じゅん☆ブログ

金花湯(黄金温泉) 2012.01.03
金花湯への道
いつだったか、道南の島牧村(しままきむら)にある「金花湯(きんかゆ)」へ行ってきました。時期は9月初旬だったと思います。探索前日に島牧村へ入り、その日は道の駅「よってけ!島牧」の近くで車中泊しました。翌朝7時頃に起床し、道の駅の自動販売機で飲み物を大量に(3リットル分)購入して探索開始です。初日はとても天気の良い日で、暑くて大変だったのを思い出します・・・。
金花湯(黄金温泉)
さて、9時間ちょっとで金花湯へ到着しました。いやぁ~、なまら疲れましたねー。北海道一の秘湯と言われているだけのコトはあります。行程の詳細こちらの記事を見ていただくとして、さっそく温泉を探索してみるコトにしましょう。それにしても黄金色に輝く台地が素晴らしい感じですね。金花湯は別名「黄金温泉」と呼ばれていたりもします。昔、付近で砂金が採れたようです。
コバルトブルーの温泉
ココへ来て、まず一番最初に見に行く場所はこちらの湯船でしょうね。あぁ~、これが夢にまで見た金花湯の湯船です。正直言って、この時はもう温泉どころではないくらいにクタクタだったのですが、今、こうして冷静に見てみると、やはり金花湯は素晴らしい! 付近は鬱蒼とした森なのですが、湯船のまわりだけは草木の無い開けた台地となっていて、とても神秘的で不思議な感じです。
金花湯と湯流れ
お湯は湯船の底から湧いているワケではなくて、少し離れた源泉湧出孔から流れてきていました。こうして流すコトによって湯船の湯温がちょうどよい感じとなるのですね。それでは、源泉湧出孔の方を見に行ってみましょう。
湯温計測
少し離れた草むらの中に源泉湧出孔らしき場所がありました。どうしてこんなところで温泉が湧出しているのでしょうね。湯温を計ってみると45℃以上となっていました。源泉湧出孔部分でも入浴できそうですが、何だか入ってはダメな感じがしたので、見るだけにしておきます。
白い湯流れ
源泉湧出孔から白い湯流れが続いていました。何だか神秘的な感じですね。金花湯はかつてクルマで近くまで行くコトができたのですが、現在は林道も廃道と化し、通常の手段では容易に辿り着くコトのできない秘湯となっています。
湯流れと湯船
その湯流れが写真のような感じで湯船へと到達していました。湯船のお湯は角度を変えると、写真のように見事なコバルトブルーに見えて素晴らしいです。
別な湯船
数メートル離れた別な湯船へやってきました。すでにスッポンポンで準備万端といった感じですね(笑) 手前に丸い湯船が一つ、奥に小さい湯船が2つあります。ボクが立っている湯船は突端にある湯船で、その先は落差数十メートルの断崖となっていて怖い感じでした。間違って落ちたらタダでは済まないでしょう・・・。
崖っぷちの湯船
先ほどボクが立っていた湯船です。小さい湯船が二段になっているのが分かるでしょうか? 長い年月をかけて石灰華が形成されているようでした。こちら側の湯船は流入している湯量が少なく湯温が低いため、入浴向きではないですね。
入浴♪(その1)
メインの湯船へ入浴してみました。湯温を計ってみると41℃ほどです。あぁ~、旅の疲れが取れますねー。いえ、そんな簡単に疲れは取れなかったのですが、この入浴が目的でココまでひたすら歩いてきたのですから、その達成感たるや半端無いモノがありました・・・。
入浴♪(その2)
資料によると金花湯の泉質は含石膏土類硫化水素泉で、成分等の詳細は不明です。心地良い硫化水素臭がとても印象に残りました。カルシウム成分が相当あるようで、湯船の底でカリカリに結晶化しているようです。尖った部分が刺さるので、気を付けて入浴しましょう。入浴後は日没が迫っていたので、慌ててテントを設営しました。もう、気力だけでココまでやってきたようなモノなので、気が張り詰めていてあまり眠れなかったのですが、相当濃い経験になったのは言うまでも無いでしょう。帰路は出発前から膝などが痛くて、10時間もかけて必死に帰ったのでした・・・。しばらくは、もう絶対に行きたくないと思っていましたが、この記事が登場したというコトは・・・(謎)

★小金井沢温泉 金花湯(こがねいざわおんせん きんかゆ)
 場所 : 北海道島牧郡島牧村泊
 料金 : 無料
 営業 : 24時間
 休業 : 年中無休
 泉質 : 含石膏土類硫化水素泉(中性低張性高温泉)
 成分 : 成分総計4,029ミリグラム(含S-Ca・Na-Cl・HCO3・SO4)
 泉源 : 自然湧出(黄金温泉)
 備考 : 要重装備・遭難注意・ヒグマ出没注意!
 感想 : ★★★★☆

  

Comment
★お知らせ♪
さてさて、新しい年を迎えました!
今年最初の記事は何故だかとんでもないところが登場したようですね
きっと、ボク自身思うところがあったのでしょう・・・
まぁ~人間、反動というのは恐ろしいもので
今年は何をしでかすか分かったものじゃありません・・・(謎)
 
そんなコトはどうでも良いのですが 
今年一年がみなさんにとって良い年になるようお祈りしております♪
おしらせ♪ | 2012/01/03 16:06
じゅんさん、あけましておめでとうございます!
今年もよろしくです。
ところで、じゅんさんは車中泊でも全裸なんですか!
外からのぞかれたりしたら大変だと思うのですが…。
のぞいてほしくてやっているのであれば、
今度我が家の駐車場で車中泊してください。
時々のぞきに行きます。(笑)
どうも、最近は温泉以外のコメントをしてしまう、
kazでした…。
kaz | 2012/01/03 21:11
明けまして、おめでとうございます
今年もブログ、楽しみにしています♪

って早速金花湯からの記事ですかぁーっ?!
↑車中泊でも全裸・・・さすがじゅんさん☆
今度行く時は、途中まで車で・・・(嘘)
あと、靴も注意ですね♪

今年も素晴しい1年でありますように・・・
ではでは

はっく | 2012/01/03 22:34
このコメントは管理人のみ閲覧できます
- | 2012/01/03 22:55
このコメントは管理人のみ閲覧できます
- | 2012/01/03 23:16
お、例の金花湯ですね^^

たしかに今年のトップバッターにもってくるとは何か意味深ですね。
再挑戦するみたい~な?

車中泊写真(笑)
じゅんさんて変なお笑い芸人よりよっぽどエンタティナーですよね。

ここはどっかのウェブサイトで始めてみたときから不思議な場所だな~と思っていましたが、お湯の色がまた特別ですよね。いろんな寒色のパターンがある青い湯ですね。「硫」化水素とありますが、やはり硫黄の成分が入ってると水は青くなるのでしょうか。

小湯船も存在していたのですね。崖にあるとは危険な感じです。へんな虫もいっぱいいそう…

たしか金花湯は日本のパムッカレ(トルコ)って言われているんですよね。
ほんと日本じゃない所みたいに見えますね~

動画を見るかぎりけっこう浅そうですね。おみはてっきり湯の底から湧き出しているんだと思いました~。流れ着いて湯船の横からお湯がでている感じですね。

カリカリ結晶はいろんな湯船でよく見ましたが、カルシウム成分でできるんですね~。勉強になりました。

いや~ほんとこの探索お疲れ様でした。

金花湯の新しく、かつ微細な情報、レンジャーな温泉通の宝となることでしょう。
おみ | 2012/01/04 00:02
あけましておめでとうです!
今年もよろしくです!
新春第1弾の記事は凄い野湯が登場しましたね
コバルトブルーのお湯が素晴らしいです♪
断崖のところにある湯船ですが
迫り出していて下には何もなく空中に浮いているような感じなんですよね
いつ崩れてもおかしくないチョー危険なとこだとか聞きましたが・・・(怖)
昔は車で行けたんですね
行きたかったなぁ~
今の状態だととても無理なので
じゅん☆さんの記事を見て我慢します(笑)
昨年は施設系が中心でしたが
今年はワイルドな野湯の比重も高まりそうな予感が・・・
そういえば海別岳温泉の話しもでていましたよね
くれぐれもお気をつけくださいませ
あっ!中岳温泉に浸かってるじゅん☆さんも見てみたいです♪
和友 | 2012/01/04 10:31
遅れまして失礼します。m(_ _)m

明けましておめでとうございます。
今年も宜しくお願いします。

今年も温泉討伐記、楽しみにしております。
会長 | 2012/01/04 11:39
★kazさん
今年もよろしくです♪
ところでボクは車中泊では全裸じゃないですよ
この日は暑かったので上半身だけハダカだったのです
覗いてほしくはないので覗かないでくださいよ!(笑)
次はキャンピングカーを買おうかと思っているので
覗かれる心配も無くなりますね♪
じゅん☆ | 2012/01/04 22:08
★はっくさん
今年もよろしくです♪
はい、いきなり金花湯の記事が登場ですねー
おそらく、昨年一年間の鬱憤が炸裂したのでしょう
まさか、この記事が日の目を見るとは・・・(謎)
簡単に紹介しちゃっていますが
ボクにとってはかなり思いのこもっている記事なのですよぉ
死んでも仕方ないかなと思って探索していますからね
死ぬ気で温泉行ったコトって無いでしょ?
 
まぁ、死ぬのは勝手なのですが
死んだり行方不明になってしまう行動というのは
結構沢山の人に迷惑をかけるので
ほどほどにしておいた方がイイですね(謎)
じゅん☆ | 2012/01/04 22:08
★非公開(2012/01/03 22:55)さん
弟子屈~中標津間って吹雪でクルマ数十台が取り残されたコトがあるので
吹雪になるとスグに通行止めになってしまいます
弟子屈~虹別間は磯分内からの抜け道があるのですが
前回通行止の時にそこを通って埋まって大変だったので
今回は安全ルートで回避しました
別海のはまなすって知らなかったのですが結構有名なのですね!
別海の食べ物屋はボリューム満点でボクはちょっと苦手かな?
じゅん☆ | 2012/01/04 22:09
★非公開(2012/01/03 23:16)さん
今年もよろしくです♪
ようやく金花湯本編が登場しましたね
金花湯に関しては自分で自分を尊敬します(笑)
実は金花湯って3度目のチャレンジだったのです
林道ゲートの鍵があれば、3~4時間短縮できそうなのですが
遭難事件あってからは厳しくなっていますからねぇ~
じゅん☆ | 2012/01/04 22:09
★おみさん
はい、例の金花湯ですよ!
再挑戦は気分次第かなぁ~
だって、凄く大変ですからねぇ~
金花湯は幽霊が出るとかいう噂もあります
ボクは疲れていて幽霊どころではなかったのですが・・・
このお湯の色は硫黄成分が大いに関わっているでしょうね
ボクが行った日は晴れていなかったのですが
それでもこんなコバルトブルーでしたから
 
夏場は湯船に変な虫がいるらしいのですが
秋になるといなくなります
カリカリ結晶のおかげで金花湯の湯船は年々浅くなっているのです
時々有志の方が掘ってくれるのですが
掘るのも硬くて大変なのですよ
まぁ、生きているうちに金花湯を見られて良かったです♪
じゅん☆ | 2012/01/04 22:10
★和友さん
今年もよろしくです♪
新春は野湯へ行く予定も無かったので
金花湯に登場していただきました
断崖のところはかなり丈夫なので崩れる心配はありませんが
はしゃぎ過ぎて転げ落ちる可能性はありますね
何十年か前まではクルマで近くまで行けたのですよー
っていうか、昨年クルマで行った方もいるようですが・・・!
じゅん☆ | 2012/01/04 22:11
★会長さん
今年もよろしくです♪
会長さんとはしばらくお会いしていないので
今年はどこかで会えると良いですね!
じゅん☆ | 2012/01/04 22:11
このコメントは管理人のみ閲覧できます
- | 2012/01/05 09:26
じゅんさん
遅くなりましたがあけましておめでとうございますm(__)m
今年もブログ楽しみにしています♪

新年第1号記事は金華湯ですね
ちょっとビックリしたのです
じゅんさんのコメントのお知らせを見て
何を思ってこの記事にしたのかなぁ・・・と
しばらく考えてしまいました

コバルトブルーのお湯の色すごくキレイですね~
入ってみたいと思いますが・・・
でも行程を考えると・・・あまりの大変さに恐ろしい感じもしますね
すぐ目の前は崖なんて凄い場所にある湯船で入浴しちゃってますね
動画を見るとひゃ~じゅんさんそれより前に行かないで~と思いました

ここでテントを張って一晩過ごすなんて
温泉男子ではなくてもはや冒険家ですよね!
スポンサーが付くかも・・・(笑)

ここを再訪する方はいるのですか?
じゅんさんのように単独行する人はいるのかしら?
でもじゅんさん無茶はしないでくださいね~

じゅんさん年明けは弟子屈も天気荒れていましたか?
mioも危うく遭難しそうでした・・・(~_~;)
冬の天候であんなに恐ろしかったのは生まれて初めてかも!
mio | 2012/01/05 20:51
★非公開(2012/01/05 09:26)さん
本日も風が強かったですねー
美幌峠も通行止になったようです
いつも命懸けで探索しているワケではないですよ
今までホントに命懸けたと思ったのは金花湯とミンミの湯かな
http://505060.blog12.fc2.com/blog-entry-493.html
その他にも危なっかしい場所はあったと思うのですが
まぁ、大丈夫だろうなぁといった感じですね
ポント温泉は何度か行っているのですが
なかなか入浴は難しい感じです・・・
じゅん☆ | 2012/01/05 22:51
★mioさん
こんばんは~♪
今年もよろしくです!
新年最初の記事は金花湯でしたねー
果たして何を思って記事にしたのでしょう?
ウワサでは何も考えていなかったというのが有力らしいです・・・(謎)
動画の崖シーンはなかなか雰囲気あるでしょ?
今考えると、よくこんなところへ一人で行って
一晩明かしたなぁと感心しております(笑)
この時だけは冒険家になったのでしょう
再訪する方も結構いますね
ぴかリンさんなんかは女性一人で制覇していますから凄いです
こういうところはある程度無茶しないと行けないと思います
 
年明けは弟子屈周辺が猛吹雪で凄かったですね
クルマを運転しているとホワイトアウトするので怖かったです
じゅん☆ | 2012/01/05 22:51
★お知らせ♪
次回予告↓
http://blog-imgs-37.fc2.com/5/0/5/505060/1112251410.jpg
出初式でしょうか?
おしらせ♪ | 2012/01/05 23:00
なるほど、キャンピングカーだったら全裸で寝られますね!
キャンピングカー全裸画像を見られる日を
一日でも早く楽しみにしております。(笑)
ではまた。
kaz | 2012/01/06 21:52
このコメントは管理人のみ閲覧できます
- | 2013/09/17 09:07
★非公開(2013/09/17 09:07)さん
こんばんは~♪
台風は結構な被害が出ましたね
昨日は出歩いていたのですが
帰ってくるのがもう少し遅かったらヤバかったです!
 
金花湯行きが大丈夫かどうかは本人次第だと思いますが
楽園だとは思えなかったですね
もうホントに疲れ果てましたから・・・
何かを成し遂げたという達成感は半端なかったのですが
正直言って楽しくは無かったです
できればもう行きたくないなぁ~(笑)
じゅん☆ | 2013/09/17 20:39
このコメントは管理人のみ閲覧できます
- | 2013/09/18 07:35
★非公開(2013/09/18 07:35)さん
こんにちは~♪
金花湯が発見されたきっかけは存じませんが
湯船を最初に造ったのは旧営林署の方らしいです
十数年前まではクルマで近くまで行けたのですが
今はもう普通のクルマでは無理ですね
訪れる人が少なくなっても
金花湯は人知れず湧き続けるのでしょう・・・
じゅん☆ | 2013/09/21 15:40
このコメントは管理人のみ閲覧できます
- | 2014/01/11 00:40
★非公開(2014/01/11 00:40)さん
こんばんは~♪
おぉー! 金花湯ですかー、懐かしいなぁ~
残念ながらBS日テレ見られる環境ではないので
野天湯へGO!は見られませんでした・・・
でも、教えてくれてありがとうです!
じゅん☆ | 2014/01/13 19:30
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