じゅん☆ブログ

2012年03月の記事一覧
2012/03/25
然別湖コタン
ある天気の良い日に鹿追町(しかおいちょう)の然別湖(しかりべつこ)へ行ってきました。然別湖では冬の間「然別湖コタン」と呼ばれる氷上の村が開村されています。今回は湖畔の温泉宿へ宿泊して、じっくりと楽しんでみるコトにしましょう。
氷上露天風呂
まず最初に向かったのはココへ来た目的の一つである「氷上露天風呂」です。氷結した然別湖の氷上を道なりに歩いて行くと、写真のような案内看板がありました。それにしても天気が良いですねー。目の前に見える天望山も際立って見えました。天望山はその形が唇に似ているコトから、別名「クチビル山」と呼ばれていたりもします。
温泉イグルー
目の前に見えてきたのが露天風呂のイグルー(氷の家)です。ドーム状の部分が脱衣所になっていて、その先に湯船があります。入口には
入浴時間の案内看板がありました。入浴時間は6時半から22時までで、6時半から18時までは男女混浴、18時から20時までは男性専用、20時から22時までは女性専用となっています。
脱衣所
イグルーの中へ入って行くと脱衣所がありました。湯船が2つあるので脱衣所も2ヶ所あります。日中は混浴ですから、どちらが男とか女とかあるワケではないのですが、暗黙の了解で分かれている場合もあるようでした。床にマットが敷いてあるのですが、靴下を脱ぐと足が冷たいです。急いでスッポンポンになって露天風呂へと向かいましょう。
露天風呂の湯船
こちらは氷上露天風呂の湯船です。黄土色をしたお湯の色が素晴らしいですね。掛け湯とかできないのでそのまま入りますが、ボクは既に本日の宿泊先であるホテルで、ひとっ風呂浴びてから来ているので安心です。舐めっても大丈夫です(謎)
入浴♪(その1)
いやぁ~、素晴らしい眺めの露天風呂ですねー。しかも湯船独占です。それなりに入浴する人もいるのですが、時間帯によっては貸切で入浴するコトも可能でした。
引湯システム
この氷上露天風呂で使用している温泉は湖岸にある「然別湖畔温泉 ホテル風水」からパイプラインにより引湯しているのですが、よく観察してみると、なかなか手の込んだ仕組みとなっています。写真に写っている灰色のパイプは排湯用で、黒いホースが給湯用となっていました。黒いホースを流れてきた新鮮な源泉が湯船へ注がれ、灰色のパイプを通って戻っていくようになっています。給湯用のホースを排湯パイプへ通すコトによって、泉温の低下を防いでいるのでしょう。脱衣所の入口に掲示されている温泉分析書によると、こちらの温泉(No.217-007)は成分総計2,585ミリグラムの含重曹食塩泉で、鉄分が豊富に含まれているようでした。臭素イオンやリン酸イオンが含まれているのも興味深いところです。
入浴♪(その2)
こんなに素晴らしい露天風呂を無料で利用できるというのはありがたいですね。然別湖コタンでは今回紹介した氷上露天風呂の他にアイスバーアイスロッジ、スノーモービルやスノートレッキングなど、様々な冬らしい体験をするコトができます。次回は宿泊編を紹介しようと思いますが、宿泊してゆっくりと楽しむのがオススメかもしれません。

★しかりべつ湖コタン 氷上露天風呂
 場所 : 北海道河東郡鹿追町北瓜幕然別湖畔
 料金 : 無料
 営業 : 06:30-22:00
 休業 : 冬期以外
 泉質 : 含重曹食塩泉(中性低張性高温泉)
 成分 : 成分総計2,585ミリグラム(Na-Cl・HCO3)
 泉源 : No.217-007(然別湖畔温泉ホテル1号井)
 備考 : 混浴、18:00-20:00(男専用)、20:00-22:00(女専用)
 感想 : ★★★★☆

2012/03/21
ペンション きらの宿すばる
弟子屈町(てしかがちょう)にある
0「きらの宿すばる」へ行ってきました。ココは美留和(びるわ)の温泉付き別荘地にあるペンションです。この地区への入口はちょっと分かりづらいのですが、なんとか辿り着くコトができました。オシャレな外観のペンションですね。付近には森があって静かな環境となっています。
ツインルーム「みずなら」
こちらは今回宿泊する客室です。天窓付きの部屋かと思っていたら普通の部屋でちょっと残念でした。室内には洗面所水洗トイレがあるだけで、テレビなど余計なモノはありません。静かな環境を満喫できますね。クローゼットの中には毛布とタオルセットが入っていました。
脱衣所
さっそく浴室へとやってきました。こちらは男湯の脱衣所です。男湯と女湯があって、どちらも同じような造りとなっていました。脱衣所のドアには鍵が付いているので貸切で利用するコトができます。宿泊客が多い時はあまり占有しないようにしましょう。
内湯
こちらは内湯です。湯船の横に湯口があって、温泉が湯中へ直接温泉が注がれるようになっていました。湯船の湯温は42℃ほどとなっていて、湯使いはもちろん源泉かけ流しです。洗い場の横に露天風呂の出入口がありました。
露天風呂
露天風呂です。さっそく入浴しちゃっていますが、急いで入らないと足が冷たくて大変なのです。長方形のコンクリート製浴槽があって、湯温低下を防ぐためと思われる木の板が並べられていました。横に道路があるので、結構高い塀があって眺めはそれほどでもないのですが、雪見風呂的な感じで良いですね。
入浴♪
見事なくらい透明なお湯ですね。脱衣所に掲示されている温泉分析書などによると、こちらの温泉(No.160-045)の泉質は成分総計803ミリグラムの単純泉で、源泉温度は47.7℃、pH値8.3とのコトでした。しっとりとしたお湯でツルツル感もあり、とても落ち着く感じのする良い温泉でした。
ホール
温泉へ入って部屋でボーっとしていると夕食の時間となりました。夕食はホールにある食堂でいただきます。フローリングに木製のテーブルと椅子が配置されていて暖かい感じですね。奥の部屋には温泉犬のマッシュがいるようでした。
佐呂間湖産帆立とじゃが芋のサラダ
<佐呂間湖産帆立とじゃが芋のサラダ>
夕食はコース風な感じとなっていました。最初に運ばれてきたのはサロマ湖産帆立とじゃが芋のサラダです。ジャガイモの上にイクラと小ぶりなホタテが載っていました。
オニオンスープ
<オニオンスープ>
玉ねぎのスープです。このスープと一緒に「女将生家でとれた新米ライス」が運ばれてきました。このお米がなかなか美味しかったです。
白身魚のガーリックソテー・レモンソース
<白身魚のガーリックソテー・レモンソース>
白身魚にレモンソースの酸っぱさが似合うお料理でした。彩りもキレイですよね。ナイフとフォークの他にお箸も用意されているので、安心して食事できます。
数の子のグラタン
<数の子のグラタン>
こちらは数の子のグラタンです。数の子のグラタンって初めて食べたような気がするのですが、数の子がふんだんに使われていて美味しかったです。そろそろお腹が苦しくなってきた・・・
摩周ポークソテー・バルサミコソース
<摩周ポークソテー・バルサミコソース>
さて、メインディッシュの登場です。このお肉は摩周ポークのソテーで、とても美味しいのですが、すでにお腹がパンパンに苦しくて食べるの大変でした。
ミルクゼリーとフルーツ
<ミルクゼリーとフルーツ>
デザートのミルクゼリーとイチゴとキウイフルーツです。お皿がとてもカラフルで可愛らしいですよね。以上で夕食ディナーはおしまいです。なかなか食べ応えのあるコース料理でした。
団欒スペース
食後はホールでまったりするのも良いでしょう。写真のような吹き抜けの休憩場所があります。ココにはお茶や水が用意されているので、棚にある本でも読みながらゆっくりできますね。奥にある薪ストーブがステキでした。
夜の露天風呂
暗くてよく分からないかもしれませんが、こちらは夜の露天風呂です。夜の露天風呂は寒いのですが、真冬の寒い夜というのは星空がキレイに見えるのです。もしかしたらプレアデス星団も見えるかな? 夜の露天風呂から見る星空は素晴らしいモノでした。浴室は24時間利用できるようになっています。
就寝♪
静かに夜が更けてゆく感じが、こういうペンションの良いところですね。窓の外を見ると木がライトアップされていてキレイです。客室内に冷蔵庫は無いのですが、買ってきた飲み物を袋に入れて窓の外へ吊るしておいたら、ギンギンに冷えていました。
朝食♪
翌朝の朝食です。朝食は和食と洋食があって、オーナーの気分で和食か洋食かが決まるようでした。今回は洋食ですね。メニューは左上の方からヨーグルト大皿のハム、チーズ、ソーセージ、フルーツ、ビザ、ベーコン手づくりベーグル、牛乳、野菜サラダ、紅茶といった感じです。シンプルな朝食で美味しくいただきました。食後に窓の外を眺めていると、餌場に小鳥が沢山飛んできて餌をついばんでいて可愛かったです。さて、きらの宿すばるですが、森の中にある隠れ家的なペンションで家庭的な雰囲気の温泉宿でした。宿泊料金は少し高めかもしれませんが、その分、本格的なお料理を楽しむコトができます。付近には散策コースのようなモノもあるので、早起きして探索してみるのもオモシロいかもしれませんね。帰りにクルマで付近を探索してみると、怪しい湯小屋のようなモノを数ヶ所で確認できました。プライベートな温泉って羨ましいですよね。温泉が垂れ流しになっている場所もあって、思わず入浴してしまいそうになりましたが手湯のみとしておきました。

★きらの宿すばる(きらのやどすばる)
 場所 : 北海道川上郡弟子屈町美留和原野286
 電話 : 015-482-2224
 料金 : 400円
 営業 : 要電話確認
 休業 : 不定休
 宿泊 : 16:00-10:00
 泉質 : 単純泉(弱アルカリ性低張性高温泉)
 成分 : 成分総計803ミリグラム(Na-HCO3・SO4・Cl)
 泉源 : No.160-045(美留和温泉)
 備考 : 冷蔵庫無し・貸しスキーや貸し自転車あり
 感想 : ★★★★☆

2012/03/17
別海 郊楽苑
別海町(べつかいちょう)にある
「べつかい 郊楽苑」へ行ってきました。ココは小高い丘の上にある温泉施設です。周辺にはふるさとの森やキャンプ場、町営野球場などがありました。
和室(8畳)
本日宿泊する客室です。すでに布団が敷かれていました。室内には冷蔵庫やテレビ、金庫などが設置されていて、冷蔵庫の上には電子ケトルとお茶セットが用意されていました。奥には簡易な洗面台があって、クローゼットの中には浴衣や毛布、タオルセットが入っています。テーブルの上には牛の折り紙と一緒にウエルカムメッセージが置いてあって微笑ましい感じでした。なお、トイレは共同となっています。
脱衣所の様子
こちらは脱衣所です。奥にはトイレと洗面所があって、無料で利用できるドライヤーが設置されていました。壁には温泉効用表温泉水成分比較表が掲示されていました。郊楽苑は日帰り入浴がメインの施設で、日中は多くの日帰り客が訪れます。休憩所や飲食コーナーも充実していました。
大浴場
浴室へと入りました。出入口部分に源泉の掛け湯があります。写真はメインの湯船で、浴槽が2つに分かれていて手前はジャグジー浴槽となっていました。源泉温度が38.4℃と少しぬるめなため加温されています。横にはサウナ水風呂もありました。
源泉浴槽
こちらは加温を行っていない源泉そのままの浴槽です。ジェットバスになっていて、背中に水流を当てながらのんびりと入浴できました。こういう源泉そのままの湯船が用意されているというのはポイント高いですね。その横には洗い場があります。
入浴♪
さっそく入浴してみました。こちらは加温湯船なのですが、意外とぬるい感じです。ツルツルする浴感で素晴らしい香りがしました。この温泉はいわゆるモール泉と呼ばれるモノで、温泉分析書に記載はありませんでしたが、腐植質を含んでいるモノと思われます。ボクは温泉のジャグジーってあまり好きではないのですが、ココの温泉に関してはジャグジー浴槽が凄かったですね。ブクブクとモール温泉の泡ができていて、この泡がまた素晴らしい香りを放っていました。
露天風呂
露天風呂もあります。背後には打たせ湯もあるのですが、冬期間は稼働していないようでした。温泉データですが、こちらの温泉(No.211-001)は成分総計3,238ミリグラムの弱食塩泉で、pH値が7.9あります。薄茶色をしたお湯が印象的でした。休業状態である「清乃湯」を思い出しますね。浴後は肌がスベスベになりました。
夕食♪
さて、夕食の時間となりました。食事はレストラン「緑の詩」でいただきます。今回は「別海の新・ご当地グルメ満喫プラン♪」というプランで泊まってみたのですが、このプランは夕食に別海町のご当地グルメである「別海ジャンボ牛乳」と「別海ジャンボホタテバーガー」を食べるコトができる楽しみなモノとなっていました。道産ジャガイモのポテトフライ地元産エビグラタンも付いてきます。
別海ジャンボホタテバーガー
別海ジャンボホタテバーガーは作り方を読みながら自分で作る楽しみがあります。このバーガーは町内のいくつかのお店で販売されているのですが、店によってソースが異なるとのコトでした。郊楽苑のソースは味噌ダレとオーロラソースとマヨマスタードの三種類です。春巻の中に大きなホタテが入っていて美味しくいただきました。食後には別海牛乳のソフトクリームが運ばれてきて、こちらも美味しくいただきました。
就寝♪
食後も温泉へ入ってのんびりしました。22時を過ぎると日帰り入浴が終了するので浴室も空きます。浴室は23時半まで利用できるのですが、夜中に入浴できないのがちょっと残念でしたね。翌朝は5時から8時まで利用できるとのコトでした。客室は暖房が控えめでちょっと寒い感じです。スッポンポンで寝ると風邪をひくかもしれませんね。クローゼットから毛布を出してきて使いました。
朝食♪
翌朝の朝食です。朝食はシンプルなバイキングとなっていました。昨夜ジョッキで飲みまくった「べつかいの牛乳屋さん」もあります。昨日は日没後だったので気が付かなかったのですが、このレストランはなかなか眺めの良い場所にありました。晴れていると遠くに知床連山も見えるそうです。さて、べつかい郊楽苑ですが、ココは一時期休業になったりして心配したコトもあったのですが、無事に再開してくれたようで安心しました。モール系の温泉が素晴らしく、ゆっくりくつろげると思います。

★べつかい 郊楽苑(べつかい こうらくえん)
 場所 : 北海道野付郡別海町別海141番地100
 電話 : 0153-75-0711
 料金 : 510円
 営業 : 11:30-22:00
 休業 : 年中無休
 宿泊 : 15:00-10:00
 泉質 : 弱食塩泉(弱アルカリ性低張性温泉)
 成分 : 成分総計3,238ミリグラム(Na-Cl)
 泉源 : No.211-001(別海ふれあい温泉)
 備考 : 2021年3月25日をもって休館
 感想 : ★★★★☆
2012/03/12
オホーツクの流氷
ある日、斜里町(しゃりちょう)のウトロ地区へ行ってきました。写真は国道334号線沿いの景色です。流氷が流れ着いて海が真っ白になっていますね。
オシンコシンの滝へ立ち寄ったりしながらウトロの温泉街へと向かいました。
知床ノーブルホテル
今回の宿泊先はこちらの「知床ノーブルホテル」です。道の駅「うとろ・シリエトク」の近くにあるホテルで、数年前にオープンした新しいホテルです。今時期は知床ファンタジアと呼ばれるイベントが開催されていて、夜のオーロラファンタジー目当てで宿泊している方も多いようでした。
客室の様子(その1)
チェックイン手続きを済ませて客室へと向かいました。客室への案内はありません。部屋へはカードキーで入室します。写真は室内の様子です。今回は眺望海側のツインルームへ泊まってみました。逆光になるのでカーテンを閉めて撮影していますが、カーテンを開けると海が見える眺めの良い部屋となっています。夕方の光景が素晴らしく、夏場であれば真っ赤な夕日を眺めるコトができるでしょう。
客室の様子(その2)
それでは室内を見ていきましょう。デスクの上にはテレビと電気ポットがあります。テレビの下には冷蔵庫とコーヒーセットが収納されていました。冷蔵庫の中にはフリーのドリンクが入っています。出入口部分には洗面所バスルーム、そして水洗トイレがありました。トイレの蓋は近づくと自動的に開きます。クローゼットを開けると浴衣やタオルセットが入っていました。部屋全体が新しくてキレイな印象ですね。
7階ホール
最上階の7階へやってきました。左側には大浴場への通路があります。背後にはゲームコーナーがありました。中央の休憩スペースが良い感じですね。
リラクゼーションスペース
リラクゼーションコーナーもあります。最新型のマッサージチェアが2台設置されていました。100円で15分間マッサージしてくれます。奥にはコインランドリーとアルコールの自動販売機がありました。
脱衣所
こちらは脱衣所です。左奥の方が洗面台となっていて、アメニティーやドライヤーなどが用意されていました。鍵付きのロッカーがあるので、貴重品はココへしまっておきましょう。それではスッポンポンになって浴室へ入ってみます。
内湯
大浴場へ入りました。写真はメインの湯船です。背後には洗い場があって、洗い場にはポーラのアロマエッセが備え付けられていました。水風呂サウナもあります。
入浴♪(その1)
浴室には大きな窓があって、外の景色を見ながら入浴するコトができました。景色はもの凄く良いです。しかし、この温泉は何なのでしょう。泣きたくなるような塩素風呂です。こんな塩素風呂は久しぶりに入りました。ココは独自源泉を使用していて、どんなお湯なのか結構楽しみにしていたのですが、残念でなりません・・・。
露天風呂
気分転換のため露天風呂へやってきました。こちらは源泉かけ流しだったりするのでしょうか? こじんまりとした露天風呂ですが、ココからの眺めも素晴らしいです。
露天からの眺め
露天風呂脇の謎のスペースからは、こんな景色を眺めるコトができました。真ん中に見えているのは道の駅です。この写真はもちろんスッポンポンで撮影しているのですが、こんなに眺めが良いというコトは、向こうからもこちらが見えるのでしょうかね?
入浴♪(その2)
露天風呂へ入浴してみました。期待は見事に裏切られ、この浴槽もバリバリの塩素消毒でした・・・。掲示されている温泉成分表によると、こちらの温泉(No.128-002)の泉質は成分総計16,090ミリグラムの含塩化土類食塩泉となっています。元は高張性のかなり良い温泉なのですが、温泉資源保護というコトで上水道を80%の割合で加水しているとのコトでした。8割も水を混ぜた上で循環ろ過塩素消毒しているのですから、もはや温泉成分表の数値なんて意味が無いような気もします。
夕食バイキング
気を取り直して夕食バイキングを楽しみにきました。食事は2階のレストラン「シーレイ」でいただきます。地産地消型の美味しそうなお料理が沢山用意されていました。
夕食♪
こんなに沢山持ってきてしまいました。左上の方からちゃんちゃん焼き、大皿にはパスタ、サーモン、牡蠣フライ、海老フライ、子持ちシシャモ、ステーキ、エビチリなど、茶碗蒸し、ホタテ味噌焼きミニいくら丼刺身蟹寿司、ツブといった感じです。
デザート♪
こちらはデザートです。もう、かなりお腹いっぱいでしたが、デザートは別腹です。こういう一口サイズのデザートはいろいろ楽しめるので良いですよね。フルーツが美味しかったので沢山おかわりしてしまいました。
就寝♪
食後も大浴場へ行ってみましたが、風が強くなると危険防止のため露天風呂は閉鎖してしまうようです。大浴場は15時から0時半まで利用でき、翌朝は5時から9時まで利用可能とのコトでした。部屋へ戻ってベッドでゴロゴロしていると、カラダが痒くなってきましたねー。おそらく濃度の高い次亜塩素酸の影響でしょう。ココの温泉へ入った後はシャワーを浴びた方が良いようです・・・。
朝食♪
翌朝の食事です。朝食もバイキングとなっていました。和食中心のバイキングで、和食が苦手な方にはパンも用意されています。眺めの良い座席で美味しくいただきました。さて、知床ノーブルホテルですが、温泉はどうでもよいけれど、眺めが良くてキレイな所へ泊まりたいという方にはオススメのホテルだと思います。ボクの場合は温泉がメインなので、湯使いが改善されない限り今後宿泊するコトは無いと思いますが・・・。ボクが今回、ウトロへ来た目的は知床ノーブルホテルではなくて、知床ファンタジアの会場に設置されるという「流氷露天風呂」への入浴だったのですが、今年は流氷露天風呂が中止というコトを現地で知り、非常に残念な思いをしました・・・。

★知床ノーブルホテル(しれとこのーぶるほてる)
 場所 : 北海道斜里郡斜里町ウトロ東3
 電話 : 0152-22-5211
 営業 : 日帰り入浴なし
 休業 : 年中無休
 宿泊 : 15:00-10:00
 泉質 : 含塩化土類食塩泉(中性高張性冷鉱泉)
 成分 : 成分総計16,090ミリグラム(Na・Mg-Cl)
 泉源 : No.128-002(知床温泉)
 備考 : コインランドリーあり・休憩所あり
 感想 : ★★☆☆☆
2012/03/07
若草の林道
ある日、セリ川という川の上流にあるという「セリ川上流の湯」を探索しに行ってきました。当初は
林道ゲートからスノーシューを装備して探索する予定でしたが、現地へ行ってみると林道が除雪されているではないですか! これは楽に歩くコトができてありがたいですね。
林道とセリ川
少し進むと林道と川の交差している場所がありました。この川の上流に今回の目的地がある予定です。ココから川遡行をしてもよいのですが、せっかく林道が除雪されているので行けるところまで行ってみましょう。
森の番人?
10分ほど歩くとエゾシカがこちらを見て警戒していました。その少し先で除雪区間も終了のようです。さらに進むとエゾシカたちは森へと逃げて行きました。
高圧線
この場所には高圧線が通っていて、その下には雪原が広がっていました。それではスノーシューを装備して雪原を歩いて川の方へ行ってみましょう。
迷いの川へ入渓
少し行くと川が流れていました。ココから川を遡行していくワケなのですが、この川にはあるトリックがあるとか無いとか・・・(謎)
タヌキ
雪の壁を登ったり、源流部分まで行って絶望して引き返したりしていたら、一時間半くらい経ってしまいました。タヌキも呆れた顔をしてこちらを見ています・・・。
怪しい空間が!
そろそろ諦めて帰ろうかと思った時、目の前に妙な空間が出現しました。怪しくオレンジ色に染まった場所が見えますね。これはもう間違い無いでしょう。
セリ川上流泉源
ココがある文献に載っていた「セリ川上流泉源」です。久しぶりに見るオレンジ色の空間はワクワクしますね。付近には四ヶ所ほどオレンジ色に染まった場所が確認できました。結構広範囲に湧出しています。
湯温計測
ジッと見ていると気泡とともに温泉が湧き出しているようでした。その部分で湯温を計ってみると26℃あります。低温泉の分類ですが立派な温泉と言えますね。
手湯
さっそく手湯をしてみました。ぬるい感じなのですが、寒い中を歩いてきたので湯温を感じられるのは嬉しいですね。今回は手湯のみの予定でしたが・・・
入浴♪
あー、やっぱりやっちゃってますね(笑) 尻湯なのだか足湯なのだか分からない感じですが一応浸かっています。上半身は着たままでもよさそうなモノですが、これがボクの入浴スタイルですから放っておいてください。氷点下の環境でこの尻湯写真撮るだけでも相当苦労しているのですよ。まぁ、そんなコトはどうでもよいのですが、こうやって見ると結構大規模な湧出であるコトがお分かりいただけるかと思います。資料によるとこのセリ川上流泉源は、かなり古くからその存在を知られていたようなのですが、一般的にはあまり知られていないようですね。あぁ、寒かった・・・。

★セリ川上流の湯(せりがわじょうりゅうのゆ)
 場所 : 非公開
 料金 : 無料
 営業 : 24時間
 休業 : 年中無休
 泉質 : 不明
 成分 : 不明
 泉源 : 自然湧出
 備考 : ヒグマ出没注意!
 感想 : ★★★☆☆

2012/03/03
天狗の湯探索
ある日、どこだかにある「天狗の湯(てんぐのゆ)」という野湯へ連れていってもらっちゃいました。スノーシューツアーの散策コースにもなっているらしい天狗の湯なのですが、ボクの持っている資料にも載っていない秘湯です。今回はステキな温泉仲間と一緒に探索してみました。
久々のスノートレッキング
久しぶりにスノーシューを履いて探索してみましたが、やはりスノーシューはオモシロいですね。前日に少し雪が積もっているので先頭を歩く人は大変です。
さらに奥地へ
小川のような場所や沢遡行もあるのですが、水量が少ないので長靴を装備していれば問題無いでしょう。ただ、川の近くは雪が崩れやすくなっていたりするので、足元の雪が突然崩れたりして転ばないように注意が必要です。沢遡行時はスノーシューを脱いで長靴で歩きました。
温泉の川
出発から一時間ほどで写真のような場所へ到着しました。この流れはすべて温泉の湯流れで付近には温泉臭が漂っています。あちこちの
石に苔が生えていて、雪の中で見る緑色というのが何とも不思議な感じとなっていました。まさかこんな場所にこれほど大規模な湯流れが存在していようとは、驚きというか感動です。
源泉湧出孔
その湯流れの先にあるのが写真の源泉湧出孔です。源泉湧出孔というか、これはもう湯船ですね。底からブクブクと温泉が湧出していました。驚いたのはその湧出量です。どれくらいの湧出量なのかは不明なのですが、ドバドバと大量に溢れ出していくような感じで相当な湯量であると推測できました。湯温を計ってみると37℃もあります。
入浴♪(その1)
さっそく入浴してみました。これは見事な湯船ですねー。意外と深い感じで寝そべると全身浴できます。もう少し湯温が高ければ快適なのですが、37℃でも十分に湯浴みを楽しむコトができました。久しぶりの野湯入浴で水を得た魚のようですね(笑)
入浴♪(その2)
湯船の周りには雪が積もっていて、雪見風呂のような感じとなっていました。お湯は無色透明で泉質は不明です。その透明度とツルツル感が素晴らしかったですね。
入浴♪(その3)
湯船の横にある大岩が迫力ありました。大岩の下あたりにも温泉徴候が見られ、その脇の穴からも温泉がブクブクと湧出していました。湯上がり後、服を着るまでは寒かったり冷たかったりして大変なのですが、そんな苦労も冬期野湯探索の醍醐味と言えるでしょう。浴後は肌がサラサラになる良いお湯でした。探索の機会を与えてくれた方々に、この場を借りてお礼申し上げます。

★天狗の湯(てんぐのゆ)
 場所 : 非公開
 料金 : 無料
 営業 : 24時間
 休業 : 年中無休
 泉質 : 不明
 成分 : 不明
 泉源 : 自然湧出
 備考 : 要装備・ヒグマ出没注意!
 感想 : ★★★★☆

2012/03/01
糠平館観光ホテル
上士幌町(かみしほろちょう)のぬかびら源泉郷にある
「糠平舘観光ホテル」へ行ってきました。ぬかびら源泉郷は上士幌町の市街地から22キロメートルほど離れた山間部にある温泉地です。今時期は糠平湖でのワカサギ釣りや、タウシュベツ川橋梁探索、スキーなどを楽しむコトができます。ホテルの横に手湯鉢が新設されていました。
客室(八畳間)
ホテルの方が部屋まで案内してくれました。写真は今回宿泊する客室です。こじんまりとした和室でイイ感じですね。出入口部分にはバストイレがありました。室内にはテレビ冷蔵庫があり、テーブルの上にはお茶セット温泉焼というお菓子が置いてあります。クローゼットの中には浴衣やタオルセット、金庫が収納されていました。
夕食♪
さて、いきなり夕食の登場となりました。今回はちょっと遅めの新年会というコトで、気の合う温泉仲間が集まったのです。長時間に及ぶ温泉談義に備えて、まずは腹ごしらえでしょう(笑) 刺身天ぷらが美味しそうですね~。
乾杯♪
まずは久しぶりの再会を祝ってビールで乾杯です。ボクにビールを注いでくれているのは、あの方ですよぉ~!(謎)
殻付牡蠣と殻付ホタテ
山間部の温泉宿なのに牡蠣やホタテが出てきました。うぉ~、牡蠣が特に美味しそうですね。ミニ七輪で炙って食べていると日本酒が飲みたくなってしまいました。
タラバガニ
牡蠣やホタテだけではなくて、タラバガニと毛蟹まで出てきました。これは観光客も喜びそうですね。もちろんボクも喜びました(笑)
十勝産の牛すき
こちらは牛すき焼きです。うわぁ~、旨そうですね! 十勝産の牛肉が使われているようで、溶き卵を付けて美味しくいただきました。食後は別室へ移動して二次会の始まりです。有意義な二次会は深夜まで続いたのでした・・・(秘)
大浴場
時刻は午前三時、楽しい二次会もアッと言う間に終わり大浴場へとやってきました。さすがにこの時刻だと貸切状態になり写真撮影もできますね。実は糠平舘観光ホテルのお風呂へ入るのは二回目くらいなのですが、前回はかなり酔っぱらっていたのか撮った写真がことごとくブレていたのでした。今回はそんなにブレていないかな・・・?
入浴♪(その1)
こちらは大浴場の露天風呂です。露天風呂出入口のところにサウナもあるのですが、夜間は利用できないようになっていました。温泉は翌朝の9時まで夜通し利用するコトができます。
混浴露天風呂へ!
さて、大浴場をいったん出てやってきたのは、糠平舘観光ホテルの目玉とも言える混浴露天風呂です。この長い階段を下りて行く感じが良いのですよね。足元が滑りやすくなっているので注意しながら下りて行きましょう。ココは昼間よりも夜の方が良い雰囲気だと思いました。
仙郷の湯
混浴露天仙人風呂「仙郷の湯」へ到着しました。写真は脱衣所の入口で、中へ入って行くと女性用脱衣所と男性用脱衣所に分かれています。この雰囲気はもう最高ですね。
湯船
こちらは湯船です。丸い湯船があって中央に湯口がありました。湯口の部分は盛り上がっていてつまづくので注意が必要です。黄色い照明がぼんやりと燈っていてステキですね。寒いのでサッサと脱衣所でスッポンポンになって入浴してみましょう。
入浴♪(その2)
いやぁ~、イイ湯船ですねー。脱衣所から湯船までの湯流れ通路も良い感じでした。スッポンポンで入るのが恥ずかしい人は、水着を着たりタオルを巻いて入っても良いそうです。なお、19時から22時までは女性専用時間帯とのコトでした。こちらの温泉の泉質は成分総計1,122ミリグラムの含重曹食塩泉で、源泉温度が59.2℃と高温なため10%から15%ほど加水をしているとのコトです。ただし、冬期間の露天風呂は源泉100%のようでした。浴後は肌がスベスベになる良いお湯です。
朝食♪
翌朝の朝食です。朝食はバイキング形式となっていました。あまり寝ていないので眠たかったのですが、本日は山奥の秘湯を探索するとのコトなので、しっかりと食べておきました。食後のヨーグルトが美味しかったです。今回は糠平舘観光ホテルの方々に大変お世話になりました。どうもありがとうございました。そして、温泉仲間のみなさん、楽しい時間をありがとうございました。それでは装備を整えて秘湯探索へ出発しましょう。この後探索する秘湯は初めて行くところなのでワクワクしますね。次回、伝説の秘湯編へつづく・・・

★糠平舘観光ホテル(ぬかびらかんかんこうほてる)
 場所 : 北海道河東郡上士幌町ぬかびら源泉郷北区48の1
 電話 : 01564-4-2210
 料金 : 1,000円
 営業 : 11:30-21:00
 休業 : 年中無休
 宿泊 : 15:00-10:00
 泉質 : 含重曹食塩泉(中性低張性高温泉)
 成分 : 成分総計1,096ミリグラム(Na-Cl・HCO3)
 泉源 : 自然湧出(ぬかびら源泉郷温泉 糠平館観光ホテル)
 備考 : シャンプー等あり・ドライヤーあり・休憩所あり
 感想 : ★★★★☆