じゅん☆ブログ

札幌市ライラック荘 2009.11.13
ライラック荘外観
札幌市(さっぽろし)の定山渓温泉(じょうざんけいおんせん)にある「老人休養ホーム 札幌市ライラック荘」へ行ってきました。建物入口には老人休養ホームという看板があります。このライラック荘は札幌市が市内に住む高齢者等のために設置した憩いの施設なのですが、部屋に余裕がある場合はボクのような一般人でも利用できるようになっているのです。
宿泊棟(2階)
ココは日帰り入浴も可能なのですが、今回は宿泊で利用させていただきました。親切な従業員の方が部屋まで案内してくれます。館内はご覧のように病棟のような雰囲気で各部屋の入口扉上部には非常用の赤ランプが設置されていました。室内にあるボタンを押すと点灯するようですが現在は使われていないようです。廊下を歩いていくと娯楽室があって本棚や麻雀卓が置かれていました。夜に覗いてみると年配の方々が集まって麻雀大会をやっていました。
18号室(和室)
今回宿泊する和室です。窓際に洗面台があってトイレは共同となっていました。机の上にはお茶セットが用意されています。奥にある棚の中にはタオル等が入っていました。
室内の様子
今回は一番小さな8畳の和室でしたがベランダ付きの広い部屋もあります。なかなか落ち着く良い部屋でした。夕食まで少し時間があるので定山渓の温泉街を散策してみるコトにしましょう。
二見公園 かっぱ大王
ライラック荘の近くにある二見公園というところへやってきました。この公園にいるのがこちらの「かっぱ大王」です。それにしても凄いカラダの色をしていますね! 頭の上には「王」と書かれた王冠が載っかっていました。近くにはかっぱ親子みたいなのもいます。
定山渓 二見吊橋
二見公園脇の遊歩道を豊平川沿いに歩いて行くと二見吊橋がありました。この辺りの渓流がかっぱ伝説の舞台となっている「かっぱ淵」です。遊歩道はまだ続いていたのですが、そろそろ夕食の時間が近づいてきたのでライラック荘へ戻るコトにしましょう。
ライラック荘の夕食
ライラック荘の夕食は部屋食となっています。やっぱり温泉宿の食事は部屋食が落ち着きますよね。夕食にはいくつかのグレードがあるのですが、今回は一番高級な華会席コースです。これだけの料理が付いて一泊二食6,550円とは驚きでした。(瓶ビールは別料金です)
美味しそう♪
美味しそうなお料理が沢山並んでいて見ているだけでも幸せです。鍋物の他、アワビの刺身その他の刺身毛ガニ酢の物野菜炒め茶碗蒸しなどが並んでいました。食前酒のブルベーリ酒をいただいてからこれらお料理を食していきます。中でもアワビが非常に美味でビールに合いました。食後にはデザートのサービスもあります。
脱衣所(男湯)
美味しい食事の後はいよいよ温泉へとやってきました。写真は男湯の脱衣所です。奥にはマッサージチェアの置かれた小部屋があって体重計も設置されていました。脱衣所内には温泉分析書と温泉分析書別表が掲示されているのですが、それとは別に源泉かけ流しであることを知らせる掲示や、浴室清掃の方法や熱交換システムについての詳しい解説が置いてあったりして温泉へのこだわりが感じられました。
浴室(男湯)
こちらが浴室です。とても清潔な感じの浴室で利用者のマナーも良いのか、風呂桶や椅子もきちんと並べられていました。湯船は内湯一つのみで露天風呂やサウナはありません。
洗い場
洗い場の様子です。湯船から洗い場まで床が微妙に傾斜していて、湯船から溢れ出たお湯が流れるようになっていました。床がツヤツヤしていて視覚的にも良い雰囲気です。
入浴♪
さっそく入浴です。湯船の奥の方が浅くなっていてジャグジー風呂となっていました。このジャグジーのおかげで浴室全体がモウモウとしていて写真撮影も大変です。ライラック荘の源泉は豊平川の左岸にある27号源泉で、成分総計3,473ミリグラムの弱食塩泉となっています。湯口のお湯を少しだけ口に含んでみましたが、酔っぱらっていたせいか味は分かりませんでした。さっぱりする浴感で良い感じのお湯です。朝の湯張り時に一時的に水道水を加水しているのですが、その後は源泉温度81.5℃の温泉を高温泉冷却システムにより適温にしたモノが常時注がれているので、夜間はほぼ源泉のお湯を堪能するコトができるようです。
就寝♪
温泉で温まった後はバッタリと寝ました。布団は夕食後に宿の方が敷いてくれます。美味しいモノを食べて良い温泉へ入った後は良い夢が見られそうですね・・・
ライラック荘の朝食
朝は6時から8時まで温泉へ入るコトができます。お風呂へ入った後は朝食です。7時半になると館内放送で朝食のお知らせがありました。朝食は一階の大広間でいただきます。シンプルな和食で美味しくいただきました。ライラック荘は料金も安くて大変オススメな温泉宿なのですが、大変残念なコトに平成22年の3月末で閉鎖されるコトになっています。閉鎖後はこの建物も取り壊されてしまうのだとか・・・。この雰囲気が味わえるのも後少しなのだと思うと悲しくなってしまいますね。従業員の方も感じが良くてとても良い湯宿なのですが・・・。

★札幌市ライラック荘(さっぽろしらいらっくそう)
 場所 : 北海道札幌市南区定山渓温泉西4丁目374の1
 電話 : 011-598-3411
 料金 : 450円
 営業 : 10:00-17:00
 休業 : 第一第三日曜日・年末年始
 宿泊 : 15:00-10:00
 泉質 : 弱食塩泉(中性低張性高温泉)
 成分 : 成分総計3,473ミリグラム(Na-Cl)
 泉源 : 自然湧出(定山渓温泉 27号泉源)
 備考 : 2010年3月31日をもって閉館(解体済)
 感想 : ★★★★★
  
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