じゅん☆ブログ

日本海側を北上して行くと、ホントに景色がキレイで驚きます。次の目的地はせたな町の貝取澗（かいとりま）という所にある野湯です。貝取澗温泉「国民宿舎あわび山荘」の横を通り過ぎて、貝取澗川沿いの林道を進んで行きます。
林道は結構荒れていて、しばらくクルマが通っていないような感じでした。しばらく進むと倒木が行く手を阻みます。押しても引いてもビクともしないような巨木なので、ココを通過するのは容易ではありませんでした。途中、数ヶ所に滝や悲しい感じの砂防ダムがありました。
なんとか難所を越えて進むと右の方に枝道があったので、そちらへ行ってみると柵に囲まれた源泉小屋がありました。ココは国民宿舎あわび山荘の泉源の一つである貝取澗温泉５号井（No.466-005）のようです。
本線へ戻りしばらく進むと、左手に東屋みたいなのが見えました。近づいていくと「休憩所」と書かれた看板があります。どうしてこんな山の中に休憩所があるのだろう？と思ったのですが、この林道は貝取澗渓谷遊歩道というコトになっているようで、歩き疲れた人が休憩するために造られたようです。しかし、利用者は少ないようで、周囲には草が生い茂っていました。
ちょっと休憩しようかと思って東屋へ近づいていくと、その裏手から何やら妙な音が聞こえます。その音のする方へ行ってみると、パイプからシャーっと水が出て小さな虹ができていました。
その噴き出している水を触ってみると温かい感じでした。湯温を計ってみると３４℃あります。ココが貝取澗温泉４号井（No.466-006）のようです。パイプから噴き出した温泉によって、その下に湯溜まりができていました。
ちょっと大変そうですが入浴してみました。温泉がシャーっと噴き出してきて気持ちイイです。泉質は単純泉なのですが、何だか今までに無い感じの野湯ですね。
この周辺には湯ノ沢と呼ばれる沢があって、カイトリマ川の湯と呼ばれる野湯もあるらしいのですが、今回の探索では時間の関係で訪問できませんでした。今度来た時にはカイトリマ川の湯や、他の源泉井なども探索してみたいと思います。