じゅん☆ブログ

川又温泉(冬) 2008.01.18
牛舎奥林道
今年最初の野湯探索というコトで登別市(のぼりべつし)までやってきました。今回向かうのは登別市鉱山町の山奥にあるといわれる「川又温泉」です。夏場は温泉の近くまでクルマで到達するコトが可能ですが、今回は積雪のため鉱山町から牛舎奥林道を歩いて向かいました。
川又温泉入口
3.2キロメートルほど歩くと「川又温泉1.8km」と書かれた立て札がありました。ココまでの道にはクルマの轍が残っていて、高性能な四輪駆動車であればココまで来るコトができそうでした。ココからは森の中を進んで行きます。
登山道を進む
クルマの轍が残っていたので、冬でも川又温泉へ行く人がいるのだなぁと思いながら歩いてきましたが、森の中へ入ると足跡などは見当たらなく、ひたすら雪の道が続いていました。序盤は積雪も少ない感じでしたが、念のためにスノーシューなどを持ってきています。
残り500メートル
ボクが川又温泉へ行くのは今回が初めてだったりします。先人の足跡を頼りに進もうと思っていたのですが、それは雪に埋もれていて勘に頼るしかありませんでした。迷うコトは無いだろうと思って道なりに進んで行きましたが、見事に迷うコトになりました。案内札やピンクのテープが進むべき方向を示してくれるのですが、肝心な所で無かったりします・・・(汗) 2度ほどルートを外れましたが何とか進んで行きました。残りあと500メートルのようです。
残り400メートル
あと400メートルのところまで来ました。もう、歩き始めて1時間20分ほど経過しています。随分雪が深くなっていましたが、もう少しだろうと思って長靴で頑張って歩いてきました。しかし、もう足が限界です。ココでやっとスノーシューを装備しました。今思うともう少し早くスノーシューを装備しておけば良かったと後悔しています。
何かある!?
辺りはいつのまにか灰色になり吹雪いてきました。進路が川へと消えて、再び進むべき方向を見失い鷲別来馬川支流を遡行して行くと、遠くに小屋のようなモノが見えてきました。
川又温泉発見!
それは紛れも無く川又温泉の脱衣所でした。近づいていくとほんのりと硫化水素臭が漂ってきますが、鼻水が垂れていてあまり良く分かりませんでした。ココまで約1時間30分です。
川又温泉の湯船
こちらが川又温泉の湯船です。とても透明度が高くブルーに輝いていて神秘的な感じですよね。湯船底の砂までハッキリと見るコトができます。温泉は底からブクブクと湧き出していました。
溢れる温泉
湯船の端から溢れた温泉が川へとかけ流されています。この付近は温泉成分でヌルヌルして滑りやすくなっているので転ばないように注意が必要です。ちょっと雪が強くなってきましたが、せっかくココまで来たのですから気合いを入れて入浴してみるコトにしましょう。
入浴♪
横にある脱衣所でスッポンポンになって入浴してみました。湯船に入るまでは寒くて大騒ぎでしたが、入った後もなかなか大変です。この川又温泉は低温泉で源泉温度が33℃ほどしかありません。夏であれば温くて心地良い温泉なのかもしれませんが、冬の野湯でこの湯温は辛いモノがあります。今回は余裕が無くて湯温を計るのを忘れましたが、体感温度は30℃未満だったと思います。湯船へ入ったはイイのですけれど、寒くて出るに出られなくなってしまいました。何とか気合いを入れて湯船から飛び出しましたが、服を着るまでは大騒ぎです。ガクガク震えながら今年最初の野湯を堪能しました・・・(笑)
冬の川又温泉
かくして冬の川又温泉を後にしました。ホントはこの少し上流にも源泉湧出孔があって探索する予定だったのですが、もうそんな余裕もありません。ぬるいだろうなぁとは思っていましたが、これほど寒い思いをするとは予想外でした。帰り道の1時間半は、ただひたすら呆然と歩いていた感じです(疲)。この温泉は冬に行ってはいけません。夏の暑い日に行って、ぬるい湯に浸かってのんびり長湯するのがオススメです。 【今回のルート】

●川又温泉(かわまたおんせん)
  場所 : 北海道登別市鉱山町 【地図】 【閲覧】
  料金 : 無料
  営業 : 24時間
  休み : 年中無休
  泉質 : 石膏正苦味泉
  備考 : 混浴・冬は無謀
  感想 : ★☆☆☆☆
  

Comment
★お知らせ♪
今年最初の野湯が登場しました!
以前から行ってみたかった登別の川又温泉です
当日は朝から喉がカペカペして風邪の兆候があったのですが
ココまで来るコトはなかなか無いので野湯探索を強行しました
何とか無事に帰ってくるコトはできましたが
今週は風邪の諸症状に悩まされるコトになりました・・・
当初、この温泉はそんなに苦労無く到達できるであろうと
予測していたのですが、情報収集不足で道に迷ったり
普段の運動不足でクタクタになったりと大変でした
基本は川沿いに右側をずーっと進み最後に川を渡って
到着といった感じです。別なルートでもう少し近くから
入林できる道もあるようです
いずれにしても冬の訪問はオススメできません
じゅん☆ | 2008/01/18 21:33
このコメントは管理人のみ閲覧できます
- | 2008/01/18 23:07
お疲れ様です。無事のご帰還なによりです(*^_^*)とっても綺麗なブルー色のお湯ですね。それにしても30℃はきついですね・・・汗汗 
エリ | 2008/01/18 23:51
お疲れ様
ここまでチャレンジするじゅんさんに脱帽です
画像はきれいで素敵ですが、
ご本人はさぞかしつらかったでしょう
燗酒でもきゅーっとやって、ぐっすり寝て、
風邪を治してください
kaz | 2008/01/18 23:57
すごい綺麗な温泉ですね♪
そして、そこにちょこんと座って入っているじゅん☆さんがかわいかったです♪

温泉なのに、温泉じゃない感じの色で本当に神秘的ですね♪
うに | 2008/01/19 01:10
あら~~、寒そう!川又温泉入浴、冬は無謀です。薫別あたりが無難です。(笑)
風邪を引いちゃいましたか?お大事に。
ぴかリン | 2008/01/19 02:02
冬に行くとは大したもんです、ニヤニヤ。てもここは夏場は蛇が多いみたいですよ。誰かの記事に蛇と2ショットの入浴写真がありましたね、ヤダヤダっ。アクセスは楽しそうだけど・・・。
なんなん | 2008/01/19 09:07
★非公開(2008/01/18 23:07)さん
今回は岩内へ行く予定だったのですが
日本海側は天候が悪そうだったので
急遽登別方面探索となりました!
川又温泉は夏に行けばきっと★の数も沢山になるコトでしょう♪
翌日は大湯沼川天然足湯のところで入浴しようかとも
考えていたのですが風邪が悪化してきてキャンセルとなりました
やっぱり冬は大人しく道東の野湯を探索するのがイイかもしれません(笑)
じゅん☆ | 2008/01/19 15:28
★エリさん
はい、疲れました(笑)
熱が出る前に帰宅できて良かったです
湯温の予想はしていたのですが甘かったですね
天気も最初は良かったのですが途中からは吹雪いてきましたし・・・
でも、初めて見る川又温泉の色はとても感動的なモノでした
夏に再訪問したいですね
じゅん☆ | 2008/01/19 15:43
★kazさん
林道から1.8キロメートルというのしか
頭に無かったので軽く考えていたのですが
思い返すと往復10キロ、3時間の冬道探索となっていました
画像は吹雪の合間を見て撮影したもので
何とか川又温泉の透明度を表現できたかなぁと思っています
風邪はお陰様で快方に向かっているようです
じゅん☆ | 2008/01/19 15:50
★うにさん
透明度の高いキレイな温泉でしょー
ちょこんと座っているように見えますが
実際はアーアー唸っているのです(謎)
お湯から出たら全身縮こまりました
じゅん☆ | 2008/01/19 15:52
★ぴかリンさん
寒かったですよ~(笑)
やはり冬の野湯探索はある程度熱い温泉の方がイイですね
ホントは岩内の朝日温泉へ行こうと思っていたのですが
今回は体調の関係でキャンセルとなりました
じゅん☆ | 2008/01/19 16:04
★なんなんさん
ヘビならイイのですけれどね
熊とかも出ますから冬の方がその点は安心と言えます
冬は寒さとの戦いです(笑)
じゅん☆ | 2008/01/19 16:15
★お知らせ♪
次回予告↓
http://blog-imgs-29.fc2.com/5/0/5/505060/0801192225.jpg
次回は湯元柏透湯の謎に迫ります(笑)
じゅん☆ | 2008/01/19 22:27
行きましたか!!
私も冬季訪問で行きましたが(まだ未記載です)、まさかじゅん☆さんが行くとは・・・圧巻です!
それと浴槽で2つ椅子っぽくなってませんでした?
あれは我々が上流までわざわざ大き目の石を持ってきて作っといたんです
入浴する人が気楽に入浴できればな、と思いまして。。
まぁその事も順を追って記載するとします
それでは・・・
温泉旅がらす | 2008/01/20 01:26
★温泉旅がらすさん
温泉旅がらすさんも訪問したのですかぁ
いやいやお疲れさまでした(笑)
やっぱり冬に行く人はいるのですね
椅子っぽくなっている石とは写真に写っているやつかな?
そちらの記事も楽しみにしております♪
じゅん☆ | 2008/01/20 22:23
冬に行ってはいけません・・・
>体調の悪い時にご苦労様です。
春先でも寒いで有名な温泉だからね~行くいくと行っていた時があったけど、本当に真冬に行くと思いませんでした。入浴中の後姿いつもより寂しげに感じます。
かりん | 2008/01/22 08:26
★かりんさん
ちょっと迷った時に川遡行をしたのですが
その時、長靴に水が入ってしまってゲンナリしました
もっといろいろなアングルで撮影したかったのですが
一番まともな入浴写真がコレだったのです
今度、行く時は迷わずに到達できるので
いろいろなアングルで撮影したいと思っています
じゅん☆ | 2008/01/22 18:40
冬季に川又温泉を制覇するとはこれは驚きですね。以前、ジュンさんの行ったルートを取りましたが、迷ってしまい、結局は案内看板に出ていた「大きな樫の木」から攻めたことを覚えています。
ダベ | 2008/01/28 09:55
★ダベさん
川又温泉への訪問は今回が初めてだったのですが
ちょっと軽く考えていたため道に迷ってオロオロでした
まぁ、少し迷うくらいの方がオモシロいかもしれませんね(笑)
今度は夏に行ってまったりしたいと思います
じゅん☆ | 2008/01/28 18:50
おお~!!(@□@)こんなすごい野湯探索の記事があったとは!
すごいですね、じゅんさんのブログの野湯入浴はいつも気持ちよさそうでうらやましかったんですが、こんな壮絶な苦労もしていたんですね。これは相当危険でキツい思いをしなさったでしょう。

ブレイブストーリーですね。
道を見失ったと思ったとき、野湯を発見したところに感動しました。

お湯がキレイですね。しかしかけながしは素晴らしくとも30℃くらいしかないとは!
しかも往復3時間の雪上徒歩。ほんとーーにお疲れ様でした。

じゅんさんのこの野湯は「冬にはいってはいけません」という言葉、すごく切実に感じます(笑)

川俣温泉の立派な看板が設置されてるのですから、ついでにロープ張ってくれてもいいのにな~と思いました。
おみ | 2010/02/18 23:55
★おみさん
川又温泉は冬だとそれなりに距離もあるので寒かったですねー
しかもこの時は初訪問というコトでちょっと無謀でした
有名な温泉なので迷うコトは無いと思っていたのですが
ちょっと迷っちゃったりして・・・
夏なら気持ち良いだろうなぁと思って夏に再訪問したら
アブに襲われて大変だったり・・・・
なかなかボクにとっては鬼門の温泉だったりします(笑)
http://505060.blog12.fc2.com/blog-entry-584.html
じゅん☆ | 2010/02/21 08:47
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じゅん☆ブログ | 2008/10/02 18:59