じゅん☆ブログ

2009年08月の記事一覧
2009/08/31
日本最北端の地
夏休みを利用して稚内市(わっかないし)へ行ってきました。
日本最北端の温泉などに立ち寄りながらやってきたのは「宗谷岬」です。途中のノシャップ岬はどんよりと曇っていたのですが、宗谷岬へ到着するとスッキリ晴れわたっていまいた。この日本最北端の地と書かれた石碑の裏側には岩場があって、さらに最北端を目指す人も多いです。付近の海岸にはもの凄い数の魚がウヨウヨしていました。付近には鄙びた食堂などがあってのどかな雰囲気です。
稚内グランドホテル
本日の宿は稚内市内にある「稚内グランドホテル」です。今回は昨年の12月に改装されたという本館3階へ宿泊してみました。ホールもキレイに改装されていてオシャレな雰囲気ですね。
禁煙シングルルーム
こちらが今回の部屋「禁煙シングルルーム」です。部屋へ入ると新しいニオイがしました。入口右側にはトイレとバスルーム、左側にはポットやお茶がありました。室内にはちょっとしたデスクがあって、LAN端子が備え付けられています。小型の液晶テレビがあってその下にはフリーの冷蔵庫が設置されていました。シングルのベッドも寝心地良さそうな感じです。
夕食♪
今回は夕食付きのプランだったので、さっそく夕食をいただくコトにしました。夕食は1階にあるレストラン泉で用意されます。夕食が運ばれてくるまでの間、生ビールを注文するとお通し稚内産ホッケが出てきました。お料理も美味しかったです。
脱衣所
夕食後は温泉へとやってきました。やっぱりビール飲んで美味しいものを食べた後に入る温泉は最高です。残念なのは浴室の利用時間が23時までというコトでしょうか。危うく宿泊したのに浴室の撮影をできないところでしたが、翌朝タイミング良く無人になった際になんとか撮影できました。夜通し入浴できると良いのですけれどね。
大浴場
こちらが大浴場「ふれあいの湯」です。湯船が2つありますが、左側の小さい湯船は水風呂で、右側の大きい湯船が温泉です。水風呂の横にはサウナがありました。
入浴♪
薄緑色な温泉ですが源泉温度が35.5℃と低いため循環加温されています。さらに塩分濃度が高いため加水しているとのコトでした。泉質は強食塩泉で成分総計が24,880ミリグラムもある高張性の温泉です。希釈されていてもそれなりの効能を感じるコトができるでしょう。湯口のところではやはり臭素臭を感じるコトができました。
朝食♪
翌朝の朝食です。朝食は1階のレストラン泉でいただきます。バイキング形式となっていて和食がメインとなっていました。美味しくいただいた後は早めにチェックアウトして豊富温泉へと向かったのでした。

★稚内グランドホテル(わっかないぐらんどほてる)
 場所 : 北海道稚内市大黒2丁目13の11
 電話 : 0162-22-4141
 料金 : 2,200円(食事部屋付き日帰り入浴)
 営業 : 12:00-14:30
 休業 : 年末年始
 宿泊 : 14:00-10:00
 泉質 : 強食塩泉(中性高張性温泉)
 成分 : 成分総計24,880ミリグラム(Na-Cl)
 泉源 : No.303-002(ふれあいの湯)
 備考 : シャンプー等あり・ドライヤーあり・サウナあり
 感想 : ★★★★☆

2009/08/29
ホテル映画村 8号室
音更町(おとふけちょう)にある「ホテル映画村」へ行ってきました。ココはボクのお気に入りなラブホテルで何度か宿泊しています。今回は一番奥にある8号室へ入ってみました。この部屋は洋室風の造りでパッと見た感じちょっと狭い印象でしたが、それにはワケがありました。
エッチな雑誌が沢山!
テレビの下にはエッチな雑誌が沢山ありました。
袋とじ部分もしっかりと破いてあってオモシロいです。その他に何故かドラゴンクエストのマンガやアルバイト情報なども置いてありました。
部屋の様子
冷蔵庫にはコーラとミネラルウォーター、そしてお菓子が入っていました。これらはサービス品なので無料です。冷蔵庫の上にはコップやお茶、栓抜きなどが置いてありました。そしてこの部屋が狭いと感じたワケですが、部屋の後方に円形の小部屋があるためだったのです。これはオモシロそうな部屋ですね。
淫靡な寝室
円形の小部屋はベッドルームとなっていました。これはなかなかいかがわしい雰囲気の部屋ですね。小部屋の中にもテレビが設置されていました。この部屋にはちょっとした仕掛けがあるのですが、あとの楽しみに取っておきましょう。
お風呂
部屋の奥に洗面所があって、その横に妙に広いトイレと一般的なユニットバスの浴室がありました。さっそく服を脱いでお風呂へ入ってみるコトにしましょう。
入浴♪
さっそく入浴してみました。何だか変な体勢で入浴していますが、変なモノが写らないようにするための創意工夫ですのでご了承ください。話によるとこのお湯は井戸水を加温したモノで、お肌がツルツルスベスベになるとのコトなのですが、温泉分析書等が無いので詳細は不明です。しかし、確かに浴後はツルツルスベスベな感じになるので、やはりただの水では無いのでしょう。
全面鏡張り!
さて、堂々たる写真が登場しましたが、お風呂にも入ったので先ほどの寝室へやってきました。この寝室、先ほどの写真では周りにレースのカーテンがあったのですが、このカーテンはダーっと開くようにようになっていて、すべて開けると写真のようにほぼ全面が鏡張りの部屋となってしまいました。こうやってベッドの中央に立つと周囲の鏡に沢山の自分が映って不気味です。しかも全裸ですから・・・(笑)
就寝♪
こうして鏡に囲まれながら眠りました。これだけ沢山の鏡に囲まれたのは今回が初めてです。これで回転ベッドだったら酔っぱらうかもしれませんね。枕元にあるテレビの上にはボックスティッシュとコンドームが2個置いてありました。沢山の鏡に囲まれながら異世界な気分で頑張るのも良いかもしれません・・・(謎)

●ホテル映画村(ほてるえいがむら)
  場所 : 北海道河東郡音更町下音更北5線西34 【地図】 【閲覧】
  宿泊 : 4000円(22:00-10:00)・5000円(20:00-10:00)・6000円(18:00-10:00)
  休憩 : 2000円(1時間)・2500円(2時間)・3000円(3時間)
  割時 : 3000円(08:00-17:00/15:00-21:00)
  泉質 : 単純泉?
  備考 : 料金前払い・18歳未満利用禁止・ドライヤーあり・電子レンジ無し
  感想 : ★★★★☆

2009/08/21
初山別村の日本海
ある天気の良い日に初山別村(しょさんべつむら)にある「しょさんべつ温泉 岬の湯」へ行ってきました。道北の日本海側にある初山別村ですが、海岸へ行ってみるとのどかな光景が広がっていました。遠くまで続く砂浜ってイイですよね♪
初山別温泉 岬の湯
オロロンラインと呼ばれる国道232号線を北上して行くと初山別温泉の看板がありました。そこから岬台公園へ向かって行くと道の駅「ロマン街道しょさんべつ」がありました。その前にあるのが岬の湯です。岬センターという宿泊施設も併設されていて大規模な建物となっていました。
脱衣所
入浴料金500円を支払って脱衣所へ入りました。脱衣所には鍵付きのコインロッカーがあるので貴重品は鍵付きロッカーに入れましょう。無料のドライヤーの他、有料のマイナスイオンドライヤーも設置されていました。
浴室
こちらが浴室です。打たせ湯やジャグジーなどいろいろな種類の湯船がありますが、手前のジャグジー湯船は真湯となっていて、奥の大浴槽が温泉となっています。
大浴槽
こちらが温泉の大浴槽です。脱衣所に掲示されていた温泉分析書によると、泉質は食塩泉で成分総計15,510ミリグラムある高張性のお湯となっています。源泉温度が21.2℃と低めなため加温していて、衛生管理のため循環塩素消毒しているとのコトでした。
入浴♪(その1)
さっそく入浴してみました。今回楽しみにしていたのはいわゆる「臭素臭」というやつです。臭素臭のする温泉ってボクは初体験かもしれません。手で鼻を囲ってスーっとお湯のニオイを嗅いでみます・・・。うーん、確かに臭素臭がしますね。臭素臭ってどんなニオイかというと、よくある赤茶色のうがい薬のようなニオイです。そんなに強烈なニオイではなく良く効きそうな感じのニオイでした。道北の温泉って特徴があってオモシロいですね。
露天風呂へ
この岬の湯の目玉は何と言っても景色の良い露天風呂でしょう。見晴らしの良い高台にある露天風呂からは写真のような光景を見るコトができました。いやぁ~、この景色は素晴らしいですね! 夕暮れとかもキレイなんだろうなぁ~
入浴♪(その2)
良い景色を眺めながら臭素臭のする温泉を楽しませていただきました。すべての浴槽が循環ろ過塩素消毒となっていますが、ボク的には許容範囲内でした。朝6時半から8時まで朝風呂をやっているというのもオモシロいですね。岬台公園にはバンガローやゴーカート場、天文台などの施設があるので、それらとセットで楽しむのが良いかもしれません。

★しょさんべつ温泉 岬の湯(しょさんべつおんせん みさきのゆ)
 場所 : 北海道苫前郡初山別村豊岬153
 電話 : 0164-67-2031
 料金 : 500円
 営業 : 06:30-08:00(朝湯)/ 11:00-22:00
 休業 : 年中無休
 宿泊 : 15:00-10:00
 泉質 : 食塩泉(弱アルカリ性高張性低温泉)
 成分 : 成分総計15,510ミリグラム(Na-Cl)
 泉源 : No.325-007(岬の湯)
 備考 : シャンプー等あり・ドライヤーあり・休憩所あり・家族風呂あり
 感想 : ★★★★☆
2009/08/19
大雪山バーデハウス 黒岳の湯
上川町(かみかわちょう)の層雲峡温泉(そううんきょうおんせん)にある「黒岳の湯」へ行ってきました。ココは温泉街にある日帰り入浴専門の施設です。山小屋風な建物がオシャレですね。この辺りの建物はほとんどがこのような感じで、景観が統一されていて良いと思いました。
黒岳の湯入口
建物の中へ入ると入浴券の券売機がありました。1階にはレストランやコミュニティーセンターがあって、お風呂は2階となっています。入浴券を購入して階段を上がっていきましょう。
脱衣所
2階の受付に入浴券を渡して脱衣所へ入りました。とても清潔感のある脱衣所です。無料で利用できるドライヤーが設置されていました。
大浴場
こちらが男湯の大浴場「山の湯」です。さっそく入浴してみると、微かに硫化水素臭がするボク好みな温泉でした。強烈な硫黄泉も好きなのですが、こういうほんのりタイプの温泉も大好きです。分類上の泉質は単純泉とのコトです。
洗い場と階段
奥の方に洗い場があってシャンプー等も設置されていました。その横に何やら上へと続く階段がありました。この黒岳の湯は3階に露天風呂があるのです。さっそく
階段を上ってみるコトにしました。ハダカで階段を上るというのもオモシロい感じですね。
露天風呂
こちらが3階の露天風呂です。屋根付きですが開放感があって良いですね。ココから見える景色もなかなかなモノです。奥に扉があって中には水風呂サウナがありました。
入浴♪
湯滝のようなところから温泉が流れているので浴びながら入浴してみました。湯船の横には椅子も設置されているので、太陽の光を浴びながらのんびりと温泉を楽しむコトができますね。
休憩所
入浴後は広い休憩所があるのでゆったりとできます。横の小部屋にはマッサージチェア(有料)が設置されていました。黒岳の湯の周辺には後日紹介予定のホテルノーザンロッジや足つぼの湯、過去に紹介した湯元銀泉閣などがあります。また、冬期には幻想的な「層雲峡氷瀑まつり」といったイベントもあり、ちょっと滞在してゆっくり観光してみるのもオモシロいかもしれません。

★層雲峡温泉 黒岳の湯(そううんきょうおんせん くろだけのゆ)
 場所 : 北海道上川郡上川町層雲峡公園まち
 電話 : 01658-5-3333
 料金 : 600円
 営業 : 10:00-21:00
 休業 : 水曜日(5月~10月は無休)
 泉質 : 単純泉(弱アルカリ性低張性高温泉)
 成分 : 成分総計718ミリグラム(Na-HCO3・Cl・SO4)
 泉源 : 自然湧出(元の湯・竹の湯・松の湯・山の湯・光の湯・千鳥の湯・
    : 大蔵の湯・滝の湯・営林の湯)
 備考 : シャンプー等あり・ドライヤーあり・サウナあり・休憩室あり
 感想 : ★★★★☆
2009/08/17
道北の遠別町(えんべつちょう)にある
「旭温泉」へ行ってきました。ココは遠別町の結構な山奥にポツンとある秘湯感満点の温泉です。山小屋のような建物が良い雰囲気ですね。
建物内部
中へ入り奥へ進んで行くと何やら雰囲気が変わりました。入口の様子からは想像もつかないような新しさです。何だかどこかのスーパー銭湯にでも来たような感じでした。あまり調べないで訪問したのですが、最近になって浴室部分を改装したようです。鄙びた雰囲気を想像していたのでちょっと驚きました。
洋風浴室
こちらは浴室です。和風と洋風の浴室があって男女日替わりとなっています。この日の男湯は洋風浴室となっていました。浴室へ入って驚いたのは湯船へ注がれている温泉の色ですね。手前の湯船は真っ黒で奥の湯船はオレンジ色となっています。
旭の湯
まずは「旭の湯」と呼ばれるオレンジ色の湯船へ入ってみました。このオレンジ色は鉄分が関係しているのでしょうか? 素晴らしい色をしていますね。泉質は食塩泉で成分総計17,230ミリグラムある高張性の温泉です。パンフレットでは「かけ流し」というコトになっていますが、脱衣所の掲示では「循環」となっていたりします。見たところ循環しているようでしたが気にはなりませんでした。源泉温度が22.4℃と低いため加温されています。
富士見の湯(もち肌の湯)
つづいて「富士見の湯」と呼ばれる黒い湯船へ入ってみました。このお湯はちょっと離れた場所にある泉源からどうにかしてお湯を運んできているようですが、このお湯もまたツルツル感があって素晴らしいモノです。泉質は含重曹食塩泉で成分総計3,581ミリグラムとなっており、炭酸水素イオンが豊富に含まれています。
露天風呂へ
露天風呂もあるようなので外へ出てみると、何だか変わった感じの露天風呂がありました。この露天は右側が露天風呂となっていて左側が歩行湯となっています。
露天風呂
露天風呂はすべて旭の湯となっていました。ぬるめになっているので長湯向きですね。湯口からチョロチョロと温泉が注がれていました。このお湯に触れてみると冷たい感じです。おそらく少量の源泉を足しながら循環加温しているのでしょう。湯中にはオレンジ色の細かい湯の花が見られました。
歩行湯
こちらは歩行湯です。腰くらいまでの水深があって、ゆったりと歩き回れます。端の方へ行くと森が見えるのですが、そんなに良い景色ではありませんでした。女湯になるコトもあるのであまり見晴らしが良いと問題があるのでしょう。この歩行湯の横にはサウナがあって、サウナの入口には取って付けたようなポリバスの簡易水風呂がありました。旭温泉には「ぽかぽかーど」というポイントカードがあって、10ポイント集めると1回無料で入浴できます。通常は1回の入浴で1ポイント付きますが、2日・6日・12日・16日・22日はポイント2倍、26日はポイント4倍となっていてお得です。

★旭温泉(あさひおんせん)
 場所 : 北海道天塩郡遠別町旭294の2
 電話 : 01632-7-3927
 料金 : 500円
 営業 : 08:00-22:00
 休業 : 年中無休
 宿泊 : 14:00-10:00
 泉質 : 食塩泉(弱アルカリ性高張性冷鉱泉)
    : 含食塩重曹泉(弱アルカリ性低張性冷鉱泉)
 成分 : 成分総計17,230ミリグラム(Na-Cl)
    : 成分総計3,581ミリグラム(Na-HCO3・Cl)
 泉源 : No.325-001・325-003~005(E-1・E-3・E-6・E-7の混合)
    : No.322-003(もち肌の湯)
 備考 : シャンプー等あり・ドライヤーあり・サウナあり・家族風呂あり
 感想 : ★★★★☆

2009/08/15
クッチャロ湖
ある日、道北の浜頓別町(はまとんべつちょう)へ行ってきました。この町には白鳥の飛来地として有名なクッチャロ湖があります。ラムサール条約登録湿地にもなっている
のどかな湖でした。この付近には北オホーツク荘という鄙びた国民宿舎があったのですが、既に廃業しており取り壊しの最中でした。近くにウィングという新しい温泉施設もできていましたが、どうも立ち寄る気になれず帰ろうとしたところ、道路脇に「足湯100M先」と書かれた看板を発見しました。ちょっと興味が湧いてきたので足湯へ立ち寄ってみるコトにしましょう。
白鳥公園の足湯
近くにある白鳥公園というところに足湯がありました。看板がカワイイですね。さっそくタオルを用意して足湯を体験してみるコトにしましょう。
美人の湯
こちらが足湯の湯船です。屋根付きの立派な足湯ですね。付近にはプールやパークゴルフ場があり、その帰りに立ち寄る町民の方々が多いようです。
足湯♪
さっそく足湯してみました。なかなか熱めな温泉です。湯温を計ってみると43℃ありました。地元の方の話だとココ数日は湯温が高いようです。付近の温泉施設は循環湯らしいのですが、この足湯は近くにある源泉小屋から直接お湯を引いている源泉かけ流しのお湯となっています。
温泉分析書&温泉分析書別表
温泉分析書と温泉分析書別表が掲示されていました。それによると泉質は含重曹食塩泉で成分総計7,447ミリグラム、pH値8.2とのコトです。特徴としては炭酸水素イオンが豊富に含まれており、ツルツルする浴感が素晴らしい感じでした。できるコトならば、この足湯で全身浴してみたいかなぁと・・・(笑) 今回は北オホーツク荘で入浴してみようかなと思い浜頓別町へ来てみたのですが、既に廃業していて残念でした。

★浜頓別温泉 白鳥公園足湯(はまとんべつおんせん はくちょうこうえんあしゆ)
 場所 : 北海道枝幸郡浜頓別町クッチャロ湖畔
 料金 : 無料
 営業 : 10:00-18:00
 休業 : 冬期間
 泉質 : 含重曹食塩泉(弱アルカリ性低張性高温泉)
 成分 : 成分総計7,447ミリグラム(Na-Cl・HCO3)
 泉源 : No.317-001(はまとんべつ温泉)
 備考 : 混足
 感想 : ★★★★☆
2009/08/13
大雪高原下の湯(泉源B)
上川町(かみかわちょう)にある「大雪高原下の湯」へ行ってきました。その名の通りココは大雪高原へ向かう途中にあります。国道273号線から林道(大雪高原温泉線)へと入り6.4キロメートルほど行くと林道脇に温泉が湧いていました。この地点を地形図で確認すると山側に温泉マークがあるのですが、その場所にはかつて上川町が試掘した温泉ボーリング孔(泉源A)があるようです。今回も少し山側を探索しましたが、藪が凄くて泉源Aの発見には至りませんでした。写真は川側にある泉源Bです。あちこちで結構な量の温泉が湧出し湯溜まりができているのですが、湯温も低く緑藻が繁殖していて入浴したい感じではありませんでした。
擁壁から湧く温泉
林道脇にある擁壁の排水管からも温泉のようなモノが流れていました。触ってみると熱いです。これはおそらく泉源Aから湧き出した温泉が擁壁のパイプを伝わって流れてきているモノと思われます。この流れを辿っていけば泉源があるハズですから、藪の少ない時期にでも探索してみたいと思います。
湯温計測
パイプから流れてくる温泉の温度を計ってみたところ46℃もありました。これは予想していたよりも湯温が高くて驚きです。源泉温度はもっと高いのでしょう。これだけの湯温があれば浴用利用できますね。ココで言う浴用とは子供用プールでの利用なのですが・・・(笑) ただ、このパイプからの湧出量はちょっと少ないので、子供用プールでの浴用利用は難しそうです。
ヤンベタップ川へ
泉源Bから湧き出した温泉はヤンベタップ川の方へと流れていっているようです。資料によると川の方にも泉源Cというのがあるようなので、川の方へ行ってみるコトにしましょう。
泉源C
ヤンベタップ川が見えてきたところの岩陰に大きな湯溜まりがありました。この辺りが泉源Cのようです。岩で囲まれた部分がちょうど湯船のようになっていました。ココにも緑藻が繁殖していますが、泉源Bよりはキレイな感じです。
湯温計測
湯溜まり部分の湯温を計ってみると36℃でした。先ほどのパイプ部分より10℃ほど低くなっていますが、入浴には差し支えないでしょう。ただ、この時期はちょっと虫が多いので虫除け対策をしておいた方が気休めになります。
入浴♪(その1)
さっそく入浴してみました。この場所は結構林道から丸見えな感じなので、木の陰でコッソリとハダカになって急いで湯船へ入りました。林道の先には
大雪高原温泉や登山口があるので、シーズン中はそれなりの交通量があったりします。一般の人はこんなところに温泉があるなんて知りませんから、入浴シーンなどを目撃されないように注意しましょう(笑)
入浴♪(その2)
入浴すると底に沈んでいたいろいろなモノが浮かび上がってきました。やっぱり野湯はこうでなくてはいけません。快適な部類ではありませんが、野湯の醍醐味を手軽に体験できる良い場所なのではないかと思います。資料によると泉質は単純泉で飲むと美味しいようです。この場所で飲泉するのはちょっとオススメできませんが、泉源Aを見つければ新鮮な源泉を飲むコトができそうな気もします。

●大雪高原下の湯(ヤンベタップ町源泉井)
  場所 : 北海道上川郡上川町層雲峡大雪高原 【地図】 【閲覧】
  料金 : 無料
  営業 : 24時間
  休み : 年中無休
  泉質 : 単純泉
  備考 : 要虫除け装備
  感想 : ★★★☆☆

2009/08/11
町営ふれあいセンター
道北の豊富町(とよとみちょう)にある「豊富温泉ふれあいセンター」へ行ってきました。ココの温泉は油っこいお湯で保湿性が高いコトから、アトピー性皮膚炎などの皮膚疾患に効果があり、全国から多くの湯治客が訪れる有名な温泉です。
豊富温泉の由来
建物横に豊富温泉の由来について書かれた看板がありました。それによると、大正14年に行われた石油試掘の際に天然ガスと油を多量に含んだ温泉が噴出したのだそうです。昭和初期には簡易湯小屋が造られ地元の人々が利用していたとの記録もあります。その後、付近に複数の温泉宿が開業し豊富温泉郷が形成されました。
豊富鉱山天然ガス
横の敷地が豊富鉱山となっていて鉱場内には複数の
ボーリング井がありました。それぞれ「R-○号井」と名前が付けられています。温泉だけではなく天然ガスも採取しているようでした。
源泉?
ふれあいセンターの裏手にはこんな場所もありました。これは温泉の廃湯でしょうか? 時折ホースから勢い良くお湯が出てきていました。豊富温泉の廃湯はビニールハウス等で再利用したりもしているようです。
男性用湯治ゆ
さて、ふれあいセンターの中へ入りました。実はココへ来るのは2回目となります。前回は人が沢山居て写真撮影ができなかったため、今回は営業開始の8時半めがけてやってきました。しかし営業開始前から既に4人並んでいて驚きました。最初にやってきたのは湯治浴室です。別な場所に一般浴室もあるのですが、湯治湯の方が濃いお湯となっています。
湯治湯の浴室
こちらが湯治浴室です。いやぁ~写真撮れて良かったです。もうこれで撮れなかったらどうしようかと思っていました(笑) 壁のタイルが富士山のような模様になっていますね。
驚異の湯船!
こちらが湯船です。湯船に楕円状に何か浮いていますね。これは何かというとオイルフェンスなのです。こうしておかないと成分が濃すぎてギトギトになってしまいます。さっそく入浴してみると驚愕の状態となりました! これはもう温泉に浸かっているというよりは、まるで石油タンクへ浸かっているような感じです。ドロドロの油が浮いていて浴感もヌルヌルドロドロです。この世にこんな温泉があったのですね。今まで入った温泉で一番感動しました。前回入浴した時は午後からというコトもあったのか、オイルフェンスも無くこんなに凄くはなかったのですが、やはり早い時間に来た甲斐があったのでしょうか?
洗い場と真湯浴槽
あぁ~ホントにビックリしました。湯船から上がるとカラダ全体がオイルまみれな感じで黄色くなっています。このままではどうにもならないので、洗い場で石鹸を使って洗い流しました。温泉へ入った後でこんなにカラダを洗ったのは初めてです(笑)
一般浴室の脱衣所
とりあえず気持ちを落ち着けるために一般浴室へやってきました。さて、豊富温泉の泉質について少し触れておきましょう。掲示されている温泉分析書(R10号井)によると、成分総計15,430ミリグラムの含重曹食塩泉で源泉温度は41.6℃、pH値は7.6となっていました。源泉温度が少し低いので加温されています。
一般浴室
一般浴室は大きな窓が配置されていて明るい雰囲気です。湯船の端にはジャグジー装置がありました。入ってみると明らかに湯治浴室より薄いコトが分かりますが、普通に浸かるのであればこちらで十分かもしれません。床が温泉成分でイイ感じになっていました。
休憩室
まだ落ち着かないので2階にある休憩所へやってきました。ドリンクの自動販売機マッサージチェアが設置されていて、奥にはカラオケルームもありました。本棚にはねこマンガが沢山あってポイント高いです。さて、休憩所でくつろいでいたらやっと落ち着いてきました。一部で薄くなったとか言われていた豊富温泉ですが、まったくそんなコトはなく凄まじいアブラ臭のするドロドロ温泉を楽しむコトができました。しかし、この温泉には副作用があります。湯治浴槽でカラダにこびり付いたアブラ臭はそう簡単に落ちるコトはなく、この日巡った他の温泉は全てアブラ臭がするという状況になってしまいました。服やクルマの中もアブラ臭で嬉しいやら悲しいやら・・・(笑)

★豊富温泉ふれあいセンター(とよとみおんせんふれあいせんたー)
 場所 : 北海道天塩郡豊富町豊富温泉
 電話 : 0162-82-1777
 料金 : 510円
 営業 : 08:30-21:00
 休業 : 元日・整備日(4月10日前後の4日間)
 泉質 : 含重曹食塩泉(弱アルカリ性高張性温泉)
 成分 : 成分総計15,430ミリグラム(Na-Cl・HCO3)
 泉源 : No.315-001・No.315-004・No.315-010(豊富温泉R10号井)
 備考 : シャンプー等あり・ドライヤーあり・休憩所あり・食堂あり
 感想 : ★★★★★
2009/08/09
本町らうす丸の足湯
羅臼町(らうすちょう)に今年からできた「本町らうす丸の足湯」へ行ってきました。近くには道の駅「知床らうす」があるのですが、少し離れているので結構な穴場となっているようです。道の駅裏の道を進んで行くと
足湯の看板があり、その横にはこんな立派な足湯ができていました。
ウニ船の足湯
この足湯は漁師町らしく、ウニ漁に使う船を足湯へ転用していました。これはステキなアイディアですね。羅臼で獲れるウニはエゾバフンウニという種類なのですが、これがもう最高に美味しいのですよー。ただ、羅臼のウニ漁は2月から5月くらいまでなので、新鮮な生ウニを食べられるのは限られた期間となっています。
湯温計測
湯船へ近づいていくと硫化水素臭が漂っていました。湯温を計ってみると43℃となっています。源泉温度が高いため加水されていますが、源泉かけ流しとのコトです。
足湯♪
さっそく浸かってみました。ボクは最近、足湯にもハマっていて結構あちこちで足を突っ込んでいたりします(笑) このくらいの湯温だと10分ほど浸かっていると結構汗が出てきますね。旅行で長距離運転している時などは、手軽に利用できる足湯で疲れを癒すのもオススメです。掲示されている温泉分析書別表によると、泉質は食塩硫化水素泉で羅臼町1号井、3号井、4号井の混合泉とのコトでした。ツルツルする心地良いお湯です。
魚の城下町
足湯の屋根部分にガラス製の小さな浮き玉が飾られていました。何だか涼しげな感じがして良かったです。昔はココの近くに子供湯船のようなオモシロい場所もあったのですが、壊れて撤去されてしまいました。

★本町らうす丸の足湯(ほんちょうらうすまるのあしゆ)
 場所 : 北海道目梨郡羅臼町本町
 電話 : 0153-87-3360(知床羅臼町観光協会)
 料金 : 無料
 営業 : 09:00-17:00
 休業 : 冬期(10月~翌5月)
 泉質 : 食塩硫化水素泉(中性低張性高温泉)
 成分 : 成分総計1,854ミリグラム(含S-Na-Cl(H2S型))
 泉源 : No.129-002・No.129-032・No.129-0XX(羅臼温泉1・4・5号井混合)
 備考 : 混足
 感想 : ★★★★☆
2009/08/07
天然温泉 たぬきの里
帯広市(おびひろし)にある「たぬきの里」へ行ってきました。ココには銭湯料金で利用できる公衆浴場もあるのですが、今回は写真を撮りたかったので家族風呂へ入ってみました。入口にある券売機で入浴券(600円)を購入して受付で家族風呂の札をもらい
2階へとやってきました。今回入ったのは「子たぬき」と呼ばれる部屋です。
家族風呂の脱衣所
こちらは脱衣所です。扇風機やドライヤーの他にテレビまで設置されていました。しかし、この部屋のテレビは故障中のようで電源が入りませんでしたが・・・。天井部分は間接照明のような感じになっていて何だか不思議です。
子たぬき10の浴室
こちらが浴室です。浴室へ入ると微かに硫化水素臭が漂っていました。浴室全体がタイル造りで良い雰囲気ですね。洗い場は一つなのですが椅子と桶は二組用意されていました。シャンプーやリンスは置いてないのですが、石鹸が一つだけポツンと置いてありました。
湯船
変わった形の湯船があります。その湯船には淡褐色のモール泉が贅沢に注がれ、湯船のフチからかけ流されていました。湯船の中には段差があるので腰掛けて入浴できます。
湯温計測
湯船の湯温を計ってみると42℃でした。ちょうど良い感じの湯温ですね。加水や加温は行っていない源泉かけ流しのお湯です。
入浴♪(その1)
さっそく入浴してみました。入ってみるとこの湯船はちょっと狭く感じます。浴槽内の段差もその要因なのですが、ちょっともったいない感じがしました。そんな時は「大たぬき」と呼ばれる特別室(1,000円)もあるので、そちらの浴槽だと満足できるのかもしれません。
入浴♪(その2)
やっぱり十勝のモール泉は良いですね。とてもツルツル感のある温泉で成分総計は405ミリグラム、pH値は8.8あるそうです。お湯は湯船の底から直接注がれていました。しばらく浸かっていると汗がダラダラと出てくるので、利用する際はあらかじめ飲み物を用意しておくと良いでしょう。飲み物が無いと一時間持たないかもしれません。
洗い場
カランやシャワーのお湯も温泉です。家族風呂の制限時間は一時間で、のんびりと入浴するコトができました。この記事を作成するにあたって調べたところ、このたぬきの里の3階から5階は賃貸マンションとなっていて、入居者は毎日無料で温泉大浴場を利用できるのだそうです。ちょっと入居してみたいかも(笑)

★天然温泉たぬきの里 家族風呂(てんねんおんせんたぬきのさと かぞくぶろ)
 場所 : 北海道帯広市西5条南15丁目
 電話 : 0155-21-2683
 料金 : 600円(大たぬきは1,000円)
 営業 : 12:00-24:00
 休業 : 年中無休
 泉質 : 単純泉(アルカリ性低張性高温泉)
 成分 : 成分総計405ミリグラム(Na-HCO3・Cl)
 泉源 : No.242-030(天然温泉たぬきの里)
 備考 : ドライヤーあり・シャンプー等なし
 感想 : ★★★★☆
2009/08/05
うま♪うま♪
小清水町(こしみずちょう)にある「原生亭温泉」へ行ってきました。小清水原生花園沿いの国道244号線を走っていると、このような光景を見るコトができます。
濤沸湖(とうふつこ)沿いの草原に立派な馬が沢山放牧されていました。
温泉民宿 原生亭
JR浜小清水駅の近くに「温泉民宿 原生亭」の看板がありました。そこから道道へと入り少し進むと原生亭の建物があります。なかなかオモシロそうな建物ですね。入口はこの裏側となっていました。
休憩所
中へ入ると御主人が出てきたので、入浴料金300円を支払って浴室へと向かいます。途中には自動販売機の設置された休憩スペースがありました。横には御主人の趣味なのか蜂の巣のようなモノが展示してあります。
浴室へ
廊下を奥へと進むと浴室が見えてきました。手前が男湯で奥が女湯です。ココは民宿なので宿泊もできるようです。別な場所には食堂もありました。
脱衣所
こちらは男湯の脱衣所です。とてもシンプルな脱衣所ですね。ドライヤーなどはありませんが、ウチワが置いてありました。ココは結構人気のある温泉らしいのですが、ラッキーなコトに今日は誰も居ないようです。さっそく浴室へ入ってみましょう。
原生亭浴室
浴室へ入りました。内湯が一つだけの非常にシンプルな浴室です。湯船にはこげ茶色をしたお湯が張られていて凄い感じです。何やら泡のようなモノも浮いていますね。
素晴らしいお湯!
うわぁ~、このお湯は凄いですね。泡の出る温泉って結構凄いコトが多いです。湯温を計ってみようと思ったら、湯船の横に湯温計が備え付けられていました。湯温は44℃とちょうど良い感じとなっています。源泉温度は50.2℃とのコトですが、加水している様子も無いので上手く温度管理しているようですね。時々、湯中のパイプから温泉が投入され、シュワシュワの泡とともに溢れ出していく様子が見事でした。
入浴♪
さっそく入浴してみました。これは素晴らしいの一言です。良い温泉だとは聞いていましたが、これ程とは思っていませんでした。脱衣所に掲示されていた温泉分析書によると、泉質は含食塩重曹泉で、成分総計は1,619ミリグラムあります。何が素晴らしいのかと言えば浴感もそうですが、その香りが素晴らしいですね。モール系の香りと言うのでしょうか、もうかなり大満足でした♪
フレトイ展望台
素晴らしい温泉を堪能した後は、近くにあるフレトイ展望台へ行ってみました。ココは国道からも見えて気になっていた場所なのですが、こうして近くまで行くのは初めてでした。なんでも心霊スポットとしても有名な場所なのだとか・・・。
展望台からの眺め
展望台への道にはキレイな花が沢山咲いていました。ピラミッド型の建物へ入ると中に螺旋階段があります。階段を上ると展望台がありました。オホーツク海を一望できるなかなかステキな場所です。
地下
なんとこのフレトイ展望台には地下スペースが存在します。まるで古代ピラミッドの石室のような秘密めいた場所です。奥で光っているのは窓ではなくてパネルです。何だか秘密の司令基地のようですね。訪れる人も少ないのでデートにイイかも♪(笑) ちょっと話が逸れましたが、原生亭温泉は素晴らしいモール泉でした。近くへ行くコトがあったらぜひ立ち寄ってみてください。

★民宿 原生亭温泉(みんしゅく げんせいていおんせん)
 場所 : 北海道斜里郡小清水町浜小清水137の1
 電話 : 0152-64-2065
 料金 : 300円
 営業 : 13:00-21:00
 休業 : 不定休
 宿泊 : 不明
 泉質 : 含食塩重曹泉(弱アルカリ性低張性高温泉)
 成分 : 成分総計1,619ミリグラム(Na-HCO3・Cl)
 泉源 : No.138-007(原生亭温泉)
 備考 : シャンプー等なし・ドライヤーなし
 感想 : ★★★★★

2009/08/03
高田温泉入口
遠軽町丸瀬布(えんがるちょうまるせっぷ)にある「高田温泉」へ行ってきました。高田温泉というと
島牧の高田温泉を思い浮かべますが、こちらは丸瀬布の高田温泉です。何やら秘密めいた場所から林道を進んで行くと写真のような場所へ出ました。
廃屋
付近には廃屋や倒壊した建物の残骸がありました。この廃屋が旧高田温泉の建物かどうかは不明ですが、何らかの関係がある建物なのかもしれません。付近は最近になって整備されたようで、看板などが立てられていました。
高田温泉の足湯
さらに奥へ進んで行くと写真のような場所がありました。これはなかなかステキな場所ですね。巨大な丸太を刳り抜いて造ったステキな湯船とその脇にベンチがありました。ベンチ横の看板には温泉分析書が掲示してあります。
注がれる源泉
ホースからドバドバと源泉が注がれています。泉質は単純泉なのですが、湯船のお湯は少し白濁していて微かに硫化水素臭が漂っていました。
湯温計測
湯船の湯温を計ってみると28℃でした。温泉分析書によると源泉温度は28.7℃とのコトです。ちょっとぬるめな感じですが入浴には差し支えないでしょう。
足湯♪
さっそく入浴といきたいところなのですが、ココは一応足湯というコトになっているので今回は足湯です。しかし、ベンチに座って足湯をしようとすると足が届きません・・・。ベンチは足の長い人用らしいので、湯船のフチに腰掛けて足湯を楽しみました。湯船の底がヌルヌルしていて滑るので、滑って全身浴とならないように注意しましょう(笑) 湯船へ足を入れると湯船のフチからドバドバと温泉が溢れ出しました。pH値8.0のかなりツルツルする温泉で成分総計は936ミリグラムとのコトです。足湯と知らなければ全身浴してしまいそうな感じの見事な丸太風呂でした。
源泉の沢
足湯の横に沢があって源泉が流れていました。やはり硫黄分を含んでいるらしく青白い流れとなっていました。硫黄泉の湯流れって神秘的で大好きです。
泉源部分
旧丸瀬布温泉はもともとこの場所で自然湧出していたようですが、現在は泉源(No.134-002)にパイプが取り付けられていて、そこから足湯へと温泉が注がれています。その周りから温泉が湧き出して温泉の沢となって流れていました。下流には温泉の池もできています。この高田温泉の足湯ですが、利用期間が決まっていて今年は7月1日から7月31日まで開放されていました。もし、近くへ行くコトがあったら探してみるのもオモシロいかもしれません。

★高田温泉足湯(たかだおんせんあしゆ)
 場所 :北海道紋別郡遠軽町丸瀬布上武利
 料金 : 無料
 営業 : 日中
 休業 : 8月下旬~翌7月中旬
 泉質 : 単純泉(弱アルカリ性低張性低温泉)
 成分 : 成分総計936ミリグラム(Na-Cl・HCO3)
 泉源 : No.134-002(高田温泉)
 備考 : 要虫除けスプレー
 感想 : ★★★★☆

2009/08/01
テムジンの湯への道
然別峡(しかりべつきょう)にある「テムジンの湯」へ行ってきました。林道から小道を進んで行くと川が見えてきました。あの先にテムジンの湯があります。
テムジンの湯
こちらがテムジンの湯です。目の前をユウヤンベツ川が流れていて抜群のロケーションです。湯船の横には以前は無かった
洋服掛けができていました。別な場所にはホースやデッキブラシなども置かれています。
川の交わる場所
下流側です。横からはユトルクシュナイ川が流れ込んでいて、ちょうどテムジンの湯のある場所が合流部分となっていました。ユトルクシュナイ川からは加水ホースが引き込まれています。
湯温計測
お湯は岩の間から湧き出していました。湯船の湯温を計ってみると47℃もあります。これはちょっと熱いですね。
加水♪
ココで加水ホースの登場です。激流からホースが延びているのでかなりな勢いで水が出てきます。アッという間に湯船は適温となりました。コレは便利なホースですね。
入浴♪(その1)
さっそく入浴してみました。テムジンの湯へ浸かるのは久しぶりな気がします。ココは結構人気のある場所なので、ボクはどちらかというとそういう場所を避けて別な野湯へ行ってしまうコトが多いためかもしれません。
入浴♪(その2)
あぁ、でも整備されている野湯?というのもなかなか良いモノです。泉質は重曹硼酸食塩泉とのコトですがよく分かりません。まぁ、こういう素晴らしい大自然の中で温泉へ浸かっていると、泉質云々とかいうのはどうでもよくなってきます。
入浴♪(その2)
あ~、もう最高です。川の流れる音を聞きながらのんびりとテムジンの湯を独占させていただきました。こういう場所があちこちにある然別峡はやっぱり凄いですね。

●然別峡 テムジンの湯(しかりべつきょう てむじんのゆ)
  場所 : 北海道河東郡鹿追町瓜幕然別峡国有林 【地図】 【閲覧】
  料金 : 無料
  営業 : 24時間
  休み : 年中無休
  泉質 : 重曹硼酸食塩泉
  備考 : 混浴
  感想 : ★★★★☆