じゅん☆ブログ

2011年05月の記事一覧
2011/05/28
遠軽の奥座敷 セトセ温泉ホテル
遠軽町(えんがるちょう)にある
「瀬戸瀬温泉ホテル」へ行ってきました。国道333号線の瀬戸瀬地区から道道493号線(奥瀬戸瀬瀬戸瀬停車場線)へと入り、9キロメートルほど行くと瀬戸瀬温泉ホテルの建物が見えてきました。山奥にある鄙びた温泉宿といった佇まいで、今年で創業から52年目を迎えたそうです。建物前には2つの池があって、夏に訪問した時には魚が泳いでいました。よく見ると少し離れた森の中にも謎の池があったりします。温泉犬も居ました。
自炊設備
今回は宿泊での利用です。まずはフロントでチェックイン手続きをして、二階の客室へと向かいました。瀬戸瀬温泉は素泊まりのみとなっているので、自炊用の台所があります。ボクは自炊しませんでしたが、こういうところで自炊体験してみるのもオモシロいと思います。
客室(206号室)
こちらが今回宿泊する客室です。シンプルな和室で落ち着きますね。部屋にはテレビの他、空の冷蔵庫や扇風機などが設置されていました。山奥なのでテレビは衛星放送しか映りません。こういうところではテレビなど見ずに静かに過ごす方が良いでしょう。携帯電話も圏外なので邪魔が入るコトもありません。さっそくお茶をいただきましたが、このお茶がとても美味しかったですね。もしかしてこのお湯は温泉水なのかな? 湯飲みが「セトセ」オリジナルで感動しました。
脱衣所
浴衣に着替えて浴場へとやってきました。浴衣もオリジナルで「セトセ」の文字が入っています。写真は男湯の脱衣所です。出入口のところにとてもレトロな体重計が設置されていました。試しに載っかってみたところ12.8貫のようです。まぁまぁかな?(謎) 扇風機と1分10円で使えるドライヤーも設置されていました。背後には水洗トイレがあります。
浴室
こちらが瀬戸瀬温泉の浴室です。やっとこの写真を撮影するコトができました。もう何度も瀬戸瀬温泉には来ているのですが、タイミングが悪かったりして撮影できずにいました。気が付くとココの写真を撮り始めてから既に4年も経過していたりして・・・。この写真がボクの頭の中にある瀬戸瀬温泉のイメージそのものです。この天井の高さが良いのですよね。ケロリンの桶の音などが「カポーン」と響き渡ります。ココでそんな音を聞くだけでもココロが癒されますよ。
湯船
浴室の中央にヒョウタン形をした特徴的な湯船があります。中央にある湯口から温泉が注がれていました。湯温を計ってみると41℃ほどで、ぬるめな感じとなっています。向こう側の壁際には掛け湯用の貯湯槽がありました。貯湯槽の前には鏡があるので、昔はこちらが洗い場だったのかもしれません。壁には掻き混ぜヘラのようなモノがかけられていました。
洗い場
こちらは洗い場です。シンプルな洗い場で後から付けたようなシャワーもありました。シャワーやカランから出てくるお湯も当然のように温泉となっています。洗い場にはシャンプーやボディーソープが備えられていました。
入浴♪
さっそく入浴してみました。肌触りのやわらかい浴感で、とても落ち着く感じのするお湯です。この温泉(No.134-001)の泉質は成分総計154ミリグラムの単純泉で、pH値が9.3もあります。成分総計だけを見ると大したコトないように思われるかもしれませんが、これが大したコトあるお湯なのですよ~。成分的にはシケレベツ温泉とほぼ同じという興味深い研究報告もあります。
源泉かけ流し
湯船のお湯はタイルを伝わって浴槽の外へと溢れ出していきます。この光景が最高ですよね。もう、見ているだけで溜め息が出てきます。今回はゆっくりと貸切で瀬戸瀬温泉のお湯を堪能するコトができました。
休憩室
入浴後は休憩所があるのでゆっくりできます。何だか雰囲気の良い休憩所ですよね。隣には自動販売機コーナがあり、雑誌等も置いてありました。以前は「地ビール」のPOPが壁に貼られていたのですが、今回はありませんでした。この地ビールは「せとせ」という銘柄で、瀬戸瀬温泉の温泉水を使用して作られているのだそうです。テーブルの上には温泉入浴法などの冊子が置いてあって、温泉へのこだわりが感じられました。窓際には洗面台があるのですが、ココは蛇口から温泉が出てくる飲泉所となっていたりします。コップに温泉を汲んで飲んでみると、少し甘みの感じられる美味しい温泉でした。
就寝♪
部屋へ戻ってきました。布団敷きはセルフサービスとなっています。押し入れから布団を出して敷いて寝ましょう。窓際に手洗い場がありますが、トイレは共同となっていました。日帰り入浴は8時から20時までとなっていて、20時から21時までが浴室清掃となっています。清掃時間以外は夜中でも自由に浴室を利用するコトができました。翌朝は10時にチェックアウトして、同じ瀬戸瀬にある寒河江鉱泉というのを探索してみました。現在、寒河江公園のある湧別川沿いには、かつて「瀬戸瀬鉱泉浴場」というのがあったそうです。鉄分を含有する泉質だったようなので、そんな兆候でも発見できるかなぁと思っていたのですが、よく分かりませんでした。話が戻りますが、瀬戸瀬温泉の付近にも自然湧出している温泉があるようなので、森の中を歩けばそんな場所を見つけられるのかも知れません。

★瀬戸瀬温泉 セトセ温泉ホテル(せとせおんせん せとせおんせんほてる)
 場所 : 北海道紋別郡遠軽町湯の里
 電話 : 0158-44-2021
 料金 : 500円
 営業 : 08:00-20:00
 休業 : 水曜日
 宿泊 : 13:00-10:00(素泊まりのみ)
 泉質 : 単純泉(アルカリ性低張性高温泉)
 成分 : 成分総計154ミリグラム(Na-SO4・CO2)
 泉源 : No.134-001(瀬戸瀬温泉)
 備考 : 無料休憩室あり・シャンプー等あり・ドライヤー有料・携帯圏外
 感想 : ★★★★☆

2011/05/26
北天の丘 あばしり湖鶴雅リゾート
網走市(あばしりし)にある
「北天の丘 あばしり湖鶴雅リゾート」へ行ってきました。もともとココは網走グランドホテルだったのですが、2006年に鶴雅グループが買い取り、翌年リニューアルオープンさせたものです。今回は宿泊して鶴雅リゾートを存分に楽しませていただきました。
休憩スペース
ホテルへ入るとエントランスラウンジへ案内されました。ココでチェックイン手続きの間、ウェルカムドリンクのサービスがあります。手続き終了後は従業員の方が客室まで案内してくれました。
タワー棟客室
今回宿泊したのはこちらの和室です。最上階の部屋で出窓が付いており、窓からは網走湖を見るコトができました。机の上には岡女堂の豆菓子が置いてあります。岡女堂は経営破綻したと思っていたのですが、鶴雅の傘下となっていたのですね。部屋の棚にはお茶やコーヒーメーカーが収納されていました。テレビの横にはゴロ寝枕が2つ置いてあります。奥には洗面所バストイレがありました。夕食まで少し時間があるのでお風呂へ行ってみるコトにしましょう。
男湯(梟)
大浴場「北天坐忘の湯」へやってきました。脱衣所入口には開放感のある休憩所やマッサージコーナーなどがあります。写真は脱衣所の様子で、ロッカーには鍵が付いているので安心です。左側にはドレッサールームがありました。それでは服を脱いで浴室へ入ってみましょう。
入浴♪
入口にあるシャワーを浴びてさっそく入浴してみました。右奥の湯口から温泉がドバドバと注がれています。お湯は無色透明なのですが、循環吸込口が湯底にあるためか不純物が湯船表面に浮かびやすくなっているようでした。背後には洗い場があって、正面にはサウナと水風呂があります。向こう側には露天風呂もありました。
露天風呂
こちらは露天風呂です。露天風呂からの眺めはご覧の通りそれほど良くはないのですが、外の空気を吸いながら入る温泉は、やはり開放感があって良いですね。この温泉(No.137-017)の泉質は、成分総計221ミリグラムの単純泉でpH値が8.6となっていました。源泉温度が25.2℃と低いため加温のうえ、循環塩素消毒されています。あまり特徴の無い温泉なのですが、アルカリ性のやわらかい感じがするお湯でのんびりと浸かるのに適していると思いました。夜の雰囲気もなかなか良かったです。
オホーツクバイキングレストランCOTA(コタ)
入浴後、部屋へ戻ってくつろいでいると日が暮れてきました。最初の写真は日没時に部屋の窓から撮影したモノです。夕食の時間となったので1階にあるバイキングレストラン「COTA」へとやってきました。美味しそうな料理が沢山並んでいますね。
バイキング(その1)
お寿司や鯨のたたき、オホーツク産の魚介類など多彩な料理が並べられていました。お好みで焼くピザコーナーやラーメンコーナーが子供達に人気のようです。このピザは自分で生地やトッピングを選んで、シェフの方が石釜で焼いてくれるという楽しみなモノとなっていました。奥にはデザートコーナーがあります。
バイキング(その2)
こちらにはチリソースなどが並んでいました。お好みの料理をチョイスして座席へ着きます。この食事空間も中央にモニュメントのあるステキな場所となっていました。テーブルには鍋が用意されていて、鍋を楽しみながら夕食バイキングをいただきます。食後のデザートも充実していて、パンケーキアイスクリームなどデザートはほとんど全ていただきました。
エントランス&ラウンジ(回)
美味しい夕食でお腹もいっぱいになったので館内を探索するコトにしました。こちらは一階にあるラウンジです。暖炉があってかなりゴージャスな雰囲気となっていました。横には喫煙ルーム図書コーナーがあって気軽に読書できる他、貴重な古書も展示されていました。ボクが着ているのはオリジナルの館内着で北方民族のイメージからデザインされたモノとのコトです。ホテル全体がオホーツク文化をイメージした造りとなっていて、ラウンジには北天の丘のトレードマークにもなっているクジラ大鷹のオブジェクトなどもありました。
椅子のギャラリー(偶)
こちらは隣にある椅子のギャラリー「偶」です。椅子のギャラリーというだけあって沢山の椅子が置いてありました。横にはマッキントッシュの真空管アンプが設置されています。
ステキな椅子
可愛らしい椅子が並んでいました。こんなステキな椅子でくつろぎながら音楽を聴くのも良いですね。窓際にはインターネット用のパソコンが設置されています。別なフロアの二階には多目的ホール「ポラリス」というのがあって、簡単な運動器具の他、卓球台も設置されていました。ラケット等も用意されているので気軽に卓球を楽しむコトができます。
ラウンジバー(縄文)
ラウンジバー「縄文」です。カウンター奥にはお酒が並んでいました。こんなオシャレな空間でお酒を飲んだらさぞかしい美味しいのでしょうね。夜にはハープの演奏会が開かれるようです。
無垢板のテーブル
こちらのカウンターテーブルは一枚板となっていて見事な装飾が施されていました。窓の外には三角形のオホーツクモニュメント(足湯)が見えます。ちょっと足湯へ行ってみるコトにしましょう。
モニュメントと足湯(火焔の塔)
ラウンジから外へ出られるようになっていて、外には火焔の塔という足湯がありました。出入口に下駄箱があるので、ココで下駄に履き替えて行きます。タオルや座布団、降雨時用の傘まで用意されていました。薄暗い夜道を歩いて行くとモニュメントの下に真っ暗な足湯の入口がありました。中へ入ってみましたが何だか暗くてよく分かりません。この夜は寒かったので足湯しませんでしたが、明るくなってから見に行ってみると六角形の可愛らしい足湯でした。
岩盤浴(坤)
足湯探索でカラダが冷えたので再び大浴場へとやってきました。ココには岩盤浴があるのです。入口に岩盤浴専用のバスタオルとガウンがあるので、ガウンに着替えて岩盤浴の部屋へと入りました。適度な湿度とBGMが良い感じです。さっそく寝転がってみましたが、岩盤浴って気持ち良いですよね。何だかそのまま眠ってしまいそうでしたが、寝てしまうと低温火傷の危険性があるので、枕元にある砂時計で時間管理しながら入浴しましょう。岩盤浴とサウナは24時で終了してしまうのですが、大浴場は翌朝9時半まで利用できるので、夜中でも入浴できます。
朝食バイキング♪
翌朝の朝食です。朝食もバイキングとなっていて、ご飯の他、いろいろなパンフルーツ類も並んでいました。テーブルに味噌汁セットが置いてあって、自分で味噌汁を作るコトができるようになっているのがオモシロいですね。北海道名物?のカツゲンもあって、久しぶりに飲みましたが懐かしい味でした。ステキな時間もアッと言う間に過ぎ、あばしり湖鶴雅リゾートを後にしたのですが、細かいところまで配慮の見られるステキなホテルでした。特にバイキングが素晴らしかったですね。古の座と呼ばれる源泉かけ流しの露天風呂付き客室もあるので、次回はぜひそちらの豪華な客室に宿泊してみたいと思います。

★北天の丘 あばしり湖鶴雅リゾート(あばしりこつるがりぞーと)
 場所 : 北海道網走市呼人159番地
 電話 : 0152-48-3211
 料金 : 1000円(岩盤浴込)
 営業 : 12:00-22:00(土日祝日)/14:00-22:00(平日)
 休業 : 年中無休
 宿泊 : 15:00-10:00
 泉質 : 単純泉(アルカリ性低張性低温泉)
 成分 : 成分総計221ミリグラム
 泉源 : No.137-017(網走湖鶴雅温泉)
 備考 : シャンプー等あり・ドライヤーあり
 感想 : ★★★★☆