じゅん☆ブログ

望楼NOGUCHI函館(客室展望風呂) 2013.02.19
望楼NOGUCHI函館
函館市(はこだてし)の湯の川温泉にある「望楼NOGUCHI函館」へ行ってきました。名前からも分かるように、ココは野口観光グループの温泉宿で、もともとは啄木亭の別亭「飛天」だったのですが、2010年に高級志向の温泉宿としてリニューアルオープンしました。ボクは以前に層雲峡の某温泉宿で少し不快な接客を受けたため、野口観光の宿に対しては、あまり良い印象が無いのですが、今回は函館でどこへ泊まろうか検討した結果、ココへ決めたのでした。これでダメだったら、野口観光系列の宿へ宿泊するコトは今後無いでしょう。中へ入るとモダンな空間が広がっていました。
ウォーターサイドカフェ
チェックイン手続きはウォーターサイドカフェでゆったりと行われました。窓の外には日本庭園があって良い感じです。接客面を注意して観察していましたが、第一印象はとても良い感じですね。気分よく宿泊できそうです
ウェルカムドリンク
ウェルカムドリンク類が運ばれてきました。お茶と串団子です。ウォーターサイドカフェにはフリーのドリンクコーナーがあるので、好きな時に寛ぐコトができるようになっていました。この後は案内されて部屋へ向かったのですが、その前にちょっと一階フロアの様子を紹介しておきましょう。
一階フロアの様子
一階フロアはなかなか素晴らしい感じです。水の張られている部分が多くあって、そこに石畳の通路があったりしました。このホテルの建築は以前に紹介した「江差旅庭 群来」を手掛けた「中山 眞琴」さんがプロデュースしているのです。
ライブラリー(その1)
こちらはライブラリー(のぐち文庫)です。北海道を題材にしたミステリー物や、歴史物、アニメ等の本が取り揃えられていました。その向こう側にはバーも見えますね。
ライブラリー(その2)
バーで飲み物をオーダーして、ココで読書等を楽しむコトができるようになっていました。テーブルの上には新聞等も用意されています。ライブラリーには本以外にも骨董品的なモノが展示されているので、見ているだけでも楽しい空間でした。
バー(long good-bye)
こちらはバーカウンターです。この長~いカウンターテーブルがステキですよね。ムードが良くて、とても大人な感じの空間となっていました。バーは20時から24時までの営業です。
ビリヤードスペース(ISARIBI)
バーの横にはビリヤードコーナーがありました。こちらのビリヤードは無料で自由に利用できるとのコトです。一階フロアにはその他に、売店茶室などもありました。それでは客室へ行ってみるコトにしましょう。
展望風呂付き和室
本日宿泊する12階の客室「天の原」へ入りました。客室入口の雰囲気も良い感じですね。どこかの誰かさんみたいなポーズをとった置物がオモシロい感じでした。右側にはトイレ洗面所(浴室)があって、左側は客室となっています。
客室の様子(その1)
こちらが客室です。12畳半もある広い部屋で広縁には無料のマッサージチェアが設置されていました。客室としては最上階のフロアなので、窓からの眺めも抜群です。素晴らしい函館の夜景を楽しむコトができました。遠くに函館空港が見えるので、飛行機の離着陸を眺めるのもオモシロいです。フライト時刻表が置いてありました。
客室の様子(その2)
室内に設置されているモノを紹介していきましょう。クローゼットを開けると浴衣、パジャマ、ガウンなどが入っていました。その下には金庫冷蔵庫があります。冷蔵庫内のドリンクは無料です。その横にはテレビがあって、テレビの下にはDVDプレイヤーと本が置いてありました。テーブルの上には各種案内が置いてあって、お皿にクリーム大福とトラピスト修道院のクッキーが置いてありました。このクッキーは美味しいのですよね。テーブル脇には充実したお茶セットも用意されていました。
客室展望風呂
さて、本題の浴室を紹介しましょう。今回宿泊した客室にはヒノキ造りの展望温泉が付いているのです。ヒノキの湯船には常時温泉が注がれていて、いつでも好きな時に入浴できるようになっていました。
かなり熱いです!
さっそく入浴してみようかと思ったら湯温が半端無い感じです。湯口からは熱い源泉が注がれていて、よく見ると湯面に蝋のような細かい湯の花が浮かんでいました。湯温を計ってみると51℃もあります。加水もできるのですが、もったいないので湯もみして湯温を下げてみましょう。
入浴♪
なんとか入浴できる湯温になったので入浴してみました。窓を開けると夜景を眺めながら入浴するコトができます。湯口のお湯を少し舐めてみたところ、微弱苦味&塩味と言った感じでした。客室のファイルに入っていた温泉分析書(平成20年)によると、こちらの温泉は湯元啄木亭1号井と函館市水道局鮫川井の混合泉とのコトです。事前調査では湯川1丁目源泉混合井を利用しているモノと思っていたのですが、これはちょっと意外ですね。成分総計8,699ミリグラムの含塩化土類食塩泉で、源泉温度は52.6℃となっていました。源泉温度から推察すると、この客室温泉は源泉かけ流しであるモノと思われます。湯の川温泉らしい等張性の濃いお湯を堪能させていただきました。次回はステキな夕食を紹介しようと思います。

★望楼NOGUCHI函館(ぼうろうのぐちはこだて)
 場所 : 北海道函館市湯の川1丁目17の22
 電話 : 0138-59-3556
 営業 : 日帰り入浴なし
 休業 : 年中無休
 宿泊 : 14:00-12:00
 泉質 : 含塩化土類食塩泉(中性等張性高温泉)
 成分 : 成分総計8,699ミリグラム(Na・Ca-Cl)
 泉源 : No.486-009・No.486-010(湯元啄木亭1号井と鮫川井の混合)
 備考 : タオル等あり・シャンプー等あり
 感想 : ★★★★☆

  

Comment
じゅんさん、はじめまして、五代と言います。趣味で湯巡りをしています。このじゅんブログをいつも参考にさせてもらってます。私は、東京在住ですが、昨年から北海道の湯巡りに挑戦しています(笑) 昨年だけで、5回、北海道に渡りました。このブログを通じて、これからも勉強させて頂こうと思っています。今後とも頑張って下さい。陰ながら応援させて頂きます。 また、コメントさせて頂きますね。では。
五代 | 2013/02/19 23:22
このコメントは管理人のみ閲覧できます
- | 2013/02/20 10:19
こんばんわ高級旅館は違いますねぇ 機会と資金が在れば泊まりたいものです
先日用が在り苫小牧に行って来ました鵡川の道の駅の温泉に入って来ました
露天風呂が塩ミルク風呂でしたアイスの様な匂いがしました 別に網ひとつの
湯船にはコタン温泉の様なお湯が入って居りましたホテル併設で泊まれる様です
帰りは新得町の屈足温泉レイクインに泊まりました値段の割にはまあまあです
やはり懐石料理でしたが同じ位の値段ならほろしん温泉の方が良いと思います
\1000安でビジネスプランも在りました此方の方が私は良いかも温泉は2種類で
一つはトムラウシ温泉から運んで居る様です。
渡りからす | 2013/02/20 18:00
じゅんさん今晩は!
またまた素晴らしい旅館ですね。
じゅんさんのブログを見ると、観光の案内ではない、率直な感想を見る事ができて嬉しいです。
読者する所や、オシャレなバーなんかも行ってみたいです(^O^)/
あくせく、観光や何かしないで、せっかく行った空間を楽しむのが、本当の旅の醍醐味なんでしょうね!
私なんか、貧乏性なので、まだまだ、じゅんさんの域には達しません(^_^;)
もっと、旅を楽しむ様に努力していきたいと思います!


サブロー&マーちゃん | 2013/02/20 19:26
★五代さん
初めまして!
ボクのブログが参考になっているようで良かったです♪
北海道の温泉もなかなか奥が深いですよ~
野湯は特にオモシロいと思いますね
今後もよろしくです!
じゅん☆ | 2013/02/20 19:47
★非公開(2013/02/20 10:19)さん
こんばんは~♪
ようやく望楼NOGUCHI函館が登場しました(笑)
あの置物、カワイイでしょー
山本美枝子さんの作品らしいです
お湯は永寿湯と同じかなぁと思っていたのですが
温泉分析書によると違うようなので
ちょっとしたサプライズでした
湯の川温泉の泉源についてはそれほど詳しく調べていなかったのですが
ちょっと興味が出てきましたね
湯元啄木亭1号井は確か「松岡井」だったかなぁ?
「鮫川井」というのも気になってきました・・・(笑)
さて、非公開さんはどこへ泊まるのでしょうか?
じゅん☆ | 2013/02/20 19:47
★渡りからすさん
こんばんは~♪
今回はココか竹葉新葉亭かで迷ったのですが
竹葉は小学生の頃に行ったコトがあるようなので
リニューアルした望楼NOGUCHIにしてみました
鵡川の温泉は宿泊候補になったコトもあったのですが
そのときは新冠へ泊まったのでした
成分が濃くて気になっているので
そのうち泊まってみようと思っております
屈足温泉レイクインは入口まで行ったのですが
そのまま入らずに戻ってきてしまいました・・・
なにかの時に泊まってみたいとは思っているのですが
なかなか機会が無いですね
じゅん☆ | 2013/02/20 19:48
★サブロー&マーちゃんさん
こんばんは~♪
ボクはあまり批判的な感想は書かないようにしているので
話半分で見ていただいた方が良いかもしれませんよ(笑)
ただ、そんな中で批判的な感想が書いてあるというのは
余程のコトがあったのであろうと思われます・・・(謎)
この時は観光もしたかったのですが時間が無くて
函館ではココへ泊まった記憶しかありませんでした
ボク的には泊まる場所を決めないでプラプラと旅行した方が
観光等をのんびりと楽しめる感じかなぁと思います
じゅん☆ | 2013/02/20 19:48
麻生太郎が一杯やってそうなバーですね。函館にはアダルトな空間が似合います。檜の湯船はいいのですが、壁と窓がイマイチのような気が…。
北海道大好き | 2013/02/20 19:51
★北海道大好きさん
麻生さんはイイですよね~
自民党政権になって、ちょっとココロが落ち着きました(謎)
 
浴室はほとんど再利用っぽいですね
お湯が良かったせいか、それほど気にはなりませんでしたが
今回泊まった客室は一泊4万円以上する部屋なので
もうちょっとこだわりがあってもよいのかもしれません
じゅん☆ | 2013/02/20 20:03
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- | 2013/02/20 22:39
このコメントは管理人のみ閲覧できます
- | 2013/02/20 23:16
じゅんさんこんばんは~
ハイクラス連発ですね(笑)うらやましい!
パブリックスペースはお洒落で高級感漂う感じですね
バーもステキ!mioはお酒を飲まないのでホテルのバーには縁遠いんですが
一度でいいからカッコよく飲んでみたいと言う憧れがあるんですよね
以前飲んで立って歩けなくなった事があるので1人で外では怖くて飲めない(笑)
ビリヤードはなかなかいいですね
なんか久しぶりにやりたくなりました(笑)
夜景を見ながら入るお風呂もなかなかいいですね
湯もみってかなり時間がかかったのでは?
mio | 2013/02/21 01:20
大分前にコメントさせていただきました。

函館に来てたんですね。地元人として嬉しく思います。

素敵なホテルですね。リニューアルしてたなんて知らなかったです(゜ロ゜)
本当、色々、毎回羨ましいです。また次のブログも期待してます。
まゆきん | 2013/02/21 20:11
★非公開(2013/02/20 22:39)さん
こんばんは~♪
湯の川らしい温泉で満足できました
大浴場もあるのですが
やはり客室温泉はイイですね!
一階フロアのデザインコンセプトは
貴族が舟遊びする感じだったかな?
奇抜なデザインだとは思いますが
それがまた新鮮だったり・・・
群来と似ているところもあって
なるほどなぁ~とか思ったり・・・
 
竹葉はほとんど覚えていないのですが
石畳みたいなのがあったような記憶が・・・
じゅん☆ | 2013/02/22 03:18
★非公開(2013/02/20 23:16)さん
こんばんは~♪
遅くまでお疲れさまです!
おぉー、良いところをキープできましたね
今回の函館旅行でも候補にあがっていたのですが
時間の関係で函館市内となったのです
 
鮫川井って結構な歴史のある源泉井のようなのですが
鮫川井単独で温泉供給しているとは意外でした
函館市水道局の温泉供給状態も興味深いですね
じゅん☆ | 2013/02/22 03:18
★mioさん
こんばんは~♪
ハイクラスシリーズもそろそろネタが尽きてきました(笑)
望楼って初めて泊まったのですが良い感じですね
今度は登別の望楼にも泊まってみたいです
こういうところのバーって大人な感じがします
何を飲んだら良いのか迷っちゃうなぁ~
mioさんはビリヤードやるのですか?
ボクはやったコトないのです
湯もみはちょっと演出が入っていましたね
実際はお湯を止めて窓を開け一時間くらい放置していました
じゅん☆ | 2013/02/22 03:18
★まゆきんさん
こんばんは~♪
11月に道南方面を旅行していました
望楼NOGUCHI函館はリニューアルして高級路線へ変更しましたが
外観が真っ黒くなったのが一番驚きました(笑)
じゅん☆ | 2013/02/22 03:19
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