じゅん☆ブログ

イワウベツ川源流 湯の滝 2009.05.12
雪の隧道へ潜入!
前回からの続きになりますが、羅臼岳登山道の岩尾別ルートを登り、弥三吉水と呼ばれる名水の湧く地点までやってきました。その近くの沢で温泉の滝を見つけたのですが、滝の周囲には数メートルに及ぶ雪が残っていて接近できません。諦めて帰ろうとしたその時、残雪の下にポッカリと口を開ける雪の隧道を発見しました。もしかしたら、この自然が創り出したトンネルを通れば温泉の滝まで行けるのかもしれません。ボクはこの危うい隧道への潜入を決意しました。
隧道を抜けると・・・
隧道内はとてもヒンヤリとしていて半袖で来てしまったコトを後悔するくらい寒い感じです。融雪が進んでいて天井からポタポタと雫が落ちてきます。首筋に雫が落ちた時は冷たくて思わず叫んでしまいました。しかし、あまり大きな声で叫ぶのは危険です。天井には融けて脆弱になっている部分があって、空が見えていたりもします。ちょっとしたきっかけで崩れ落ちてくるかもしれません。これだけ大量の雪が一気に崩れ落ちてきたら・・・。そんなコトを考えながら慎重に進んで行くと、前方に明るい空間が見えてきました。その先の左側には白い水飛沫をあげる滝が!
イワウベツ川源流 湯の滝
ありました! これがウワサに聞いていた「イワウベツ川源流 湯の滝」です。落差3メートルほどの小さな滝なのですが、そこに流れる水は白濁した硫黄泉のようです。イワウベツ(現在の岩尾別)とはアイヌ語で「硫黄の流れる川」という意味なのだそうですが、ボクは今までどこに硫黄が流れているのか疑問に思っていたのでした。しかし、これでその疑問も解決した感じです。硫黄はまさにその川の源頭部で湧き出していたのでした。
湯温計測
白濁した流れの温度を計ってみると21℃ありました。なるほど、周囲の雪が融けるワケです。お湯の雰囲気は以前に探索した知床峠の湯と似ている感じがしました。あちらの赤イ川も岩尾別川支流の一つなので何か通じるモノがあるのかもしれませんね。
入浴♪(その1)
スッポンポンになって入浴してみました。もう、とにかく凄く寒いです・・・。でも、この写真を撮るためにココまでやって来たようなモノですから、気合いを入れて入浴しておきました(笑) 夏の暖かい時季に立ち寄って登山の汗を流すにはイイ場所かもしれませんね。
滝の流れ
先ほど通ってきた雪の隧道です。天井の雪が凄い感じですね。上に3メートルくらいの雪が積もっています。その下に滝からの白濁した流れがありました。横の沢からは別な水が流れてきているのですが、おそらくこれは弥三吉水だと思われます。この付近がまさに岩尾別川の源頭部なのでしょう。写真では分かりづらいのですが、結構広い感じの空間となっていました。
入浴♪(その2)
滝から少し離れた場所でも入浴してみました。滝付近は水飛沫が凄くて大変でしたが、こちらだと落ち着いて入浴するコトができます。雪の隧道入口には大きな湯溜まりがあって全身浴も可能な感じなのですが、さすがにこの寒さで全身浴する気にはなれませんでした。付近は結構ドロドロな感じで脱衣する場所の確保等、なかなか大変です。
湯の滝全景
かくしてイワウベツ川源流 湯の滝を後にしました。今回の冒険はとても貴重な体験でしたが、帰り道は足がガクガクで「もう二度と来ないぞ!」とその時は思っていました。しかし、今こうして考えてみると、また夏の暖かい時季に行ってみたいなぁと思っていたりします(笑) ちなみに今回の参考タイムですが、行きは2時間15分、帰りは1時間15分ほどかかりました。

●イワウベツ川源流 湯の滝(いわうべつがわげんりゅう ゆのたき)
  場所 : 北海道斜里郡斜里町遠音別村岩尾別 【地図】 【閲覧】
  料金 : 無料
  営業 : 24時間
  休み : 年中無休
  泉質 : 硫黄泉
  備考 : 遭難注意!・ヒグマ出没注意!
  感想 : ★★★☆☆

  

Comment
お湯も雪もすごいですねえ。さすが北海道といった感じです。
あんな雪の隧道、怖いわ。よく行きましたね。
もし崩れるとしたら、どのようになるんでしょう。
一度にバサッ… ああ怖。
じゅん☆さん、何処に行くにも気を付けてください。
大事な体ですから。
しかし気持ちよさそうですねえ。雪のない時に
行ってみたいですが、1時間半… 行けるやろか。
あきら | 2009/05/13 00:19
まさかここまでして訪れるとは・・・さすがじゅん☆さんですね!^^;
これ程、足場が悪いのは大変ですね((汗
それでも1時間弱となると結構なハイペースで^^;
私も1時間前後掛かりましたので改めて体力の衰えを実感させられます。

TBさせていただきます。宜しくお願いしますm(__)m
温泉旅がらす | 2009/05/13 00:30
じゅん☆さまっっっ!!!
うわあああああ♪
ええええっ!!!
などなど
今回の探検は、拝見しながら叫んでおりました。
どきどきいたしました。

その時だけ見られる自然の魅力も
じゅん☆さんのおしりの魅力も
堪能させていただきました。

無事ご帰宅、何よりです♪
なり | 2009/05/13 07:25

すごいですね~。いろんな意味で貴重なショットがたくさんですね。

特に「脱衣する場所」には感動しました。笑
非常に希少なショットですよね。

それにしても温泉ですが、寒そうですね~!笑
かえる | 2009/05/13 11:37
★あきらさん
ボクもまさかこんなに雪が残っているとは思っていませんでした
雪の隧道はちょっと怖かったのですが
怖さよりも好奇心の方が勝りましたね(笑)
もしあの雪渓が崩れたら圧死して終わりだと思います・・・(怖)
温泉は20℃以上あるので夏であれば気持ち良いかなと思います
往復3時間くらいかかりますが野湯好きなら行ってみる価値ありです♪
じゅん☆ | 2009/05/13 19:15
★温泉旅がらすさん
もう少し暖かくなってからにしようかなと思ったのですが
何だか天気が良かったので行ってしまいました(笑)
参考タイムですが間違っていました(汗)
行きは2時間15分もかかっています
何か変だなと思っていたんですよ~
記事を訂正しておきました
じゅん☆ | 2009/05/13 19:15
★なりさん
ドキドキしていただけて良かったです♪
刻一刻と変化する自然は素晴らしいですよね
雪山へ登る人の気持ちが少しは分かる気がしましたが
やはりボクにはマネできません・・・(笑)
 
今回は微妙にオシリが登場しましたがいかがでしたでしょうか?(笑)
じゅん☆ | 2009/05/13 19:15
★かえるさん
今回の写真はなかなか貴重かもしれませんね
雪のトンネルをくぐって行く温泉ってなかなかありませんから
「脱衣する場所」の写真は載せようか迷ったのですが
たまにはこういう現実的な場面も良いかなと思って載せてみました
見ての通り結構大変な感じです(笑)
この温泉はもう少し湯温があれば最高だったのですが
21℃はちょっと寒かったですね
入浴後は震えながら写真を撮っていました・・・
じゅん☆ | 2009/05/13 19:16
うわぁ~ 雪のトンネルが凄いことになっていますね。
入浴している間に崩れたら帰宅困難になるのでしょうか??
考えると何だか怖いですね。

露天風呂マニア | 2009/05/13 21:13
★露天風呂マニアさん
雪のトンネルは神秘的で素晴らしかったです♪
この雪が崩れたら・・・
おそらく死んじゃうのではないかと思います
それよりも怖かったのは雪の坂ですね
ホントにスーっと滑って落ちちゃいます
途中で止まればイイのですが
そのまま滑落すれば立木に激突してしまうでしょう
実際に危ない場面もあったので教訓となりました
じゅん☆ | 2009/05/13 23:32
す、素晴らしい結末…そして今まで誰も目にした事の無いであろう希少な画像!凄い探険記だと思います。あの天井の雪…崩れたら一ヶ月間は誰もじゅんさんの事を発見出来なかったでしょうね(怖)無事生還出来て何よりです(*´∀`*)
札幌の尾崎 | 2009/05/13 23:38
温泉のくくりになってますね!
期待を裏切らないのがじゅん☆さんのステキなところ♪
でも、これからもいろんな探検しちゃうって考えたら、
いろいろ心配しちゃいますよ☆
これからもお体を大事にしてくださいね、
温泉ホテルで一緒にあったまっちゃいます??(≧∇≦)
うさぎ | 2009/05/14 00:27
★札幌の尾崎さん
どうもありがとうです♪
今回は終わり良ければ全て良しといった感じでした
あの雪が崩れたら・・・
おそらくヒグマが掘り出して骨をどこかに埋めてくれるでしょう・・・
じゅん☆ | 2009/05/15 03:30
★うさぎさん
心配してくれてありがとうです♪
今回は一応、温泉で締め括るコトができたので良かったです
えっ! 一緒にあったまっちゃってイイのですか!?
ありがたーくあったっまちゃいます♪(笑)
じゅん☆ | 2009/05/15 03:34
じゅんさんのブログでは「こんなとこあるんだ!?」と思う場所満載ですが、ここももう、「グーニズ!?」と思うほどの冒険ぶりですね。。「隧道」ってなんて読むんでしょう(^^;)わかりません。その雪のチク道?、すごいですね~ほんと自然の造形美です。
 こんなトンネルを目の当たりにできることもうらやましいですし、それが神から用意されたように温泉に辿りつけるじゅんさんはやはり温泉に愛された湯の寵児なのでしょう。選ばれた温泉通じゅんさん☆
「広い感じの空間」のお写真は前衛芸術のようですね!何かの広告のデザインになりそうです。
滝に打たれているお写真は修行僧のようですね。いや修行僧は全裸にならない…
動画の最後のポージングもぐっときました。
いや~この記事は完成度高いです。すばらしい。
おみ | 2009/10/02 23:41
★おみさん
ココは素晴らしい場所でした!
冒険っぽい記事になるような行程を記していますが
実際に慣れていない方がマネをすると命に関わりますので
その点、再度注意喚起しておこうと思います(危)
この雪の隧道(ずいどう)はホントに凄かったです
自然とこんな空間ができるなんて感動しました
広い感じの空間の写真もブルブル震えながら撮っているんですよ!
こういう時期にココへ行くコトはもう無いと思いますから
貴重な記事だと思います
じゅん☆ | 2009/10/03 10:53
わ~!この記事を読むと涼しくなりますよ~♪
なにしろこっちはなまら暑いんですから
今日も35℃!
バリ島に行ってきたヤツに聞いたら向こうのほうが涼しいって
ボクが東京に来てから今年が最高かもしれませんね
メロンよりはスイカ!
アイスクリームよりはかき氷!といった感じです
あっ!それよりなによりギンギンに冷えたビールがいいですね!!(笑)
雪のトンネルに行っちゃったんですね~
崩れたら大変なコトになるじゃないですか!
凄い冒険心っていうか危険すぎますよ
気を付けてくださいね
でもじゅん☆ブログらしくていい記事だなぁ~
写真も動画も最高です!!
おっ!モザイク登場してましたね(笑)
新之助 | 2010/08/05 12:37
★新之助さん
ありゃ~、涼しくなっちゃいましたかー
ボクのこの探索に対する熱い思いが伝わらなかったのですねぇ
記事中には夏に行ってみたいとか書いちゃっていますが
夏だと登山道を外れてしまい自然環境に悪影響があるので
雪のある時期しかダメでしょうね~
じゅん☆ | 2010/08/05 23:42
あれっ!誤解せんといて下さい
雪のトンネルの中のじゅん☆さんが涼しげだという意味ですよ
危険を冒しても雪のトンネルに挑む
じゅん☆さんの熱き想いはビンビン伝わってきますよ!
ボクはこの記事は数あるじゅん☆ブログの記事の中でも
「和琴奥の湯2007バージョン」に匹敵する傑作だと思ってます!!!

今日は北見で37℃なんていうとんでもない予想がでてましたが・・・
北海道も暑いんですね~
新之助 | 2010/08/06 12:35
★新之助さん
それはどうもありがとうです♪
暑い中、ビンビンになっていてください
じゅん☆ | 2010/08/07 14:59
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- | 2010/08/07 23:27
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