。しかし、新しい発見もありました。この湯船の横に新たな湯船(上流の湯C)が作成されていました。川の水量が多くなったら消滅してしまいそうな感じでしたが、結構がんばって造った湯船のようです。今回はゲロゲロ状態だったので入浴しませんでしたが、いつかキレイな時に入浴してみたいですね。

●岩間温泉 上流の湯(いわまおんせん じょうりゅうのゆ)
  場所 : 北海道河東郡上士幌町三股 【地図】 【閲覧】
  料金 : 無料
  営業 : 24時間
  休み : 年中無休
  泉質 : 硫化水素硼酸食塩泉
  備考 : 要長靴
  感想 : ★★★★☆
2009/05/22
岩間温泉の下流に新湯船が!
岩間の湯の下流側に新しい湯船が造られていました。以前に訪問した時は何も無かったので、最近造られたモノと思われます。緑色をした湯船がありますね。さっそく探索してみましょう。
すっげー長い引湯ホース
引湯ホースから温泉が注がれていました。このホースは誰がどこから持ってきたのか、凄く長いモノで岩間の湯上部にある源泉湧出孔(岩間の湯の泉源とは別)からこの場所まで温泉を引いています。
繁殖する藻
湯船が緑色に見えたのは湯船の底に繁殖している緑藻のためでした。岩間温泉のお湯というのは養分が多いのか藻が繁殖しやすいようですね。まして、野ざらしの露天風呂ですから光合成も盛んなのでしょう。ちょっと入浴しようかどうか迷うくらい凄い状態となっていました。
入浴♪
迷ってもいられないので入浴してみました。やはり湯底はヌルヌルでとても滑りやすいので注意が必要です。お湯は白濁していませんが、硫黄の香りがするので硫黄泉のようです。どうして白濁していないのかは食塩を多く含む硫黄泉の七不思議の一つでしょうか? この湯船はちょっと緑藻のニオイが気になりましたね。いつかキレイな時に再度入浴してみたいです。
乾燥♪
今回はタオル類をクルマに忘れてきてしまったので、入浴後は岩の上で自然乾燥します。この大岩もなかなか寝心地が良かったです(笑) 天気の良い日で良かったなぁと思いました。乾燥後、付近をさらに探索してみるとこの湯船の下流にも別な湯船ができていました。こちらの湯船には引湯ホースが無いので湯船底から温泉が自噴しているのだと思われますが、泉温も低く緑藻も凄かったので手湯のみとしておきました。

●岩間温泉 下流の湯(いわまおんせん かりゅうのゆ)
  場所 : 北海道河東郡上士幌町三股 【地図】 【閲覧】
  料金 : 無料
  営業 : 24時間
  休み : 年中無休
  泉質 : 硫化水素硼酸食塩泉
  備考 : 藻が凄い
  感想 : ★★★☆☆
2009/05/20
岩間温泉 わけありの湯
岩間の湯の対岸上流に何やら湯船のようなモノが見えたので行ってみました。対岸へ行くには前回渡った丸太橋を渡るのが確実なのですが、スリルを求める人のためにショーットカット用の丸太橋も用意されています。ボクはカメラ等を持っているので安全コースで行きました。
わけありの湯の札
岩間の湯の対岸にあるので「対岸の湯」とでも呼ぼうかなと思っていたら、こんな立派な札が木の枝に括り付けられていました。この札は湯船を造った人が付けたのでしょうか? それにしてもこのネーミング、一体どんなワケがあるというのでしょう・・・(謎)
源泉湧出孔
湯船の横にこんな場所がありました。お子様用の湯船かなと思って手を入れてみると物凄く熱いです。湯温を計ってみたところ51℃もありました。ココはわけありの湯の泉源のようです。
足湯♪
入浴は無理っぽいので足湯してみました。 ・・・うぉっ! やっぱり凄く熱いです。5秒くらいが限界でしょうか? やっぱりわけありの湯で入浴してみましょう。
わけありの湯
わけありの湯です。以前訪問した際にこの辺りも探索しているのですが、その時は温泉の湧出は確認できましたが、こんな立派な湯船はありませんでした。最近になって誰かが造ったのだと思われます。それにしてもよくこんな立派な湯船を造ったものですね。感心してしまいます。
入浴♪(その1)
さっそく入浴・・・しようとしましたが、熱い! それもそのハズ、ちょうどボクの座っている足元付近から温泉が湧き出してきているのです。この付近の湯温は48℃くらいあります。しかし、熱いのはこの付近だけで湯船の中ほどでは45℃くらいの適温になっていました。湯船の底がヌルヌルになっていて非常に滑ります。湯船の中で移動する場合はプカプカ浮かんで行くか、横の岩にしっかり掴まって移動するかしないと非常に危険な感じでした。
入浴♪(その2)
あー、気持ちイイです♪ 湯船は結構浅いのですが広いのでのびのびと足を伸ばして入浴するコトができました。岩間温泉は高温の泉源が多いため湯温調節が難しいのですが、この湯船は加水無しで見事にそれを成し遂げています。
入浴♪(その3)
今回の岩間温泉探索で一番最初に浸かったのがこの「わけありの湯」だったのですが、この湯船が今回は一番良かったですね。白濁した硫黄泉をのんびりと楽しませていただきました。入浴後に気付いたのですが、なんと温泉探索だというのにタオルを持って来るのを忘れていました。なので入浴後はこんな風に腰掛けたり、岩場に寝そべったりして自然乾燥です(笑)

●岩間温泉 わけありの湯(いわまおんせん わけありのゆ)
  場所 : 北海道河東郡上士幌町三股 【地図】 【閲覧】
  料金 : 無料
  営業 : 24時間
  休み : 年中無休
  泉質 : 硫化水素硼酸食塩泉
  備考 : 転倒注意!
  感想 : ★★★★★

2009/05/18
岩間の湯へ
前回からの続きになりますが、障害物の多い音更川本流林道をクリアして岩間温泉へ到着しました。岩間温泉のメインである「岩間の湯」へはこの丸太橋を渡って行きます。ちょっと高さのある橋なので横のロープに掴まりながら慎重に渡りましょう。橋の下には水量の増した音更川が流れていてなかなか迫力がありました。
岩間温泉 岩間の湯
こちらが「岩間温泉 岩間の湯」です。何度か岩間温泉へは訪れているのですが、誰も居ないというのは始めてです。やっと岩間の湯の写真を撮るコトができて良かったー♪ 湯船の前には音更川が流れていて眺めも抜群ですね。
岩間の湯の湯船
こちらが湯船です。見事に白濁したお湯がなみなみと注がれていました。冬の間に汚れが溜まっているかなぁと思っていたのですが、とてもキレイなお湯でビックリしました。
源泉ホース
お湯は数メートル離れたところにある源泉湧出孔からホースによって引湯されています。さっそく入浴してみようかと思ったのですが、お湯に触れてみると凄く熱いです。注がれているお湯の温度を計ってみると54℃もありました。加水用のホースも見当たらないので、源泉ホースを除けて自然冷却されるのを待つコトにしました。その間は後日紹介する他の湯船を探索です・・・。
自然冷却中
1時間20分くらい他の湯船で遊んでから戻ってきました。湯船のお湯がだいぶ減ってお湯の色も変わっています。お湯に触れてみるとまだ48℃くらいありそうだったので、近くに置いてあったバケツに川の水を汲んできて少し薄めてみました。どうにか入浴できそうな感じです。
簡易脱衣所
岩間の湯の横には簡易な脱衣所があったりします。今回はワケがあってすでにハダカだったのですが、こういう設備はオモシロいので脱衣シーンを撮影しておきました(笑)
入浴♪
岩間の湯へ初入浴です♪ 最初湯船へ入った時は熱くて飛び出ましたが何度かやっているうちに慣れてきました。お湯は黄緑色をしていますが源泉は無色透明です。湯船のフチにビッシリと緑藻が付着していたので、それが撹拌されて黄緑色になっているのでしょうか? 泉質は硫化水素硼酸食塩泉で源泉温度は63.5℃もあります。熱いので長湯はできなかったのですが、初入浴の岩間の湯を独占して楽しませていただきました。
岩間の湯の看板
岩間の湯の源泉湧出孔の所にはこんなステキな看板が設置されています。初入浴記念にスッポンポンで記念撮影しておきました(笑) 次回は岩間の湯を冷ましている間に探索した他の湯船を紹介したいと思います。

●岩間温泉 岩間の湯(いわまおんせん いわまのゆ)
  場所 : 北海道河東郡上士幌町三股 【地図】 【閲覧】
  料金 : 無料
  営業 : 24時間
  休み : 年中無休
  泉質 : 硫化水素硼酸食塩泉
  備考 : ヒグマ出没注意!
  感想 : ★★★★☆

2009/05/17
【11:20】 音更川本流林道入口
上士幌町(かみしほろちょう)にある
音更川本流林道を探索しに行ってきました。この林道は延長11キロメートルほどの行き止まり林道です。その終点には有名な岩間温泉があるのですが、残雪等のため現在は終点まで行けないようです。さて、どこまで行くコトができるのでしょう?
【11:43】 音更大橋
クルマで到達できたのは入口から5キロメートルほどの所にある十八の沢橋手前まででした。日陰部分に残雪があり行く手を阻んでいます。無理をすれば進めそうでしたが、下りのコーナー部分で谷側に傾斜もあり、万が一スタックでもしたら大変面倒なコトになります。その手前でクルマを降りて先へ進むコトにしました。クルマを停めた場所から6分ほどで音更大橋に到着です。橋上から見える山々がとてもキレイでした。
【12:00】 音更川支線林道分岐
音更大橋から17分ほどで音更川支線林道分岐へ到着しました。右へ行くと音更川支線林道で直進が岩間温泉です。しかし、ココで道路上に倒木が出現です。無理してクルマで来てもココで行き止まりでした。写真に写っているのはボクの秘密兵器である自転車です。
【12:03】 第二の倒木
難なく倒木を乗り越えて進むと、小橋の上にまた倒木がありました。まるで人間の侵入を拒むかのように次々と倒木が続きます。この様子だと今日の岩間温泉は貸切でしょうね。
【12:06】 第三の倒木
またまた倒木の登場です。この6分間で倒木が3本もありました。段々と難易度がアップしているような気がするのは気のせいでしょうか? 自転車を担いで倒木を乗り越えました。軽い自転車で良かった~♪
【12:15】 第四の倒木
第四の倒木です。この倒木が道中で一番大規模なモノでした、今回は中央の隙間を強行突破です。この辺りから残雪も多くなってきました。雪の上をよく見ると謎の足跡が! ヒグマかと思ったら人間のモノでした。この足跡の主には心当たりがあったり無かったり・・・(謎)
【12:20】 御殿大橋
石狩岳登山口にある御殿大橋へ到着しました。この橋からの眺めは素晴らしいですね。石狩連峰の山々が間近に見られました。素晴らしい景色を眺めながら持ってきたお茶とお菓子で休憩をとります。この御殿大橋を過ぎると道は急勾配の上り坂となりました。
【12:38】 土砂崩れ
自転車を押しながら上り坂をクリアして更に進むと崖崩れの発生している場所がありました。こういう場所は更に崩れてくる可能性があるので注意が必要です。見上げると木が斜めになっていて、今にも落ちてきそうな感じになっていました。
【12:43】 林道終点
あっ! 目の前に見覚えのある柱が見えてきました。この場所が一応、林道の終点となっています。音更大橋からココまでちょうど一時間です。クルマでかなりの距離を走るコトができたので、予想していたよりも楽に到着するコトができました。帰りは下りが多いのでもっと楽でしょう。
【12:52】 川渡り
さて、岩間温泉名物の川渡りです。こちらは人間用の丸太橋で、この少し上流にクルマ用の水中道路があります。シーズンになるとこの川をクルマで豪快に渡って行くシーンを見られるかと思います。ボクもクルマで渡ったコトがあるのですがスリリングでオモシロいですよ。
【12:56】 更に続く林道
川渡りに成功すると更に道が続いていました。この辺りは木陰なのでまだかなりの雪が残っていますね。夏にクルマで訪れる場合はこの道が最大の難関かもしれません。ゴツゴツした岩が多いので車高の高いクルマでないと辛いモノがあるでしょう。
【13:00】 岩間温泉到着♪
岩間温泉前の広場へ到着しました。シーズンになるとこの広場には沢山の人々が訪れキャンプをしていたりします。正直、シーズン中は人が多すぎて秘湯という感じはしないのですが、今回は間違いなく秘湯「岩間温泉」を楽しめそうです。さっそく丸太橋を渡って温泉へ行ってみるコトにしましょう。次回へ続く・・・。【今回のルート】

2009/05/15
三段の湯
斜里町岩尾別(しゃりちょういわおべつ)にある「三段の湯」へ立ち寄りました。ココは羅臼岳登山道の岩尾別温泉登山口近くにある無料の混浴露天風呂です。
冬期間はお湯が止められていて利用できないのですが、春から秋にかけてこのように立派な露天風呂が無料開放されているのです。湯船が3つあって三段になっているコトから三段の湯と呼ばれています。
入浴♪(下段)
さっそく入浴してみました。まずは一番下段にある湯船です。この湯船は3つある湯船の中では一番小さいモノなのですが、それでも写真のようにカラダを伸ばして入浴するコトも可能な感じです。湯温は低めに設定されていて、ちょっとぬるすぎるかもしれません。
析出物
中段の湯船から流れ落ちる温泉の成分で石灰華のようなモノができていました。お湯が緑色に見えますがお湯自体は無色透明な食塩泉なので、湯底に藻が繁殖しているのではないかと思われます。今回は大丈夫でしたがかなり滑りやすい時期もあるので、滑って転ばないように注意しましょう。
中段の湯船
つづいて中段の湯船です。この三段の湯は素晴らしい露天風呂なのですが、唯一のネックは人通りが多いコトでしょうか? 誰も来ないコトの方が多いような気もしますが、来る時は結構多くの人が「見物」にやって来ます。この日も4名くらいの方々がこの後やって来ました。
入浴♪(中段)
中段の湯は3つある湯船の中で2番目に広い湯船で、湯温も2番目の熱さとなっています。湯船の前には森が広がっているので、知床の大自然を素っ裸で堪能するコトができますね。秋の紅葉シーズンは特にオススメです。
入浴♪(上段)
締めくくりは上段の湯です。この湯船が一番広くなっていて、湯温も一番高くなっています。それでも40℃ほどなので、全体的に長湯向きな感じなのかもしれません。
中段と下段
上段の湯からみた中段と下段の湯船です。ボクは上段の湯がお気に入りなのですが、みなさんはどの湯船がお好みでしょうか?
三段の湯全景
三段の湯全景です。上に見える白い壁の建物が「ホテル地の涯」です。その駐車場のところから岩尾別川へ向かって下りてくると三段の湯があります。ご覧のように湯船の横に道があるので、入浴中に団体の観光客なんかが来ると見られ放題な感じとなります。女性はちょっと入浴しづらいかもしれませんね。そんな方のためにこの写真の左側奥に「滝見の湯」という無料の露天風呂が用意されています。ボクもよく入りに行くのですが、湯温も高く落ち着くのでオススメです。

●岩尾別温泉 三段の湯(いわおべつおんせん さんだんのゆ)
  場所 : 北海道斜里郡斜里町岩尾別温泉 【地図】 【閲覧】
  料金 : 無料
  営業 : 24時間
  休み : 冬期(11月~4月)
  泉質 : 含重曹食塩泉
  備考 : 混浴
  感想 : ★★★★☆
2009/05/12
雪の隧道へ潜入!
前回からの続きになりますが、羅臼岳登山道の岩尾別ルートを登り、弥三吉水と呼ばれる名水の湧く地点までやってきました。その近くの沢で温泉の滝を見つけたのですが、滝の周囲には数メートルに及ぶ雪が残っていて接近できません。諦めて帰ろうとしたその時、残雪の下にポッカリと口を開ける雪の隧道を発見しました。もしかしたら、この自然が創り出したトンネルを通れば温泉の滝まで行けるのかもしれません。ボクはこの危うい隧道への潜入を決意しました。
隧道を抜けると・・・
隧道内はとてもヒンヤリとしていて半袖で来てしまったコトを後悔するくらい寒い感じです。融雪が進んでいて天井からポタポタと雫が落ちてきます。首筋に雫が落ちた時は冷たくて思わず叫んでしまいました。しかし、あまり大きな声で叫ぶのは危険です。天井には融けて脆弱になっている部分があって、空が見えていたりもします。ちょっとしたきっかけで崩れ落ちてくるかもしれません。これだけ大量の雪が一気に崩れ落ちてきたら・・・。そんなコトを考えながら慎重に進んで行くと、前方に明るい空間が見えてきました。その先の左側には白い水飛沫をあげる滝が!
イワウベツ川源流 湯の滝
ありました! これがウワサに聞いていた「イワウベツ川源流 湯の滝」です。落差3メートルほどの小さな滝なのですが、そこに流れる水は白濁した硫黄泉のようです。イワウベツ(現在の岩尾別)とはアイヌ語で「硫黄の流れる川」という意味なのだそうですが、ボクは今までどこに硫黄が流れているのか疑問に思っていたのでした。しかし、これでその疑問も解決した感じです。硫黄はまさにその川の源頭部で湧き出していたのでした。
湯温計測
白濁した流れの温度を計ってみると21℃ありました。なるほど、周囲の雪が融けるワケです。お湯の雰囲気は以前に探索した知床峠の湯と似ている感じがしました。あちらの赤イ川も岩尾別川支流の一つなので何か通じるモノがあるのかもしれませんね。
入浴♪(その1)
スッポンポンになって入浴してみました。もう、とにかく凄く寒いです・・・。でも、この写真を撮るためにココまでやって来たようなモノですから、気合いを入れて入浴しておきました(笑) 夏の暖かい時季に立ち寄って登山の汗を流すにはイイ場所かもしれませんね。
滝の流れ
先ほど通ってきた雪の隧道です。天井の雪が凄い感じですね。上に3メートルくらいの雪が積もっています。その下に滝からの白濁した流れがありました。横の沢からは別な水が流れてきているのですが、おそらくこれは弥三吉水だと思われます。この付近がまさに岩尾別川の源頭部なのでしょう。写真では分かりづらいのですが、結構広い感じの空間となっていました。
入浴♪(その2)
滝から少し離れた場所でも入浴してみました。滝付近は水飛沫が凄くて大変でしたが、こちらだと落ち着いて入浴するコトができます。雪の隧道入口には大きな湯溜まりがあって全身浴も可能な感じなのですが、さすがにこの寒さで全身浴する気にはなれませんでした。付近は結構ドロドロな感じで脱衣する場所の確保等、なかなか大変です。
湯の滝全景
かくしてイワウベツ川源流 湯の滝を後にしました。今回の冒険はとても貴重な体験でしたが、帰り道は足がガクガクで「もう二度と来ないぞ!」とその時は思っていました。しかし、今こうして考えてみると、また夏の暖かい時季に行ってみたいなぁと思っていたりします(笑) ちなみに今回の参考タイムですが、行きは2時間15分、帰りは1時間15分ほどかかりました。

●イワウベツ川源流 湯の滝(いわうべつがわげんりゅう ゆのたき)
  場所 : 北海道斜里郡斜里町遠音別村岩尾別 【地図】 【閲覧】
  料金 : 無料
  営業 : 24時間
  休み : 年中無休
  泉質 : 硫黄泉
  備考 : 遭難注意!・ヒグマ出没注意!
  感想 : ★★★☆☆

2009/05/11
雪世界へ
前回に引き続き春の秘境知床探索です。羅臼岳登山道へ入ってからおよそ一時間半が経過した時点で辺りは雪世界と化しました。まさかこんな積雪があるとは思ってもいなかったので軽装で来たコトを後悔しました。そしてココで思わぬ誤算が・・・。何と積雪のため登山道がどこなのか分からなくなってしまっています。せっかく苦労して登って来たのにココまでかぁ・・・。しかし、よーく見ると何者かの足跡が上へと続いているではないですか!
素晴らしい景色
もう、その足跡だけを頼りに進んで行くコトにしました。ただ、上りの足跡だけ残っているというのがちょっと気がかりなのですが・・・。それにしても雪景色と緑のコントラストが美しいですね。前回来た時、こんな眺めの良い場所を通ったかなぁ? そう思っているとどこからともなく鈴の音が聞こえてきました。その方向を見ると何と人間が下りてくるではないですか!
見覚えのある並木道
その人は朝早くから羅臼岳へ登っていたのだそうです。今日は素晴らしい景色だったそうで、少しお話をして別れました。その後もその人の足跡を頼りに進んで行きます。何度か足跡を見失い迷いそうになったのですが、何とか足跡を見つけ出して見覚えのある場所へ到着しました。左下の沢から水の流れる音が聞こえてきて、よく見ると遙か下に滝のようなモノが見えます。
弥三吉水到着
この辺りが弥三吉水(やさきちみず)のある場所だと思うのですがよく分からないので、ココから沢の方へと下りてみるコトにしました。正面には羅臼岳が迫っていて、先ほどから頼りにしていた足跡がいつしか山スキーの跡に変わり遙か向こうへと続いていました。
谷へ下りる
結構急峻な雪の坂を下りて行きます。もし誤って尻餅でもつこうモノなら、そのまま滑落してどこかにぶつかって大変なコトになる可能性が高いので慎重に下りて行きました。
巨大な穴が!
谷間の雪渓のようになっている場所に巨大な穴が開いていました。その穴の中からザーっと水の流れる音が聞こえてきます。そして何やら硫黄のニオイが漂ってきました。この場所には雪が何メートルも積もっているようですが、この雪の上を歩いても大丈夫かな・・・?
穴の中を覗く・・・
一歩一歩慎重に雪の上を歩いて行きます。もし、この穴の中に温泉が流れているのだとしたら、下に空洞ができていて雪が崩れ落ちるかもしれません。これだけの雪が一気に崩れ落ちたらタダでは済まないでしょう。穴の開口部極限まで近づくとそこには神秘的な白い滝がありました。ココが今回の冒険の目的地である「湯の滝」です。しかし、この穴の底までは6メートル以上ありそうな感じで、どこからも降りられそうにありません・・・。
湯の滝
まさか、この場所がこんな雪の谷になっているとは想像もしていませんでした。せっかくの温泉を目の前にして手も足も出ないとは・・・。もし、ロープがあったとしても、この断崖のような場所を降下するのは危険な感じでしょう。いつこの巨大な雪渓状の雪が崩落してもおかしくないような感じです。仕方ないので上からズームで湯の滝を撮影しておきました。こんなスグ目の前にあるのにぃ~。何だか一気に疲れが込み上げてくる感じがしました・・・(泣)
雪渓のような谷
上から見た時、下流側にオレンジ色の部分を確認していたので、気を取り直してそちらを見に行ってみるコトにしました。積もっている大雪の途切れた場所にそのオレンジ色の部分があります。それにしても凄い雪の量ですね。これでもだいぶ融けた方なのだと思いますが・・・。
源泉湧出孔
こちらがそのオレンジ色の部分です。もう見て分かるとおり源泉湧出孔ですね。先ほどの湯の滝は硫黄泉っぽかったのですが、こちらは明らかに違う感じです。湯温を計ろうと思って近づくと周りがグチャグチャにぬかるんでいて驚きました。まるで底無し沼のような感じです。
湯温計測
何とか頑張って湯温を計ってみました。油断していると長靴がズボズボ埋まっていくので大変です。湯温は19℃と低めな感じでした。泉質は不明ですが重曹泉系な泉質でしょうか?
また暖かくなったら湯の滝にチャレンジしよう。そう思って帰ろうとしたその時・・・
あっ!何だこの穴は! まさかこの穴は先ほどの湯の滝へ続いていたりするのでしょうか? ポタポタと雫を垂らす雪の隧道の奥にボクは何やら光を見たのでした。ボクは穴があったら入りたくなってしまう性格なのです。次回へ続くかな・・・?

2009/05/10
知床峠
知床の春を感じさせるのは、やはり
国道334号線(知床横断道路)の開通でしょう。今年は雪の影響で開通が遅れ5月2日の開通となりました。写真に写っている山は羅臼岳(標高1660.2メートル)です。今回の目的地はあの山の左の裾野辺りかな?
知床峠からの眺め
知床峠付近から北方領土の方角を見てみました。遠くにうっすらと国後島が見えますね。こんなにキレイに見えるコトはあまり無いのでラッキーな感じです。
木下小屋
今回のお話は長くなりそうなので、さっさと岩尾別の木下小屋までやってきました。ココは羅臼岳登山のウトロ側拠点として親しまれている山小屋です。周辺にはホテル地の涯の他、三段の湯滝見の湯といった無料露天風呂、木下小屋奥の湯といった源泉湧出孔群も存在しています。
羅臼岳登山道へ
木下小屋の横から羅臼岳登山道へと入りました。山開きはまだ先ですから登っている人は皆無と思われます。ボクはなぜこの時期にこんな場所へ来ているのでしょう・・・。実は今回の冒険は昨年のリベンジだったりします。序盤は意気揚々と登山道を進んで行きました。
まだ雪の残る登山道
登山道の日陰部分にはまだ雪の残っているところもありました。昨年の6月に来た時はまったく雪が無かったので、あと一ヶ月もすれば融けて無くなってしまうのでしょう。
ヒグマ出没多発区間
木下小屋から40分ほどでヒグマ出没多発区間へ到着しました。ココから先はヒグマの大好物であるアリが沢山生息しているので、ちょくちょくヒグマが出没しているようです。4月から5月というのは冬眠明けのヒグマが活動を開始する時期でもあり、ヒグマ注意特別月間というコトで行政が注意を呼びかけています。用心して進んで行きましょう。
オホーツク展望台
先ほどの場所から5分ほどでオホーツク展望台という場所へ着きました。ココはちょっと小高い感じになっていて眺めの良いところです。少し休憩をしてから先へ進みます。
世界自然遺産の素晴らしい眺望
オホーツク展望台を過ぎると見晴らしが良くなってきます。前回も同じ場所で写真を撮っているのですが、ココからの眺めは素晴らしいですね。
岩山からの眺め
オホーツク展望台から15分ほど歩くと大きな岩山のある場所がありました。そこからの眺めも素晴らしいモノです。岩場には数ヶ所、故人を偲ぶプレートが埋め込まれていました。
知床五湖が見える
遙か遠くには知床五湖の一湖と二湖が見えました。海上に見える白い筋状のモノは知床観光船と思われます。この場所はとても眺めが良いのですが、風が強いので立っているのが怖いくらいです。岩にしがみつきながら撮影しました。
雪が多くなってきた登山道
先ほどの場所から15分くらい進むと何やら雪が多くなってきました。そして気温も確実に下がってきています。この日は天気が良かったので半袖一枚で登ってきたのですが、この先、大丈夫なのでしょうか・・・。
驚くエゾシカとボク
何か嫌な予感がするなぁと思いながら歩いて行くと、目の前でガサガサと何かが動きました。ビックリして音のする方を見るとエゾシカがビックリした顔をしていました。前回来たときもこんなシチュエーションがあった気がするのですが、ボクの付けている熊避けの鈴はホントに効果があるのだろうかと心配になります。さて、だんだんと雪が姿を現した登山道ですが、この先どんなコトになっているのでしょう? 次回、後編「雪の迷宮」をお楽しみに♪

2009/05/08
阿寒川の上流へ
今回向かうのは阿寒川の上流にある「コオロギの湯」という野湯です。一応、川沿いに獣道のような細い道が続いているのですが、倒木等で歩きづらくなっている場所や崩落している場所もあるので注意しながら森の奥へと歩いて行きます。
コオロギの湯を発見!
途中には沢山の湯流れがあったりしますが、あまり気を取られないようにして進んで行くと、写真のような場所が見えてきました。川岸に湯船のような場所があり、湯煙が立ち昇っています。ココが今回の目的地である「コオロギの湯」です。
コオロギの湯全景
上からだとよく分からないので、川の方から撮影してみました。噴泉塔のようになっている場所の上部がえぐれていて、そこへ温泉が溜まり湯船のようになっています。
噴泉塔
見事な自然の造形美ですね。このようになるまでどれくらいの時間がかかっているのでしょう? 上部のえぐれている部分は自然にできたモノなのでしょうか? 自然にできたのだとすれば凄い天然湯船ですね。
湯温計測
この場所へは
過去の阿寒川探索時にも訪問しているのですが、その時は湯船の湯温が65℃もあり入浴できませんでした。今回は少し湯温が低下しているようですが、それでも53℃もあります。このままでは熱すぎて入浴どころではありませんね。
裸になって何が悪い!
そんなコトもあろうかと思って、今回はマイバケツを持参していました。さっそく素っ裸になって加水作業を開始します。別に素っ裸になる必要は無いのかもしれませんが、気合いを入れて加水作業を行うので服なんか着ているとベチャベチャになってしまうのです。
入浴♪(その1)
なんとか入浴できそうな湯温になったので入浴してみました。思っていたよりも深さのある湯船で全身浴も可能です。しかし、湯船の底から高温の温泉がドバドバと湧き出してくるのでアッと言う間に熱くなってきます。底に沈んでいる葉っぱが熱を持って凄く熱くなっていました。かなり加水したのにスグ熱くなってくるというコトは相当な温泉湧出量なのでしょう。
入浴♪(その2)
目の前に阿寒川が流れていてロケーションは抜群です。写真では気持ち良く入浴しているように見えるかもしれませんが、実際はこんなにのんびりと浸かっていられないでしょう。とにかくアッと言う間に底の方が熱くなってくるのです。湯温調節が上手くできれば最高の露天風呂になるのですが・・・。湯船の中には枯れ葉などが沢山埋もれているので、湯船から上がると下腹部が大変なコトになったりもします。しかし、この湯船は初入浴というコトもありとても満足できました。

●阿寒川 コオロギの湯(あかんがわ こおろぎのゆ)
  場所 : 北海道釧路市阿寒町シュリコマベツ 【地図】 【閲覧】
  料金 : 無料
  営業 : 24時間
  休み : 年中無休
  泉質 : 単純泉
  備考 : 混浴・要加水装備・ヒグマ出没注意!
  感想 : ★★★☆☆

2009/05/07
雄阿寒温泉跡から見る阿寒川
前回紹介した
「雄阿寒温泉 池の湯」のある広場から阿寒川を眺めてみると、川岸に岩で囲われた湯船のような場所が見えました。ちょっと川岸へ下りてみましょう。
湯船だ!
うわっ! やっぱりこれは湯船です。以前からこの場所は何となく湯船のような感じになっていたのですが、何だか囲っている岩の数が増えているような気がしました。
石垣と源泉湧出孔群
見上げると雄阿寒温泉跡のモノと思われる石垣がありました。そしてその下には沢山の源泉湧出孔があり温泉が湧き出しています。横の方ではパイプから温泉が流れ出していました。
天然岩風呂
こちらは湯船です。湯船の脇に小規模な源泉湧出孔があり温泉が湧き出していました。期待を込めて湯船に手を入れてみると・・・。う~ん、冷たいです。川の水がかなり流入しているので、この源泉湧出孔の湧出量だと厳しいモノがありますね。
入浴♪
しかし、ボクは入浴してみないと気が済まない性格なので入浴してみるコトにしました・・・。う~ん、やっぱり厳しいモノがありますね。入浴というか川へ浸かっていると言った方が良いような気がしてきました。一応、微かに温泉成分が含まれているであろう湯船の湯温は体感で10℃くらい、冷たいというか痛い浴感でした・・・。かつてはこの付近に大きな源泉貯湯槽があって入浴を楽しめたようなのですが、現在は自然な感じとなっています。

●雄阿寒温泉 川岸の湯(おあかんおんせん かわぎしのゆ)
  場所 : 北海道釧路市阿寒町シュリコマベツ 【地図】 【閲覧】
  料金 : 無料
  営業 : 24時間
  休み : 年中無休
  泉質 : 単純泉
  備考 : 混浴
  感想 : ★★☆☆☆
2009/05/06
雄阿寒岳(標高1,371メートル)
釧路市阿寒町(くしろしあかんちょう)にある雄阿寒温泉へ行ってきました。写真は阿寒横断道路から見た雄阿寒岳です。雄阿寒温泉というのは現在ではあまり知られていないようですが、かつては温泉旅館があったようです。現在は人家なども無く、シーズンになると釣り人が訪れて阿寒川での釣りを楽しんでいます。
雄阿寒温泉
雄阿寒温泉のあった場所には高温の源泉池があって
過去にも探索しているのですが、その源泉池の近くに別な源泉池ができていました。人工的に掘削されたモノのようですが、どういう目的で掘ったのかは不明です。
湯温計測
池にはエメラルドグリーンの温泉が溜まっていて結構キレイでした。湯温を計ってみると40℃あります。以前探索した源泉池は52℃もありとても入浴できそうもなかったのですが、こちらの池であれば入浴できそうですね。
入浴♪(その1)
さっそく入浴してみました。結構な深さがあり驚きましたが大きな石が沈められていて足場にできます。こうやって見ると結構大きな池であるコトがおわかりいただけるかと思います。
入浴♪(その2)
池の真ん中に沈んでいる大きな石に腰掛けて入浴を楽しみました。泉質は不明ですが、おそらく単純泉かと思われます。初入浴の野湯というのはやはりオモシロいですね。ただ、また入浴してみたいですか?と聞かれると微妙なところですが・・・。それにしてもどうしてこんなところにこんな大きな穴を掘ったのでしょう? ちょっと謎の残る野湯でした。

●雄阿寒温泉 池の湯(おあかんおんせん いけのゆ)
  場所 : 北海道釧路市阿寒町シュリコマベツ 【地図】 【閲覧】
  料金 : 無料
  営業 : 24時間
  休み : 年中無休
  泉質 : 単純泉
  備考 : 混浴
  感想 : ★★★☆☆