じゅん☆ブログ

2010年09月の記事一覧
2010/09/28
チャス海岸と仏様
豊浦町(とようらちょう)にある「チャス海岸」を探索しに行ってきました。この海岸には鉱泉が湧出しているらしいのです。
地元民しか知らないような道を通って海岸へと辿り着きました。海岸には仏様がいらっしゃって、この海岸と海を見守っているとのコトです。
怪しい場所
仏様の横に何やら怪しい場所がありました。ブルーシートで覆われている場所から赤茶色の何かがジワジワと湧き出しています。ココにはかつて何かあったのだと思われますが、一体何があったのでしょう? 石の台座等も見つけたので何かを祀っていたのかもしれません。
鉱泉?
下の方に何やらパイプが出ていてチョロチョロと水が流れ出していました。手ですくってニオイを嗅いでみると、冷たくて何やら甘いような不思議な香りがします。思い切って口に含んでみるとやはり甘いような味がしました。しかし、その味は時間が経つにつれて鉄っぽい味へと変化します。この鉱泉は鉄分を豊富に含んでいるようですね。付近の赤茶色は酸化した鉄分の影響なのでしょう。泉温を計ってみると20℃もあるのですが、どうやら気温の影響で正確な数値が出ないようです。ある資料によると源泉温度は7.8℃とのコトでした。
チャス海岸
さて、チャス海岸を見てみましょう。右側にある木の柱の立つ場所が先ほどの湧出部分です。その先に何やら黄色い断崖のようなモノが見えますね。あれは一体何なのでしょう?
凄い断崖
うわっ、凄いモノが見えてきましたね。これはチャス凝灰岩層と呼ばれるモノが露出している部分なのだそうです。凝灰岩(ぎょうかいがん)とは火山から噴出した火山灰が堆積してできた岩石のコトで、過去に周辺で大規模な火山活動があったコトを物語っています。
見事な自然の造形
今回は温泉よりもこの岩石がメインかもしれません。素晴らしい自然の造形美にただただ感動を覚えました。付近にはアルトリ遺跡というのがあって、古来から人が暮らしていたようです。
湧き出す冷鉱泉
その凝灰岩の亀裂から赤茶色の鉱泉が湧出しています。先ほど見たブルーシートの場所よりも湧出量が多いようで、ハッキリと鉱泉の流れを確認するコトができました。ある資料によると、この冷鉱泉は蒸発残留物が3,514ミリグラムで、pH値が2.8の酸性泉とのコトです。さっそく浸かってみましたが、湧出している場所は崖の斜面なのでなかなか大変な入浴となりました。
凝灰岩の露頭部分
上を見ると崩れてきそうな感じもするのですが、崩れた痕跡等は無いので結構丈夫なのでしょう。付近には浮き球が沢山あるのですが、これらは芦野さんの私物なので勝手に持っていったりしてはいけません。それにしてもどうして海岸に薪を置いているのだろう・・・?
黄色い断崖
この角度から見るとホントに真っ黄色ですね。昔の人々はこの光景を見てどう思っていたのでしょうか? 何だか神々しい感じさえします。崖の規模が分かりづらいのでボクと比較してみると、相当な規模の崖であるコトがお分かりいただけるかと思います。
別な湧出地帯
こちらは東側にある湧出地帯です。赤黒い感じで異様な雰囲気ですね。成分が浸透して粘土化しているような感じでした。こちらでも入浴に挑戦してみましたが、尻湯というか湿った粘土の上に座っているような感じでどうしょうもなかったです。
日光浴♪
今回は入浴よりも日光浴の方が気持ち良かったかもしれません。この場所はほとんど誰も来ないプライベートビーチのようなところなので、スッポンポンのまま日光浴を楽しみました。砂浜で遊ぶのも久しぶりだったのでオモシロかったです。さらに西側の方も探索してみたのですが、岩がゴロゴロしていて危険な感じになってきたので、それ以上はやめておきました。

●チャス海岸の湯(ちゃすかいがんのゆ)
  場所 : 非公開
  料金 : 無料
  営業 : 24時間
  休み : 年中無休
  泉質 : 酸性緑礬泉(酸性低張性冷鉱泉)
  備考 : 断崖注意!
  感想 : ★★★★☆

2010/09/26
2010/09/24
みうらや温泉旅館の外観
数年ぶりに岩内町(いわないちょう)の雷電温泉(らいでんおんせん)にある「みうらや温泉旅館」へ行ってきました。ココは現在、
災害で休業中朝日温泉へ行く途中にあります。とても急な山道を登って行くと写真のような高台へ出ました。
みうらや温泉旅館
こちらが「みうらや温泉旅館」です。前回来た時は冬の夕暮れだったのでほとんど真っ暗だったのですが、今日は良い写真が撮れそうですね。
温泉ネコ
うわっ! 階段のところにネコちゃんが居ます。そういえば前回来た時も御主人と一緒にネコちゃんが出てきたんだったなぁ~。あの時は一匹でしたが、二匹居たのですね。さっそく中へ入ろうと思ったら玄関に「買い物へ出かけています」の札が・・・。あれぇ~、せっかくスッゲー遠くから来たのになぁ・・・。ココは時折留守にしているコトがあるので訪問時は要注意です。
転がるネコ
せっかくなのでネコちゃんと遊びました。もう一匹のネコちゃんは人見知りするようですが、このネコちゃんはカワイイですね~。コロコロと転がってジャレていました。
三浦屋 露天風呂
ネコちゃんとしばらく遊んでいましたが宿の方はなかなか帰って来ないので、付近をウロウロしてみました。こちらは露天風呂です。この柵の向こう側に露天風呂があるのですが、駐車場から丸見えな感じでオモシロいです。前回は気が付きませんでしたが、女湯の横に窓が付いていて露天風呂の様子が分かるようになっていたのですね。
露天風呂
露天風呂の様子です。前回入った時は真っ暗でよく分からなかったのですが、こんなステキな露天風呂だったのですね。営業中だとこんな写真は撮れないなぁ。
内湯とか
今回は入浴できそうもないので、前回の写真を引っぱり出してきました。内湯は奥で男湯と女湯が繋がっていて半混浴となっています。ココのお湯は雷電温泉の1号泉(No.426-001)と2号泉(No.426-002)の混合泉で、おそらく町営第二分湯所から供給されているモノと思われます。泉質は成分総計1,650ミリグラムの石膏泉で、湯中のパイプから直接湯船へ注がれていました。今度、訪問できたらこの記事も完結しそうです。
謎の物件
みうらや温泉旅館へ登って行く途中に謎の売り物件がありました。この建物、何だか温泉が引湯されているような気配を感じます。これが某資料にある「別荘」なのでしょうか? この後は雷電温泉郷の方へ向かったのですが、休業していたホテル雷電が営業再開しているようでした。いつから再開したのでしょう?

★雷電温泉 みうらや温泉旅館
 場所 : 北海道岩内郡岩内町敷島内682
 電話 : 0135-62-1480
 料金 : 500円
 営業 : 12:00-21:00
 休業 : 不定休
 宿泊 : 不明
 泉質 : 石膏泉(中性低張性高温泉)
 成分 : 成分総計1,650ミリグラム(Ca-SO4)
 泉源 : No.426-001・No.426-002(雷電1号・雷電2号混合泉)
 備考 : 2019年9月20日をもって閉館
 感想 : ★★★★☆
2010/09/22
盃海水浴場
泊村(とまりむら)にある盃温泉郷(さかずきおんせんきょう)へ行ってきました。盃温泉は100年以上の歴史があり、かつては高島の湯と呼ばれ地元の漁師等に親しまれていたようです。写真は盃温泉の入口にある
茂岩弁天橋で、沖にある弁天島へ渡るコトができます。付近はニセコ積丹小樽海岸国定公園に指定されているので天気が良いと最高なのですが、この日は曇りでちょっと残念でした。
茂岩温泉ホテル
国道229号線(雷電国道)から数十メートルのところに盃温泉郷があります。付近には数軒の温泉宿がありました。今回立ち寄ったのはこの地区では一番古い「茂岩温泉ホテル」です。何だか営業しているのか心配になってしまうような外観でしたが、人の気配があるのでどうやら営業しているようですね。さっそく中へ入ってみましょう。
男湯の脱衣所
受付で日帰り入浴料金400円を支払って脱衣所へとやってきました。シンプルで鄙びた感じが良いですね。脱衣所の壁には天然温泉の銘板入湯税の案内が掲示されていました。温泉分析書別表も掲示されていて、それによるとココの温泉は盃温泉4・5・6号井の混合泉とのコトです。手書きの補足案内があって、春先は加温、夏場は加水する場合があるとのコトでした。サッポロ★ビールの鏡も良い感じで、浴室入口にはアニマル柄のマットが敷いてあったりします。それでは浴室へ入ってみましょう。
茂岩温泉ホテルの浴室
浴室へ入りました。うわぁ~、湯気が凄いです。こういう浴室は大好きなのですが撮影者泣かせですね。内湯一つのみのシンプルな浴室で横にはシャワー付きの洗い場が3つありました。違う場所には風呂桶や椅子が並べて置いてあります。
湯温計測
湯船の温度を計ってみると42℃となっていました。混合泉(No.417-009・No.417-010・No.417-013)の源泉温度は45.9℃とのコトです。泉質は成分総計1,572ミリグラムの含芒硝石膏泉で、pH値は8.3くらいあります。お湯は湯船底の注湯口から湯船へ直接注がれていました。
入浴♪(その1)
さっそく入浴してみました。入浴すると湯船からお湯が溢れ出します。石膏泉らしいしっとりとした浴感で、とても落ち着く感じがしました。窓際に扉があるので開けてみると、その先は女湯となっていて驚きました。不用意にあちこち開けてはいけません。
入浴♪(その2)
茂岩温泉ホテルは空いていて良いですね。ボクが入浴している間、他に入浴客が来るコトはありませんでした。経営者側からすると混んだ方がうれしいのだと思いますが、ボクは誰も居ない温泉でのんびりするのが大好きなので、茂岩温泉ホテルは大変気に入りました。
入浴♪(その3)
こういうかけ流しの温泉はイイですね。湯船から溢れ出すお湯の光景を眺めているだけで落ち着きます。時々寝転がったりして淡々とかけ流される温泉を楽しませていただきました。ボクと入れ替わりで地元の方らしき人が入ってきました。やはり地元の方は良いお湯が分かっているようですね。この後は国道229号線を南下し島牧村へと向かいましたが、途中には泊原子力発電所があります。原発周辺の海岸にも温泉の湧いている場所があるらしいのですが、広すぎてどこなのかは分かりませんでした。それにしても温泉の湧いているような場所に原発造っても大丈夫なのでしょうか?

★盃温泉 茂岩温泉ホテル(さかずきおんせん もいわおんせんほてる)
 場所 : 北海道古宇郡泊村興志内村茂岩45の1
 電話 : 0135-75-2106
 料金 : 400円
 営業 : 08:00-20:00
 休業 : 年中無休
 宿泊 : 15:00-10:00
 泉質 : 含芒硝石膏泉(弱アルカリ性低張性高温泉)
 成分 : 成分総計1,548ミリグラム(Na・Ca-SO4)
 泉源 : No.417-009・No.417-010・No.417-013(盃温泉4・5・6号井の混合泉)
 備考 : シャンプー等あり・ドライヤー無し
 感想 : ★★★★☆
2010/09/18
シングルルーム
前回、前々回に引き続き
「ホテルパコ釧路」を紹介しようと思います。今回はまとめというコトで客室やメインの大浴場を紹介していきましょう。写真は今回宿泊した本館のシングルルームです。
客室の様子
客室の入口側にはトイレ付きのバスルームがあります。ビジネスホテルらしくズボンプレッサーが設置されていました。体重計靴磨きも置いてあります。デスク周辺にはテレビ(有料放送あり)の他、湯沸器お茶セット冷蔵庫金庫などがあります。引き出しを開けると聖書や仏教聖典が入っていました。それでは、部屋に備え付けのタオルを持って大浴場へ行ってみましょう。
パコの湯 脱衣所
エレベーターで12階の大浴場フロントへ行ってロッカーの鍵をもらい、11階の脱衣所へとやってきました。ココでスッポンポンになって浴室へ入ります。ロッカールームの先にはドレッサールーム水飲み場があって、浴室へと続く通路の壁には温泉分析書や温泉分析書別表が掲示されていました。大浴場は翌朝9時まで夜通し利用できます。
アカスリコーナー
浴室へ入ると左手に何やら怪しい小部屋がありました。カーテンの向こう側はアカスリコーナーとなっています。右手にはシャワーブースがあって、その奥が洗い場となっていました。アカスリコーナーの前には泡風呂があります。この泡風呂は頭を乗せる部分のパイプが冷水で冷やされていて、なかなか気持ち良い感じとなっていました。
大浴場(内湯)
こちらが大浴場の内湯です。かなり大きめな浴槽があって、手前が熱め、奥がぬるめなお湯となっていました。オモシロいのは浴槽の前に足湯があるコトです。浴場内に足湯があるというのも珍しいですね。せっかくなのでスッポンポンで足湯を体験しておきました。足湯を楽しんだあとは全身浴です。浴槽はすべて循環塩素消毒となっているようでしたが、内湯の中央部に飲泉所があって、ココだけは源泉かけ流しのお湯を楽しむコトができます。コップが無かったので手ですくって飲んでみると、苦い!苦い! 成分総計24,380ミリグラムの食塩泉だけあって、海水のような苦ショッパさでした。
露天風呂
屋上への階段を上がるサウナ水風呂があって、その先が露天風呂となっていました。手前が寝湯で奥が岩風呂風の露天風呂となっています。
入浴♪(その1)
露天風呂へ入浴してみました。屋根が無いと開放感があって良いですね。壁には大型液晶テレビが設置されていて、テレビを見ながら温泉を楽しむコトができます。長時間全身浴してしまうと高張性なお湯がかなり効くので、半身浴のような感じでのんびりと浸かるのが良いのかもしれません。パコ釧路にはもともと温泉は無かったのですが、2006年に敷地内で1,200メートルの高深度ボーリングを行い、独自源泉(No.247-005)の掘削に成功。その翌年には隣にラビスタ釧路川がオープン、パコ釧路も対抗するかのように2008年、新館の天然温泉大浴場をオープンさせました。実は意外と新しい温泉だったのです。
寝湯
こちらは寝湯コーナーです。立派な寝湯の寝台が3つあって、こちら側の壁にも液晶テレビが設置されていました。寝台の上で立ち上がるとなかなか良い眺めで、釧路市の観光名所である幣舞橋(ぬさまいばし)を見るコトもできます。
寝湯♪
さっそく寝湯をしてみました。ココの寝湯は寝台部分に2~3センチメートルほどお湯が張られている非常に浅いモノなのですが、この湯船が秀逸でしたね。ホテルパコ釧路で一番気に入ったのがこの寝湯でした。夜風に吹かれてとても気持ち良かったです。仰向けで寝るのも良いのですが、うつ伏せのお尻丸出しで寝るのがオススメかな? こういう寝湯もアリだなぁと思いました。
就寝♪
今回はパコ釧路の温泉を満喫したので、すっかり満足して就寝してしまいました。ホントは夜通しでいろいろとやらなければいけないコトがあったらしいのですが、まぁ急ぐコトでも無いですから良いのでしょう・・・(謎) パコ釧路は13時にチェックインできて、チェックアウトが翌日11時なのでゆっくりできて良いですね。
朝食バイキング
今回は朝食付きのプランだったので、翌朝は最上階の12階にあるレストラン「萄々花(とうとうか)」で朝食バイキングです。バイキングの品数も多く満足できました。朝食にイカ刺しが出るところが釧路らしくて良いですね。窓際の席に座るとココからも釧路川幣舞橋が見えました。チェックアウトまで時間があるので、食後は釧路川周辺を探索してみるのもオモシロいかもしれませんね。近くには釧路フィッシャーマンズワーフMOOラビスタ釧路川の足湯(無料)もあります。

★ホテルパコ釧路 パコの湯(ほてるぱこくしろ ぱこのゆ)
 場所 : 北海道釧路市末広町2丁目14
 電話 : 0154-23-8585
 料金 : 720円
 営業 : 13:00-02:00
 休業 : 年中無休
 宿泊 : 14:00-11:00
 泉質 : 食塩泉(弱アルカリ性高張性低温泉)
 成分 : 成分総計24,380ミリグラム
 泉源 : No.247-005(パコ釧路の湯)
 備考 : シャンプー等あり・ドライヤーあり・休憩所あり
 感想 : ★★★★★
2010/09/18
カプセルラドン浴
前回に引き続き釧路市(くしろし)にある「ホテルパコ釧路」を紹介します。今回は753プランというカプセルラドン浴がセットになった宿泊プランで予約していました。チェックイン時にカプセルラドン浴ご利用券というのをくれるので、あらかじめ利用したい時間を申し出ておきます。利用時間になって12階の受付へ行くと、7階にあるナチュラルセラピールームへ案内してくれました。
ナチュラルセラピールームいやし
こちらがナチュラルセラピールーム「いやし」です。前回紹介した家族風呂と同様にこちらも立派な部屋となっていました。入口には水洗トイレがあり、正面の棚にはバスタオルやガウン、液晶テレビやその他のアメニティー冷蔵庫や足裏マッサージ器といったモノが収納されています。
健康ラジウムカプセル CELLA(セラ)
そして一際目立つ謎の物体・・・。これが今回の目玉である「健康ラジウムカプセル・セラ」です。このマシンは秋田の玉川温泉をモデルに作られたモノで、北投石などの鉱物が使用されているようです。ラジウムだけではなく遠赤外線やマイナスイオンも発生するとのコトでした。
入浴♪(その1)
さっそくカプセル内へ入ってみました。カプセルの寝台部分にはタオルが敷かれていて、捲ってみると下にはラジウム鉱石やブラックシリカを配合した特殊なプレートが敷かれていました。カプセル式の岩盤浴といった感じですが、気密性が高いので温浴効果は一段と高いモノと思われます。本来はガウン等を着用して入浴するらしいのですが、せっかくなのでスッポンポンになって入浴してみましょう。
入浴♪(その2)
扉をガチャンと閉めて入浴開始です。円い窓が一つあるだけなので閉所恐怖症の方は落ち着かないのかもしれませんが、宇宙船のような感じでオモシロいですね。横にはコントロールパネルが付いていて、岩盤浴の時間やカプセル内の照明レベルを変更するコトができます。足元にはスピーカーが付いていてリラックスできるBGMが流れるようになっていました。入浴時間を15分にセットして横になっていると、底からジワジワと暖かくなってきます。
玉のような汗
これはなかなか気持ち良いですね~、ジットリと玉のような汗が出てきました。最初は半信半疑でしたが結構な効果があるのではないでしょうか。入浴後は汗を流さない方が保湿効果を保つコトができて良いらしいのですが、さすがに汗だくなので浴室へ行って汗を流すコトにしました。
部屋の奥に洗面所があって、その先に浴室がありました。前回紹介した家族風呂と同じような浴室ですね。こちらのお湯も温泉となっていて気持ちが良いです。窓の外には釧路川が見えて景色を見ながら入浴するコトができます。小さな洗い場もあるのですが、シャワーやカランのお湯は水道水となっていました。ココの温泉は成分総計が24,380ミリグラムもある食塩泉なので、シャワーのお湯は水道水の方が良いでしょうね。温泉水で洗髪したら、きっとゴワゴワになるのではないかと思います。
ドリンクサービス
カプセルラドン浴にはドリンク類のサービスがあります。かき氷と生ビールで迷ったのですが、宿泊での利用だったので生ビールにしておきました。たっぷり温まった後の冷たい生ビールは最高ですね♪ 最近は晩酌をしていないのでたまぁに飲むビールが美味しい! アッと言う間に利用時間の90分が過ぎてしまいました。このカプセルラドン浴は完全予約制で、通常利用だと1名利用で2,100円、2名利用で3,100円なのですが、今回はカプセルラドン浴付き753プランというコトで宿泊込み(朝食付)7,530円で利用でき、なかなか割安だと思いました。次回宿泊する時も同じプランにしてカプセルラドン浴を楽しみたいなぁと思います。

★ホテルパコ釧路 カプセルラドン浴(ほてるぱこくしろ かぷせるらどんよく)
 場所 : 北海道釧路市末広町2丁目14
 電話 : 0154-32-1126
 料金 : 2100円(60分・2名利用時は3100円)
 営業 : 12:00-03:00 (最終受付01:30)
 休業 : 年中無休
 宿泊 : 14:00-11:00
 泉質 : 食塩泉(弱アルカリ性高張性低温泉)
 成分 : 成分総計24,380ミリグラム
 泉源 : No.247-005(パコ釧路の湯)
 備考 : 2020年1月31日をもってカプセルラドン浴は廃止
 感想 : ★★★★☆
2010/09/15
ホテルパコ釧路
釧路市(くしろし)にある
「ホテルパコ釧路」へ行ってきました。ココは釧路川沿いにあるビジネスホテルです。繁華街が近いので利便性も高いですね。隣には以前に紹介した「ラビスタ釧路川」がありました。さて、パコ釧路ですが今回は宿泊での利用です。
家族風呂
まずは家族風呂から紹介していこうと思います。パコ釧路には今年の6月から家族風呂が新設されました。日帰り利用だと1室4時間2,100円からとなっているのですが、宿泊者は1室2時間700円(1名)で利用できるとのコトなので、さっそく利用してみました。12階の受付で申し込むと7階の家族風呂まで案内してくれます。中へ入ると立派な部屋があって驚きました。水洗トイレの他にテレビや冷蔵庫まで設置されています。こんなに広い部屋のある家族風呂だとのんびりとくつろぐコトができますね。
家族風呂
洗面所の先に浴室がありました。新しい感じで気持ちが良いですね。シャンプー類やドライヤーなど必要なモノはほとんど揃っていました。浴槽の底にはラジウム鉱石やブラックシリカを配合した特殊なタイルが敷かれていて、ラドンガスや遠赤外線を放出するのだそうです。
入浴♪
さっそく入浴してみました。お湯は薄黄緑色をした食塩泉で成分総計が24,380ミリグラムもあります。pH値は8.4となっていますが、成分の濃い食塩泉独特のベタ付くような感覚があってオモシロいです。源泉温度が31.1℃と低いため加温しているとの掲示がありました。残念なのは塩素消毒されているコトでしょうか。大浴場の塩素消毒は仕方ないと思いますが、家族風呂は加温かけ流しを実現して欲しかったですね。それでも元々の成分がかなり濃いので温泉らしさを充分に実感できると思います。窓を開けると釧路川の夜景を見るコトができて、ちょっとした露天風呂気分を味わうコトができました。
夕食♪
入浴後はリクライニングチェアでのんびりするコトができます。座布団もあるのでゴロゴロするのも良いかもしれません。テレビ下の引き出しを開けると足裏マッサージ器があったので、足裏マッサージもしておきました。写真は天そばセット(500円)です。インターホンで食事を注文すると、同フロアにある食堂から従業員の方が出前してくれました。鮭おにぎり付きでなかなか美味しかったです。

★ホテルパコ釧路 家族風呂(ほてるぱこくしろ かぞくぶろ)
 場所 : 北海道釧路市末広町2丁目14
 電話 : 0154-32-1126
 料金 : 2200円(4時間・1名追加につき千円くらい加算・延長540円(60分))
 営業 : 13:00-02:00 (最終受付23:00)
 休業 : 年中無休
 宿泊 : 14:00-11:00
 泉質 : 食塩泉(弱アルカリ性高張性低温泉)
 成分 : 成分総計24,380ミリグラム
 泉源 : No.247-005(パコ釧路の湯)
 備考 : シャンプー等あり・ドライヤーあり・休憩所あり
 感想 : ★★★★☆
2010/09/10
野湯群への林道
ある夏の天気の良い日に鹿追町(しかおいちょう)にある然別峡野湯群(しかりべつきょうのゆぐん)へ行ってきました。今回紹介するのは奥の方にある「ダム下の湯」です。町道然別峡峰越線を外れて
チニカの湯崖下の湯へと続く林道を歩いて行きます。
ダム下の湯
林道の終点にある駐車帯から川岸へと進み、然別峡ダムの方へ進んで行くとダム下の湯がありました。背後には然別峡ダムがあります。
湯船
こちらがダム下の湯の湯船です。奥にある泉源から温泉が注がれていました。泉質は重曹硼酸食塩泉らしいとのコトです。湯流れの跡がオレンジ色に変色していてキレイでした。
入浴♪(その1)
湯船の横に脱いだ服などを掛けておける物掛けがあったので、便利に使わせていただきます。さっそく入浴してみようと湯船へ足を入れるとなかなか熱めな湯温となっていました。湯温を計ってみると湯口から一番遠いところでも44℃ほどあります。
入浴♪(その2)
あれぇ~、今回はお湯が少ないですねー。横の岩に湯面の跡が残っているので、本来であればあと20センチメートルくらいはお湯が溜まるようなのですが、今回は排湯口からお湯がどんどん抜けているような感じでした。排湯口を上手く塞いで一時間ほど放っておけば良い感じにお湯が溜まると思いますが、今回は寝湯のような感じで楽しませていただきました。寝湯でもちょっと厳しい水位でしたが・・・。夏期のダム下の湯は虫が多いですね。入浴中にアブがしつこく攻撃してきて大変でした。あと、湯船の周りには蟻の巣が沢山あるようで、ちょっと大きめのアリが大量にうごめいています。苦手な方は注意しましょう。

●然別峡 ダム下の湯(しかりべつきょう だむしたのゆ)
  場所 : 北海道河東郡鹿追町瓜幕然別峡国有林
  料金 : 無料
  営業 : 24時間
  休み : 年中無休
  泉質 : 重曹硼酸食塩泉
  備考 : 混浴
  感想 : ★★★☆☆
2010/09/07
テムジンの湯 2010
まだ残雪のある春先に、鹿追町(しかおいちょう)の然別峡野湯群(しかりべつきょうのゆぐん)にある「テムジンの湯」へ行ってきました。テムジンの湯は過去にも何度か訪れているのですが、何度来てもステキな場所ですね。
入浴♪(その1)
さっそく入浴してみました。湯船へ加水用のホースが入りっぱなしとなっていましたが、川水は流れ込んでいないようです。湯温を計ってみると
44℃でちょうど良い感じとなっていました。
入浴♪(その2)
テムジンの湯の背後にはこんな岩壁が存在しています。今まではあまり気にはならなかったのですが、これ今にも崩れ落ちてきそうだなぁ~! ピラの湯の崖より怖いかもしれません。 
入浴♪(その3)
水深は膝上よりもあるので快適に入浴するコトができます。泉質は重曹硼酸食塩泉で湯中の岩場から温泉が湧き出し、直接湯船へ注がれるという贅沢なモノとなっていました。
湯船横の岩
湯船の横に腰掛けるのに便利な大岩があって、ボクはテムジンの湯へ来るといつもこの岩の上でスッポンポンのままくつろぎます。ゴロンと横になって日光浴すると気持ちイイのですよー。

●然別峡 テムジンの湯(しかりべつきょう てむじんのゆ)
  場所 : 北海道河東郡鹿追町瓜幕然別峡国有林
  料金 : 無料
  営業 : 24時間
  休み : 年中無休
  泉質 : 重曹硼酸食塩泉
  備考 : 混浴
  感想 : ★★★★☆

2010/09/02
知床
あるとても暑い日に
知床峠(しれとことうげ)の斜里町(しゃりちょう)側にある「知床峠の湯」へ行ってきました。写真は知床横断道路の斜里町側から見た羅臼岳(ラウス岳)です。こんな天気の良い日に羅臼岳へ登ったら素晴らしい景色を見られるのでしょうけれど、きっと暑くて大変なんだろうなぁ~。あの山の懐あたりを探索すると、湯の滝があったりします。
赤イ川
知床横断道路の斜里町側に「赤イ川」という川が流れています。この川には何と硫黄泉が流れているのです。道路を外れて川まで降りてみると魅力的な川床の川が流れていました。赤イ川というよりは白イ川といった感じの色をしていますが、いろいろワケがあって赤イ川なのです。
魅力的な川床
川の水自体はほとんど透明なのですが、含まれている硫黄化合物の成分によって、川床が白っぽくなっていました。周囲には心地よい硫化水素臭が漂っていて、それはもう感動的な場所です。
奥地へ
赤イ川を遡行して行きます。深い場所もありますが、長靴を履いていれば楽勝です。裸足で歩くと滑りやすいので転ばないように注意しましょう。しばらく進むと左側に硫黄泉の流れ出している部分がありました。泉源はまだ先にあるのだと思われますが、これ以上の追跡は困難です。
入浴♪(その1)
上流に手頃な岩があったので、その岩の上で服を脱いで入浴してみます。「うわっ、冷たい!」足を浸けると冷たくてビックリしました。湯温は19℃ほどで、普通の川と比べるとかなりぬるいと思うのですが、慣れるまではやはり冷たいですね。しかし、過去には10℃の冷泉にも浸かっているので、このくらいは楽勝です(笑)
入浴♪(その2)
こちらは2年前に浸かった湯船状になっている窪み部分です。この場所はなかなか気持ち良いのですよ。2年前の記事と比べてみると、以前はお湯自体が白濁していますね。沢の水量などの影響で今回は硫黄分が薄まっているのかもしれません。
入浴♪(その3)
何だか怪しい格好で下流の湯船へとやってきました。裸足で歩くと川床がツルツルと滑るので大変です。少しくらい転んでも良いのですがカメラを水没させると一大事ですから・・・(笑) 写真はボクのお尻です。あっ、お尻はどうでもよかったですね。写真は下流側にある大きな湯船です。この湯船が一番深さもあって気持ち良かったですね。しばらく全身浴しているとさすがに寒くなってくるので、時々上がって日光浴したりしていました。(クリックで拡大します)
記念撮影♪
久しぶりに訪れた知床峠の湯でしたが、ココはやはり良い場所ですね。暑さでバテ気味だったのですが、すっかり気分転換できました。こういう暑い日はアブなどが多いかなぁと思って虫よけスプレー等も用意してきたのですが、今回は刺してくる虫が皆無で快適な入浴を楽しむコトができました。

●知床峠の湯(しれとことうげのゆ)
  場所 : 北海道斜里郡斜里町遠音別村
  料金 : 無料
  営業 : 24時間
  休み : 年中無休
  泉質 : 硫黄泉
  備考 : ヒグマ出没注意!
  感想 : ★★★★☆