じゅん☆ブログ

室蘭温泉 千代の湯 2012.11.24
室蘭温泉 千代の湯
先日、室蘭市(むろらんし)へ行ってきたので「千代の湯」の様子を見に行ってきました。建物は残っていましたが、以前あった看板が撤去されていますね・・・。
悲しいお知らせ・・・
出入口のところへ行ってみると、「閉店致しました 長い間ありがとうございました」と書かれた貼り紙が・・・。
非常に残念です・・・
お知らせも貼られていました。千代の湯は昭和47年2月に開業し、実に40年以上にも渡って地域の人々に親しまれてきましたが、いろいろな事情があり平成24年10月31日をもって廃業となってしまいました。経営者の方はこのお知らせをどんな気持ちで書いたのでしょうね・・・。以下、昨年訪問時の記事です。
白鳥台団地
室蘭市(むろらんし)にある「天然温泉 千代の湯」へ行ってきました。千代の湯は白鳥台地区にある温泉銭湯で、主に周辺の団地住民が利用しています。平成23年7月には廃業の危機が新聞報道によって伝えられ、存続の方向性が検討されたのですが、残念ながら代替施設の完成を目途に廃業してしまうようです・・・。
千代の湯温泉
団地の中を進んで行くと、写真のような建物がありました。この赤い建物が千代の湯です。この白鳥台には団地が林立しているのですが、そのうち600戸ほどの住宅には浴室が無いのだそうです。そんな住民にとって千代の湯は無くてはならない温泉だと言えるでしょう。地域の社交場的な役割も果たしているようです。ちなみに千代の湯は室蘭で最も古い温泉銭湯なのでした。
千代の湯入口
入口から男女別になっている昔ながらの雰囲気となっていました。こういう素朴な感じが良いのですよね。味のある銭湯が次々と廃業してしまうのは時代の流れなのか、ホントに寂しい感じがします・・・。扉を開けて中へ入ると番台があるので、入浴料金420円を支払って脱衣所へと進みました。
脱衣所
千代の湯は過去に増築されているようで、旧脱衣所の奥に新脱衣所がありました。旧脱衣所は休憩所として使われています。脱衣所には鍵付きロッカーがあって、横の壁には温泉分析書と温泉分析書別表が掲示されていました。
浴室全景
こちらは浴室の様子です。入口の所に謎のボックスルームがあって、常連の方が入ってフンガーフンガー言っていました。スチームサウナらしいのですが、そんなにサウナっぽい感じはしませんでしたね。その前にはブルーシートの掛けられた湯船があるのですが、これは真湯の湯船のようで、現在は使用されていないようです。で、手前にあるのが温泉浴槽なのですが、湯船が中央で仕切られていて、左側が低温湯、右側が高温湯となっていました。泉質は成分総計803ミリグラムの単純泉でpH値は8.1、源泉温度は48.4℃とのコトです。もともとは高張性の含緑礬塩化土類泉という興味深い泉質だったようですが、周辺の火山活動によって、泉質が劇的に変化してしまったようです。ボクが入浴した感じでは、サラっとした単純泉らしい泉質でした。湯客が途切れないので写真撮影も大変です。この写真の妙なアングルがその苦労を物語っていますね。建物の二階には家族風呂があるのですが、現在は利用できないようでした。

★室蘭温泉 千代の湯(むろらんおんせん ちよのゆ)
 場所 : 北海道室蘭市白鳥台2丁目11の5
 電話 : 0143-59-4457
 料金 : 420円
 営業 : 10:00-22:00
 休業 : 金曜日
 泉質 : 単純泉(弱アルカリ性低張性高温泉)
 成分 : 成分総計803ミリグラム(Na-Cl)
 泉源 : No.460-006(千代の湯温泉)
 備考 : 2012年10月31日をもって廃業
 感想 : ★★★☆☆
  

Comment
このコメントは管理人のみ閲覧できます
- | 2011/09/27 15:41
じゅん☆さん こんにちわ~
室蘭にこんな銭湯があったのですね!!
"銭湯"って響きが好きです そんでもって温泉となれば もぉ~♪
どうにも いつも素通りしてしまう室蘭~
母恋駅のお弁当も、まだ食べていないので散策を兼ねて 行ってみたいです 
高温湯の方は かなり熱めでしょうか 
あっ 行ってからのお楽しみ♪にしときま~す
ひよこ | 2011/09/27 17:54
★非公開(2011/09/27 15:41)さん
かなり苦労して撮影したのですが
盗撮(笑)ですよね・・・
物足りなくてすみません
じゅん☆ | 2011/09/27 18:29
★ひよこさん
室蘭には「富士の湯」という温泉銭湯もあったのですが
3年ほど前に廃業してしまいました
唯一残った千代の湯も廃業へのカウントダウンというコトで
室蘭から昔ながらの温泉銭湯が姿を消すコトになりました・・・
時代の流れと言ってしまえばそれまでなのですが
とても寂しい感じがするのはボクだけでしょうか?
母恋飯はぜひ一度食べてみてください
きっと感動しますよ♪
じゅん☆ | 2011/09/27 18:29
フンガ、フンガーしているヒトに(笑)

代替施設はもうドコかに建てることは決まっているのですね
そこも温泉施設になる予定なのかな?!
ココが取り壊されてしまうということは、温泉も未利用になってしまうの?!
でも団地にお住まいの方達は家にお風呂が付いていなかったら、
近くの温泉がなくなると不便ですよね・・・
室蘭ってココで紹介されていたラブホしか思い浮かびませんでした(笑)
昔ながらの番台って今は無き、小樽の銭湯で体験したことありますが、
オモシロいですよね、ちょっと感動しましたね~
はっく | 2011/09/27 21:32
★はっくさん
千代の湯は当然ながら常連さんが多いようで
平日にもかかわらず結構利用者がおりました
おそらく、もう入浴するコトも無いと思うので
粘りに粘って写真撮りましたよー
代替施設は近くに建設予定のようですが
おそらく温泉利用ではないモノと思われます
源泉はおそらく未利用状態となってしまうのでしょう・・・
そのうち団地も建て替えられて
銭湯があったコトすら忘れられてしまうのでしょうか?
銭湯って日本の文化だとボクは思うのですが
こういう風にひっそりと文化が消えてゆくのは
なんとも悲しいモノがありますね・・・
 
室蘭と聞いて赤坂スイートルームが思い浮かぶとは
さすがはっくさんです!(笑)
http://505060.blog12.fc2.com/blog-entry-685.html
今度は室蘭プラザホテルに泊まってみたいと思います♪
じゅん☆ | 2011/09/27 22:31
ぜひ今度建設予定の代替施設には温泉を活用していただきたいなぁ~
湯温がなくて、沸かしているのなら仕方ないかなと思いますが、今のご時世、
利用できるならして欲しいモノですね☆

工場モエ~な場所もイイですが、室蘭の水族館?!
ポスター貼ってありましたよね?!↑
以前TVで拝見して、がんばっているな~と思っていたので
大変かもしれませんが、コチラも続いて欲しいな~思います♪
はっく | 2011/09/28 00:23
こんなレアな温泉もあるんですね~。温泉ってほんと奥が深いです。
閉鎖は悲しいですね。跡継ぎがいないのが原因でしょうか。それとも利用者が少ないのが原因でしょうか?どんどん小さな施設は危機に瀕しているみたいですね。
最後の写真、浴室内に岩があって、人口?の植物が上からはえてるあたり、置戸の温泉鹿の子荘を思い出しました。

ちょっと引越し準備の旅にでますね。アドゥー
おみ | 2011/09/28 04:42
★はっくさん
千代の湯の買い取りも検討されたようなのですが
費用等の関係で断念となったようです
未利用となる可能性が高いかな?
 
室蘭の水族館は確か道の駅の近くだったかな?
機会があれば行ってみたいです♪
じゅん☆ | 2011/09/28 21:53
★おみさん
ココは国道沿いに天然温泉の看板が出ていて
以前から気になっていました
閉鎖の理由は利用者の減少が大きいようです
浴室内の岩場はなかなか雰囲気あるなぁと思いました
登って行くと向こう側に隠し湯船があるのかも!?
いや、登ってはいけません(笑)
いよいよ引っ越し準備ですかー
頑張ってくださいね♪
じゅん☆ | 2011/09/28 21:53
★お知らせ♪
室蘭で最も古い温泉銭湯が先月末ひっそりと廃業しました
特別思い入れのある場所というワケではないのですが
何だか一つの時代が終わったような感じがして悲しいです・・・
こういう銭湯らしい銭湯が姿を消していくというのは寂しいですね
時代の流れと言ってしまえばそれまでなのですが
何とかならないのかなぁ・・・
お知らせ♪ | 2012/11/24 01:18
このコメントは管理人のみ閲覧できます
- | 2012/11/25 09:46
★非公開(2012/11/25 09:46)さん
こんばんは~♪
ココの代替施設として近くに「白鳥の湯」というのができたのですが
歴史のある銭湯が姿を消していくというのは悲しいモノがあります
新しければ良いというモノでもないですからね・・・
http://www.muromin.mnw.jp/murominn-web/back/2012/11/02/20121102m_04.html
じゅん☆ | 2012/11/26 18:14
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