じゅん☆ブログ

2010年11月の記事一覧
2010/11/30
謎の鉄橋と大船川
函館市(はこだてし)にある大船温泉へ行ってきました。大船温泉には多くの人が利用する「函館市南かやべ保養センター」や「ひろめ荘」のある上の湯、知る人ぞ知る
「大船下の湯」があるのですが、その上の湯と下の湯の間に何やら湧いている場所があるとのコトなので、今回探索してみました。怪しい道を下っていくと大船川が見えてきました。この下流にはかつて探索した大船川の湯があります。
湯溜まり発見!
対岸の川に湯船状の湯溜まりがあって湯煙が立ち昇っていました。赤い鉄橋があるのですが、鉄橋は立入禁止となっているので川を渡って対岸へと行ってみましょう。
湯船
こちらが湯船です。このお湯は上流にある上の湯から流れてきているワケではなくて、この場所から自然湧出しているモノなのです。硫黄成分によって岩が真っ白になっていました。
湯温計測
湯温を計ってみると34℃ほどありました。源泉がポコポコと湧き出してくる部分で計ると50℃以上あります。川の水が流入してくるので適当に調節して入浴する感じですね。
入浴♪
さっそく入浴してみました。浅い湯船なのですがなかなか良い感じですねー。硫化水素臭がたまりません。こんなオモシロい場所があったのですね。辺りが暗くなってきたので帰るコトにしましたが、この辺も探索してみるといろいろありそうです。帰りは下の湯へ立ち寄りたかったのですが、時間の関係でキャンセルとなりました。薄暗い大船下の湯も風情がありそうだなぁ。

★大船温泉 大船中の湯(おおふねおんせん おおふねなかのゆ)
 場所 : 北海道函館市大船町大船川左岸
 料金 : 無料
 営業 : 24時間
 休業 : 年中無休
 泉質 : 含食塩硫黄泉(中性低張性高温泉)
 成分 : 不明(含S-Na-Cl)
 泉源 : 自然湧出
 備考 : ヘビ注意!
 感想 : ★★★★☆
2010/11/27
幻の寒川村へ
前回の続きのような感じになりますが、函館山には軍事遺構以外にもいくつかの秘境スポットが残されています。今回探索するのは函館山の裏側、かつて寒川村(さむかわむら)という集落があったところです。ある場所から山の中へ入って行くとロープの張られている山道がありました。写真では分かりづらいのですが、かなりの急斜面でロープが無ければ転がり落ちてしまいそうな場所もあります。足元に落ち葉が積もっていて滑りやすいので慎重に進んで行きましょう。
寒川に名物あり
30分ほど急勾配な山道を下って行くと何やら看板のようなモノが木に立て掛けてありました。文字が読みとりづらくなっていますが「寒川に名物あり」と彫られています。いよいよ寒川集落が近づいてきているようですね。それにしても寒川の名物って一体何なのでしょう?
ロープ場
行程のほとんどがロープ場でした。写真は最後の下り坂でその先には海岸が見えています。ココもかなりな急斜面となっているのですが、ボクはココでビックリして転倒しました。何にビックリしたのかと言うと、下の方から人の話し声が聞こえてきたからなのです。こんな場所に人が居るというのでしょうか?
寒川の海岸
下り始めてから36分ほどで海岸へ辿り着きました。驚いたコトに3名の女性が海岸でくつろいでいます。先ほどの話し声の主はこの方々だったようですね。こんな辺境で人に出会うとは思っていなかったのでビックリしましたが、ルートの状態からして訪れる人は結構多いようでした。写真は旧寒川地区から見た津軽海峡の様子です。地形図で見た時はそれなりに広い海岸なのかなぁと思っていたのですが、それほど広い感じではなく、こんな場所に村があって人々が暮らしていたとは思えない感じでした。
灯台の跡?
海岸には灯台の跡と言われている謎の物体もありました。遠くの海にはタンカーが見えますね。津軽海峡は日本海と太平洋を結ぶ国際海峡となっていて、結構な数のタンカーが行き来していました。
残された石垣
寒川海岸の探索を始めると石垣が残されていました。こういうのが無ければココに人が住んでいたとは誰も思わないでしょう。この地には富山県から移住してきた人々が住み着き、60名ほどの人々が生活していたコトもあったようです。当時は学校もあったというのですから驚きですね。
謎の建造物跡
建造物跡のような場所もありました。番屋の跡かもしれませんね。寒川周辺ではイカやマグロが獲れるようです。当時の人々は漁業を中心に自給自足の生活をしていたとのコトです。
冷泉の湧出!
付近を探索しているとオレンジ色に染まっている場所を発見しました。昔、寒川地区には冷鉱泉の湧出があって、浴用利用していたとの記録が残っています。付近を探索すると何ヶ所かこのような場所があるので、当時あった温泉の名残なのかもしれません。
湯温計測
湯温を計ってみると12℃と冷たい感じでした。資料によると寒川微温泉では20℃~25℃の温泉が、2ヶ所の源泉湧出孔から湧き出していたそうです。泉質は含重曹食塩泉でpH値は5.8とのコトでした。今回は諸事情により手湯のみとなりましたが、機会があれば尻湯でもしてみたいですね。
記念碑
丘の上に記念碑が残されていました。右側には「寒川部落鹿島神社跡」と書かれています。左側には簡単な歴史が書かれていました。それによると明治38年(1905年)に、富山県の宮崎村から数十名の人々が新天地を求め寒川へ移住してきたと記されています。奥にもう一つの石碑があって「我が里永遠に 不朽の里地なり」と書かれていました。寒川集落は昭和29年に発生した洞爺丸台風により壊滅的な被害を受け、人々もこの地を離れるコトになってしまったそうです。現在は寒川の地名も廃止され、人々の記憶の片隅に残るだけとなってしまいました。
お地蔵様
当時は海岸沿いの細道を隧道や吊り橋を通って寒川まで辿り着いていたようです。危険な箇所も多く、転落して亡くなった方もいたとの記録がありました。現在は吊り橋が落ちて無くなっているので、函館山を越えて行くルートがメインとなっているようです。こちらも危険な場所が多く、現在は立入禁止になっているとのコトでした。また、夏になるとマムシ(毒蛇)が出没するので、函館山を散策する際はマムシにも注意が必要です。さて、寒川探索も終えて帰路につくワケですが、帰りは当然、あの急斜面を登っていかなければなりません。覚悟はしていましたが、これがなかなか大変でしたね~。函館山展望台へ辿り着く頃には日が暮れ始めていました・・・。

★寒川微温泉(さむかわびおんせん)
 場所 : 北海道函館市入舟町番外地(旧山背泊町)
 料金 : 無料
 営業 : 24時間
 休業 : 年中無休
 泉質 : 含土類食塩泉(弱酸性低張性冷鉱泉)
 成分 : 成分総計1,785ミリグラム(Na・Ca-Cl・HCO3)
 泉源 : 自然湧出(寒川1番地)
 備考 : マムシ注意!
 感想 : ★★★☆☆
2010/11/24
函館山からの眺め
函館市(はこだてし)にある函館山を探索しに行ってきました。写真は函館山展望台から見た函館市街地の様子です。昼間の函館山へ登ったのは何十年ぶりだろうか? 
夜景も素晴らしいのですが昼間の景色も見事ですね。
函館山
こちらはちょっと別な場所からの眺めです。函館山とは周囲にある13の山の総称で、この展望台がある場所は主峰の御殿山(ごてんやま)なのだそうです。街から函館山を見ると牛の寝ている姿に似ているコトから、臥牛山(がぎゅうざん)と呼ばれたりもするようです。
函館山権現
さて、普通の観光はおしまいにして展望台の裏へとまわり、つつじ山駐車場へと向かいます。途中に写真のような地蔵群がありました。函館山の山中にはあちらこちらにお地蔵様がいらっしゃいます。
御殿山第二砲台跡
つつじ山駐車場から散策道の千畳敷コース(道道675号・立待岬函館停車場線)へ入るとスグに御殿山第二砲台の遺構がありました。昔、函館山には津軽要塞(函館要塞)と呼ばれる軍事施設があったのです。詳しくはこちらのHP(ようこそ要塞探訪へ)をご参照ください。
引き込まれそう~
こちらは地下砲側庫への入口です。砲側庫(ほうそくこ)というのは砲台の側にある倉庫のコトです。津軽要塞は第二次世界大戦後、アメリカ軍によって解体されましたが、このような遺構が現存しているのはとても貴重なコトですね。現在は北海道遺産に指定されています。
千畳敷砲台
しばらく山の中を歩いて立待岬の近くにある千畳敷砲台観測所跡へやってきました。こちらは地下通信室入口です。側壁にツタが絡まっていて時の流れを感じさせますね。
左観測所の地下通信室内部
地下通信室の内部です。天井に丸い観測窓があって外光が射し込んでいました。なお、遺構内部は危険が危ないので入ってはいけません。
地下砲側庫
こちらは地下砲側庫です。先ほどの地下砲側庫よりも大きな感じでした。ちょっと調べたところ、現在の函館山展望台の地下にも司令所や兵舎の遺構が現存しているとのコトです。
弾廠
さて、軍事遺構探索はこのくらいにしておいて、函館山に残る別な秘境を探索してみるコトにしましょう。めざすは函館山の裏側、かつて寒川村という集落があった場所です。 つづく・・・

2010/11/18
ホテルつつじ荘
北見市留辺蘂町(きたみしるべしべちょう)の温根湯温泉郷(おんねゆおんせんきょう)へ行ってきました。ココは国道39号線沿いにある鄙びた温泉郷です。鄙びたと言うと怒られるかもしれませんが実際鄙びています。小さい頃、武華ホテルへ泊まった記憶があるのですが既に廃業していて、現在は数軒の温泉宿が残るのみとなっていました。ボクはこういう温泉地って大好きなのですが・・・。今回立ち寄ったのは
「ホテルつつじ荘」です。
浴室へ
フロントで日帰り入浴料金(500円)を支払って浴室へと向かいました。写真は浴室の手前にある休憩コーナーです。ゲーム機やマッサージチェアの他、水飲み場洗面台(ドライヤーあり)もありました。それでは男湯の暖簾をくぐってみましょう。
脱衣所(男湯)
こちらは男湯の脱衣所です。入口のところに温泉分析書と温泉分析書別表が掲示されていました。脱衣所の壁には「加水・加温・循環等は一切行っていない純度100%の天然温泉です」と書かれた掲示物もあります。籐の脱衣籠が良い感じですね。
浴室
こちらが浴室です。半楕円形の大浴槽(約43℃)とその向こうに長方形の小浴槽(約40℃)があって、小浴槽は大浴槽よりも若干ぬるめとなっていました。湯船の対面には洗い場(一部シャワー付き)があって、シャンプー等も設置されています。こういう場所には欠かせないケロリンの桶も置いてありました。
入浴♪
掛け湯をして入浴してみました。温根湯温泉って久しぶりに入るのですが、なかなか良い感じですね。端にある小浴槽でのんびり浸かるのがオススメです。泉質は成分総計374ミリグラムの単純泉で、pH値が9.3あるツルツル系なお湯です。源泉名は「いずほ3号井」(No.146-009)とのコトで、近くにある廃業した「ヤマトヤ温泉 いづほ公衆浴場」と関わりがあるのかもしれません。オンネユとはアイヌ語で「大きな湯の湧く所」という意味なのだそうで、そういえば近くにポンユなんていうのもあったなぁと思いました。

●温根湯温泉 ホテルつつじ荘(おんねゆおんせん ほてるつつじそう)
  場所 : 北海道北見市留辺蘂町温根湯温泉392
  料金 : 500円
  営業 : 15:00-20:00
  休み : 年中無休
  泉質 : 単純泉(アルカリ性低張性高温泉)
  備考 : シャンプー等あり・ドライヤーあり・宿泊可
  感想 : ★★★★☆
2010/11/09
謎の排湯管
どうやら機密情報が流出してしまったようです・・・(謎) あるマル秘情報を基に山の中を探索していると、写真のような場所を発見しました。
どこからか続いている謎のパイプ。そのパイプの先端からは謎の液体がドバドバと流れ出していました。この液体、何だかただならぬ気配を放っています。周囲の岩などをオレンジ色に染めている謎の液体、触ってみると温かいです。さっそく温度を計ってみると40℃ありました。どうやらこの液体は高濃度な温泉のようです。
決壊しそう・・・!
あれぇ~、どこからか流れてきた岩か何かで排湯口が塞がれたかと思うと、見る見るうちにお湯が溜まってきてしまいました。これは危険ですね~、何とかしなければいけません。
入浴♪(その1)
さっそく入浴してみました(笑) いやぁ~、おかげさまでどうにかなったようです。うわぁ~、このお湯は凄いですねー。塩分濃度が高くかなり高張性なお湯のようです。偶然に出現した湯船でしたが、偶然とは思えないくらい快適でした。しばらく入浴を楽しんでいると、排湯口を塞いでいたモノがズレたようで、少しずつ湯船からお湯が抜けていきました。抜けたお湯はダムの下へと流れ落ちているようです。それではいったん服を着て、この砂防ダムの下へ行ってみるコトにしましょう。砂防ダムは落差5メートルほどあるので直接下へ降りるのは危険で無理です。横から回り込んで川まで降りてみましょう。
砂防ダムの打たせ湯?
ぐるっと回り込んで砂防ダムの下へ到着しました。砂防ダム上部の隙間に先ほどの排湯口があって温泉がドバドバと流れ出していました。これはもう打たせ湯のようですね! ただ、この砂防ダムはなかなかスリリングな構造となっていて、今にも崩れてきそうな錯覚さえ覚えます。ビクビクしながら打たせ湯に挑戦してみましょう。
入浴♪(その2)
打たせ湯の図です。かなり勢いがあって打たせ湯らしいモノとなっていました。砂防ダムの隙間から岩でも降ってくるのではないかとハラハラしましたが、何とか無事に打たせ湯を楽しむコトができました。打たせ湯の下側は湯溜まりのような感じになっているので、寝そべったりしてみてもオモシロいかと思います。周囲を観察してみると川床に白いユラユラが見られました。圧倒的な食塩泉かと思ったのですが、どうやら硫黄成分も含まれているようですね。近くには硫黄冷鉱泉の湧出する場所や、源泉井から溢れ出した温泉が湯溜まり状になっている場所もあったりして、なかなか興味深いモノがあります。

●砂防ダムの湯(さぼうだむのゆ)
  場所 : 非公開
  料金 : 無料
  営業 : 24時間
  休み : 年中無休
  泉質 : 含塩化土類強食塩泉(中性高張性温泉)
  備考 : 危険です!
  感想 : ★★★★☆

2010/11/06
羅臼温泉園地遊歩道
羅臼町(らうすちょう)にある落沢川(らくさわがわ)を探索しに行ってきました。本年7月25日に廃業した
知床観光ホテル前の駐車帯にクルマを停めて、羅臼温泉園地遊歩道を進んで行きます。夏頃まで砂防ダムの工事が行われていて通行止となっていましたが、現在は工事も終わり通行可能となっています。
センザキの沢の湯
落沢川を遡行して行くと数分で間歇泉のある場所が見えてきました。この落沢川はまたの名をセンザキの沢と言って、地元の方によるとこの一帯は熊の巣とのコトです。幸いボクはまだヒグマに出くわしたコトは無いのですが、探索時には十分な注意が必要ですね。
貯湯槽
この場所には集湯槽のようなモノが残されていました。ちょっと変わった形状なので、過去にどういう風に利用されていたのか興味深いところですが、おそらくはココから羅臼温泉の湯宿へ温泉を引湯していた名残なのかと思われます。写真の四角い湯船には引湯ホースが設置されていて、上部の源泉湧出孔からの源泉が良い感じに注がれていました。過去に訪問した時にはこんな引湯ホースは無かったので、誰かが設置していったのでしょう。良いセンスですね(笑)
入浴♪(その1)
四角い湯船へ入浴してみました。今までこの湯船へ浸かってみようとは思わなかったのですが、今回は湯温も44℃と良い感じでお湯も溜まっていたので初入浴です。湯船の底には得体の知れない藻のようなモノが10センチメートルほど堆積していて、その部分が高温になっていたのですが、何とか入浴するコトができました。この感触は過去に横の長方形湯船へ浸かった時と同じような感じです。
入浴♪(その2)
う~ん、快適とは言えませんが湯温が絶妙でなかなか良い感じです。誰かが設置した引湯ホースがよい感じに機能しているようでした。湯船の底に溜まっている堆積物をキレイに除去して入浴すれば、かなり良い湯船になるのではないかと思われます。入浴後はさらに上流にある「落沢川対岸の湯」「落沢川の湯」を探索したのですが、今夏の雨の影響か少し様子が変わっていました。そちらでも入浴してみようと思っていたのですが、物凄い急用ができたため今回の探索はココでおしまいです。

●羅臼温泉 センザキの沢の湯(らうすおんせん せんざきのさわのゆ)
  場所 : 北海道目梨郡羅臼町湯の沢国有林
  料金 : 無料
  営業 : 24時間
  休み : 年中無休
  泉質 : 重曹硫黄食塩泉
  備考 : 要装備
  感想 : ★★★☆☆
2010/11/03
温泉ホテルベルサイユ
中標津町(なかしべつちょう)にある「温泉ホテル ベルサイユ」へ行ってきました。今回入ったのは110号室(ナポレオン)です。この部屋には何度も入っているのですが、昨年の暮れにある異変がありました。遅ればせながらその異変について紹介したいと思います。
新しくなった室内
この110号室も秘密裏に昨年プチリニューアルされました。その工事中に隣の部屋へ泊まっていたコトもあって、どんな部屋になるのか楽しみにしていたのです。
以前の部屋と比べると壁紙が豪華な感じになっていますね。壁には新たに扇風機が設置されていました。ブラウン管だったテレビも地デジ対応の液晶テレビとなっています。
回転ベッド
そしてこの部屋の目玉である回転ベッドです。このベッドが目当てでベルサイユへ訪れる方も少なくありません。ベッドの横にはエクササイズマシン(無料)が設置されていました。
回転ベッドの異変・・・
あれっ? 以前はすべて鏡だった部分が鏡ではなくなっています。鏡だった部分にカットシートのようなモノが貼られ鏡が隠されていました。何だか嫌な予感がして回転ベッドのスイッチを押してみると・・・。う~ん、ピクリとも動きません・・・。ベッドのライトも点きません・・・。どうやら今回のプチリニューアルによって回転ベッドの「回転」は封印されてしまったようです。どうしてこういうコトになってしまったのかは不明なのですが、これは非常に悲しい出来事ですね。この回転ベッドで回るのを目的にココを訪れる人もいるというのに残念なコトになってしまいました・・・(泣)
脱衣所&洗面所&トイレ
気を取り直してお風呂へ入るコトにしました。写真は洗面所&トイレ&脱衣所の部屋です。さっそくスッポンポンになって浴室へ入ってみましょう。っと思ったら浴室入口に掲示されている温泉分析書と温泉分析書別表が新しいモノに変わっていました。温泉法の改正によって10年毎の成分分析が義務化されたワケなのですが、前回の分析からちょうど10年目となる本年、ベルサイユも成分分析をし直したというワケです。そしてその温泉分析書の数値にタダならぬ異変がありました。今まで成分総計9,740ミリグラムだったモノが成分総計10,060ミリグラムへと変化していたのです。
浴室全景
ついに10,000ミリグラムの壁を突破してきましたねー。成分が薄くなっていくという話は結構耳にするのですが、濃くなっていくコトもあるのだなぁと感心しました。これで等張性温泉から高張性温泉へと格上げになった感じですね。この源泉(No.163-003)はホテルベルサイユの他、隣の一般家庭やビニールハウスでも利用されているとのコトです。
入浴♪
さっそく入浴してみました。新温泉分析書によると源泉温度が46.4℃から48.5℃へ変わっています。ボクは温泉分析書ってあまりよく見ないのですが、こうやって新旧の温泉分析書を比べて見るのもオモシロいなぁと思いました。特にマグネシウムイオンや第一鉄イオンの増加が興味深いところですが、逆にまったく検出されなくなったイオンがあるというのも不思議な感じです。高張性だと思って入浴するといつもより効く感じがしました(笑) もちろん加水無しで入浴しているのでかなり熱いです。
就寝♪
入浴後はエクササイズマシンを楽しんだりもできますが、今回は何故かスイッチが入りませんでした。本来であればベッドで回って遊ぶところなのですが、もう、そんな風に楽しむコトもできなくなってしまいました。回らないのなら別な楽しみを見つけるしかないですね・・・(謎) 回転ベッドの楽しみは無くなってしまいましたが、温泉分析書がパワーアップしたのがうれしいところです。高張性のお湯を楽しめる温泉ラブホテルってなかなか無いと思いますよ。

●温泉ホテル ベルサイユ (天祿の湯)
  場所 : 北海道標津郡中標津町俵橋11線北3
  宿泊 : 5770円(23:00-09:00)
  休憩 : 4200円(18:00-23:00)(2時間)
  割時 : 3150円(03:00-18:00)
  泉質 : 食塩泉(弱アルカリ性高張性高温泉)
  備考 : 延長30分520円
  感想 : ★★★★☆