じゅん☆ブログ

2012年01月の記事一覧
2012/01/28
ホテル川湯パーク
弟子屈町川湯温泉(てしかがちょうかわおんせん)にある
「ホテル川湯パーク」へ行ってきました。ココは川湯エコミュージアムセンターの近くにある温泉宿です。目の前にはエコミュージアムセンターの森が広がっていて、落ち着く雰囲気の場所でした。
和室(8畳間)
今回は宿泊で利用してみました。こちらが本日泊まる和室です。室内の主な設備はテレビとポットとお茶セットのみでシンプルな感じとなっていました。トイレ洗面所は共同となっています。タンスを開けると浴衣とタオルセットが入っていました。
脱衣所
さっそく浴衣に着替えて大浴場へとやってきました。写真は男湯の脱衣所です。脱衣所へ向かう途中にコインランドリーロッカーがありました。脱衣所の壁にはきちんと温泉分析書と温泉分析書別表が掲示されています。それでは浴室へ入ってみましょう。
浴室
こちらが浴室です。おそらく最近リニューアルしたのだと思うのですが、思っていたよりも立派な浴室で驚きました。洗い場にはシャンプー等が設置されています。今回は一番風呂のようですね。
湯船
こちらは湯船です。お湯は水色な感じに見えますが、実際は無色透明なお湯となっていました。温泉分析書等によると、この温泉(No.160-110)の泉質は成分総計4,032ミリグラムの含硫化水素食塩酸性明礬緑礬泉で、pH値は1.8となっています。さっそく入浴してみると、川湯温泉らしい酸性の硫黄泉で良く効く感じがしました。もちろん源泉かけ流しです。
自由に寝られる
ココは布団敷きがセルフサービスとなっているので、チェックイン直後から布団を敷いてゴロゴロできます。布団敷きの時間を気にしなくても良いので、ゆっくりできましたね。ゴロゴロしながら何度も温泉を楽しませていただきました。
夕食♪
こちらは夕食です。夕食は一階の食堂でいただきます。メニューは左上の方から、しん薯魚のフライお造りサーモンサラダタケノコトマトサラダお吸い物といった感じです。家庭的なメニューで美味しくいただきました。
朝食♪
翌朝の朝食です。シンプルな朝食で美味しくいただきました。さて、ホテル川湯パークですが、本通りから少し離れているコトもあって、静かな環境を楽しめました。近くには森や足湯があるので探索してみるとオモシロいかもしれませんね。宿の裏手ではネコちゃんたちが遊んでいてほのぼのとしていました。


★国民宿舎 ホテル川湯パーク(こくみんしゅくしゃ ほてるかわゆぱーく)
 場所 : 北海道川上郡弟子屈町川湯温泉2丁目3の25
 電話 : 015-483-2611
 料金 : 350円
 営業 : 12:00-20:00
 休業 : 年中無休
 宿泊 : 15:00-10:00
 泉質 : 含硫化水素食塩酸性明礬緑礬泉(酸性低張性高温泉)
 成分 : 成分総計4,032ミリグラム(酸性・含S・含Fe(II,Ⅲ)-Al・Na-SO4・Cl(H2S型))
 泉源 : No.160-110(ホテル川湯パーク)
 備考 : 2019年9月23日をもって廃業(解体済)
 感想 : ★★★★☆
2012/01/25
エコパ・モール温泉足湯ハウス
音更町(おとふけちょう)にある
「十勝エコロジーパーク」へ行ってきました。ココには冬期間限定の足湯があるとのコトなのです。さっそく探索してみると、ビジターセンターの南側に写真のようなログハウス風の「足湯ハウス」がありました。さっそく中へ入ってみましょう。
足湯ハウス
扉を開けると立派な足湯がありました。エコロジーパークではスノートレッキングや歩くスキーなどを楽しめるので、その後に足湯を利用すると疲れも癒えるでしょうね。壁には温泉分析書や温泉分析書別表が掲示されていました。
入浴♪
備え付けの尻マットを敷いて足湯してみました。こちらのお湯は十勝川温泉の笹井ホテル源泉、共同一号井、町営3号井の混合泉を運搬してきたモノを利用していて、成分総計1,571ミリグラムの含重曹食塩泉となっています。残念ながら源泉かけ流しではないのですが、モール泉らしさを感じるコトができました。
白鳥大橋と白鳥
足湯を楽しんだ後は、十勝中央大橋(白鳥大橋)の河川敷へやってきました、ココでは沢山の白鳥が羽を休めています。これだけ沢山居るとなかなか見事ですよね。冬の十勝川温泉の隠れた名所といったところでしょうか。
白鳥
近くにはエサ箱があって、白鳥にエサを与えるコトもできます。子供たちがキャッキャ言いながら白鳥にエサを与えていました。冬の十勝川温泉では「彩凛華」という幻想的なイベントも開かれているそうです。ちょっと足を延ばしてみるとオモシロいかもしれませんね。

★十勝エコロジーパーク 足湯ハウス(とかちえころじーぱーく あしゆはうす)
 場所 : 北海道河東郡音更町十勝川温泉南18丁目1
 電話 : 0155-32-6780
 料金 : 無料
 営業 : 10:00-15:00
 休業 : 4月~12月
 泉質 : 含重曹食塩泉(弱アルカリ性低張性高温泉)
 成分 : 成分総計1,571ミリグラム(Na-Cl・HCO3)
 泉源 : No.243-016・No.243-035・No.243-042(笹井ホテル・共同1号・町営3号)
 備考 : 混足
 感想 : ★★★☆☆
2012/01/23
名水の里 来運公園
斜里町(しゃりちょう)にある
「来運公園(らいうんこうえん)」へ立ち寄ってみました。ココには「来運の水」と呼ばれる名水を汲むコトのできる場所があって、結構沢山の人々が訪れます。
来運の水
秀峰斜里岳に積もった雪が数十年の歳月を経て湧き出してきているそうで、写真のように汲んで持ち帰るコトができます。ホントに冷たくて美味しい水でした。
綺麗な池
少し離れたところにとても美しい池がありました。透明度が素晴らしいですね。高台には「来運神社」というのがあって、縁起が良いコトから密かに人気の場所となっています。冬でも水を汲むコトができるので、運をもらいに行ってみてはいかがでしょうか?
2012/01/20
清里温泉 ホテル緑清荘
清里町(きよさとちょう)にある
「きよさと温泉 ホテル緑清荘」へ行ってきました。ココは平成22年12月にリニューアルされたのですが、今回はリニューアル一周年記念プランを利用して宿泊してみるコトにしました。
A館連絡通路
フロントでチェックイン手続きを済ませて客室へと向かいます。写真は新しいA館への通路です。モダンな雰囲気がイイ感じですね。
A館和洋室(A303)
こちらが、今回宿泊する和洋室です。ICカードでドアロックを解除して入室します。おそらく、このホテルでは一番グレードの高い部屋だと思うのですが、残念なコトに窓から斜里岳を眺めるコトができませんでした。反対側のツインルームからは斜里岳が見えるようなので、ちょっと残念でしたね。室内には冷蔵庫電気ポットグラス類お茶セットが用意されていて、クローゼットを開けると浴衣やタオルセット、金庫がありました。入口部分にはバスルーム洗面所もあります。
和洋折衷
奥にはこじんまりとした和室がありました。押入れに布団が入っていて4名で宿泊するコトも可能です。シングルもツインも和洋室も宿泊料金が同じなので、今回は和洋室にしてみました。通常は8,110円なのですが、今回のプランは6,400円です。これだけ新しくて立派な部屋で二食付6,400円は安いでしょう。
夕食♪
さて、夕食の時間となりました。食事は一階のレストラン「槿(むくげ)」でいただきます。メニューは左上の方から陶板焼き天婦羅フルーツ茶碗蒸しお造りもずく酢肉サラダといった感じでした。追加で生ビールも注文しています。地元の食材を使った料理とのコトで美味しくいただきました。レストランは11時から20時まで営業していて、宿泊者以外も利用できます。豊富なメニューが用意されていました。
脱衣所
夜の大浴場へとやってきました。ココは町の公共施設というコトで日帰り入浴客が結構多いです。22時以降は宿泊者のみとなるので、のんびりと利用できますね。脱衣所には洗面台やトイレがあって、壁には温泉分析書等が掲示されていました。
大浴場
こちらが大浴場です。水風呂ジャグジー寝湯浴槽真湯浴槽温泉大浴槽がありました。洗い場にはシャンプー等が設置されています。また、別な場所には体が不自由な方のために個室の多目的浴場というのもありました。
低温サウナ
サウナもあります。ココの日帰り入浴料金は380円なのですが、380円でサウナも利用できるというのが人気の秘密かもしれませんね。サウナの利用は21時までとなっていました。
入浴♪
温泉大浴槽です。熱めな感じとなっていて、湯口の湯温は46℃となっていました。こちらの温泉の源泉名は「清里町1号井(No.150-001)」で、成分総計1,576ミリグラムの弱食塩泉となっています。「ホテルグランティア 知床斜里駅前」のお湯と似ている感じでしたが、こちらのお湯は泡が浮かんでいました。湯口付近のお湯をすくってニオイを嗅いでみると、微弱な硫化水素臭も感じられます。源泉温度が52.9℃と高めなため加水していて、塩素消毒も行われているようですが、循環装置は使用していないとのコトでした。なかなか良いお湯だと思いますね。
就寝♪
さて、寝るコトにしましょう。部屋の中は最初少し寒かったのですが、温泉へ入ったりしていたらすっかり暖まりました。大浴場は夜間も利用するコトができ、翌朝7時半まで入浴可能です。
朝食♪
朝食の時間です。シンプルな朝食なのですが、朝からツブ貝が出てきて、ちょっと生ビールを飲みたくなってしまいました。レストランの窓からは斜里岳が見えて清々しい感じです。ホテル緑清荘は知床観光や斜里岳登山の拠点としてオススメだと言えますね。近くには「来運公園」「神の子池」といった水のキレイな場所もあります。自然環境の豊かなところなので、北海道らしさを満喫できると思いますよ。

★きよさと温泉 ホテル緑清荘(きよさとおんせん ほてるりょくせいそう)
 場所 : 北海道斜里郡清里町羽衣町31
 電話 : 0152-25-2281
 料金 : 390円
 営業 : 10:00-22:00
 休業 : 年中無休
 宿泊 : 15:00-10:00
 泉質 : 弱食塩泉(弱アルカリ性低張性高温泉)
 成分 : 成分総計1,576ミリグラム(Na-Cl)
 泉源 : No.150-001(清里町1号井)
 備考 : シャンプー等あり・ドライヤーあり・休憩所あり・多目的浴場あり
 感想 : ★★★★☆

2012/01/17
貸切風呂
前回の続きになりますが、今回紹介するのは「ランプの宿 森つべつ」の家族風呂です。予約していた時間にフロントへ行くと家族風呂の鍵を渡され、家族風呂へと案内していただきました。1時間2,000円もするだけあって、立派な家族風呂ですね。
脱衣所
ソファー洗面台があって、机の上には冷たい天然水が用意されていました。壁には温泉分析書と温泉分析書別表が掲示されています。なお、室内にトイレはありませんでした。それではスッポンポンになって浴室へ入ってみましょう。
家族風呂の浴室
こちらが家族風呂の浴室です。立派な湯船があって、横には洗い場もありました。木の雰囲気が暖かい感じで見事ですよね。
入浴♪
さっそく入浴してみました。前回紹介した大浴場の湯船は循環加温塩素消毒でしたが、こちらの湯船は加温のみの源泉かけ流しなのです。湯口から新鮮な温泉が注がれていました。これはうれしいですね。湯船の横に窓があって、ちょっとした庭園を眺めながら入浴できます。やはりツルツル感(pH値9.5)が素晴らしいですね。
里美7の沢林道
チェックアウト後は付近の森を探索してみるコトにしました。写真は里美7の沢林道の入口です。この林道は森つべつから津別峠の近くまで続いているのですが、以前に付近で硫化水素臭がしたとの情報を思い出し探索してみました。結果的に何も見つからなかったのですが、良いハイキングになったような気がします。
上里3号井の湯
次に向かったのは「上里3号井の湯」です。ココには源泉井(No.159-004)があって、以前はそのバルブから温泉が漏れ出していたのですが、久しぶりに行ってみると、こんな立派な感じになっていました。もちろん温泉は漏れ出していません。
津別峠展望台
帰りは津別峠(道道588号線)を越えて行きました。とても道幅の狭い道で大変なのですが、展望台からは良い景色を眺めるコトができます。ちょっと雲がかかっていますが、屈斜路湖が見えますね。展望台入口には可愛いキタキツネが居ました。
津別峠から屈斜路湖を望む
弟子屈側へ下りていくと景色が良く見えるようになりました。遠くには屈斜路プリンスホテルや、ボクの大好きな和琴半島が見えますね。さて、ランプの宿 森つべつですが、その静かな環境が一番のポイントでしょう。付近には自然がいっぱいなので、夏はハイキング、冬はスノートレッキングなどをしてみるのも良いかと思います。冬期にはスノーシューの貸し出しも行っているとのコトでした。温泉はツルツル感が素晴らしく、源泉かけ流し温泉が楽しめる家族風呂は是非とも入っておきたいですね。食事も美味しくて、食事と日帰り入浴をセットにしたプランもあるとのコトでした。

★ランプの宿 森つべつ 家族風呂(らんぷのやど もりつべつ かぞくぶろ)
 場所 : 北海道網走郡津別町上里738
 電話 : 0152-76-3333
 料金 : 2,000円(1時間)
 営業 : 10:30-20:30(閑散期は10:30-19:30)
 休業 : 年中無休(閑散期は木曜定休)
 宿泊 : 15:00-10:00
 泉質 : 単純泉(アルカリ性低張性温泉)
 成分 : 成分総計242ミリグラム(Na-CO3・SO4)
 泉源 : No.159-001(上里温泉1号井)
 備考 : 要予約・シャンプー等あり・ドライヤーあり・休憩所あり
 感想 : ★★★★☆
2012/01/14
清流と森爛漫の奥屈斜路温泉 ランプの宿 森つべつ
津別町(つべつちょう)にある
「ランプの宿 森つべつ」へ行ってきました。ココは津別町の市街地から23キロメートルほど離れた森の中にあります。以前は近くに津別スキー場があったのですが、数年前に閉鎖され、付近には森林以外は何も無いような感じとなっていました。そんな自然豊かな環境が魅力でもあるのでしょう。
ロビーの様子
建物内へ入るとオシャレなロビーがありました。窓の外に森が見えていてステキな空間となっています。本なども置いてあるのでゆっくりできますね。今回は宿泊での利用なので、フロントでチェックイン手続きをして客室へと向かいました。チェックイン手続きの際に家族風呂の予約も済ませておきました。
清流館和室
こちらが今回宿泊する和室です。禁煙室の設定が無いのですが、事前に空気清浄機の設置をお願いしておいたので、入室時にはクリーンな空気となっていました。室内には液晶テレビやエアコンが設置されていて、部屋の入口部分には貴重品金庫や冷蔵庫、お茶セットやポットが用意されていました。冷蔵庫の中には「つべつの美味しい水」が入っています。
洗面所
こちらは洗面所です。シャワーブースがあるので試しに浴びてみましたが、水圧が弱くて、それほど快適ではなかったです。洗面所の横には水洗トイレがありました。
脱衣所
浴衣に着替えて、さっそく大浴場へとやってきました。写真は男湯の脱衣所です。洗面台にはドライヤーが設置されていて、壁には温泉分析書が掲示されていました。森の水源から引いた天然水飲み場があって、飲んでみると冷たくて美味しかったです。
大浴場
こちらが大浴場です。天井が高くて広々とした感じでした。サウナもあって、日帰り入浴の方々が結構利用しています。休憩室も用意されていました。残念なのは温泉が循環塩素消毒なコトでしょうね。
露天風呂
立派な露天風呂もあります。木の緑と青空のコントラストが見事でした。ただ、露天風呂は内湯よりも塩素臭がキツいような感じがします。
入浴♪
さっそく入浴してみました。このお湯(No.159-001)は成分総計242ミリグラムの単純泉で、pH値が9.5もあります。数値どおりのツルツルする浴感でした。源泉温度は41.5℃で、入浴に適した湯温を保つために循環加温しているとのコトです。大浴場はチェックイン時から24時まで利用でき、翌朝は5時から9時まで利用するコトができるようになっていました。
夕食♪
さて、夕食の時間となりました。夕食は一階のレストランでいただきます。メニューは左上の方から帯広産ホエー豚のトマトすき鍋きのこと小松菜の湯葉和え北寄貝のサラダ、オクラのウコン和え、お造りもろこし豆腐いろいろビーンズのクリームスープとなっていました。後出しで足寄産ラワン蕗の海老真丈射込蒸し高菜ごはんいくらのせ、香の物、お吸い物が出てきて、デザートは十勝粒あんプリンと赤肉メロンです。追加で生ビールを注文して、美味しくいただきました。
就寝♪
夕食中に部屋では布団が敷かれていました。フカフカの布団で寝心地が良かったです。寝る前にあちこち写真を撮ってまわりましたが、ココは夜の雰囲気がなかなか良いと思いますね。静かな環境で、ゆったりとした時間を過ごすコトができました。夜の露天風呂良い雰囲気でしたよ。
朝食♪
翌朝の食事です。朝食はバイキング形式となっていて、好きなモノを好きなだけ食べるコトができるようになっていました。ポテトサラダ湯豆腐が美味しかったですね。さて、ランプの宿 森つべつですが、実はまだ重要な続きがあったりします。総括は次回の記事でするコトにしましょう。

★奥屈斜路温泉 ランプの宿 森つべつ(らんぷのやど もりつべつ)
 場所 : 北海道網走郡津別町上里738
 電話 : 0152-76-3333
 料金 : 600円(家族風呂1時間 2000円)
 営業 : 10:30-20:30(閑散期は10:30-19:30)
 休業 : 年中無休(閑散期は木曜定休)
 宿泊 : 15:00-10:00
 泉質 : 単純泉(アルカリ性低張性温泉)
 成分 : 成分総計242ミリグラム(Na-CO3・SO4)
 泉源 : No.159-001(上里温泉1号井)
 備考 : シャンプー等あり・ドライヤーあり・休憩所あり・家族風呂あり
 感想 : ★★★★☆
2012/01/10
はにうの宿
音更町(おとふけちょう)の
「音更町サイクリングターミナル はにうの宿」へ行ってきました。ココは十勝川温泉(とかちがわおんせん)の一角にある温泉宿です。温泉街から少し離れた丘の上に立地していて、遠くの山々を見るコトができました。
ホール
こちらはフロントの前にあるホールです。ホールの奥には食堂がありました。絵画が展示されていてステキな感じです。今回は宿泊での利用なので、受付でチェックイン手続きをして客室へと向かいました。
客室
こちらが本日宿泊する和室(八畳間)です。室内にはテレビやポット、お茶セット洗面セットなどがあり、クローゼットを開けると浴衣やバスタオルが入っていました。なお、客室内にトイレや洗面台はありません。
休憩所
さっそく大浴場へ行ってみたのですが、日帰り入浴客が多くて写真撮影は困難です。せっかくなので館内を探索してみるコトにしましょう。写真は休憩所です。ドリンクの自動販売機やマッサージチェアが設置されていました。隅っこには喫煙コーナーもあります。部屋にあった館内図を見ていて気が付いたのですが、ココには大浴場とは別の浴室があったようです。さっそくその場所へ行ってみると、確かに浴場はあったのですが、現在は開かずの間となっていて、入口には昔の温泉分析書が掲示されていました。
夕食♪
さて、夕食の時間となりました。今回はなんと一泊二食付きで3,900円という破格なプランを利用してみました。左上の方から鶏ごぼう鍋十勝産南瓜のあんかけお吸い物お造り三品じゃが麺和風ジュレ掛茶碗蒸しといったメニューです。破格と言っても、これだけの品数であれば満足ですね。モール温泉ビールという原材料にモール温泉の源泉を使用しているビール(560円)を注文してみたのですが、それほど特殊な味はしませんでした。
大浴場へ
日帰り入浴客も居なくなったようなので、大浴場へとやってきました。ココの人気の秘密は320円という低価格な日帰り入浴料金なのでしょう。しかも毎週木曜日は、お風呂の日というコトで入浴料金が260円になります。
脱衣所
脱衣所へと入りました。それほど広くはない脱衣所なので、混雑している時はなかなか大変です。鍵付きのロッカーがあるので、貴重品や鍵などはロッカーへ入れておきましょう。洗面台にはドライヤーが設置されていました。
浴室
こちらが大浴場です。高い天井が何とも言えない雰囲気を醸し出していますね。女湯と男湯の仕切りになっているガラスブロックも良い感じでした。お湯の色がちょっと分かりづらいのですが、湯桶に汲んでみると薄黄色な感じのお湯となっています。
入浴♪
さっそく入浴してみました。脱衣所に掲示してある温泉分析書によると、こちらのお湯は笹井ホテル源泉、共同一号井、町営3号井の混合泉で、成分総計1,571ミリグラムの含重曹食塩泉となっています。以前に紹介した「美人の湯」と同じお湯ですね。ツルツルする感じのモール泉で、素晴らしいモール臭、モール味でした。
就寝♪
20時頃、宿の方が布団を敷きに来てくれます。寝心地の良い布団で熟睡できました。客室内は暖房がバッチリ効いていてスッポンポンで寝ていても大丈夫です。なお、深夜1時までは大浴場を利用できますが、1時から5時半までは清掃時間のため利用できないとのコトでした。
朝食♪
翌朝の朝食です。シンプルな和食で美味しくいただきました。食後も温泉へ行って、浴室の光景を目に焼き付けてきました。なにしろ、もう二度とこの浴室では入浴できないですからね・・・。はにうの宿は残念ながら今月末で閉館するコトが決まっています。理由は建物の老朽化で、更新には莫大な費用がかかるため営業継続を断念したような感じです。また一つ、味のある温泉宿が消えてゆきますね。お湯自体は他の温泉宿でも楽しめますが、こういう雰囲気の場所が無くなってしまうというのは寂しいです・・・。

★十勝川温泉 はにうの宿(とかちがわおんせん はにうのやど)
 場所 : 北海道河東郡音更町十勝川温泉北14丁目4
 電話 : 0155-46-2225
 料金 : 320円(木曜日は260円)
 営業 : 11:00-21:00
 休業 : 年中無休
 宿泊 : 15:00-10:00
 泉質 : 含重曹食塩泉(弱アルカリ性低張性高温泉)
 成分 : 成分総計1,571ミリグラム(Na-Cl・HCO3)
 泉源 : No.243-016・No.243-035・No.243-042(笹井ホテル・共同1号・町営3号)
 備考 : 平成24年1月30日をもって廃業解体済
 感想 : ★★★★☆
2012/01/06
屈斜路原野ユースゲストハウス(YGH)
弟子屈町(てしかがちょう)にある
「屈斜路原野ユースゲストハウス」へ行ってきました。和琴半島近くの原野にオモシロい形の建物があります。ココが今回の目的地です。ユースホステル系の宿って泊まるの初めてなのでワクワクしますね。ボクのように団体行動が苦手な人でも大丈夫なのでしょうか? さっそく中へ入ってみましょう。
多目的ホール
中へ入ると天井の高いホールがあります。この吹き抜けは素晴らしいですね。テレビやダーツマシーンがあり、旅人の交流の場といった感じとなっていました。食事もこのホールで提供されます。大きな窓があって、開放感のある空間となっていました。
客室エリア
二階は客室エリアとなっています。階段を上ったところに読書コーナーもありました。客室は全部で7部屋あって、それぞれに星座の名前が付けれられています。二階の廊下は回廊のようになっていてオモシロいですね。
ホール
二階部分からホールを見おろしてみました。夜はココで折り紙教室やムックリ教室、生キャラメル作り体験やダーツ大会などが開催されたりもするようです。それにしても、この建物のデザインはなかなか素晴らしいですよね。
客室の様子(その1)
こちらが本日宿泊する山小屋風ロフト部屋です。ユースホステルはドミトリーと呼ばれる相部屋が基本で、この部屋も相部屋なのですが、本日の宿泊者はボクだけなので、好きなベッドを利用できます。知らない旅人と相部屋でお話しするのもオモシロそうですが、プライベートな空間が無いので、そういうのが苦手な方は繁忙期を避けて、のんびり泊まった方が良いでしょう。
客室の様子(その2)
山小屋風というコトでロフトもありました。部屋の中央に梯子があってロフト部分へ上れるようになっています。客室内にトイレはありませんが、共同の洗面台があって、ドライヤーも用意されていました。
こちらはロフト部分です。どのベッドにしようか迷いましたが、せっかくなのでロフトのベッドを陣取るコトにしました。冬期間はロフト部分の方が暖かい感じです。こういうところって、何だか合宿とか宿泊研修みたいな雰囲気でオモシロいですよね。なお、知らない異性と同室になるコトは無いとのコトでした。客室内での飲酒と喫煙は禁止となっています。
共同トイレ
こちらは一階にある共同トイレです。二階の客室エリアにトイレは無いので、夜中にオシッコしたくなったら、一階まで降りてこなければなりません。横には30分100円で利用できるコインランドリーがありました。
浴室の様子
トイレの横には男女別の浴室がありました。写真は女湯です。女湯の方が男湯よりも広い感じとなっていました。湯温を計ってみると41℃ほどです。お湯は湯口に取り付けられたゴムホースを通って湯中へ直接注がれていました。湯船の中に循環用の湯口があるのですが、これは過去に水道水を利用していた時の名残と思われます。5年ほど前から温泉に切り替えたとのコトでした。
入浴♪
こちらは男湯です。さっそく入浴してみると、しっとりとした感じの浴感でした。脱衣所に掲示されている温泉成分表によると、この温泉(No.160-040)の源泉名はヌプリオンド温泉で、pH値は8.84、成分総計1,227ミリグラムの含石膏芒硝泉とのコトでした。源泉温度51.8℃のお湯を源泉かけ流しで利用しています。チェックイン直後に入った時はぬるめでしたが、夜になると湯温が上がっていました。数値ほどのツルツル感は感じられませんでしたが、硫酸イオンが多く含まれており、鎮静効果があるモノと思われます。無色透明無味無臭な感じでした。
夕食♪
さて、夕食の時間となりました。夕食は一階のホールにある食堂でいただきます。カジュアル懐石プランというコトで、一品づつ提供されました。左上の方から、スモークサーモン、天ぷら、茶碗蒸し、デザートのプリンです。この他にご飯とお吸い物が付きました。スモークサーモンは自家製というコトで美味しかったですね。天ぷらも揚げたてのモノが提供されました。茶碗蒸しはレアな感じのあつあつスープ感覚です。デザートのプリンも美味しくいただきました。今度宿泊する時は鹿肉の料理も食べてみたいですね。夜8時くらいからコーヒーと紅茶のサービス(無料)もあり、ボクは紅茶をいただきました。ご主人は関西出身の方で、いろいろお話をしてオモシロかったです。
就寝♪
夜になって部屋の窓から外を見ると星空が素晴らしくキレイでした。何だかボーっと30分くらい星空を眺めていたかな? 5人部屋を一人で占領するというのも贅沢な感じでしたね。お風呂は24時間入浴できるので、夜中も温泉へ入って温まりました。たっぷり温泉を楽しんだ後は、ロフトへ上って就寝です。
朝食♪
翌朝の朝食です。宿泊客の多い日はバイキングなのですが、今回はボク一人だったので一般的な和食となっていました。正面に外の景色が見えてキレイでしたね。
外の景色
チェックアウトは9時となっています。少し早目にチェックアウトしてクルマのところへ行くと、窓がガッツリ凍っていました。今朝は気温が低かったようで、氷点下15℃くらいになっていたようです。クルマが暖まるまで付近を探索してみました。ちょうど日が昇り始めていて清々しい感じですね。北海道のこういう朝って、なまら寒いんですよぉ~。この後は和琴半島へでも行こうかと思いましたが、あまりに寒かったので、真っ直ぐ帰るコトにしました。さて、屈斜路原野ユースゲストハウスですが、ユースホステル系の宿というのは相部屋が基本なので、なかなか行き難いという方も多いかもしれません。しかし、オフシーズンともなると、案外ゆったりと利用できるコトが多いような気がします。今回もどうなるのかなぁと思って予約したので、オフシーズンは一人部屋保障プランとかあるとイイのかなぁと思いました。

★屈斜路原野ユースゲストハウス(くっしゃろげんやゆーすげすとはうす)
 場所 : 北海道川上郡弟子屈町屈斜路原野443の1
 電話 : 015-484-2609
 営業 : 日帰り入浴なし
 休業 : 不定休
 宿泊 : 13:00-09:00
 泉質 : 含石膏芒硝泉(アルカリ性低張性高温泉)
 成分 : 成分総計1,227ミリグラム(Na・Ca-SO4)
 泉源 : No.160-040(ヌプリオンド温泉)
 備考 : シャンプー等あり・ドライヤーあり・相部屋
 感想 : ★★★☆☆

2012/01/03
金花湯への道
いつだったか、道南の島牧村(しままきむら)にある「金花湯(きんかゆ)」へ行ってきました。時期は9月初旬だったと思います。探索前日に島牧村へ入り、その日は道の駅
「よってけ!島牧」の近くで車中泊しました。翌朝7時頃に起床し、道の駅の自動販売機で飲み物を大量に(3リットル分)購入して探索開始です。初日はとても天気の良い日で、暑くて大変だったのを思い出します・・・。
金花湯(黄金温泉)
さて、9時間ちょっとで金花湯へ到着しました。いやぁ~、なまら疲れましたねー。北海道一の秘湯と言われているだけのコトはあります。行程の詳細こちらの記事を見ていただくとして、さっそく温泉を探索してみるコトにしましょう。それにしても黄金色に輝く台地が素晴らしい感じですね。金花湯は別名「黄金温泉」と呼ばれていたりもします。昔、付近で砂金が採れたようです。
コバルトブルーの温泉
ココへ来て、まず一番最初に見に行く場所はこちらの湯船でしょうね。あぁ~、これが夢にまで見た金花湯の湯船です。正直言って、この時はもう温泉どころではないくらいにクタクタだったのですが、今、こうして冷静に見てみると、やはり金花湯は素晴らしい! 付近は鬱蒼とした森なのですが、湯船のまわりだけは草木の無い開けた台地となっていて、とても神秘的で不思議な感じです。
金花湯と湯流れ
お湯は湯船の底から湧いているワケではなくて、少し離れた源泉湧出孔から流れてきていました。こうして流すコトによって湯船の湯温がちょうどよい感じとなるのですね。それでは、源泉湧出孔の方を見に行ってみましょう。
湯温計測
少し離れた草むらの中に源泉湧出孔らしき場所がありました。どうしてこんなところで温泉が湧出しているのでしょうね。湯温を計ってみると45℃以上となっていました。源泉湧出孔部分でも入浴できそうですが、何だか入ってはダメな感じがしたので、見るだけにしておきます。
白い湯流れ
源泉湧出孔から白い湯流れが続いていました。何だか神秘的な感じですね。金花湯はかつてクルマで近くまで行くコトができたのですが、現在は林道も廃道と化し、通常の手段では容易に辿り着くコトのできない秘湯となっています。
湯流れと湯船
その湯流れが写真のような感じで湯船へと到達していました。湯船のお湯は角度を変えると、写真のように見事なコバルトブルーに見えて素晴らしいです。
別な湯船
数メートル離れた別な湯船へやってきました。すでにスッポンポンで準備万端といった感じですね(笑) 手前に丸い湯船が一つ、奥に小さい湯船が2つあります。ボクが立っている湯船は突端にある湯船で、その先は落差数十メートルの断崖となっていて怖い感じでした。間違って落ちたらタダでは済まないでしょう・・・。
崖っぷちの湯船
先ほどボクが立っていた湯船です。小さい湯船が二段になっているのが分かるでしょうか? 長い年月をかけて石灰華が形成されているようでした。こちら側の湯船は流入している湯量が少なく湯温が低いため、入浴向きではないですね。
入浴♪(その1)
メインの湯船へ入浴してみました。湯温を計ってみると41℃ほどです。あぁ~、旅の疲れが取れますねー。いえ、そんな簡単に疲れは取れなかったのですが、この入浴が目的でココまでひたすら歩いてきたのですから、その達成感たるや半端無いモノがありました・・・。
入浴♪(その2)
資料によると金花湯の泉質は含石膏土類硫化水素泉で、成分等の詳細は不明です。心地良い硫化水素臭がとても印象に残りました。カルシウム成分が相当あるようで、湯船の底でカリカリに結晶化しているようです。尖った部分が刺さるので、気を付けて入浴しましょう。入浴後は日没が迫っていたので、慌ててテントを設営しました。もう、気力だけでココまでやってきたようなモノなので、気が張り詰めていてあまり眠れなかったのですが、相当濃い経験になったのは言うまでも無いでしょう。帰路は出発前から膝などが痛くて、10時間もかけて必死に帰ったのでした・・・。しばらくは、もう絶対に行きたくないと思っていましたが、この記事が登場したというコトは・・・(謎)

★小金井沢温泉 金花湯(こがねいざわおんせん きんかゆ)
 場所 : 北海道島牧郡島牧村泊
 料金 : 無料
 営業 : 24時間
 休業 : 年中無休
 泉質 : 含石膏土類硫化水素泉(中性低張性高温泉)
 成分 : 成分総計4,029ミリグラム(含S-Ca・Na-Cl・HCO3・SO4)
 泉源 : 自然湧出(黄金温泉)
 備考 : 要重装備・遭難注意・ヒグマ出没注意!
 感想 : ★★★★☆