じゅん☆ブログ

2009年11月の記事一覧
2009/11/29
早川鉱山への道
ある天気の悪い日に道南の上ノ国町(かみのくにちょう)にある「中外鉱業株式会社 上国鉱山跡」を探索しに行ってきました。かつては千人以上の人々が暮らしていたこの早川地区ですが、閉山後は急激な過疎化が進み現在は無人となっています。
謎の鉱山遺構
しばらく寂しげな道を進んで行くと右手に鉱山遺構が姿を現しました。これが有名な焙焼炉の遺構なのですね。ちょっと近寄ってみるコトにしましょう。
立型焙焼炉(トンネルキルン)
立入禁止の看板があったのでこの辺が近寄るコトのできる限界でした。この独特な構造物は「浮遊選鉱焙焼炉」というモノで、マンガンを精製するためのプラントなのだそうです。北海道の産業遺産となっており、今のところ14基すべて現存していますが、いつか崩れ落ちてしまうような感じがしました。
学校廃墟
さらに奥地へ進んで行くと廃墟群がありました。この辺りが早川地区中心部のようです。学校や商店などの廃墟群が自然に朽ち果てる時を待っていました。
五十米坑坑口
山の方へ進み少し行くと
排水の中和施設がありました。そこからさらに進み山を登って行くと写真のような坑口が姿を現しました。この坑口には「五十米坑坑口」と書かれています。
五十米坑坑口の内部
中はこんな感じになっていました。オレンジ色の鉱水が湧き出していて凄い感じですね。聞いたところによるとこの鉱水は20℃以上あるらしいのですが、内部は立入禁止となっているので確認できませんでした。
八十米坑坑口
五十米坑坑口の脇に上部へと続く道があって、その道を上って行くと「八十米坑坑口」というのがありました。坑道の規模が名称の由来なのでしょうか?
八十米坑坑口の内部
こちらの内部もオレンジ色で凄い感じです。内部には大規模な謎の析出物が堆積していて、まるで地球の内部を見ているかのような気分でした。こちらで湧き出している鉱水も湯温があるようですが確認はできませんでした。資料によると泉質は含土類食塩泉で、泉温は37℃以上あるとのコトです。

●上ノ国鉱山坑内温泉(かみのくにこうざんこうないおんせん)
  場所 : 北海道檜山郡上ノ国町早川 【地図】 【閲覧】
  料金 : 無料
  営業 : 24時間
  休み : 年中無休
  泉質 : 含土類食塩泉
  備考 : 立入禁止
  感想 : ★★☆☆☆
2009/11/27
熱い夜が明けた・・・(謎)
いきなりのベッドシーン登場で何だか・・・な感じかもしれませんが、ある夏の熱い夜に白老町竹浦(しらおいちょうたけうら)にある温泉ラブホテル「ホテル多美」へ行ってきました。ココへは過去に一度訪れているので、
そちらの記事と合わせてご覧ください。
2号室?
ホテル多美には部屋番号のようなモノが無いので何号室なのか分からないのですが、今回はこちらの部屋へ宿泊しました。基本的な造りは各部屋とも同じようですね。駐車場から赤い階段を上った二階部分が客室となっています。入口上部には温泉利用許可証のプレートが付けられていました。階段の電気は消しておいてくださいとのコトです。
客室の様子
室内には洗面台や冷蔵庫、テレビといったモノがあります。洗面台には歯ブラシやドライヤーが用意されていました。冷蔵庫の中にはワンカップや瓶ビール、コーラが入っています。テレビでは見たコト無いようなアダルト放送を楽しむコトができました。
ベッドルーム
部屋の奥にはトイレとバスルーム、そして寝室がありました。横の壁にステンドグラスがあってキレイです。ココのお布団は何だか家庭的な雰囲気で落ち着きます。枕元にはティッシュボックスがあるのですが、ラブホテルに付き物のコンドームは用意されていませんでした。
自動販売機
コンドームは冷蔵庫の上に設置されている自動販売機で販売されています。今回は一緒に販売されている「大人のおもちゃ」というのを買ってみました。300円を投入してレバーを下げると何やら小さな箱が・・・。ワクワクして開けてみると怪しいリング(イボ付き)が入っていました。一緒に参考書なるモノが入っていて、それによるとお好みの位置に固定して使用すると爽快なのだとか。さっそくお好みの位置に装着してみました・・・(謎)
浴室
こちらは浴室です。タイル張りで落ち着いた雰囲気の浴室となっていますね。シャワー付きの洗い場があって、シャンプーやボディーソープが用意されていました。
源泉かけ流しの湯船
お湯はほとんど透明なのですが、湯口付近では若干濁っているような感じもします。表面に薄く泡のようなモノが浮いていました。
入浴♪
さっそく浴衣を脱いで入浴してみました。香りの良いかけ流し温泉を独占して楽しめるのが温泉ラブホテルの良いところですね。この温泉(No.461-051)の泉質は蒸発残留物1,140ミリグラムの含重曹食塩泉で、pH値は8.4となっています。湯上がり後はスベスベな感じとなりました。湯温は45℃ほどでかなり熱めなのですが、この熱いのが結構気持ち良かったりします。ボクの腕が真っ赤になっていますが、これは湯温が熱いからではなく、炎天下の山中を7時間歩いた日焼けによるモノです。

★竹浦温泉 ホテル多美(たけうらおんせん ほてるたみ)
 場所 : 北海道白老郡白老町竹浦121
 電話 : 0144-87-2755
 宿泊 : 5500円(22:00-10:00)
 休憩 : 3500円(10:00-22:00・2時間)
 割引 : 3500円(08:00-17:00・最長5時間)
 延長 : 500円(1時間)
 泉質 : 含重曹食塩泉(弱アルカリ性低張性高温泉)
 成分 : 蒸発残留物1,140(Na-Cl・HCO3)
 泉源 : No.461-051(源泉名不明)
 設備 : 電子レンジ無し・コンドーム有料
 備考 : 2018年頃廃業・・・
 感想 : ★★★★☆

2009/11/25
江差ぬくもり温泉
江差町(えさしちょう)にある「ぬくもり温泉」へ行ってきました。ココには町営の温泉保養センターがあるのですが、今回は定休日だったので隣接されている足湯を楽しむコトにします。
湯小屋
六角形の小屋が足湯になっていました。こうやって保養センターが休みの日でも利用できるのでイイですね。なお、冬期間は閉鎖されるとのコトです。
鳥の巣!
湯小屋の天井に何かあるなぁと思ったら傘が吊り下げられていました。良く見るとその上に
鳥の巣ができています。足湯にいろいろ落ちてこないように傘が吊り下げられているのですね。
湯船
こちらが足湯の湯船です。半月状の湯船に無色透明なお湯が注がれていました。足湯にしておくのはもったいないような感じの立派な湯船ですね。さっそく湯温を計ってみると43℃とちょうど良い感じになっていました。
足湯♪
さっそく足湯をしてみました。資料によると成分総計952ミリグラムの単純泉で、源泉温度は51.4℃とのコトです。なかなか温まる温泉で結構汗をかきました。隣の保養センターで全身浴できなかったのが心残りなので再訪問して入浴してみたいと思います。ぬくもり保養センターは午前11時から午後5時までの営業で、毎週月曜日が休業日です。

★江差町ぬくもり保養センター足湯(えさしちょうぬくもりほようせんたーあしゆ)
 場所 : 北海道桧山郡江差町尾山町126
 電話 : 0139-52-0083
 料金 : 無料
 営業 : 11:00-17:00
 休業 : 冬期
 泉質 : 単純泉(弱アルカリ低張性高温泉)
 成分 : 成分総計952ミリグラム(Na-HCO3)
 泉源 : No.478-008(江差1号井)
 備考 : 混足
 感想 : ★★★★☆

2009/11/23
池の湯
弟子屈町(てしかがちょう)にある「池の湯」へ行ってきました。この辺りはボクの大好きな場所でよく訪れるのですが、今回は久しぶりに池の湯へ入浴してみたいと思います。池の湯は屈斜路湖(くっしゃろこ)の湖畔にある池のように広い温泉で、ご覧のように湯船のスグ向こう側に屈斜路湖が広がるロケーション抜群の温泉となっています。
脱衣所
湯船の横に木の小屋が2つあります。これは弟子屈町が設置した脱衣所で右側が
男子更衣室、左側が女子更衣室となっていました。池の湯は水着入浴OKなので、恥ずかしがり屋の方はココで着替えて入浴するとよいでしょう。
池の湯のシンボル
池の湯のお湯はそのまま屈斜路湖へと流れ出していました。その流れ出る場所に謎のオブジェクトがあります。未だにこのオブジェクトが何を表しているのかは不明なのですが、何だか謎めいていて好きです。なお、水着入浴はOKとなっていますが、シャンプー等の使用は環境汚染防止のため禁止されています。
入浴♪(その1)
男子更衣室でスッポンポンになって入浴してみました。泉質は重曹泉で全体的な湯温は38℃ほどでぬるめとなっています。底にある岩の割れ目から温泉が湧出しているようで、ところどころに湯温の高い場所を確認できました。
入浴♪(その2)
撮ってみたかった入浴中の全景写真です。中央付近に佇んでいるのがボクで、こうして見ると池の湯の大きさが分かりやすいかと思います。この湯船は直径20メートルほどある大規模なモノで、北海道らしくダイナミックな感じとなっていました。湯船の底がヌルヌルしていて滑りやすくなっています。脱衣所内にデッキブラシが置いてあったりするのですが、ブラシで擦ってもキリが無いと思うので、湯船内は泳ぐような感じで移動するのが安全かもしれません。端っこで入浴するよりも真ん中で入浴した方が満足度が高いと思います。

●池の湯(いけのゆ)
  場所 : 北海道川上郡弟子屈町屈斜路湖池の湯 【地図】 【閲覧】
  料金 : 無料
  営業 : 24時間
  休み : 年中無休
  泉質 : 重曹泉
  備考 : 混浴・脱衣所あり・水着着用可
  感想 : ★★★☆☆
2009/11/19
民宿旅館 田園
音更町(おとふけちょう)の十勝川温泉(とかちがわおんせん)にある
「とかち宿 田園」へ行ってきました。温泉街の端にある落ち着いた雰囲気の民宿です。さっそく中へ入ってみましょう。
客室の様子
今回は宿泊での利用です。なお、日帰り入浴は受け付けていないようでした。こちらが本日泊まる客室です。コンパクトな客室で液晶テレビが設置されていました。テーブルの上にはお茶入りの魔法瓶が置いてあって、いつでも熱いお茶を飲むコトができます。押し入れを開けると布団と冷蔵庫が入っていました。
田園の湯 脱衣所
浴衣に着替えてさっそく浴室へとやってきました。田園には2名用の十勝の湯と5~6名用の田園の湯があるのですが、この日の宿泊者はボク一人だけだったためか、十勝の湯は閉鎖されていました。
内湯
こちらが田園の湯の内湯です。洗い場が4つあって端の方に浴槽があります。湯船には茶色いモール泉が注がれていました。アブラ臭がしたのですが、田園の温泉は加温しているので加温装置に使用している重油のニオイだと思われます。
コード番号:243-040
湯船のお湯を桶に汲んでみると凄い感じとなっていました。モール泉を知らない人が見たらお湯が汚れているぞ!というレベルです(笑) これだけフミン質(腐植物質)の見られる温泉も貴重ですね。田園は独自源泉(No.243-040)を所有していて、加温のみの源泉かけ流しで運用していました。この独自源泉というのがココへ宿泊した理由の一つだったりします。
露天風呂
こちらは露天風呂です。なかなか雰囲気のある露天風呂ですよね。こちらの湯船にも循環装置が付いているのですが、循環目的は湯温の調節で塩素消毒は行われていません。温泉分析書によると成分総計654ミリグラムの単純泉で、源泉温度29.7℃の低温泉となっています。モール臭やツルツル感は弱いモノでしたが温まる良いお湯でした。
田園の夕食♪
温泉へ入った後は楽しみな夕食です。夕食の準備ができると宿の方が二階の部屋まで知らせに来てくれました。こちらが田園の夕食です。刺身肉ジャガ天ぷら生ハムコーンスープといったお料理が並んでいました。食前酒の十勝ワインをいただいてからこれらお料理をいただきます。後から味噌汁田園山下の手作りソーセージが運ばれてきました。
黒毛和牛サーロインステーキ
美味しくいただいていると、本日のメインディッシュが運ばれてきました。こちらが田園自慢の十勝産黒毛和牛サーロインステーキです。焼きたてでジュージューと音がなっていました。やわらかくてとても美味しかったです。田園へ宿泊したなら絶対に食べておきたい一品ですね。食事を食べ終わるとデザートのメロン自家製プリンが運ばれてきました。メロンがとても美味しかったです。ボリュームたっぷりでとても満足できる夕食でした。
就寝♪
あ~、もう食べ過ぎてお腹が苦しいです。食事中にお布団が敷かれていました。ちょっと休んでお風呂へ入ってから就寝です。
入浴♪
翌朝は6時くらいから入浴できます。宿泊客はボクだけなので写真撮り放題です。露天風呂があるというのはやっぱり嬉しいですね。普段は十勝の湯が女性用となっているようですが、時間帯によって田園の湯と入れ替わるようです。
田園の朝食♪
朝風呂を楽しんだ後は朝食です。シンプルな和食となっていました。北海道産のさつまいも入り味噌汁が興味深かったです。北海道産のさつまいもというのは珍しいとのコトでした。朝食にも自家製スイーツのデザートが付いてきます。十勝川温泉で宿泊するのは久しぶりでしたが、田園は美味しい十勝和牛ステーキと北海道遺産のモール泉を楽しむコトができるオススメの温泉宿でした。

★十勝川温泉 とかち宿 田園(とかちがわおんせん とかちやど でんえん)
 場所 : 北海道河東郡音更町十勝川温泉南17の2
 電話 : 0155-46-2320
 営業 : 日帰り入浴なし
 休業 : 年中無休
 宿泊 : 16:00-10:00
 泉質 : 単純泉(弱アルカリ性低張性低温泉)
 成分 : 成分総計654ミリグラム
 泉源 : No.243-040(十勝川温泉 田園)
 備考 : 駐車場無料
 感想 : ★★★★☆

2009/11/17
LA VISTA 函館ベイ
函館市(はこだてし)にある
「ラビスタ函館ベイ」へ行ってきました。ココは函館ベイエリアに昨年オープンしたばかりの新しいホテルです。建物内部も新しく高級な雰囲気となっていました。
セミダブルルーム(禁煙)
今回宿泊したのはこちらのセミダブルルームです。コンパクトな部屋なのですが、ボクはこういう部屋の方が落ち着くので好きだったりします。入口のところに洗面台トイレシャワールームがありました。目立たないところに加湿器が用意されていて細やかな心遣いを感じます。
室内の様子
シックで落ち着いた雰囲気の部屋ですね。机の上にはウィスキーのボトルもあったりするのですが、さすがにこちらは有料サービスとなっていました。LANケーブルが備え付けられているので、パソコンを持ち込んで高速インターネットを無料で楽しむコトもできます。
窓から見る函館の夜景
窓からの眺めです。今回は高層階プランで予約していたので眺めも素晴らしいですね。上の方で光っているのは函館山展望台です。しばし夜景を眺めていましたが、そろそろお風呂へ行ってみるコトにしましょう。部屋にはお風呂セットの入った「湯かご」が用意されているので便利です。館内着と履き物を装備して大浴場へ向かいました。
大浴場(海峡の湯)
最上階にある大浴場へやってきました。こちらは内湯です。手前に白湯と書かれている真湯があります。ココのお湯は結構濃いので肌の弱い方は湯上がりに真湯を浴びた方が良いかもしれません。奥には仕切付きの洗い場サウナや水風呂もありました。座敷岩盤という座ったままくつろげる岩盤浴がなかなかオモシロかったです。
露天風呂
こちらは露天風呂です。露天にある岩風呂は循環となっているので源泉かけ流しの檜風呂がオススメです。露天の一角には休憩用のベンチがあるので夜風を感じながら涼むコトができます。お風呂へ入りながら有名な函館の夜景を見るコトができて贅沢な感じとなっていました。
樽風呂
露天には大きな岩風呂の他に一人用の樽風呂檜風呂陶器風呂があります。岩風呂は循環湯なのですが、一人用の湯船はいずれも源泉かけ流しとなっていました。泉質は強食塩泉で成分総計は32,530ミリグラムもあります。マグネシウムイオンやカルシウムイオンが豊富に含まれているとのコトでした。大規模なホテルで源泉浴槽が多数あるというのはポイントが高いですね。それにしてもこの茶褐色のお湯には驚きました。函館の温泉というのは昔、赤かったという話を聞いたコトがあるのですが、まさにこんな感じだったのでしょうね。かなり良いお湯でした。
涼み処 そら
予想以上に良いお湯で驚きましたね。函館の地底にはまだこんな温泉が眠っているのだなぁと思いました。入浴後は写真のような休憩処があるので函館の夜景を眺めながらゆったりとくつろぐコトができます。静かで落ち着く空間となっていました。
就寝♪
素晴らしい温泉へ入った後はお酒を飲んで寝てしまいました。函館の夜景を背にして眠るのも何だか贅沢な感じですね。今回はこの窓からの眺めを朝方まで定点撮影してみたのですが、なかなか良い写真を撮るコトができました。
函館山・金森倉庫・西波止場
明るくなると部屋の窓からはこんな見事な景色を見るコトができました。函館山もハッキリと見えますね。左下にある赤レンガの建物は観光名所となっている金森倉庫です。
朝食♪
今回は朝食付きの宿泊プランだったのでさっそく朝食を食べに行きました。ラビスタ函館ベイの朝食はバイキングとなっています。ココのバイキングはなかなか評判が良いので楽しみにしていたのですが、海産物中心のバイキングでかなり満足できました。特に大好物のイクラが食べ放題で朝からバクバクと食べてしまいました。

★ラビスタ函館ベイ(らびすたはこだてべい)
 場所 : 北海道函館市豊川町12の6
 電話 : 0138-23-6111
 営業 : 日帰り入浴なし
 休業 : 年中無休
 宿泊 : 15:00-11:00 【予約】
 泉質 : 強食塩泉(中性高張性高温泉)
 成分 : 成分総計32,530ミリグラム
 泉源 : No.485-044(海峡の湯)
 備考 : 駐車場500円
 感想 : ★★★★★

2009/11/15
臼別温泉 湯とぴあ臼別
せたな町にある「臼別温泉 湯とぴあ臼別」へ行ってきました。ココは
2年前に訪問した場所なのですが、その時は混雑していて湯船の写真を撮影するコトができなかったので、いつか再訪問しようと思っていたところです。今回は万全を期して前日から近くに泊まり込みました。
脱衣所
明るくなってからさっそく温泉へと向かいました。立派な脱衣所があるので天気が悪くても安心ですね。脱衣所内にはトイレもあります。前回来た時はこのトイレのニオイがとても気になったのですが、今回はそんなコトも無く快適に利用できました。
屋根付き湯船
こちらは脱衣所を出たところにある湯船です。一応屋外なのですが、屋根があるので半露天といった感じです。透明な仕切りの向こう側は屋根無しの露天風呂となっていました。男湯と女湯の間にある大岩が見事な感じです。
露天風呂
こちらは露天風呂です。男湯の露天風呂には岩場の泉源から引かれた打たせ湯が付いていました。湯船に注がれているうぐいす色のお湯が特徴的ですね。
洗い場
露天風呂の洗い場には桶が沢山置いてありました。臼別温泉は町から結構離れた場所にあるのですが、常連の方も多く共同浴場的な役割も果たしているようです。
女湯
こっそりと女湯を覗いてみました。女湯も同じような造りなのですが、打たせ湯はありません。露天風呂まで来るとほとんど半混浴といった感じで風情を感じるコトができました。横には源泉の流れ出す崖が見えて圧巻です。
休憩スペース
こちらは露天風呂の先にある休憩スペースです。かなり広いスペースで女湯の露天風呂手前と、男女共有スペース?の奥の方にベンチがありました。目の前には崖と森が広がっていて、ホントに伝説の大人(おおびと)が出てきそうな雰囲気です。
入浴♪
打たせ湯を楽しみながら入浴しました。このアングルの写真を撮りたいと、以前から思っていたのです(笑) 泉質は含石膏食塩泉で前回訪問した時は、あまりじっくりと浸からなかったのですが、今回はじっくりと浸からせていただきました。この含石膏食塩泉という泉質は、何だか軟らかい感じでとても心地良かったです。資料によると成分総計は3,489ミリグラムで、硫酸イオンが多く含まれており、長旅の疲れが一気に癒されるような感じがしました。少し飲泉してみると甘い感じがして美味しかったです。今回はこの素晴らしい温泉を独占できたので大満足でした。

★臼別温泉 湯とぴあ臼別(うすべつおんせん ゆーとぴあうすべつ)
 場所 : 北海道久遠郡せたな町大成区平浜691
 電話 : 01398-4-5830
 料金 : 100円(清掃協力金)
 営業 : 07:00-19:00
 休業 : 12月~4月は冬期休業
 泉質 : 含石膏食塩泉(中性低張性高温泉)
 成分 : 成分総計3,505ミリグラム(Na・Ca-Cl・SO4)
 泉源 : 自然湧出(臼別温泉)
 備考 : 男女別脱衣所・半混浴
 感想 : ★★★★☆
2009/11/13
ライラック荘外観
札幌市(さっぽろし)の定山渓温泉(じょうざんけいおんせん)にある「老人休養ホーム 札幌市ライラック荘」へ行ってきました。建物入口には
老人休養ホームという看板があります。このライラック荘は札幌市が市内に住む高齢者等のために設置した憩いの施設なのですが、部屋に余裕がある場合はボクのような一般人でも利用できるようになっているのです。
宿泊棟(2階)
ココは日帰り入浴も可能なのですが、今回は宿泊で利用させていただきました。親切な従業員の方が部屋まで案内してくれます。館内はご覧のように病棟のような雰囲気で各部屋の入口扉上部には非常用の赤ランプが設置されていました。室内にあるボタンを押すと点灯するようですが現在は使われていないようです。廊下を歩いていくと娯楽室があって本棚や麻雀卓が置かれていました。夜に覗いてみると年配の方々が集まって麻雀大会をやっていました。
18号室(和室)
今回宿泊する和室です。窓際に洗面台があってトイレは共同となっていました。机の上にはお茶セットが用意されています。奥にある棚の中にはタオル等が入っていました。
室内の様子
今回は一番小さな8畳の和室でしたがベランダ付きの広い部屋もあります。なかなか落ち着く良い部屋でした。夕食まで少し時間があるので定山渓の温泉街を散策してみるコトにしましょう。
二見公園 かっぱ大王
ライラック荘の近くにある二見公園というところへやってきました。この公園にいるのがこちらの「かっぱ大王」です。それにしても凄いカラダの色をしていますね! 頭の上には「王」と書かれた王冠が載っかっていました。近くにはかっぱ親子みたいなのもいます。
定山渓 二見吊橋
二見公園脇の遊歩道を豊平川沿いに歩いて行くと二見吊橋がありました。この辺りの渓流がかっぱ伝説の舞台となっている「かっぱ淵」です。遊歩道はまだ続いていたのですが、そろそろ夕食の時間が近づいてきたのでライラック荘へ戻るコトにしましょう。
ライラック荘の夕食
ライラック荘の夕食は部屋食となっています。やっぱり温泉宿の食事は部屋食が落ち着きますよね。夕食にはいくつかのグレードがあるのですが、今回は一番高級な華会席コースです。これだけの料理が付いて一泊二食6,550円とは驚きでした。(瓶ビールは別料金です)
美味しそう♪
美味しそうなお料理が沢山並んでいて見ているだけでも幸せです。鍋物の他、アワビの刺身その他の刺身毛ガニ酢の物野菜炒め茶碗蒸しなどが並んでいました。食前酒のブルベーリ酒をいただいてからこれらお料理を食していきます。中でもアワビが非常に美味でビールに合いました。食後にはデザートのサービスもあります。
脱衣所(男湯)
美味しい食事の後はいよいよ温泉へとやってきました。写真は男湯の脱衣所です。奥にはマッサージチェアの置かれた小部屋があって体重計も設置されていました。脱衣所内には温泉分析書と温泉分析書別表が掲示されているのですが、それとは別に源泉かけ流しであることを知らせる掲示や、浴室清掃の方法や熱交換システムについての詳しい解説が置いてあったりして温泉へのこだわりが感じられました。
浴室(男湯)
こちらが浴室です。とても清潔な感じの浴室で利用者のマナーも良いのか、風呂桶や椅子もきちんと並べられていました。湯船は内湯一つのみで露天風呂やサウナはありません。
洗い場
洗い場の様子です。湯船から洗い場まで床が微妙に傾斜していて、湯船から溢れ出たお湯が流れるようになっていました。床がツヤツヤしていて視覚的にも良い雰囲気です。
入浴♪
さっそく入浴です。湯船の奥の方が浅くなっていてジャグジー風呂となっていました。このジャグジーのおかげで浴室全体がモウモウとしていて写真撮影も大変です。ライラック荘の源泉は豊平川の左岸にある27号源泉で、成分総計3,473ミリグラムの弱食塩泉となっています。湯口のお湯を少しだけ口に含んでみましたが、酔っぱらっていたせいか味は分かりませんでした。さっぱりする浴感で良い感じのお湯です。朝の湯張り時に一時的に水道水を加水しているのですが、その後は源泉温度81.5℃の温泉を高温泉冷却システムにより適温にしたモノが常時注がれているので、夜間はほぼ源泉のお湯を堪能するコトができるようです。
就寝♪
温泉で温まった後はバッタリと寝ました。布団は夕食後に宿の方が敷いてくれます。美味しいモノを食べて良い温泉へ入った後は良い夢が見られそうですね・・・
ライラック荘の朝食
朝は6時から8時まで温泉へ入るコトができます。お風呂へ入った後は朝食です。7時半になると館内放送で朝食のお知らせがありました。朝食は一階の大広間でいただきます。シンプルな和食で美味しくいただきました。ライラック荘は料金も安くて大変オススメな温泉宿なのですが、大変残念なコトに平成22年の3月末で閉鎖されるコトになっています。閉鎖後はこの建物も取り壊されてしまうのだとか・・・。この雰囲気が味わえるのも後少しなのだと思うと悲しくなってしまいますね。従業員の方も感じが良くてとても良い湯宿なのですが・・・。

★札幌市ライラック荘(さっぽろしらいらっくそう)
 場所 : 北海道札幌市南区定山渓温泉西4丁目374の1
 電話 : 011-598-3411
 料金 : 450円
 営業 : 10:00-17:00
 休業 : 第一第三日曜日・年末年始
 宿泊 : 15:00-10:00
 泉質 : 弱食塩泉(中性低張性高温泉)
 成分 : 成分総計3,473ミリグラム(Na-Cl)
 泉源 : 自然湧出(定山渓温泉 27号泉源)
 備考 : 2010年3月31日をもって閉館(解体済)
 感想 : ★★★★★
2009/11/11
崖下の湯 2009
春頃に鹿追町(しかおいちょう)にある「崖下の湯」へ行ってきました。この崖下の湯のお湯は硫黄分を含んでいて訪問時期によっては白濁していたり透明だったりと、なかなか興味深い変化を見せてくれます。
湧出孔
崖に開いた穴の中から高温の温泉が湧出しています。湧出孔部分では白いユラユラも見られて、微弱な硫化水素臭を感じるコトもできました。今回はとても透明な感じのお湯です。
入浴♪(その1)
さっそく入浴してみました。ご覧の通りとても透明度の高いお湯となっています。
前回訪問時の白濁湯とは別の場所のように違いますね。どうしてこんなに変わるのでしょう?
入浴♪(その2)
崖の下には空洞があって、前回訪問時に入ってみたりもしたのですが、今回は流れ出してくるお湯が熱すぎて中へ入るのは無理でした。時期によって湧出温度も変化するようですね。
小林?
ボクは白濁している崖下の湯の方が好みなのですが、透明な崖下の湯も熱めのお湯でなかなか満足できました。近くには愛好家の方が置いていったと思われる風呂桶(小林)が置いてあったりします。やはりこの然別峡は何度来ても飽きませんね。

●然別峡 崖下の湯(しかりべつきょう がけしたのゆ)
  場所 : 北海道河東郡鹿追町瓜幕然別峡国有林 【地図】 【閲覧】
  料金 : 無料
  営業 : 24時間
  休み : 年中無休
  泉質 : 含硫黄食塩泉
  備考 : 混浴
  感想 : ★★★★☆